ダブルモンクを探してで書いた通り、色々なブランドを見て逡巡して考えた結果、最終的にPerfetto(ペルフェット)でダブルモンクをパターンオーダーすることに決めた。65,000円・・・・、税込みで70,200円・・・。この選択が吉と出るか凶と出るか・・・。
要望は以下の通り。
・ラストは6411 →OK
・革はイルチアのダークブラウン → OK
(店頭に他の靴とは一線を画する存在感を放つ艶感・ムラ感のある高級そうな靴が飾ってあって、あの革と色は?と聞いたらイルチアのダークブラウンとのことだったので)
・バックルは既製品の6404のような丸みを帯びているものではなく、サントーニのように□(四角)っぽく高級感のあるものにできないか → ×
要は6411ラストのイルチア革のダブルモンクということだ。
パターンオーダーということでソールの色の組み合わせやインソールの色を自分好みに変えられるとのこと。
・インソールはクリーム色
・ソールはブラウン×バーガンディ
・・・・・
待つこと1ヶ月半。さて、どんな風に出来ているか、というワクワク感(と少しの不安)はオーダーする人ならではの楽しい感覚なんだろう。私は初めてのパターンオーダーだが、本格的な靴好きの人でフルオーダーするような人は物凄い楽しみに違いない。私も少しだけその感覚が分かった。パターンオーダーだけど、このダブルモンクはおそらく世界で私しか持っていないだろう、ウフフフフ・・・と勝手に妄想して悦に入っている(笑)。
だからカルミナでもクロケット&ジョーンズでもなく、ペルフェットのパターンオーダーにしたのだ。
ペルフェットのロゴが型押しされたワインレッドの靴箱。
そして、できたのがこれ。百貨店とかで並べられているような決めポーズを取ってみる。
革は(旧)イルチア。艶感・光沢感・肌理(きめ)の細やかさが凄い。奇をてらわない、いたってオーソドックス・ベーシックなバランスの取れたダブルモンク。だが、それでいて「最高の普通」みたいな。関係ないけどグランドセイコーのキャッチコピーは良いと思う。
「?ああ、あんたが主人か。オレ、あんたの初めての記念となるパターンオーダー品だからさ。ちゃんと手入れしてくれよ。まあ、仲良くやっていこうぜ」
「あ、ああ・・・」
パターンオーダーなのでプライドが高そうだ(笑)。
高級感ある革質・あたかもロウでコーティングしたかのようなテカリ具合、だが決してガラスレザーではない自然な艶感。
嫌味なく光を反射する。光の反射具合が革の肌理細やかさを表している。かなり高級感があるではないか!靴に興味のない奥さんが「何それ?何か高そう。カッコイイね」と言ってくれたので、第三者が見ても高級感はあると思う。
オーソドックスで控え目。でも明らかに革が違うことがわかる人にはわかる・・・。「どこの靴?」と聞かれて嬉しい、そんなパターンーオーダー靴。
バックルは既製品のため□(四角)は無理だそうです、と言われたけど、既製品の6404のように丸まっておらず、ちゃんと□(四角)にしてくれた。どうも有り難うございます。
サントーニみたいにピカピカの光沢感・高級感はないけれどブラウンにシルバーのバックルが映えて(ある意味、ダブルモンクの一番のポイント)違和感なくカッコイイ。
イルチアの色のムラ感が半端ない。サイドから見てもバランスに違和感はない。バックルの留める革部分の長さもちょうどよく、手前と奥のバックルの革部分が平行に近い形で甲から外側に被さる感じがベストだと思う。たまにくるぶし側に反ったダブルモンクを見るが、私はこの平行に近いタイプがバランスが良いと思っている。
内側サイドから見るとあたかもホールカットのように革の良さを愉しめる。本当に飽きない。高級靴や革小物を並べて喫茶店を経営したいくらいだ(笑)。
ヒールの積み上げもダークブラウン。
ヒールもピッチドヒールだが、6411ほど攻めていない。バランスは良いと思う。
レベルソ仕上げ(縫い目が隠れて綺麗に見える処理)のトウ。コバもバランス良し。
ベージュ系のチノパンやパンツにはぴったりだろう。
インソールはクリーム色。目立たず、目立たず。ダークブラウンとクリーム色がうまく合っていると思う。
ペルフェットのブランド刻印。羽の生えた馬と天使が神様(ご主人様)を引いていく様子。名は体を表すという。PERFETTO(完全な・完璧な)は神によってのみ到達しうる世界(のようなモチーフ)、ビナセーコーさんには、そのブランドストーリーを大事にして、完璧・完全な領域に到達するための靴作りにこれからも頑張って頂きたい。OEMもやっているので色々なしがらみがあるのだろうが、ホームページをもっと更新して情報発信をした方がよいのではないだろうか。
ソールはブラウン×バーガンディ。誰も見ないし、完全に自己満足の世界。なかなかシャレている。
