年度末・・・。どこの会社もバタバタして忙しいはずだ。一方で、新年度をどう過ごしていくかも頭の中で計画することだろう。こういった時に4月1日というのは気分を一新するにはもってこいの日だ。そして新しいスーツ、新しい鞄、新しいシャツ・ネクタイ、新しい靴など何か一つでも良いので、いつもと違う自分で新年度を迎えたいと思っている。
先日、フラッと新宿伊勢丹メンズ館に行ったところ、Perfetto(ペルフェット)や三陽山長のパターンオーダー会が開催されていた。アルフレッドサージェントのArmfieldでも買おうかなと思ったのだが、ず~っと黒がない。いい加減、黒を入荷して欲しい。
いろいろ見ていたら、以前試し履きもして検討したPerfetto(ペルフェット)の伊勢丹別注P2401が再入荷していた。店員氏に改めて試し履きを依頼。話によると今回のパターンオーダー会に合わせて数日前にメーカーさんから再入荷したとのこと。
誰も試し履きをしていないからだろうが、履き皺もなく非常に綺麗だったのでウットリ(笑)。
これはもう買うしかないと思い、「4月1日に気分一新するから必要だよな」「そうだよな、うん」と自分に言い聞かせて(どうせバレるけど妻にはまだ内緒(笑))、購入。46,000円(税込49,680円)。
イルチアの黒革でパターンオーダーをしようと思ったけど、できるのが6月下旬とのことでちょっと遅い。誰も履いていないし、綺麗なのでまあ良い選択だろう。オーダーはまた今度にしよう。
伊勢丹別注だから箱もクインクラシコで購入するものと違う。大文字でPERFETTOとロゴが刻印。
ほんのミリ単位だが箱の上下と平行になっていないように見える。こういうところのバランスにはこだわってほしいな・・・。
箱を開けてペルフェット君とご対面。「お?今回は誰かがすぐに買ってくれたのか?」
至って普通のストレートチップ(キャップトウ)。「ボクとならどこに行っても恥ずかしくないよ。でも10万円以上の海外ブランド靴とは比べないでね(笑)」と言っている。
形はどこにでもあるストレートチップで全く存在感を消しながらも何も塗っていなくても革にそこはかとない光沢感が見られる。革はフランス・アノネイ。ペルフェットのアノネイは良いと思う。靴磨きが楽しそう。
インソールも黒に金色「PERFETTO」の大文字のブランドネーム。
正統派ストレートチップ(キャップトウ)のサイドライン。
百貨店や靴専門店に置いてあるようなキメポーズを取ってみる。何も塗ってないのにトウの部分の光の反射が良い。完全に自己満足の世界だが一応、サマになっている。
ヒールはピッチドヒールではなくオーソドックスなタイプ。踵からの返しが楽しみだ。
アウトソールはブラウンと黒のバイラカー仕上げ。個人的には9101のようなワインレッドの方が好きだがこれもいいだろう。
一方で土踏まず部分は結構シェイプされていて、フィット感と履き心地にこだわりを見せる。
12月に買ったクインクラシコの6411と並べてみる。6411よりP2401の方が親指⇔小指のポールジョイント部分のいわゆる足幅(そくふく、というらしい)が広い。
ペルフェットシリーズを並べてみる。P2401以外はすべて6411ラスト。6411ラストも良いが、P2401はトウ部分がほんの少しだけ6411より丸みがあり、ポールジョイント部分を低く造ってある。
アウトソールのペルフェット神様モチーフロゴは健在(笑)。この神様ロゴ大好き。
スワンネックステッチ。紐も平紐。伊勢丹別注だからかなんかこだわっている。あ、つま先を綺麗にしないと。
ペルフェットストレートチップトリオ。
店員氏と話していると、靴の専門商社の人だった(個人は特定されないか大丈夫かな)。色々と聞いてみると、このP2401は伊勢丹と共同で海外の超有名ブランドの名作を念頭に、ラストやデザインもこだわった力作だという。
だからスワンネックステッチなのか、と思ってしまった(笑)。であればなおさら買ってよかった。
ペルフェットはムチャクチャ売れている訳ではないが、コアなファン層が拡大しているらしく、売上も少しずつ上っているとのこと。海外インポート物の価格があまりに高くなりすぎた面もあるのだろう。
いずれにせよ、4月からの新年度も頑張らなくては。
ペルフェット関連記事
6411ブラック
ダブルモンクパターンオーダー
6411ブラウン
9101