調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

Perfetto(ペルフェット)伊勢丹別注PERFETTO P2401

2015-03-28 | オシャレ系
 
 年度末・・・。どこの会社もバタバタして忙しいはずだ。一方で、新年度をどう過ごしていくかも頭の中で計画することだろう。こういった時に4月1日というのは気分を一新するにはもってこいの日だ。そして新しいスーツ、新しい鞄、新しいシャツ・ネクタイ、新しい靴など何か一つでも良いので、いつもと違う自分で新年度を迎えたいと思っている。




 先日、フラッと新宿伊勢丹メンズ館に行ったところ、Perfetto(ペルフェット)や三陽山長のパターンオーダー会が開催されていた。アルフレッドサージェントのArmfieldでも買おうかなと思ったのだが、ず~っと黒がない。いい加減、黒を入荷して欲しい。
 いろいろ見ていたら、以前試し履きもして検討したPerfetto(ペルフェット)の伊勢丹別注P2401が再入荷していた。店員氏に改めて試し履きを依頼。話によると今回のパターンオーダー会に合わせて数日前にメーカーさんから再入荷したとのこと。
 誰も試し履きをしていないからだろうが、履き皺もなく非常に綺麗だったのでウットリ(笑)。

 これはもう買うしかないと思い、「4月1日に気分一新するから必要だよな」「そうだよな、うん」と自分に言い聞かせて(どうせバレるけど妻にはまだ内緒(笑))、購入。46,000円(税込49,680円)。

 イルチアの黒革でパターンオーダーをしようと思ったけど、できるのが6月下旬とのことでちょっと遅い。誰も履いていないし、綺麗なのでまあ良い選択だろう。オーダーはまた今度にしよう。
 

 伊勢丹別注だから箱もクインクラシコで購入するものと違う。大文字でPERFETTOとロゴが刻印。
ほんのミリ単位だが箱の上下と平行になっていないように見える。こういうところのバランスにはこだわってほしいな・・・。


 箱を開けてペルフェット君とご対面。「お?今回は誰かがすぐに買ってくれたのか?」


 至って普通のストレートチップ(キャップトウ)。「ボクとならどこに行っても恥ずかしくないよ。でも10万円以上の海外ブランド靴とは比べないでね(笑)」と言っている。






 形はどこにでもあるストレートチップで全く存在感を消しながらも何も塗っていなくても革にそこはかとない光沢感が見られる。革はフランス・アノネイ。ペルフェットのアノネイは良いと思う。靴磨きが楽しそう。


 インソールも黒に金色「PERFETTO」の大文字のブランドネーム。



 正統派ストレートチップ(キャップトウ)のサイドライン。



 百貨店や靴専門店に置いてあるようなキメポーズを取ってみる。何も塗ってないのにトウの部分の光の反射が良い。完全に自己満足の世界だが一応、サマになっている。



 ヒールはピッチドヒールではなくオーソドックスなタイプ。踵からの返しが楽しみだ。


 アウトソールはブラウンと黒のバイラカー仕上げ。個人的には9101のようなワインレッドの方が好きだがこれもいいだろう。


 一方で土踏まず部分は結構シェイプされていて、フィット感と履き心地にこだわりを見せる。






 12月に買ったクインクラシコの6411と並べてみる。6411よりP2401の方が親指⇔小指のポールジョイント部分のいわゆる足幅(そくふく、というらしい)が広い。


 ペルフェットシリーズを並べてみる。P2401以外はすべて6411ラスト。6411ラストも良いが、P2401はトウ部分がほんの少しだけ6411より丸みがあり、ポールジョイント部分を低く造ってある。






 アウトソールのペルフェット神様モチーフロゴは健在(笑)。この神様ロゴ大好き。



 スワンネックステッチ。紐も平紐。伊勢丹別注だからかなんかこだわっている。あ、つま先を綺麗にしないと。



 



 ペルフェットストレートチップトリオ。

 店員氏と話していると、靴の専門商社の人だった(個人は特定されないか大丈夫かな)。色々と聞いてみると、このP2401は伊勢丹と共同で海外の超有名ブランドの名作を念頭に、ラストやデザインもこだわった力作だという。

 だからスワンネックステッチなのか、と思ってしまった(笑)。であればなおさら買ってよかった。


 ペルフェットはムチャクチャ売れている訳ではないが、コアなファン層が拡大しているらしく、売上も少しずつ上っているとのこと。海外インポート物の価格があまりに高くなりすぎた面もあるのだろう。


