調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

【2015】年末の大掃除・・ならぬ大靴磨き+革小物①

2015-12-30 | オシャレ系
 昨年の12月は暦の関係で年末年始の休暇が長かったが、今年は通常通り短い。昨年「年末の大掃除・・・ならぬ大靴磨き」をしてからもう1年が経った。早いものだ。今年も大靴磨き+小物磨きをするか。
 まずは今年の3月に買ったPerfetto(ペルフェット)伊勢丹別注PERFETTO P2401

 ジャストサイズを意識しすぎてハーフサイズ下げたのだが、超ジャストサイズ過ぎたのと、このアノネイの革は若干硬めでインバネスの時と同様に右足・左足の親指付け根付近が噛まれて歩くのが痛くて絆創膏が必要になった。今では少し改善したが、右足・左足の内側の出っ張りの骨の部分が皺になっており、サイズ選びは通常通りにする必要があると痛感させられた。

 大人ペルフェットの大文字ロゴ。文句を言っているが、サイズ選びを間違えなければラストもオーソドックスで普遍的だし、土踏まず部分の押し上げも良い感じである。革の質感もまあまあ。

 次が4月に阪急メンズTOKYOでパターンオーダーしたP2401のゾンダバージョン

 3月に伊勢丹でP2401を購入して、4月にオーダーしたのだが(納品は8月)、このサイズも伊勢丹で購入したものと同じサイズでオーダーしてしまい、超ジャストサイズで購入後数カ月はやはり絆創膏が必要になってしまった。

 ゾンタの革は伊勢丹別注のP2401のアノネイの革より柔らかく、その分私の足の形状通りの皺が深く波打って出来てしまい右足・左足内側の骨の出っ張りあたりがウネウネ・デコボコしてしまっているのが残念だ。イタリア・ゾンタの革だがそこまで艶やかな光沢感や高級感は感じられない。黒だとこの程度なのだろうか。

そして1年前に購入したPerfetto(ペルフェット)6411Aストレートチップ(ブラック)

 現状、一番私の足にフィットしていて歩くのにストレスがなく、深い皺もできておらず適度に光沢感もあり靴磨きも楽しい一足となっている。

 これも土踏まず部分がほんの少しモコっと緩やかな山型になってフィット感を高めるように工夫されており、歩きながらほんの少し土踏まずを押されているような感覚で「さ、さすがだ・・・。健康にまで配慮されているとは・・・」とバカなツッコミを自分で入れながら週一回の登板を完璧に果たしてくれている。安定の登板間隔からか1年で右のライニングのダブルネームの型押しが薄れてきた。

 続いて2014年1月に購入したPerfetto(ペルフェット)9101Sストレートチップ(ブラック)。ほぼ2年が経つのか。早いな~。

 不運なことに何かの拍子に右足トウ部分に切り傷が出来てしまい今では雨用になってしまっている。少しスクエア気味のチゼルトウのラストは今の自分の好みとはややズレている。ただ、アノネイの革も良いしライニングのバーガンディーも人によって好みは分かれるだろうがペルフェットの象徴カラーとしては攻めていて私は良いと思っている。


 ペルフェットを4足並べるとこうなる。


 次に2014年の1月2日にセールで都内を回って結局トレーディングポストで正規品を購入するという全くもって意味不明な行動をして(笑)購入したSoffice&Solid(ソフィス&ソリッド)S905黒ストレートチップ

 購入当初はアイススケート(スピード)の物真似ができるほど靴底が物凄く滑り、一度普通に歩いていて滑ってスーツに傷を作ってから物凄く印象が悪くなったソフィス&ソリッド。しかし、その後ようやく滑ることがなくなりトウの部分も何度も磨くうちに少しは光沢感が出てきてソフィス君とは一定の和解を果たし、晴れた日のスタメンに名を連ねている。

 よくよく見てみるとコバの張り出しもかなり抑えていて造られており、お行儀の良い上品なストレートチップという印象になって世界長ユニオンさんを見直している。ライニングはクリーム色だったのだが匂い消しのためのスプレーを当てているからか少しずつ飴色に変化しつつある。

 そして、私からの酷い仕打ちにも耐えながら奇跡のカムバックを果たして雨の日の4番バッターとして活躍してくれているのが2014年2月に消費税増税前に買ったシェットランドフォックスの「帰ってきた」インバネス君だ。

