調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

Perfetto(ペルフェット)6411Aストレートチップ(ブラック)

2014-12-20 | オシャレ系
 先日、妻にPonte Vecchio(ポンテヴェキオ)の指輪を買ってあげ、子供達にも少し早いクリスマスプレゼントをあげたので、2014年の自分へのご褒美にPerfetto(ペルフェット)を見に行こうと思い立ち、クインクラシコ大手町店へ。
 ポンテヴェキオの指輪に比べれば、ペルフェットの靴なんて安いモノ。ああ、なんて慎ましやかな私(笑)。
 以前、6411Aのブラウン9101S、そしてダブルモンクをパターンオーダーしていて、ペルフェットは価格の割にピッチドヒールやレベルソ仕上げ土踏まずの絞り込みなどやたらと造りにこだわりが感じられ、私の足とラストがあっているのか履き心地が良くて気に入っている。
 ご褒美という意味では三陽山長の友二郎を買いたいところだったが、税込71,280円(66,000円)は今後の子供の教育費や最近の出費過多を考えるとちょっと無理で断念(笑)。友二郎が数年前は5万円台で買えたというのだからいかに高くなったのかがわかる。
 それにしても消費税が無駄に高い。社会保障費のためというのは全くの嘘で企業減税のための補填ということを一切言わない。そして、米国債を購入して貢いでいる属国日本であることを考えると泣けてくる・・・。国民の敵は財務省でありアメリカである。 
 で、ソールがバイカラーの3001bと迷ったのだが、結局、保守的にすでに持っている6411Aのブラックにした。
税込46,440円(本体43,000円)。1月に買ったときは税込42,000円(本体40,000円)だったのに・・・。ホント、無駄な金だ。これで景気がよくなる訳がない。消費税を今からでも遅くないから5%に戻せば景気は少しは良くなるのに。


 ワインレッド・ボルドーカラーのペルフェットの箱。私はこのカラーは結構好き。
ネクタイでも持っている。


 箱を開けてみるとペルフェットくんが死体のように横たわっている(笑)。

「ん?ようやく誰かボクを買ってくれたのか?」


 箱から取り出し並べてみる。
「ボクは保守の中の保守。正統派の中の正統派。キミの仕事にどこに行っても恥ずかしくないから大事に履いてくれよ」と言っている(笑)。


 極めてオーソドックスな内羽根キャップトウ。しかし、縫い目が隠れるレベルソ仕上げは健在。ラストはクインクラシコオリジナルラスト6411。
 革はフランスアノネイのもの。ペルフェットのアノネイは良い。


 店頭に飾ってあった時に、以前に比べてトウの部分がやたらと光っていたことから店員氏に確認したところ、「鏡面磨きを施しています」とのこと。サービスで私の靴も鏡面磨きをして頂けることになった。横一文字の8分目まで中庸を得た鏡面磨きを施し、徐々にフェードアウトするような自然な仕上がりになっていた。

 店長どうもありがとうございました!


 かかとの部分も斜めになっていてスマートであることが分かる。普通の靴だと直角90度になっていることがほとんど。


 後ろから見られてもピッチドヒールでスマート。普通の靴だとヒールが土台のような機能性のみで造られていて上から下にドンとウエストに絞りがない体型のようになっていてあまり恰好はよくない。ピッチドヒールだと地面に向かって少し斜めになってシュッとしていて綺麗。



 ソールは伏せ縫い(ヒドゥンチャネル)。カラス仕上げ。6411は土踏まずの部分が少し盛り上がっていてフィット感を高める造りになっている。私はこれが好き。


  何の変哲もないオーソドックスなキャップトウだが、普遍的なスタイル故に造りや素材の良さが問われる。ビジネスの定番たるブラックのキャップトウ(ストレートチップ)には、これまた普遍的なネイビーのスーツだがロロピアーナやゼニアなどの高級生地を使った定番スーツでビシッと決めて造りと素材で他との違いに自己満足したい(笑)。


 ついでだから同じ6411Aのブラウン(左)、同じラスト(6411)でパターンオーダーしたダブルモンク(型番は6404となっている)を並べてみる。

 ペルフェットに魅せられた男・・・。


 斜めに置いているからかこれだけを見るとトウの部分がロングノーズで細いように見えるが、9101ほどではなくペルフェットの他の商品シリーズのようにイタリアっぽく尖ったトウではない。むしろイギリスの靴のようなラウンドトウになっている。


 ピッチドヒールはパターンオーダーの方が攻めている。



 インソールのペルフェット・クインクラシコのダブルネームが金の型押しで映える。ダブルモンクはインソールがクリーム色。



 やはり鏡面磨きがされたトウの部分の光り具合が自然な感じになっていて通好みで嬉しい。国産の靴で、たまに横一文字からつま先までのトウの部分が革の質なのか鏡面磨きなのか横一文字から甲の部分と光沢感が極端に違いすぎて(0か1かみたいな)違和感を感じる場合がある。



 そういう意味ではやはりパターンオーダー・ダブルモンクのイルチアの革は独特のムラ感と何もしていないのにこの艶・光沢感。
 


 あ~、もうたまらない。イルチアの革で鞄とか財布とか名刺入れとか革小物を造りたい・・・(笑)。
 円安や革の高騰・関税・消費税も考えると海外製の輸入靴は非常に高くなってしまい、税込7万・8万円がザラ。

 それに比べればペルフェットは良心的な価格帯で頑張っていると思う。
 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