二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

詩試論(1) ~詩魂の在処(ありか)ついて

2015年05月29日 | 俳句・短歌・詩集
詩は書いているけれど、わたしにわたし固有の詩論の持ち合わせはない。 詩は汗やあくびのように、日常生活をいとなんでいる精神(もしそういうものがあったとしたら)の中から「生まれてくるもの」である。 しかしいつも、いつもそういってすましているのではなく、捕えがたいものを捕えようとたまには努力してみようかという気分になってきた。 そういう気分になったのは、小林秀雄の「表現について」(新潮文庫「Xへの手紙・ . . . 本文を読む
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