尖閣諸島問題ー共産党に聞く

2012年10月06日 19時36分58秒 | 日記

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「何か思っている以上にまともだな」「俺も今度は共産党だ」―インターネット動画サイト「ニコニコ動画」で20日、放送された日本共産党の特集番組「まるごと紹介! 一気に見せます共産党!」。

8万5000人を超える人が視聴し、総コメント数は約11万に及ぶなど、大きな反響が寄せられました。

志位委員長は、「外交交渉による尖閣諸島問題の解決を」と題した提言を発表し、日本政府に申し入れたことを紹介。その後、21日、中国大使との会談でも、申し入れをしました。

「反日デモ」による暴力行為は絶対に許されない
●志位ー尖閣問題を考える際に、まず、いま「反日デモ」をやっていますね。どんな理由があっても、暴力行為は、絶対に許されない。中国にいる日本人、日本企業、日本大使館をしっかり守るための措置に万全をつくせというのが第一点。

尖閣諸島の日本の領有の正当性は、歴史的にも、国際法上も、明らか 
●志位ー尖閣諸島を日本に編入したのは1895年1月、「無主(むしゅ)の地」の「先占(せんせん)」持ち主のない土地を先に占めるという国際法上、正当だというのが第一点です。その後、古賀辰四郎さんという人がアホウドリの羽毛の採取とか、カツオブシの製造などをやっていた。実効支配していたのです。

中国政府は75年間一度も異議も抗議も唱えず
●志位ー二つ目の点は、中国の主張の一番の弱点は、1895年に日本が領有を宣言してから、1970年まで75年間にわたって、一度も日本の領有に対して異議も抗議もいってこなかった。もし、中国のものだというふうに思っていたんだったら、抗議すべき、あるいは異議をいうべきですが、一度もいっていない。

尖閣諸島は日本が日清戦争でかすめとった領土ではない
●志位ー三つ目の重要な点は、中国の主張というのは、1894年~1895年の日清戦争に乗じて(尖閣諸島を)日本がかすめとったという主張。しかし、これは、根拠がない。私たちは、日清戦争の講和条約、つまり下関条約に関するすべての記録を調べてみましたけれども、下関条約で日清戦争の結果として清国から奪取したのは、台湾と澎湖(ほうこ)列島だということがはっきりしていて、そこに尖閣諸島というのは出てこない。尖閣は、まったく問題外だった。尖閣諸島の領有は、日清戦争という侵略主義、領土拡張主義によって奪ったものとはまったく別の問題なんだということです。

領土紛争の存在を認め、外交交渉で領有の正当性主張を
●志位ー日本政府は反論もしていない。(中国に)いわれっぱなしになっている。「領土問題は存在しない」というのは、一見「強い」ようにも見える。しかし、主張もしなければ反論もしないんだから、一番日本の外交を弱くしている。 このなかで、歴代日本政府の対応には「領土問題は存在しない」という立場を棒をのんだように繰り返すだけで、中国との外交交渉によって領有の正当性を理をつくして主張する努力を避け続けてきた問題を指摘しました。

※この間も、「おお、よく調べているな」「官房長官よりよく知っている」などのコメントが次々。

※「政府は『領土問題は存在しない』といっているために、首脳間の会談などで正面から主張するうえで自縄自縛になっているんです」と志位氏。聞き手の角谷氏は「志位さん、それすごく面白い。世の中、棒をのんだ硬直化しているようなことをいうのは共産党だと思っているのですから。共産党の方が、わが国のやるべきことをやれといっているんですね」「外交は共産党に任せたらいいじゃないのかな」。

※「まったくだ! 全然(共産党は)違うぞ!」「共産党こそ与党になるべきだ」など、画面には共感のコメントが流れました。