小栗さんのブログに、見学希望者は連絡してください、とあったので。
次回の「夜、ナク、鳥」は四方囲み舞台。
なので、舞台中央は向かい合う4つの椅子で構成されている(本番のときに椅子を使うという意味ではない)。
7時半くらいから集まり始める。そのときいる役者さんたちでできるアンサンブルの稽古(そのシーンに出る役者さんが来ていなければそこはとばす、ということです)。
一応初演はみてい . . . 本文を読む
ミズタニカエコ作品展のなかで、はくさんまさたか氏の演奏があった。
竹製のディジュリドゥを吹くはくさんまさたか
周囲にいろんな楽器が置かれている。たとえ鍋に見えてもペットボトルに見えても、全部楽器。
これは塩ビ管製
分解できるすぐれもの。 . . . 本文を読む
2014.6.7(土)13:00 神戸女子大学古典芸能研究センター
開始時間ぎりぎりに到着。すでに講義室の座席はいっぱいで、立ち見もたくさん。
まず、近くにある北野天満宮(京都の、ではなく神戸北野のです)宮司さんによる舞楽「蘭陵王」。雅楽(録音)に合わせて教壇(?)の上での舞。切り顎が揺れるのもわかるくらい近距離での鑑賞。
休憩を挟みながら、中世芸能の大谷節子先生、近世芸能の坂口弘之先生、民俗 . . . 本文を読む
2014.5.25(日)14:30 カラビンカ
リボン状のオーガンジーが幾つも垂れ下がり、全体が断続的になっている空間のそこここ椅子が置かれている。それをシーンによって使い分ける。映像は白い壁面に映す。狭い会場の使い方が巧み。
残像のような赤のイメージがいろいろな場面に散りばめられる。
カウンターと小さなテーブル。イタリアンレストランらしい。
ランチセットを頼んだ女は、運ばれてきたパスタの皿を . . . 本文を読む
2014.5.17(土)19:00 ウイングフィールド
ウイングフィールドでの公演では、いつも舞台上手側に小さな張り出しがある。今回そこを主に高校の美術室として使う。
デッサン用の石膏像相手に熱い恋のことばを語る高校三年生の女の子(チラシのイラストは彼女ですね)。小さな門前町で食堂を営む父とふたりで暮らしている彼女は、野球部のエースに淡い恋をしている。クラスメートたちの軽い話題に興味が持てず、デ . . . 本文を読む
5.29(木)19:00
グランフロントにある住ムフムラボ。
「普段、ここは撮影禁止なんですが、この講演のようすはどんどん撮ってフェイスブックやブログにアップしてください」と、案内があったので遠慮なく。
仲野徹先生が岩波新書でエピジェネティックについて書いたので、
そもそもエピジェネティックとはなにか、という話。
内容がわかったとはいわないが、確かにおもろい。さすが大阪の大学教授。久坂部羊 . . . 本文を読む
2014.5.22(木)19:30 ウイングフィールド
当日パンフにもあるとおり、基本はカフカの『城』。
すぐ着けるはずなのに行けない場所。妻に頼まれた紙おむつを買いにショッピングモール「アイオーン」に向かって車を走らせる男。
アイオーンって、昔、ユング関係で読んだ気がするけどなんだったっけ、と帰ってからググってみた。ま、要するに時間だと思えばいいんだろう。ナビというのは3つの衛星が受け取る信号 . . . 本文を読む
2014.5.19(月)15:00 應典院
百景社とは趣が違うが、J-POPをうまく活かしてるなあと思った公演。
のぞみちゃんが目覚めるとそこは動物の国。
しゃべる蛇やら牛やらウサギやらが、不思議の国のアリスよろしくのぞみちゃんに話しかけてくる。みんな楽しく歌って踊る。いじめっ子のライオンも、みんなにポカポカ殴られるとごめんなさいと謝って仲直りする。本物の悪意がどこにもない夢の世界。お菓子のな . . . 本文を読む
2014.5.14(水)20:00 in→dependent theatre 1st
『走れメロス』では『負けないで』だった。
舞台を走り出ていったメロスが劇場前の道路でダッシュを繰り返す、その映像をリアル中継でスクリーンに映しながら『負けないで』を流し、字幕で「皆さんご一緒に」と呼びかける。「負けないで。…最後まで走り抜けて」という大合唱の中をメロスが駆け戻ってくる、という趣向。
物語のあ . . . 本文を読む
2014.5.12(月)19:00 音太小屋
神功皇后については通りいっぺんのことしか知らない。
五月人形にもなるくらい勇猛果敢な女傑だったとか、石を抱いて三年ほど出産を遅らせながら無事皇子を産んだことで安産の守り神になっているとか、まあそのくらい。国引き神話などの拡大路線はわたしの好みではないし。
この芝居は、そんなよく知られたイメージとはまったく違うところから始まる。
日本海を眺めながら育 . . . 本文を読む
2014.05.10(土)19:00 ウィングフィールド
dracomで作・演出をしている筒井潤が、現代劇作家の短編作品を演出する試み。
蜷川が演出すると作家が誰であっても全部蜷川作品になってしまうが、筒井演出にも似たようなところがあるかもしれない。作品に合わせて演出手法を変えるというのではなく、作品の中で自分の関心を捕らえた部分を自分の手法で拡大してみせているような感じがした。
『仮面夫婦の . . . 本文を読む
2014.5.5(月)11:00 應典院
二十歳の(明言はされないが間違いなく)大学生。彼の回想の形で物語は始まる。
過去をいたむ旨の、文字どおり感傷的な独白は抒情的でキラキラしている。
ものごころつく前から一緒に遊んでいた四つ年上の女の子。活発で負けず嫌いで、年下の彼とのゲームでも、絶対に勝ちを宣言しないと気がすまない。
その後、引っ越していった彼女と小学六年生の夏休み間近に再会する。まだ終 . . . 本文を読む
2014.4.18(金)19:30 Cafe Slow Osaka
「わたしは猫は大嫌いです」という一節がある「猫」という詩(っぽい作品)の朗読から始まる(テキストを見ていなくても「朗読」かな?)。
その作品の中には「アンデルセンの猫を知っていますか」とあり、賢治はアンデルセンを読んでいたらしい。賢治とほぼ同じ時代に生きたシートンの作品は、日本語に訳されたのが少し後だから、おそらく読んでいなか . . . 本文を読む
まだ公演が残っているので、白紙の状態で見たい人は読まないでください。
2014.4.27(日)15:00 未知座小劇場
公開ゲネから二回目の観劇。
「佐藤さんちの西シャん」と呼ばれた人物が、「さんはいらんが、よんでいらん」と応えるのは「三、四」の洒落を含んでいるのだと今回はじめて気づいた。他にも気づいていないことはたくさんあって、みるたびに新しい発見があるのだろうと思う。
大阪での公 . . . 本文を読む
2014.4.22(火)
聖徳太子のご命日におこなわれる法要。六時堂に聖徳太子の御影(掛け軸らしい)を迎えて、その前にある石舞台で舞楽などがある。
曇っていたが、なんとかもった一日。わたしが行ったのは終わりかけの時間。
赤いのは曼珠沙華
燕がついてる
声明
「太平楽」
このあと舞人は剣を抜く。それを合図に篝に火が入れられ、聖徳太子(の御影)がお帰 . . . 本文を読む