靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

ニュートラルの先

2011-05-16 00:01:08 | 今週の整理
人の嫌なところは 自分が受け入れていない自分の嫌なところ

受け入れることで ニュートラルになる


ニュートラルの先には 

何にも分断されることなく 静かに躍動する温もりが 溢れている 


始まりと共に

2011-05-15 23:59:53 | イメージ・ヴィジョン
最も弱く醜い自分を受け入れる 

自分の強弱美醜ひっくるめて受け入れる

すると この世での この肉体の進む方向が見えてくる


ところが 歩み続けるうちに うっかりしていると 

今度は その進む方向からはみ出す自分を 排除し始めたりしている

周りに褒められたり認められたりして うっかりしていると 

今度は 褒められたり認められたりしない自分を 排除し始めたりしている


始まりと共にある 

始まりと共に歩む

弱く醜い自分を受け入れる という始まりと共に

長男がピアノをやめると言う。

2011-05-13 23:58:17 | 思うに
長男が3年間続けたピアノ・レッスンを今月いっぱいでやめることに。

「違う楽器をしてみたい」と言う。

ピアノを続けつつ違う楽器も、というのは練習にかかる時間を考えると今の生活では難しい。そしてその難しさに立ち向かうほどピアノに対するやる気があるわけでもない。

家族の中のルールとして、「習い事は最低3年は続ける」、というのがある。長男にとってのピアノ、もちろんアップもあればダウンもあり、ダウンの時は「やめたい」と何度か、それでも何とか続けてきた。

そして約束の「3年」をクリアしての言葉。


一つのことを続ける、ことで学ぶものは大きい。

と同時に、色々なものを試す、ことで学ぶものも大きい。


一つのことを続けながら、色々と他を試す、のが理想なのじゃないかと思う。

色々と試すことが、続けている一つのことに生かされていく、という状態。


彼が「続けていく一つのこと」をいつか見つけてくれたら。

自分を振り返ると、一つ目の「続けていく一つのこと」は挫折、再び続けていきたいというものが見つかったのはここ数年のこと。それも「今回こそ続ける」と思ってはいるものの、将来的に「色々試したものの一つ」となっていることだってあり得る(いやないはずなのだけれど、笑)。それでも子供には早く見つけて欲しいと思うのである。早く一つのことを続け始めれば、確かに蓄積も大きいだろう、などと考える。(笑)


無駄なことなど何もないのだろう、と「やめる」と伝えたピアノの先生と言い合う。


3年間のピアノが、「色々試した」経験として、いつか「続ける一つのこと」に生かされるのを願っている。

溢れるほどの多様さ

2011-05-13 00:01:28 | イメージ・ヴィジョン
今は9歳の長女が5歳のときの出来事


「暗い緑」と「明るい緑」を 「違う色」だと言う

「濃い青」と「薄い青」を 「違う色」だと言う

電化製品に点灯するランプ 角度によって違う色 片目をつぶると違う色になると言う 

「緑のペンを取って」と言っても 中々伝わらない 

「色」についてのコミュニケーションがとれない


念のため色覚異常の検査を と目医者へ連れて行った 

異常なし


いつしか 

「暗い緑」も「明るい緑」も 「緑」だと

「濃い青」も「薄い青」も 「青」だと 

「赤紫」も「青紫」も 「紫」なのだと言ってしまえるようになる

それは「成長」でもある


時々 彼女が5歳の時にみていた世界 を想ってみる

一つの言葉で括られた対象にある 溢れるほどの「多様さ」を 

散歩、山菜探索。

2011-05-13 00:01:15 | 風景・散歩・旅
まぶしい日差し、夕方近所のトレール散歩。


「ママ、たいこみつけた~。」

屋外で「緑」が視界に入るなんて!

ツクシ、


コゴミ、


ヤナギラン(サラダやてんぷらに)、


※「タラの芽」。

もう少しかな。

芝生も緑!


気持ちいい~。




※正確には「ハリブキ」に近いもの。その名の通り針のようなトゲが枝にびっしり、摘む時には分厚い手袋やナイフなどが必要。こちらの日本人の間では「タラの芽」として親しまれています。味、香りはまさしく「タラの芽」です。天ぷらにしたり、おひたしにしたり、とにかく美味しい。

英語では「devil's club」。 ネイティブ・アメリカンの人々は昔から、食や薬として用いてきたようです。高血圧や糖尿病にも効くとされ、強壮薬としても用いられたり、アラスカのチョウセンニンジン(Alaskan ginseng)などと呼ばれることもあります。

パスタとクレームブリュレ

2011-05-12 00:02:37 | 
各種粉と卵と水を混ぜた生地を、


ひらた~く、


器具を付け替え、一定幅に切り、

フェットチーネ!


