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 共産党は28日、ネット上の「ゆるキャラ」を通して政策を訴えるサイト「カクサン部」に、衆院選の争点を意識した新しいキャラクターを登場させると発表した。消費増税先送りや原発再稼働を想定した「悪者キャラ」になるという。

 小池晃副委員長が党本部での会見で、動物のサイや野菜のタマネギに似た新キャラのシルエットだけを公表。12月2日の公示後、サイト上でベールを脱ぐという。小池氏は「悪者キャラを出して、(安倍政権の)批判すべき政策を分かりやすく示す」と狙いを語った。

 「カクサン部」は、ネット選挙が解禁された昨年の参院選時に立ち上げた。ブラック企業など雇用問題に切り込む「雇用のヨーコ」や、子育て・教育問題を訴える「小曽館育子(こそだて・いくこ)」などを作った。参院選の選挙戦では、志位和夫委員長の街頭演説に「雇用のヨーコ」のコスプレをした支援者が登場するなど話題になった。志位氏がつぶやくツイッターや、党のホームページにアップされた動画を支持者に拡散させるのに一定の役割を果たした。(上地一姫)

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