靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

母の日

2011-05-10 00:00:55 | 出来事や雑感や (行事)
朝、夫がオムレツ。とろけるチーズとトマト。

といってもこれは日曜日の朝の定番なのですが。

子供たちから手作りプレゼント。粘土やパイプクリーナー使って。

触ると音楽を奏でる風船に花も。

なぜか歌(ハッピ~マーザーズデイトゥユ~)にケーキ。

三女4歳、「ママいくつになったの?」と何度も言っていた。(笑)


夫からも手作りプレゼント、何かと思いきや、

あんどん・・・。


実はこれ、実家から数年前送ってもらった五月人形の箱の中になぜか入っていた「秘湯あんどん手作りキット」。毎年端午の節句が終わると一緒に天井裏に戻っていたのですが、今年は組み立てたようです。釘とボンドと習字の紙を張って。

中にろうそく。なかなかいい。


賑やかな母の日、楽しみました。

私を生み育ててくれた母へ、感謝を込めて。

今日の夢、言葉

2011-05-08 23:59:49 | 
真っ白な広々とした部屋。白い服を着た男と女。男はオレンジ色、女は薄い紫色の髪。二人の顔は緑色。

カラフルな耳あてをしているな、と思ったら、ちょうちょが二人の耳の辺りにとまってひらひらと羽を動かしている。

二人バトミントンをしている、キャーキャーと楽しそう。

緑の顔にバトミントン・・・、ちょうちょとまってるし・・・、と思っていると。

足下に黒い太文字。


一人一人が緑になる

二酸化炭素を吸い込み、酸素を吐き出すように、

怒り・憎しみ・恐れを、思いやり・慈しみ・温もりへ。

一人一人がエネルギーの変換場となる

観、受け入れ、溶かし、還す、を繰り返す。

エゴがなければないほど、selflessであればあるほど、

変換はスムーズにいく、肉体が痛むこともない。」

「偶然」の思い出の一つ

2011-05-06 23:59:03 | 風景・散歩・旅
色々驚くような「偶然」を経験してきたけれど、記憶に強く残っているものの一つ。


グアテマラのアンティグアという小さな村で出会った日本人の男の子T。

このアンティグアという町、中米南米をこれから旅するというバックパッカーが手軽にスペイン語を学べる小さなスペイン語塾がたくさんある。私も一週間だけ、民家にホームステイしながらスペイン語を習った。私の場合は一週間後テキサスの親戚の家を訪ね日本へ戻ったのだけれど。

それから2年後、ネパールを3週間旅した。ヒマラヤを7日間歩いたあと、地元で知り合ったネパール人の友人と麓の小さな町の小さなレストランに足を踏み入れたときのこと。

「マチカちゃん?」 レストランの奥から声。

グアテマラで会ったTと再会。


すごい確率だったと思う。中米の小さな町で出会った人と、2年後の同じ日に地球の反対側のアジアの小さな町の小さなレストランにいたという確率。


Tは椅子のデザイナーになりたいと言っていた。ガウディが好きでスペインにも行きたいとグアテマラでスペイン語を勉強していた。ネパール以来会っていないけれど、元気に暮らしていますように。

グリーンハウスにて

2011-05-06 00:03:27 | 出来事や雑感や (子育て)
昨日は一日中雨がしとしと。太陽が隠れると寒い。

扉を開けると、そこは別世界。


暖か~い空気に、緑の香り、花の香り。

グリーンハウスで歌、読み聞かせ。


クラフトも、


お絵かきも。


歌は童謡かと思いきや、のりのりのフォークやブルース。

このグリーンハウス(Mann Leiser Memorial Greenhouse Lidia Selkregg Chalet)、鳥や魚も棲息。

「読み聞かせ・歌・クラフトの会」、昨日から8月までこちらグレッグさんが担当とのことです。

クラフトに使ったプラスティックの皿で着飾るグレッグさん。(この写真掲載、快くOK)

スペリング・テスト

2011-05-06 00:00:01 | 出来事や雑感や (子育て)
長男、長女、次女、毎週単語の綴りテストがあり、テストに向け一週間かけ綴りの練習。

今週の長男五年の単語リスト:

acrophobia   高所恐怖症
claustrophobia 閉所恐怖症
kleptophobia  盗難恐怖症
dementophobia 狂気恐怖症(気が狂ってしまうのではないかという恐怖症)
hemophobia   血液恐怖症
achluophobia  暗所恐怖症
necrophobia   死恐怖症
technophobia  最新技術恐怖症
scolionophobia 学校恐怖症
phobophobia  恐怖症恐怖症(恐怖症になってしまうのではないかという恐怖症)


こんな単語あるんだとまずは驚く。

こんな単語半分冗談で作ったんじゃない?と今なら笑って済ませもできるけれど、「病的な恐怖」にとりつかれた本人の洒落にならない状態、その苦しみといったらたまったものじゃない。

上のリストでいったら多分私は、狂気恐怖症、死恐怖症、恐怖症恐怖症だったのだろう。

「恐怖」は様々な対象へと転移する。

日常の小さな「恐れ」に向き合い、「恐れている自分」を受け入れ溶かし続ける、私の場合はそれが一番治療に有効だった。


冗談なのじゃないかと思える今に、感謝。

端午の節句、清めの儀式

2011-05-05 00:10:18 | 出来事や雑感や (行事)
昨日、ウキペディアの「端午」をみていたら、「端午は元々女性の節句だった」とあって驚いた。田植えに入るために女が男のいない家屋で身を清める儀式「5月忌み」が中国から伝わった「端午」と結びついたと。鎌倉時代から男の子の行事になったと。

アラスカでいうなら、これからの狩猟採集シーズンに向け身を清める行事ということでどうだろう・・・。どうだろう、というのもどうなんですが。(笑)

山菜に始まり、魚、ベリー、狩猟採集シーズン到来! これから忙しくなります。雪のない間に食料蓄えておかないと。


昨日は友人たちと端午の節句を祝った。山菜取りの計画もうきうきとしながら。

いなり寿司作り、そしていなり寿司を飾り付ける小道具の準備。


子供たち飾りつけ。


柏餅に似て非なるよもぎ餅。ああよもぎの香り。

餅粉と水と砂糖とよもぎを混ぜた生地に餡を包む。

出来上がり! きゃ~、かわいい~。

兜は友人が春巻きの皮を折り中にチーズ入れ揚げたもの。

新聞紙でも兜作り。


楽しかったです。


端午の節句、子供たちがすくすくと育ちますように、という願いを込めて。


(よかったらこちらもどうぞ、複数人で続けるブログです。カイで書いてます。http://ryoshiken.blogspot.com/2011/05/kodomonohi.html

思い出す

2011-05-03 00:03:18 | イメージ・ヴィジョン
思い出してみる。


こうして何兆もの細胞が働き、大地を踏みしめ、今生きている奇跡を。

あらゆる命を生かす地球という環境が、可能となっている奇跡を。


いかに多くの他の命をむしゃむしゃといただくことで、自分の命が成り立っているか。

周りにあるもの、いす、コンピューター、テーブル、窓、皿、一つ一つにどれだけ多くの人の力が注ぎ込まれているか。


目にするあらゆるもの、ひとつとして自分一人で作りあげたものなどない。

自分だけのものなど、命を含めて何一つない。