 
 いずれにせよ、4月からの新年度も頑張らなくては。

ペルフェット関連記事
6411ブラック
ダブルモンクパターンオーダー
6411ブラウン
9101

中田ハンガー(NAKATA HANGER)を買う(AUT-05/43cm)【中田工芸(株)】

2015-03-14 | オシャレ系
 4月からの新しいスタートに向けてスーツや靴・鞄など新入社員に限らず、気分一新で新しいスーツや靴・鞄などを探そうとするのはビジネスマンとして至極当り前の行動だ。私もスーツを探している。
 
 新しいスーツに合わせ、良いハンガーを1本くらい買ってみようと思いネットを調べてみると、日本製では中田工芸の中田ハンガーか、海外製ではマイネッティの商品が検索結果の上位に表示され、それぞれ人気が高いことが分かった。マイネッティはポリエステル樹脂製、中田ハンガーは本物の木製。オシャレ感はマイネッティだろう。

 ネット通販で買おうと思ったが、40cmが良いのか43cmが良いのかよく分からない。仮に幅があったとしても、首から肩にかけての角度が合わないとスーツの肩部分が上に引っ張られた感じになり、無駄な買い物になってしまうので実物を見たいと思っていた。

 中田ハンガー(NAKATA HANGER)は青山一丁目の駅ビルにショールームがあり、たまたま銀座線で渋谷に行く用事があったため、ついでに青山一丁目で降りて中田ハンガーのショールームに行ってみた。  

 行ってみるとショールームと言ってもさほど広くはなく、ホームページの写真のようにハンガーが飾られている。私は4000円のハンガーで良いと思っていたので、探していると中には2万円のハンガーなどもあった。高い・・・。若いお兄さんが出てきてくれて、4000円のハンガーを見せてもらった。

 何でも百貨店やアパレル/セレクトショップ向けに一番売れているハンガーだそうで、ショールームの4000円のハンガーにはユナイテッドアローズの刻印がされていた。

 一番のポイントである、40cmが良いのか43cmが良いのか、お兄さんは「お客様ですと43cmで良いかと思います」とのことで実際に試させてもらった。すると43cmでピッタリで角度も問題ない。

 なるほど、171cm/65kgのどこにでもいる日本人体型の私には43cmのハンガーで良いことがわかった。

 43cmで良いことが分かったので、マイネッティは通販でいつでも買えると判断。したがって、中田ハンガーにした。結局、ショールームに入って、試してその場で5分で購入(笑)。
 


 白。


 プチプチでカバー。


 4000円(税別)だけど、いままでが安物だったので私にとっては高級感がある。手触りもスベスベしている。


 金具部分もゴールドでこだわっているようだ。
 

 肩の部分はやや前にカーブして作られている。人間工学に基づいているそうだ。
厚みは57cmとのこと。




 裏にさりげなく小さくハンガーのマークとNAKAKATA HANGERとロゴがあった。マイネッティみたいに前にださずに、控えめだなぁ・・・。実に日本人的(笑)。


パンツ部分の滑り止めのためかフェルトバー(というらしい)には滑らない工夫がされている
 

上が百貨店やセレクトショップで既製品のスーツを購入したときに付属されているプラスチックのハンガー。幅はほぼ同だが、全く別物。



幅は43cm。重さは約400g(自宅の体重計調べ)。400gってハンガーにしては結構あるかも。
厚みが57cmあるため、もし、中田ハンガーで全部揃えようとすると高級感あるクローゼットになるだろうが、重さやスーツそれぞれの間隔も少しだけ考慮した方が良いかも。考えすぎかな。



 実際に手持ちのスーツを掛けてみる。マイネッティのように表面にロゴもないし、| |←こんな風に縦線が入ってデザインされてオシャレ感があるわけではないけれど、ヨーロッパ産のブナ材を利用し、「Authentic(オーセンティック)=本物の、信ずべき、確実な、典拠のある」という言葉をシリーズ名にしている通り、機能性にこだわった造りで長く使うにはピッタリだろう。百貨店・アパレル/セレクトショップ向けに一番売れているという日本人的定番感(安心感)で無難にまとめたい私には良い1本となった。

 ハンガーに負けないスーツを選ばなくては。