調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

リ・カーヴ箱根(仙石原温泉)

2007-03-04 | 日記・雑感系
 箱根には様々なホテルや旅館があり、グレードもピンからキリまである。「じゃらん.net」などの口コミ情報などを読むと大変参考になるが、百家争鳴の如く相反する評価も多く、それを読めば読む程どの宿泊施設を選択すれば良いのか迷ってしまう。様々な情報を総合して色々検討を重ねた結果、今回はリ・カーヴ箱根というホテルに宿泊することにした。「じゃらん.net」の口コミ情報では「4.1点」という評価が与えられており、「3.0点」が普通であることに鑑みると比較的高い評価(まあまあ)にある。曰く「バイキングが美味しい」「また来たい」という料理や白濁のお風呂を絶賛するコメントが多い一方で、「部屋のシミが気になる」「サービスに難点」「久しぶりに嫌な気分になった」など旅慣れた人っぽい方からの細かい指摘も散見される。結局は自分が感じることであるため他人の評価情報に惑わされず、とにかく「あまり期待しない」のが肝心かもしれない・・・(笑)。正直、私は口コミ情報を読みすぎて逆に評価が低い点に目がいってしまい、リラックスするのを少し忘れてしまった感もある(ちょっと言い過ぎか)。上述の「じゃらん.net」のホテルの外観紹介写真だけを見るとあまり大きくない印象を持ってしまうが、6階建の北館と南館の2つの建物に分かれており地下2階で2つの建物が繋がっている構造になっている。思ったより結構大きく広い。
 車のパンクというアクシデントがあったものの、「田むら銀かつ亭」→芦ノ湖→駒ヶ岳山頂→箱根園と一応箱根を満喫し、ホテルに到着したのは17時頃だった。夕食の時間はチェックイン順となっており、「18時15分か20時15分」の選択肢を提示された。昼の時間が遅かったが、子供もいるため20時15分では遅いので18時15分を選択。朝は「7時か9時30分」のどちらかを選択。私たちは9時30分を選択した。鍵をもらって指定の部屋へ。
■部屋
・約60㎡の和洋室で、私・妻・子供(幼児)の3人家族にとってはかなり広い。
・室内の電気が暗い
→電気が暗いのが気になったが、それ以外は特に問題はない。子供にとっては広いため、はしゃぐことが出来た。カーペットや壁なども気になるほどの汚れは見当たらない。

 夕食まで休憩。

■夕食・南館1F「レストランWings」18時15分~90分以内(私たちは19時頃にはレストランを後にした)
・和・洋・中のバイキング形式
・一つ一つの料理が一口サイズで小鉢などに用意されている
→お寿司、エビマヨネーズ、茶そば、アスパラ、うずら、海老の串揚げ、刺身、サラダ、中華風一口海鮮サラダ、ちまき、中華風大根サラダ、黒豚のロースト、カニ、一口サイズの牛ヒレ、ピザ、ラーメン、デザート、アイスetc
 バイキングにしては確かに美味しい。自分の好きな料理を好きな分だけ食べられる点は良いと思う。中華風一口海鮮サラダや海老の串揚げなどは特に美味しく、妻も「大満足」と言っていた。
・レストラン内がかなり暑かった(空調調節が必要)

 次にお風呂へ。

■風呂
・白濁のにごり湯(露天・大浴場左)、熱すぎず・ぬるすぎず、丁度良い
・大浴場中央は水道水を温めたものです、と明記してある
・ボディソープ、シャンプー、リンスが置いてある
→殆ど露天風呂に浸かっていたが気持ちよかった。男性の露天風呂は上の階から少しだけ見られる余地がある。
・着替える場所もかなり暑かった・・・
・マッサージ機あり(200円or100円)

NHK「ハゲタカ」を見て就寝。
翌朝、またお風呂に。軽く外の空気を吸いに散歩をした後、朝食。

■朝食「レストランWings(夕食の場所と同じ)」
・料理の水準に全般的に不満はなく、特に筑前煮が美味しかった。
・残念ながら普通のホテルでの朝食で一般的な100%オレンジジュースやグレープフルーツジュースなどはサーブされていない
・夕食時にあった紙お手拭き(一般の飲食店で置かれている濡れているアレ)はない(言えばもらえる)

■その他
・駐車場は狭く、チェックアウト時には自分の車の前に他の車が停まっているため(一般的にはあり得ないが、出られない様になっている!)、フロントに退かすように言う必要があった
・南館と北館の地下通路壁に並べられている絵が若干斜めに傾いてしまっているものもあり気になる

