調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

キュービックプラザ新横浜

2008-03-29 | 日記・雑感系
 新横浜にキュービックプラザという駅直結の商業施設ができたので行ってみた。1F~2Fは新横浜駅を利用するお客さん向けのキオスクや軽食系のお店がリニューアル、3F~9Fはビックカメラがフロアの約半分に入居し、その他はファッションや雑貨のお店、タカシマヤフードメゾン、そして私が毎週行くことになるであろう(?)三省堂(8F)などが入居していた。

 高層階があるにも関わらずエレベーターが4基しかないのは痛い。しかも2Fから乗ろうとすると、B1や1Fで乗った人達で満員になっている確率が高く、待つ時間がもったいない。もうオープンしてしまっているのでどうしようもないが、新横浜プリンスペペのエレベーターと同様だ(あそこは2基しかなく、いつも凄く待つ)。しかも階段がなく(非常階段はさすがあるだろうが)、もし万が一火災などがあった場合、エスカレーターに逃げる客が殺到しそうで勝手に心配してしまった。
 
 オープンしてから最初の土曜日からかどのフロアも人混みに溢れていた。タカシマヤフードメゾンを覗こうものなら、行き交う人と何回も肩がぶつかって嫌になってしまった・・・(笑)。やはり私は人混みは嫌だ。空気も悪い。

 3Fの鎌倉甘露泉ではソフトクリームを売っているのだが、あれはどこで食べれば良いのか?店内が狭く食べる場所がない。最初からソフトクリームは売らない方が良いと思った。

 10Fはレストランフロアになっていて、私達は「沼津魚がし鮨」に入った。まあ普通の味。子供はサビ抜きのネギトロを美味しそうに食べていた。

 自転車で行ける距離に大型書店(三省堂)が出来たのは本当に嬉しい。本当に毎週行くことになりそうだ。

 帰りにプリンスペペの地下であけぼのの「もちどら」とウィルキンソンのジンジャーエールを買って帰った。

さらば財務省!(高橋洋一著/講談社)

2008-03-20 | 書評系
 昨日会社帰りに本屋に立ち寄って、目に留まった本。

 ■さらば財務省!(高橋洋一著/講談社)税込1785円
著者:高橋洋一氏。1955年東京生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒。博士(政策研究)。 1980年、大蔵省(現、財務省)入省。理財局資金企画課長、プリンストン大学客員研究員、国土交通省国土計画局特別調整課長、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)などを歴任したあと、2006年から内閣参事官。早稲田大学政経学部非常勤講師を兼務。2007年に財務省などが隠す国民の富「埋蔵金」を暴露し、一躍、脚光を浴びる。著書には「財投改革の経済学(東洋経済新報社)」がある。
~目次~
まえがき
序 章 安倍総理辞任の真相
第1章 財務省が隠した爆弾
第2章 秘密のアジト
第3章 郵政民営化の全内幕
第4章 小泉政権の舞台裏
第5章 埋蔵金の全貌
第6章 政治家 vs.官僚
第7章 消えた年金の真実
終章 改革をやめた日本はどうなる
(以上、282ページ)

 意図せずして与謝野前官房長官のみならず自らの出身官庁である財務省をも敵にまわしてしまった内閣府参事官・高橋洋一氏の著書。以前、同様のタイトルで「さらば外務省!(天木直人著/講談社)」という本が出たが、高橋氏の本は単なる暴露本や恨み・つらみが見え隠れするものではなく、氏の「理系官僚としての活動記録」とでも言った方が良いような内容になっている。

 「中学生のときに、大学レベルの数学が理解できた」という氏は東大理学部数学科・経済学部経済学科を卒業、学者・研究者を志望していたにもかかわらず、ひょんなことから「何となくなりゆきで(!)、大蔵省に入ることに決めた」と淡々と振り返る。そんな数学的、論理的な問題解明能力に秀でた理系アタマの氏は「問題さえ解ければ、役所はどう思うか、どのような影響を与えるか、などということにはまるで頭が回らなかった。その点はうかつだったと思う。」とも述べ、一時は大蔵省”中興の祖”とまで持ち上げられながらも、今になっては財務省をはじめとした官僚・一部政治家から疎まれ、最終的に退官せざるを得なくなった遠因を自らの理系的なシンプル性格にあることを認めるかのような真摯な文章は本書を読むに値すると感じられた。

 本書を読み進めていくと、氏が携わった小泉改革や安倍政権での公務員制度改革での舞台裏が語られているが、読んでいて嫌悪感を感じざるを得ないのが財務官僚の権謀術数とともに官僚のリーク情報に踊らされるマスコミ(いやマスゴミだろう)の態度だ(結果的に大本営発表のごとく我々国民も何が事実なのか分からなくなっている)。ほかにも意外なのは「東大法学部卒の官僚は計数には弱い。知識や理論のほとんどは知り合いの学者から仕入れている。」という記述や「日本は財政危機ではないと知る財務省」などと言った見出しもあって非常に興味深く読むことができた。

 旧帝国陸軍や海軍でも陸軍大学校や海軍大学校での成績でその後の出世がほぼ決まっていて、頭は良かったかもしれないが結果的に国を敗戦に至らしめてしまったように、高度成長期はうまくいっていた東大法学部を頂点とする官僚システム(過去の成功体験)もこのままいったらまた国を破滅に至らしめるような気がするのは私だけだろうか。国民の側にも東大法学部を首席、2位で卒業して現役で司法試験に受かって国家公務員一種試験に1位、2位で受かって財務省に入るような人たちに任せておけば大丈夫というような無謬性神話みたいなものが潜在的にあると思うが、本書を読めば残念ながらそれが間違っていることがよく分かる。