鍵型ヒール。両サイドに小さな釘も打たれている。滑らないための見えない工夫だそうだ。凄いなぁ。履くと土踏まずのシェイプもあり、フィット感への配慮と高級靴っぽい演出をしてれくれている。
レベルソ仕上げで・ピッチドヒール・バックルの四角の形状・(旧)イルチアの革のダブルモンクはたぶん私のこの1足だけだろう(ブラウン×バーガンディーのバイカラーソール+ライニングのクリームも)、「ウフフフ・・・」と妄想できるのがパターンオーダーの良さかもしれない(笑)。
こんな要望をサントーニ、クロケット&ジョーンズ、カルミナ、三陽山長などにオーダーしても受けてくれないし、受けてくれたとしても10万円以上はしそう。
まだ履いていないので履き心地のインプレッションはないけれど、見た目や質感などは思った通りの出来で大満足。結果として、価格的には高くなってしまったがインポート物のダブルモンクにもクオリティでは全然負けてないし、何より私しか持っていない(と妄想できる)という点で非常に満足度が高い一足となった。要望と期待に応えてくれたビナセーコーのご担当の方には本当に感謝を申し上げたい。もし万が一(ないだろうけど)、このブログを見る機会があったらコメント下さい(笑)。
革の値段もますます上がりそのうち中々買えなくなるだろうから、ペルフェットは今のうちが買いだろう。
これでひとまず、私の靴熱も落ち着いた。当分もう革靴は買わない。
ペルフェット関連記事
Perfetto(ペルフェット)6411Aストレートチップ(ブラック)
Perfetto(ペルフェット)伊勢丹別注PERFETTO P2401
Perfetto(ペルフェット)をパターンオーダーする【阪急メンズ東京】
ペルフェットのダブルモンクに合わせるブラウンベルトの時計が欲しいものだ・・・。
※どこかの時計屋さんのブログの写真をお借りしました
BAUM&MERCIER (ボーム&メルシエ)
CAPELAND CHRONO LIMITED
ケープランド クロノ リミテッドエディション
世界限定250本(日本入荷50本)
この時計欲しい~。
要望は以下の通り。
・ラストは6411 →OK
・革はイルチアのダークブラウン → OK
(店頭に他の靴とは一線を画する存在感を放つ艶感・ムラ感のある高級そうな靴が飾ってあって、あの革と色は?と聞いたらイルチアのダークブラウンとのことだったので)
・バックルは既製品の6404のような丸みを帯びているものではなく、サントーニのように□(四角)っぽく高級感のあるものにできないか → ×
要は6411ラストのイルチア革のダブルモンクということだ。
パターンオーダーということでソールの色の組み合わせやインソールの色を自分好みに変えられるとのこと。
・インソールはクリーム色
・ソールはブラウン×バーガンディ
・・・・・
待つこと1ヶ月半。さて、どんな風に出来ているか、というワクワク感(と少しの不安)はオーダーする人ならではの楽しい感覚なんだろう。私は初めてのパターンオーダーだが、本格的な靴好きの人でフルオーダーするような人は物凄い楽しみに違いない。私も少しだけその感覚が分かった。パターンオーダーだけど、このダブルモンクはおそらく世界で私しか持っていないだろう、ウフフフフ・・・と勝手に妄想して悦に入っている(笑)。
だからカルミナでもクロケット&ジョーンズでもなく、ペルフェットのパターンオーダーにしたのだ。
ペルフェットのロゴが型押しされたワインレッドの靴箱。
そして、できたのがこれ。百貨店とかで並べられているような決めポーズを取ってみる。
革は(旧)イルチア。艶感・光沢感・肌理(きめ)の細やかさが凄い。奇をてらわない、いたってオーソドックス・ベーシックなバランスの取れたダブルモンク。だが、それでいて「最高の普通」みたいな。関係ないけどグランドセイコーのキャッチコピーは良いと思う。
「?ああ、あんたが主人か。オレ、あんたの初めての記念となるパターンオーダー品だからさ。ちゃんと手入れしてくれよ。まあ、仲良くやっていこうぜ」
「あ、ああ・・・」
パターンオーダーなのでプライドが高そうだ(笑)。
高級感ある革質・あたかもロウでコーティングしたかのようなテカリ具合、だが決してガラスレザーではない自然な艶感。
嫌味なく光を反射する。光の反射具合が革の肌理細やかさを表している。かなり高級感があるではないか!靴に興味のない奥さんが「何それ?何か高そう。カッコイイね」と言ってくれたので、第三者が見ても高級感はあると思う。
オーソドックスで控え目。でも明らかに革が違うことがわかる人にはわかる・・・。「どこの靴?」と聞かれて嬉しい、そんなパターンーオーダー靴。