■手前勝手な総評→☆☆☆☆(じゃらん.netと同じ4.1点。) 
 働いているスタッフの方のサービスレベル(プロフェッショナル意識)はさほど高いとは思えないが、前述の通り好きな料理を好きな分だけ食べられるバイキング形式で一品一品のクオリティも一般的にイメージされがちな「バイキング料理(さほど美味くもなく・不味くもない・空腹だけは満たされる)」に比べると格段に高く、多くの人に満足感を与えてくれると思われる。
 今後はさらにワンランク上の上質なホテルを目指して、強みである料理の水準のみならず什器・備品等の施設面およびサービスレベルの向上を常に念頭に置き、経営層・スタッフの一致団結・不断の努力があれば口コミに書かれているようなクレームは減り、固定客がさらに増える余地は十分残されていると感じた(強みと弱みが明らかである)。
■愚妻の総評
 朝の卵焼きも普通のホテルだと消しゴムみたいになっているケースもあるが、このホテルはそんなこともなく「良かった、良かった」と言っている・・・(笑)。

 そんな訳で、結局リフレッシュ出来て良かった。

駒ヶ岳ロープウエイ

2007-03-03 | 日記・雑感系
 「田むら銀かつ亭」で腹ごしらえした後は、芦ノ湖へ。さほど混んでいない。アヒルのボート(スワンボートというらしい)で湖の上を散歩(?)。自転車の様にペダルを回して進むのだが、これが結構疲れる・・・。10分程度で戻ってしまった(笑)。

 続いて、駒ヶ岳ロープウエイへ。駒ヶ岳は海抜1,327m、山頂から見る景色と富士山を見ることを目的としていたが、これが結構高い。ロープウエイに乗っている時間は約7分。静かに景色を見渡して物思いに耽りたかったが、中国人の団体客(25人程)と一緒になってしまい物思いどころではなかった・・・。というのも、彼らは10秒たりとも沈黙することができないのか、ロープウエイの中は7分間ず~っと中国語が飛び交っていてうるさくうるさくて仕方なかった。しかも帰りも中国人団体客と同じになってしまい、またもや聞きたくもない中国語の四声を浴びせられ続けたのだった。
 
 それはさておき、山頂は雲より高い場所にいる様な感覚で非常に神聖な気分にさせられた。高所でもあるため風が物凄く強く、しかも寒かったが、展望台から少し歩いて箱根元宮神社へ。 碑文を読むと孝昭天皇の頃、聖占上人が山頂に神仙宮を祀り、修験の場所としたのが始まりだそうだ(全く知らない)。よくこんな場所に神社を建てたなぁと感嘆してしまう。神社の境内には、白馬が降りたという伝説(岩肌には馬の形が刻まれ、そのヒズミの跡とされるくぼみには、どんな日照でも水が枯れたことがないのだそうだ)があって馬降石、馬乗石が奉られている。

 物凄い寒くて、若干曇りがかっていたが、展望台に戻ろうとした瞬間に太陽の日差しが差してきて白く神々しい富士山が見えた。神様が私に富士山を見せてくれたのだ(笑)。駒ヶ岳も高いと思ったが、富士山はもっと高くあの山頂に登るのは半端な準備では澄まなそうだと実感した。

 とにかく寒くて耳と手が痛くて仕方なかったが、富士山の雄姿が見れたので満足。

 ちなみに、その後立ち寄った箱根園で熊田曜子やアンタッチャブル、バナナマン(日村)が目の前を通った。熊田曜子はテレビで見るより細かった。
 

箱根強羅「田むら銀かつ亭」

2007-03-03 | 日記・雑感系
 小田原厚木道路でのタイヤのパンクというハプニングがあったが、何とか箱根口ICに辿り着き、箱根駅伝でお馴染みの国道1号線を箱根登山鉄道と併走する形で直進。箱根湯本や宮ノ下・小涌谷を通りながら、「山の神様 順天堂大学の今井選手」に思いを馳せる・・・(笑)。

 時間も12時30分頃になり、当初の目的地である「田むら銀かつ亭」に到着。車で行くと場所がやや分かりづらいが、彫刻の森方面から強羅に向かい、強羅駅に着く(左手に昨年11月にオープンした旅館「雪月花」が見える)。踏切を渡り、2つ目を左折して50mほど車を進めるとお店が見えてくると思う。駐車場は店の斜め前にあるのだが、「月極駐車場」の看板しかないため初めて行く客(ホームページで要確認)には分かりづらい。店側の一列全てが契約しているとのことだった。
 
