調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

帰ってきたインバネス(SHETLANDFOXシェットランドフォックス3029F)

2015-10-11 | オシャレ系
 9月の長雨・豪雨で雨用に履いていたシェットランドフォックスのソールに穴が空きアッパーの革も白いシミが浮いてしまっていた。

「ご、ご主人様・・・、ソールに穴が空いて苦しいです・・・。顔も泥だらけです・・・。あんまりです・・・(泣)」

 冷酷非情に捨てようと思ったが、インバネスに対するこれまでのドSな対応を反省し、一度試しにオールソールとクリーニングに出してみよう、と横浜そごう5Fの靴売り場に隣接している靴修理専門のリファーレ系列・リペア工房に修理をお願いしていた。
 
 そして、3週間で早くも「退院」して、帰ってきたインバネス君。


 買った時の箱で持って行ったので、そのままお返し頂いた。以前も書いたがシェットランドフォックスの靴箱は厚みがあり、拘りが感じられる。








 AFTER。以前と同じ玄関で撮ってみる。ハイシャインをして貰ったので、トウの部分が綺麗に鏡面磨きがされていていることが分かる。甲周りは汗染みの部分が綺麗になっていた。

 「ご主人様。綺麗になって帰って参りました。何か(キリッ)?」
 


 室内だと少し暗いのであんまり良くわからないかもしれない。


 愚問だがお兄さんに「何のクリームを使って鏡面磨きをしているのですか?」と聞いてみると「ブートブラックをメインにサフィールも混ぜています」とのこと。

 う~ん・・・、私もブートブラックもサフィールも両方持っていて両方使うのだが・・・(笑)。やっぱり、プロは違うのだろう。話しながらも他のお客さんの靴を確かにブートブラックで磨いていた・・・。 何が違うのか?

 甲周りは側面部分のシミがひどかったのだがクリーニング処理により凸凹がなくなり購入時のマットな元の革の層に戻った印象。


 トウに向けて8分目まではしっかり磨き、徐々に薄くフェイドアウトするような自然な磨き方。



 アウトサイド。


 インサイド。


 上から。ラストはオーソドックスかつベーシックでバランスが取れていると思う。


 そして、今回はレザーソールからビブラムソールへの変更。


 ビブラムのソールは初めて。


 履いてみると、この◎の部分が地面に「キュッ」とくっつく感じ。レザーソールの「カツッ、カツッ」というようなヒールとソールが地面に当たる音とは全く違う。雨の日にはゴム底の力を最大限に発揮してくれそうだ。


 このヒールの「笑顔マーク」は絶対に狙っているよな(笑)?機能性を考慮しながらも、口の部分も機能性もあるけど、不自然な形だよね。でもこういうの私は好きだ。

 「お~い、みんな~!僕はどんなに踏まれても痛くも痒くもないのさ~!イタリア育ちで根っから楽天的なのさ~、耐久性も高いぞ~。アハハハハ~!イヤッホー~」
 「・・・・・・(何だコイツ)」



 これでビブラムソール13,000円、クリーニング2,000円、ハイシャイン1,500円=16,500円(税込17,280円)也。 

 綺麗になったし、雨にも履けるゴム底になったし、これからは新生インバネス君を優しく扱っていこうと思う(笑)。

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2 コメント

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Unknown (ぺる)
2015-10-18 11:07:43
ビブラムはグリップ力があって滑りにくくて良いですね。見た目が似ているダイナイトはラバーソールの割には意外と滑るんですよね。

双方を指で触り比べてみると、ビブラムのほうが素材自体に粘り気があってグリップ力が強そうなのがわかります。ソールの減り自体もビブラムのほうが遅い感じで、実用性はビブラムに軍配が上がると思います。

という話を以前、シェットランドフォックス日比谷の、靴に造詣の深そうなベテラン感漂う店員さんにしたところ、激しく同意してくれました。

ただ、見た目だけはダイナイトのほうが個人的には好きです(笑)
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Unknown (管理人)
2015-10-18 21:09:20
ぺるさん

 こんばんは。ビブラムとダイナイトのラバーソールの違いのお話、有り難うございます。私、ラバーソールは初めてで、先週の小雨が降った日にラバーソールデビューをしました(笑)。当り前ですが革底と違い雨の日には便利だなと感心しました。
 これからも色々と試してみたいと思います。
 
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