茹で、

ムースひき肉トマトソース。(友人ハズバンド狩猟のムース)


味噌ホワイトクリームソース、ネギのせ。


たらこ。


アンチョビガーリック。


デザートにはクレーム・ブリュレ。



もりもり作り、


もりもり食べる。


(よかったらこちらもどうぞ。複数人で続けるブログです。「カイ」で書いてますhttp://ryoshiken.blogspot.com/2011/05/by_11.html
http://ryoshiken.blogspot.com/2011/05/by.html

子育てノート(対処と根治)

2011-05-11 00:00:21 | 子育てノート
何か問題があるとき 「それをしてはいけない」と「対処」するのも必要だけれど

それをしてしまうという「根」を「治」していく必要もある


「根」は日常の生活習慣にある 

「根」を「治」すのには時間がかかることもある


スキンシップ: 抱きしめる 背中をさする 手を握る 

子供の話を聞く 自分の気持ちもシェアする

一緒に笑う: 涙が出るほどの笑いを共有する

一緒に遊びを楽しむ: 一緒にゲームしたり 本の内容について話し合ったり スポーツしたり


こういうことを日常から積み重ねていくことが かなり効果的な「根治」になると感じている

マシュマロ焼き

2011-05-10 00:02:25 | 出来事や雑感や (子育て)
夜、裏庭でマシュマロ焼き。

北米ではキャンプに欠かせないもの。これからのキャンプシーズンに向け盛り上がる。

焼き加減みるのに真剣。


黄金色を目指す。


中はとろ~り、外はクリスピー。


夜9時前でこの明るさ! 寝る前のデザート。(笑)


さて、こちら月曜日早朝。

Have a wonderful week!

ジオラマ・プロジェクト

2011-05-10 00:01:34 | 出来事や雑感や (子育て)
小学校一年の次女、本を読んで本のイメージのジオラマを作る、というプロジェクト。

次女が選んだ本:

"The Value of Friendship -The Story of Jane Adams -" by Ann Donegan Johnson

この「Value Tale」シリーズ、様々な人物の伝記を通して価値観(value)を学ぶ、というもの。

patience, kindness, humor, bourage, buriosity, respect, responsibility, sharing, learning, saving, dedication, adventure, helping, love, caring, giving, believing in yourselfなどなど様々な価値(value)が伝記を通して描かれる。

例えば、

「正直さ(honesty)」という「価値」を孔子の伝記を通して
「想像力(Imagination)」      英国の作家ディケンズ
「真実と信頼(Truth and Trust)」 アパッチ族の酋長コーチーズ(Cochise)
「先見の明(Foresight)」     トーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)
「理解(understanding)」      人類学者のミード(Margaret mead)

などがあったりする。

70年代出版のこのシリーズ、気に入って少しずつ古本屋で購入し揃えた。


その中から次女が選んだのが「友情(Friendship)」、ジェーン・アダムスの一生を通して。

ジェーン・アダムス(1860-1935):
裕福な家庭に生まれ、医者になることを志したけれど(当時の女性としては稀なこと)、体を壊し断念。ヨーロッパを訪ねたときに貧困層を助けるという福祉に目覚め、米国に帰国後シカゴのスラムに貧しい人々が自由に出入りでき、食事を提供したり裁縫などの技術習得を助ける「Hull House」を建て、一生そこで暮らす。小児労働規制、女性参政権獲得、育児施設の充実、生涯教育振興などの運動に関わり、1931年ノーベル平和賞受賞。

「友情」は、ジェーン・アダムスとスラムの人々との交流を通して描かれる。


姉も粘土手伝い。


靴箱でジオラマ。


スラムの子供たち、粘土で。積み木で「Hull House」。


キャンディー工場で一日14時間週6日という過酷な労働、ジェーンが差し出したキャンディーをみたくもないという子供たち、などのエピソードも描かれている。今の子供たちの暮らしとのギャップに、次女もかなり想像力を働かせたよう。

昨日は次女、とにかくジオラマ完成させなくてはと必死だったけれど、一連のプロジェクトを通して何を学んだのか、改めてゆっくり聞いてみたい。