 私に初めて歩くたびに激痛を与え、出血までさせてくれたまさかの靴。仕事道具が凶器となって歩行困難に至らしめるという仕事最優先の私に仕事の邪魔をするという最悪の経験をもたらしながらも、ラストはベーシックかつオーソドックスで普遍的、10年後、20年後も通用する形だと公平に評価はしている。トウ部分もインバネス君のラウンドトウの形状が一番良いと思う。プロが磨いてくれたので光り具合もまた群を抜いている。
 
 そして、独立独歩・孤高のシューメーカー・ヒロカワ製靴が送るスコッチグレイントリオ。

 高島屋限定のTS200。このトウ部分が物凄く光るんだ。ヒールが厚いのか歩いている時のカツカツという音が一番良くして踵の返りが非常に良く歩いていて気持ちが良い。

 スプレーをかけている部分が飴色になっている。 
 
 2013年の夏に御殿場アウトレットで購入した匠シリーズH9046

 私が購入した時は革はアノネイとのことで、価格も27,300円と3万円を切るという驚異的かつ破格の値段だった。オデッサと同じラストとのことでコバ部分がブラウンになっていて「スパイシーソール」などとスコッチグレインは謳っている。密かなアクセントになっておりこれは非常に良いと思う。 

 さすがにラインイングが薄れてきてしまっている。ちなみに、2013年12月にセールで購入したもう一足のH9046は雨に打たれて実質的にもうダメになった。

 そして、2014年12月のセールで一足補充した匠シリーズHA0530。私の中では通称のっぺり君と呼んでいる(笑)。

 のっぺり君はキャップ部分の一文字の位置のバランスが悪いのかノーズが長いのか、鼻の下を延ばしたようになっているのが可哀想なところ。ただし、侮るなかれ。カールフロイデンベルクというドイツの名門タンナーを継承したワインハイマーの革を使ってわずか3万円で購入できるのがスコッチグレインならではの特徴だ。三陽山長の友二郎は以前はイルチアの革だったとされるが、今ではワインハイマーの革を使っていると今年の伊勢丹の三陽山長のオーダー会で担当者から聞いた。


 スコッチグレイントリオも綺麗にしてあげた。ホント良く光るね。革は良いよ。革は(笑)。


 そして、オフの日の定番。2014年の1月に購入したPerfetto(ペルフェット)6411Aストレートチップ(ダークブラウン)

 少しだけトウ部分がシャープなラストながらオーソドックスなストレートチップとしてどこに履いていっても無難に過ごせるブラウン系のシューズ。

 黒のライニングにゴールドのクインクラシコとペルフェットのダブルネームが映える。黒でなくても良いかも。

 最後は2014年5月にパターンオーダーで購入した妄想最強のダブルモンク。Perfetto(ペルフェット)6411ダブルモンクパターンオーダーバージョン

 (旧)イルチアのブラウンの革がロウでコーティングされたような独特の素晴らしい光沢感・高級感を放ち、ムラ感と相まってただモノではないと思わせるに十分な雰囲気を持つと妄想できる完全に自己満足の一足。ラストも私にとって安心の6411。非常にオーソドックスながらシルバーのバックルも映える。

 アッパーのムラ感あるブラウンとクリーム色の落ち着いたライニングで安定のバランスを取って自己満足に耽る。

 通常の紐を締める部分も革なのでその部分まで革の光沢感があって良い。
 
 まだ革小物もあるのでに続く・・・。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (matatabi)
2016-07-13 19:41:43
はじめまして。
靴の記事、大変興味深く拝見させていただきました。
私もスコッチグレインH9046を所有しています。素晴らしい艶ですよね。
2009年ごろの購入ですが、私のもアノネイなのかな?

ソフィス&ソリッド、私はS702ですが同じくものすごく滑ります。早々にトップリフトをラバーに交換しました。こちらのアノネイ(ベガノ)はあまり光ってくれません・・・

三陽山長は友之介を持っています。イルチアを使用している頃のモデルなので、色気のあると言いますか深みのある艶がたまりません。一番のお気に入りです。
銀座店の店員さんは、友之介は国産カーフになったと言っていました。カラー、モデルによって違うんですかね。
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Unknown (管理人)
2016-07-16 10:45:41
matatabiさん

はじめまして。こんにちは。ご返信が遅くなりまして
恐縮です。スコッチグレインのH9046、良いですよね。
2009年頃のモノだとおそらくアノネイだと思います。
革の価格の高騰で、今から考えるとH9046はかなり
安く感じますね。
ソフィスはやはり滑るのですね(笑)。友之介もお持ち
とは、以前の革は旧イルチアの革と聞いてますので
やはり艶や光沢感が違うのでしょうね。良い3連休を
お過ごし下さい。
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