野田さゆりのつぶやき日記

日々の暮らしの中で思うこと

汚染米から米の流通を考えるシンポジウム

2008-10-29 23:59:22 | 平和・憲法、政治一般
 第2弾の集会。
 米の流通そのもの、農業の問題を考えるシンポです。
 
 場所は参議院議員会館。議員参加は5人、福嶋みずほ・近藤・岡崎・鈴木・松浦議員。農水省、厚労省から7人。カメラのバッテリーを入れ忘れて、証拠写真はとれず・・でした。残念!

 パネラーは橋本明子(提携米研究会)、山浦泰明(日本消費者連盟)、辻万知子(反農薬東京グループ)、安田節子(食政策センター ビジョン21)、今野茂樹(生き物共生農業を進める会)、神山美智子(「事故米穀の不正規流通問題に関する有識者会議」委員・弁護士)の各氏。

<主な内容>
1.減反に関して 
国の減反政策の問題。39年にわたり減反政策。都道府県、市町村の農業関連職員の半数が減反関連業務に携わり、農協が全面協力。減反が地方交付税の条件になったり、地域社会を破壊したりしている。

2.ミニマムアクセス米は輸入禁止に! 
自由貿易の中で押し付けのルールでミニマムアクセス米が入ってきている。そのうちSDS米と呼ばれるものは主食用に10万t入っているが、冷凍食品や外食産業に流通している。
 儲かっているのは他国籍企業。食料は自国で確保すべき。

3.米の規格検査が農薬散布を強制している!
米に茶色のしみをつけるカメムシの被害があるそうです。その着色粒が100粒に2粒あれば60キロ当たり600~1000円値段が変わるそうです。カメムシ防除のために農薬の大量散布につながります。農産物検査制度を見直す意見書が秋田県34市町村議会で上がってきているそうです。

4.米の表示とGM稲 
輸入米の表示は精米・調整年月日が不明な場合、輸入年月日でよい。輸入米に遺伝子組み換え米の汚染の可能性があるそうです。アメリカや中国が開発中の未認可GM米の流出が世界規模で発覚しているそうです。



 たくさんありすぎて載せ切れません。主食である米を守ることは、国を守ることです。外食産業、コンビニ食、給食など食を取り巻く環境は、非常に信頼性が無いものになっています。何が入っているのやら・・・です。
 国の政策として、食料自給率を確保する、伸ばすこと、すなわち命の源である農業を大切にする政策を展開していかなければ、取り返しのつかないことになりそうです。
コメント
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