働く自動車とならんで、わたしが最近、ちょっと意識的に狙っているのが、建造物。
むろん、どれでもいいというわけではなく、こちらのアンテナに電波を発信してくるようなものでなければいけない。
銀塩フィルム時代の昔から、木造モルタルの建物などは、古びてくると、そのざらざらした質感やわび・さびぶりが好まれて、モノクローム写真のモチーフになっていた。あるいは、もっと昔の例をとるなら、アッジェの石造建築のパリ、エバンスの鉄骨建築のアメリカを思い出してもいいだろう。建築物、建造物は、いつだって、それ固有の意匠をまとって、景観の一部を占有している。
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さっき、牛丼屋へ昼飯を食べにいって、その帰り、カメラのキタムラへ立ち寄った。会社からは至近距離にあるので、買う、買わないにかかわりなく、週に三回はこの量販店に顔を出す。そしてカタログをもらったり、カメラやレンズやカメラバッグやSDカードを買ったりする。今日は、新作のカタログを三部もらってきた。上の写真がそれ。ニコンD800、NIKKORレンズ、OM-D。ニコンのほうはメーカーの本気度を感じさせる、力のこもった立派な小冊子。オリンパスのほうは発売はまださきのためか、折りたたみ短冊型ミニパンフによる「速報」版である。
昨年の秋は、デジタルカメラ業界の激烈な競争原理に驚いた。ケータイ電話並だなあ・・・とおもったけれど、それ以上かもしれない。 . . . 本文を読む
一昨日、昨日と忙しい日がつづいた。
週休2日にしたいのだけれど、夢の夢・・・かなあ(~o~)
寒気がきびしいと、朝起きるのがつらくて、「仕事したくねえな、今日は」なんて愚痴っている。
今日は二人の女性写真家を取り上げてみよう。
市橋織江さんと、池田葉子さん。
市橋さんは、このところ波に乗っているらしく、写真集がつぎつぎ刊行され、多くの読者、支持者をあつめている。撮影する写真に、かなり特徴があるので、カメラ雑誌などでも、すぐに彼女の写真だということがわかる。
ソフト・ハイキーで、ブルーかぶりの作品がとても多い。
どこから見ても、女性写真に見えるけれども、男性にはない独特なセンスは、レモン汁かなにかで、こころを洗うような清心極まりない静謐感をもっている。
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「なぜおれの写真は変わってきたのだろう」
そんなことを考えているうち、ようやくあることに思いいたった。
アイレベルからの脱却・・・これである。
写真とは、ファインダーに接眼して外界と対峙し、シャッターを押すものである、という固定観念からの脱却。
最初の兆候は、LUMIX LX5が手許にやってきたときにはじまった。
一昨年の10月にLX5を手に入れたが、そのカメラには、ファインダーがなかった。
それ以前、5~6台のコンパクトデジタルカメラを使ってはきたが、コンパクトなので、見やすいとはいえないながら、カメラにはすべてファインダーがあった。 . . . 本文を読む
この春のニューモデル、オリンパスからは、いよいよウワサのOM-Dが発売になるらしく、リーク画像が流出している。
http://japanese.engadget.com/2012/02/04/om-d-e-m5/
http://digicame-info.com/2012/02/om-de-m5-1.html
ほほうー(?_?) などとおもっていたら、ニコンからはD4につづいて、待望のD800が発表になった。
なんと、3630万画素!
http://news.mynavi.jp/news/2012/02/07/079/
http://www.nikon.co.jp/news/2012/0207_d800_01.htm
価格予想はボディのみ30万~35万円。
わたしのような貧乏な自営業者や、平均的なサラリーマンがおいそれと買える値段ではない。20万円くらいに値落ちしてきたら・・・う~ん、1年半かもっとさきになるだろうが、それでもオモチャにするには高すぎるとわたしなどは考えてしまう。
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写真は光と影をコントロールする技術だとよくいわれる。
その通りだと、わたしもおもう。
ところが撮影現場におもむいてみると、「光と影をコントロールする」のが、そんなに簡単ではないことがわかってくる。
モノクロームならば、光と影のコントロールに、作品的な生命がかかっていたりする。
ところが、カラーは、ことば通り、そこに色の要素がくわわる。
トップにあげた一枚は、仕事にいく途中で見かけたドライブインの壁。
真っ向から強烈な西日をあびた壁やサッシが、ギンギンに輝いている。
「わ、わ! すんげぇ」とおもって、三毛ネコさんは、瞬時クルマを止めた。
こちらは、看板屋さんの作業場の屋根。
めいっぱい目立っている。自宅の近所にこんな屋根があるのは、この日、はじめて気がついた。わたしから見たら、それは、フォトジェニックなオブジェということになる(^-^)
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先日来の厳しい冷え込みによって、思いがけない影響が出ている。
アパートの入居者から、水道の水が出ない・・・という苦情が複数寄せられ、対応をせまられたからである。
しかし、不動産屋は水道のプロではない。
地元の水道業者(各自治体に“指定業者”なるものが存在)に連絡をとり、「水が出るようにしてもらえないか」と相談する程度のことしかできない。
「それは凍結ですね。凍結はどうにもなりません。解けるのを待つだけです」
「しかし、もう2日も水が出ず、生活に支障をきたしているんです。台所は使えないし、浴室もトイレもだめなので、入居者がなんとかしろと、クレームをつけてきているんです。いい解決法はないですか?」
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カジュアル・クリエイティブ・コンパクト・・・このことばは、リコーCX6のカタログにしるされたCX6のキャッチ・コピー。
《いい写真は、好奇心といい道具、そして少しの偶然から。超高速AF搭載、カジュアル・クリエイティブ・コンパクト[CX6]》
どなたが書いたコピーかは知らないけれど、当意即妙の核心を衝いた表現であるとおもう。
もともとCXシリーズの魅力をわたしに教えてくれたのは、マイミクあっきいさん(^_^)/~
CX3の使い手で、身辺雑記に通じるようなコンテンポラリーな写真を、日記やアルバムにアップされているのを見ているうちに、「万能のメモカメラ」としてのRICOH CXシリーズの真価に目覚めていったのである。そしてCX4が、わたしのところへやってきた。
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あいかわらず、撮影意欲満々、調子にのってつぎつぎとアルバムへ写真をアップしている三毛ネコさん!
寒風が吹きすさび、屋外をふらついていると耳がちぎれそうになる日には、クルマの中から、カメラで被写体をさがしている。
「いったい、この人はいつ仕事をしているんだろう?」
と不思議におもわれる方があるカモ知れないが、まあ、不動産業の自営なので、時間はかなり自由になるし、仕事で、近隣を走りまわっているから、突如としてあらわれるチャンスを逃さなければ、ある程度量産が可能となる。
こんなことがやりたくてこの仕事についた・・・というわけではないが、いまのところ、まずますの波がきている。その波に乗って、サーフィン気分を愉しんでいる。
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今日の前橋地方は寒かった。
南の空からは、うすい陽射しがさしこんでいるのに、北方の空には、重苦しい雪雲がたれこめている。
前線がすぐ近くを通過しているのだ。
こんな日は、斜光線がドラマチックなステージライトのように、あたりの風景をつつみこむ。冬日は、風景写真日和でもある。
おー、寒い。
お昼ころになっても、日陰の氷が解けない。
普段ならクルマを止めて、1時間は歩くのだけれど、とてもそんな気温ではない。
せいぜい、5分か、10分。スキーウェアでも着ていないと、とてもじゃないが、長時間は戸外に立っていられない。
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