 店の前にはファミリーや女性二人組、カップルなど既に20人ほどが行列。順番待ちの一覧表に名前を記入し、席が空くまで待つ。事前に注文をするシステムになっており、一覧表の下に置いてあるメニューを見ながら何を注文するか思案を巡らせておく必要がある。
 このお店の名物は写真にある「豆腐かつ煮定食(1,150円)」で、「るるぶ」などの情報誌で広く取り上げられている(私もそれで知った)。取り敢えず妻にそれを注文させ、私は「ひれ重(1,260円)」にし、子供の分も勘案し「ざるそば(840円)」も注文した。13時過ぎになってもまだ呼ばれないため、妻と子供に順番待ちをしてもらい強羅駅前のみやげ物店を見て回る。湯気が立った温かい温泉まんじゅうに目が留まり、105円(2個)のまんじゅうで空腹を満たす(美味しかった)。再び、銀かつ亭前に戻り新聞を読むなどしながら気長に待つ。ようやく13時40分頃に呼ばれたが、人気店のため1時間待ちは普通らしい・・・。休日に行く方はこの点を留意されておいた方が良いだろう。

 店内は4人掛けの座敷席が3つ、テーブル席が2つ(6人が座っていた)とさほど広くはない(芸能人のサインなどが掲げられていた)。そのため順番待ちの時間がかかってしまうようだ。女性スタッフは事前に注文を取っていた女主人らしき方の他に3人ほどの女性が慌ただしく料理やお茶などを運んでいる。

 事前に注文をしているため、人によっては席に座ると同時に料理が置かれる場合もあるようで(※一度呼ばれても不在の方の場合だったようだ)、隣の座敷テーブルの女性二人組には席に座るや否やグツグツ煮立った「豆腐かつ煮定食」が置かれ、店員さんも「いきなりで申し訳ございませんが・・・」とやや恐縮気味だった。

 私たちのテーブルにも席に座ってから3~5分程度で、料理が運ばれてきた。妻曰く「豆腐かつ煮定食」は美味しいとのこと。私も一口もらう。

 感想。まあ、女性にとっては美味しいかもしれないが、豆腐の主張が強くて空腹時の男性にはややヘルシー過ぎるかもしれない。私にとっては「銀かつ亭」に来たという話のネタとして一口食べれば充分で、空腹感も満たす意味で「ひれ重」の方が美味しい(味付けは好みの問題だが、あと”ほんの少しだけ”醤油味を利かせてもいいかもしれない)。「ざるそば」も美味しかった。

 待ち時間が無ければもう一度行っても良いが、1時間待ちを必須とすると「一度行けばもういいかな」という感じだろうか。全般的に味にハズレはないと思うので悪しからず・・・。



 

 




小田原厚木道路でタイヤがパンク・・・

2007-03-03 | 日記・雑感系
 「終わり無き日常」に変化を与えるべく箱根の温泉でリフレッシュすることにした。
自宅を朝9:20頃に出発し、「横浜青葉IC」で東名高速に乗り一路箱根に向かう。途中事故のせいか横浜町田付近で2kmの渋滞があったが、小田原厚木道路では120~130km程度の速度でスムーズな運転が出来た。
 
 ところがである。

 大磯ICと二宮ICの間の中里付近を120km前後のスピードで走っている時に突然
バンッ!!ドッドッドッドドド・・・・」と破裂音と車が故障した様な不穏な音が聞こえてくるではないか!?私も妻も子供もビックリ。止むを得ずハザードを点滅させ、ちょうど非常電話がある路側帯(「葛川橋」の表示あり)があったので車を停車。周囲を確認して、運転席を下りタイヤを確認すると、右後輪がパンクしているではないか・・・。

 大学時代、友人の車がパンクしたことがあり、その時は友人が自分でスペアタイヤに交換したが、私は自分でタイヤ交換することはできないため、とりあえず、自動車保険の代理店NTTイフの無料サービスセンターに携帯から電話。丁寧かつスピーディーな対応で、契約している最も近くの業者さんを派遣してくれるとのこと。停車してる場所を何とか伝えて15分後には自動車修理会社さんの方(50代後半のおじさん)がトラックでやってきて、7~8分でスペアタイアを交換してくれた。

 これには人生初めてのパンクというアクシデントに遭いながらも、幸い事故も起こさずに比較的スムーズに原状回復できてNTTイフの無料サービス制度とスペアタイヤの交換をしてくれたおじさんに最大級の感謝をしたい。

 どうもありがとうございました。

 修理会社のおじさんのアドバイスに従い、「小田原東IC」を降りてすぐそばにある「タイヤ館」でタイヤを購入、車に装着してもらった(11,500円)。思ったより安い。しかも保険会社の制度で上限15,000円の範囲内で領収書と同額の金額を振り込んでくれるとのこと。お~、何と素晴らしいシステムなんだ・・・。

 1時間~1時間半程、時間をロスしたが他者を巻き込むような大事故にもならず、実質的な出費もなく、車が元通りになり一路箱根口ICを目指したのであった。

 それにしても半年前の車の点検時には「異常なし」だったのに、いきなりパンクとは車は何があるか分からないな・・・。