靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

溢れるほどの多様さ

2011-05-13 00:01:28 | イメージ・ヴィジョン
今は9歳の長女が5歳のときの出来事


「暗い緑」と「明るい緑」を 「違う色」だと言う

「濃い青」と「薄い青」を 「違う色」だと言う

電化製品に点灯するランプ 角度によって違う色 片目をつぶると違う色になると言う 

「緑のペンを取って」と言っても 中々伝わらない 

「色」についてのコミュニケーションがとれない


念のため色覚異常の検査を と目医者へ連れて行った 

異常なし


いつしか 

「暗い緑」も「明るい緑」も 「緑」だと

「濃い青」も「薄い青」も 「青」だと 

「赤紫」も「青紫」も 「紫」なのだと言ってしまえるようになる

それは「成長」でもある


時々 彼女が5歳の時にみていた世界 を想ってみる

一つの言葉で括られた対象にある 溢れるほどの「多様さ」を 


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6 コメント

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Unknown (Kazumi)
2011-05-13 12:29:02
子供の表現力には驚かされますよね~。
娘さんのその多様な感覚はお母さん譲りかな?
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Kazumiさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2011-05-14 00:06:05
子供たちの目からみている世界を想像してみると、面白いですね。まったく違った見方やアイデアに驚かされることがあります。

一人一人違った性質のようなものを持っているのだなあ、と感じています。もちろん育つ環境は大きいのですが、その子自身の性質というは確かにありますね。

子供たちの感性に日々刺激をもらっているようです。

Kazumiさん一家も週末をお楽しみください!

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そうだったのかも (テッサー)
2011-05-15 01:54:51
うちの息子も小さいとき、色のコミュニケーションが難しくて、色覚異常を疑ったことを思い出しました。薄い・濃いよりももっと「赤」と「緑」みたいな差だったと思う。
でも、そのとき、そういう「多様さ」の視点はきがつかなかった。今でも、みすごしている子供のいろんな面があるんだろうな、と思いました。
目の前に同じものがあっても、気づくか気づかないか、って大事なことだね。
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テッサーさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2011-05-15 21:52:34
息子君も色のカテゴライズに苦労したんだね。本人たちが見ているものと、周りが示す分類とがうまくマッチしていかない。何でこんなに互いに違うものがひとつの言葉でまるで同じものかのように表されてしまうんだろう、という感覚だったのじゃないかと思う。

私も見過ごしているものがたくさんあるのだと思う。テッサーさんが気がついて私が気がつかないものもあるのだとも。

子供の目から見えているものを想像して、面白いなあ、と思うことよくあるよ。小さい子ほど今ここに全身全霊でいるね。何だかこちらまで生き生きとしてくるよ。といってゼイゼイヨレヨレになっていることも多いのだけど。(笑)

ありがとう。
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アラスカ (ちゅうりんげん)
2011-05-16 05:05:15
僕のHNはドイツ絡みですが、mixiで、アラスカの方の足跡は初めてでした。おかげて、その生活を窺い知れて新鮮な気分です。
たらの芽の話題は日本との距離感を縮めました。
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ちゅうりんげんさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2011-05-16 23:21:48
旧東ドイツの地名なんですね。mixiの足跡からコメントを残していただいてありがとうございます。

縁あって12年ほど前からここに暮らすことになりましたが、それまで「アラスカ」は私にとっても北の最果て、別世界というイメージでした。

今ではすっかりアラスカ生活になじんでいます。こちらに暮らす日本人の方々、色々な工夫をして日本の食事をされている方が多いですよ。

感謝を込めて。
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