 氏が序章の「誰も気づかない霞ヶ関の失策」の中で「(「変動利付国債」に関して)金融機関の含み損は5兆円近くにも上る」と指摘しているが、今後どのような問題に発展していくのかこちらも注意が必要かもしれない。

 いずれにせよ、高橋氏には大学教授の仕事のみならず本の執筆や論文の寄稿などにより、その数学的専門能力の高さを日本のためにさらに活かして頂きたい。


 

嫉妬の世界史(山内昌之著/新潮新書)

2008-03-08 | 書評系
 先月、テレビのチャンネルをころころ変えていたらNHK教育テレビで「嫉妬の劇場」という番組が放送されいた。イスラム地域研究で有名な山内昌之氏がコメンテーターとして、西郷隆盛の器量を認められずに嫉妬した島津久光のくどくどとした嫌みったらしい手紙、医務局長のポストを巡る森鴎外の親友に対する嫉妬じみた文章などを紹介していて非常に面白かった。

 ということで新書の方を買ってみた。

嫉妬の世界史(山内昌之著/新潮新書)税込714円
著者:山内昌之氏 1947年、札幌市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。 北海道大学文学部卒業、東京大学学術博士、カイロ大学客員助教授、ハーバード大学客員研究員などを経て現職。専攻は国際関係史とイスラーム地域研究。主著に『帝国と国民』(岩波書店)、『嫉妬の世界史』(新潮新書)、『歴史と外交』(中央公論新社)など。サントリー学芸賞、毎日出版文化賞(二回)、吉野作造賞、司馬遼太郎賞などを受賞。2006年に紫綬褒章。現在、文化審議会、日本アラブ対話フォーラム、日中歴史共同研究委員会、日韓歴史共同委員会などの委員も務める。

序 章 ねたみとそねみが歴史を変える
第一章 臣下を認められない君主
第二章 烈女の一念、男を殺す
第三章 熾烈なライヴァル関係
第四章 主人の恩寵がもたらすもの
第五章 学者世界の憂鬱
第六章 天才の迂闊、秀才の周到
第七章 独裁者の業
第八章 兄弟だからこそ
第九章 相容れない者たち
終 章 嫉妬されなかった男
あとがき

 島津久光と西郷隆盛、戦国時代の島津義久(兄)と武勇に優れた島津義弘(弟)、漢の高祖(劉邦)・呂后と無敵の将軍韓信、天才戦略家石原完爾とカミソリ行政官東条英機、嫉妬されなかった武田信繁(信玄の弟)、保科正之(三代将軍家光の異母弟)など興味深いエピソードが紹介されている。

 自分のなしたことは必ず返ってくる。とすると、人を認めずに嫉妬に狂っていると必ず自分も他人から認められず嫉妬されることになる。
 したがって、人の良い点を認めて・褒めていれば自ずから他人から認められ、褒められるはずだ。なかなか難しいところだが、嫉妬心を感じながら生きていると非常に不幸であることを肝に銘じて人の良い点を積極的に認めていくしかない。歴史上の人物を反面教師としてできるだけ自然体に大らかに生きていきたいものだ。

 
 

葉山恩波亭

2008-03-02 | 日記・雑感系
 気分転換に海を見に、葉山マリーナ2Fにある葉山恩波亭に行った。

 家を10:50頃に出て、葉山マリーナに着いたのが11:40頃。逗子マリーナには行ったことがあるが、葉山マリーナは初めて。逗子マリーナより狭い。

 予約していたのですんなり入れたが、今日は満席だったようだ。



 ランチはオードブルブッフェランチ(¥2,700)と恩波亭ランチ(¥5,000)の2種類が用意されている。私たちはオードブルブッフェランチをチョイス。子供のキッズプレートは¥2,500(!)。

 オードブルはフロア中央に置かれていて、自分で持ってくるスタイル。

 
 
 蟹のムースは美味しかった。
 
 何かのスープ(笑)。



 メインは魚料理(鯛)にした。これは美味しかった。



 席からヨットを見る。天気は微妙。



 デザートはいちごのアイス、バニラのムース、ショコラ。コーヒーを飲みながら。

 

 サービス料・税込で2,700円なら妥当と思った。味も良い。前菜ばブッフェにせずにもっと力を入れても良いかもしれない。子供は4歳なので2,500円のプレートは豪華(スープ、「ハンバーグ・唐揚げ・ポテト・チキンライス・海老フライ2本・ウインナー3本」、デザート)で嬉しいけれど、量が多すぎて食べられない。あれは小学生向けだろう。

 また来よう。

 葉山マリーナを後にして、本来の目的である「葉山しおさい公園」に行ったが、3/3まで休園日で閉園だった。ものすごく残念だ・・・。
  
 
  
 

森幸四郎のどらやき

2008-03-01 | 日記・雑感系
 先週、東京駅に隣接している大丸で、森幸四郎のどらやきを買った。森幸四郎とは何者?と思いつつ、カードを見てみると食の人間国宝に値する農林水産大臣賞(フードマイスター)を受賞するほどの大物職人だそうだ。ホームページの写真も迫力に溢れてるな~(笑)。これは心して食べなければ・・・!
 
 綺麗に包装してある。

 

 ビリッと破いて、「いただきます」

 

 う~ん。美味しいけど普通だ・・・。至って普通だ・・・。「死ぬほど美味しい」「何これ~、感動した」というレベルではない。美味しいんだけど普通だ。妻も同意見だったので私の味覚にそれほどズレはないはずだ。 
 そもそもどらやきに感動を求める方がおかしいか(笑)。

 今度はかすてらを買って、本当に美味しいのか確かめてみよう。

 1個 210円(税込)。