小学校一年の次女、本を読んで本のイメージのジオラマを作る、というプロジェクト。
次女が選んだ本:
"The Value of Friendship -The Story of Jane Adams -" by Ann Donegan Johnson
この「Value Tale」シリーズ、様々な人物の伝記を通して価値観(value)を学ぶ、というもの。
patience, kindness, humor, bourage, buriosity, respect, responsibility, sharing, learning, saving, dedication, adventure, helping, love, caring, giving, believing in yourselfなどなど様々な価値(value)が伝記を通して描かれる。
例えば、
「正直さ(honesty)」という「価値」を孔子の伝記を通して
「想像力(Imagination)」 英国の作家ディケンズ
「真実と信頼(Truth and Trust)」 アパッチ族の酋長コーチーズ(Cochise)
「先見の明(Foresight)」 トーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)
「理解(understanding)」 人類学者のミード(Margaret mead)
などがあったりする。
70年代出版のこのシリーズ、気に入って少しずつ古本屋で購入し揃えた。
その中から次女が選んだのが「友情(Friendship)」、ジェーン・アダムスの一生を通して。
ジェーン・アダムス(1860-1935):
裕福な家庭に生まれ、医者になることを志したけれど(当時の女性としては稀なこと)、体を壊し断念。ヨーロッパを訪ねたときに貧困層を助けるという福祉に目覚め、米国に帰国後シカゴのスラムに貧しい人々が自由に出入りでき、食事を提供したり裁縫などの技術習得を助ける「Hull House」を建て、一生そこで暮らす。小児労働規制、女性参政権獲得、育児施設の充実、生涯教育振興などの運動に関わり、1931年ノーベル平和賞受賞。
「友情」は、ジェーン・アダムスとスラムの人々との交流を通して描かれる。
姉も粘土手伝い。
靴箱でジオラマ。
スラムの子供たち、粘土で。積み木で「Hull House」。
キャンディー工場で一日14時間週6日という過酷な労働、ジェーンが差し出したキャンディーをみたくもないという子供たち、などのエピソードも描かれている。今の子供たちの暮らしとのギャップに、次女もかなり想像力を働かせたよう。
昨日は次女、とにかくジオラマ完成させなくてはと必死だったけれど、一連のプロジェクトを通して何を学んだのか、改めてゆっくり聞いてみたい。