バックルは既製品のため□(四角)は無理だそうです、と言われたけど、既製品の6404のように丸まっておらず、ちゃんと□(四角)にしてくれた。どうも有り難うございます。
サントーニみたいにピカピカの光沢感・高級感はないけれどブラウンにシルバーのバックルが映えて(ある意味、ダブルモンクの一番のポイント)違和感なくカッコイイ。
イルチアの色のムラ感が半端ない。サイドから見てもバランスに違和感はない。バックルの留める革部分の長さもちょうどよく、手前と奥のバックルの革部分が平行に近い形で甲から外側に被さる感じがベストだと思う。たまにくるぶし側に反ったダブルモンクを見るが、私はこの平行に近いタイプがバランスが良いと思っている。
内側サイドから見るとあたかもホールカットのように革の良さを愉しめる。本当に飽きない。高級靴や革小物を並べて喫茶店を経営したいくらいだ(笑)。
ヒールの積み上げもダークブラウン。
ヒールもピッチドヒールだが、6411ほど攻めていない。バランスは良いと思う。
レベルソ仕上げ(縫い目が隠れて綺麗に見える処理)のトウ。コバもバランス良し。
ベージュ系のチノパンやパンツにはぴったりだろう。
インソールはクリーム色。目立たず、目立たず。ダークブラウンとクリーム色がうまく合っていると思う。
ペルフェットのブランド刻印。羽の生えた馬と天使が神様(ご主人様)を引いていく様子。名は体を表すという。PERFETTO(完全な・完璧な)は神によってのみ到達しうる世界(のようなモチーフ)、ビナセーコーさんには、そのブランドストーリーを大事にして、完璧・完全な領域に到達するための靴作りにこれからも頑張って頂きたい。OEMもやっているので色々なしがらみがあるのだろうが、ホームページをもっと更新して情報発信をした方がよいのではないだろうか。
ソールはブラウン×バーガンディ。誰も見ないし、完全に自己満足の世界。なかなかシャレている。
鍵型ヒール。両サイドに小さな釘も打たれている。滑らないための見えない工夫だそうだ。凄いなぁ。履くと土踏まずのシェイプもあり、フィット感への配慮と高級靴っぽい演出をしてれくれている。
レベルソ仕上げで・ピッチドヒール・バックルの四角の形状・(旧)イルチアの革のダブルモンクはたぶん私のこの1足だけだろう(ブラウン×バーガンディーのバイカラーソール+ライニングのクリームも)、「ウフフフ・・・」と妄想できるのがパターンオーダーの良さかもしれない(笑)。
こんな要望をサントーニ、クロケット&ジョーンズ、カルミナ、三陽山長などにオーダーしても受けてくれないし、受けてくれたとしても10万円以上はしそう。
まだ履いていないので履き心地のインプレッションはないけれど、見た目や質感などは思った通りの出来で大満足。結果として、価格的には高くなってしまったがインポート物のダブルモンクにもクオリティでは全然負けてないし、何より私しか持っていない(と妄想できる)という点で非常に満足度が高い一足となった。要望と期待に応えてくれたビナセーコーのご担当の方には本当に感謝を申し上げたい。もし万が一(ないだろうけど)、このブログを見る機会があったらコメント下さい(笑)。
革の値段もますます上がりそのうち中々買えなくなるだろうから、ペルフェットは今のうちが買いだろう。
これでひとまず、私の靴熱も落ち着いた。当分もう革靴は買わない。
ペルフェット関連記事
Perfetto(ペルフェット)6411Aストレートチップ(ブラック)
Perfetto(ペルフェット)伊勢丹別注PERFETTO P2401
Perfetto(ペルフェット)をパターンオーダーする【阪急メンズ東京】
ペルフェットのダブルモンクに合わせるブラウンベルトの時計が欲しいものだ・・・。
※どこかの時計屋さんのブログの写真をお借りしました
BAUM&MERCIER (ボーム&メルシエ)
CAPELAND CHRONO LIMITED
ケープランド クロノ リミテッドエディション
世界限定250本(日本入荷50本)
この時計欲しい~。
コメント有り難うございます。今のところシューツリーはアウトレットの安物を使っています(笑)。
http://item.rakuten.co.jp/lifevalue/10000666/?s-id=review_PC_il_item_03
人にはあまりお勧めしません。
↓
この方の記事が参考になるかもしれません。ご参考まで。http://fashion.adeliepenguin.info/942.html
先日、やっと、ペルフェットを試着しました。
クインクラシコの6400シリーズですが、私の足にぴったり。
少しでも安く買いたいので丸井の催事を待つことにします(待ちきれず、ほかのを買うかも)。
ところで、シューツリーは何を使っていますか?
ご参考までに教えてください。