にわたずみ

松岡永子
日々のことなど

深海幽泳ルサルカ

2008-06-29 22:34:38 | 舞台
無言のまま沈んでいった見知らぬ死体を 生ける死者ルカと魂だけのルサが深海まで追っていくお話。 彼らはずっとルサの死体を探しているから。 公演中、台詞は一切なし。 入場時に渡されるCDの中にストーリーが書かれた紙が入っている。 絵本のような言葉遣いで書かれた物語に似つかわしい映像と音楽。 和田氏の曲の中でもキレイめのせつない系がわたしは好き。なのでかなり楽しめた。 舞台には和田俊輔(音楽)と本郷 . . . 本文を読む
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2008-06-27 21:52:48 | Weblog
雨。人。街。アスファルトの花。 鏡の前にいるとき女は不死である。 ウインドウを覗き込む。 . . . 本文を読む
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上書き

2008-06-23 05:51:33 | Weblog
こころも上書きするように 一番最後におこったことが一番上に見えている。 まだ完了してはいないことも 下の地層に埋もれていく。 . . . 本文を読む
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一応、大阪市内

2008-06-19 21:52:16 | Weblog
でも、近所には鄙びた風景がある。 朝、散歩に行くとやっぱり散歩の人に会う。 . . . 本文を読む
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梅雨は名のみの

2008-06-17 22:17:54 | Weblog
晴天が続く。 ひとの頭ほどもあるりっぱなアジサイ。実物は迫力あります。 . . . 本文を読む
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無常 無常

2008-06-14 22:18:13 | Weblog
そのひとが3年ほど前まで住んでいた家はなかなか、物凄かった。 1階におばあさん、入り口はいってすぐの急な階段をあがった2階にそのひとが住んでいたのだが、 まずその入り口のドアが蹴飛ばさないと開かない(震災で歪んだ、と言っていた)。 壁の土はところどころ剥がれ落ちて、床はまっすぐ平らではない。 廃墟めいた隣家には人は住んでおらず、物置に使われているらしかったが、 外見はその家と変わらない。 中か . . . 本文を読む
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今日の花は紫

2008-06-14 21:05:31 | Weblog
ティコージは紫のぞうさん。 ちょっと気弱そう。 . . . 本文を読む
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近頃、警官が目につくと思っていた

2008-06-14 18:24:58 | Weblog
今日、堂島川に沿ってちょっと歩いて、ちょっと驚くくらいだった。 川に警官を4人くらい乗せたボートが浮かんでいて、 その横腹には「大阪府警」の文字。 大阪府警って、船を持ってるんだ~、と思った。 川の側だけではない。 川岸の建物の窓、カーテンのかげにも警官の姿が見えてびっくり。 TVや映画の「はりこみ」シーンそのもの。 G8のため、だよね。 なんか、やな感じ。 エライ人たちの都合だけで世界が動い . . . 本文を読む
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どこかから

2008-06-12 00:38:48 | Weblog
頭の上から声をかけられた、気がした。 泰山木が咲いていた。 姿は見つからなかったが梔子が咲いている。 花の季節になると香りが呼びかけてくる。 そういえば、去年もここで と、毎年思い出す。 . . . 本文を読む
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昨日はお稽古

2008-06-11 07:05:58 | Weblog
「序の舞なのに速い」と叱られた。 音がしない瞬間がある、ということが不安なのだ、きっと。 ゆったりとした間がとれるというのは自信があるひとにできることなんだな。 . . . 本文を読む
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無題

2008-06-08 00:17:38 | Weblog
ものすごーく久しぶりに斎場に行った。 近頃の斎場はぴかぴかで無機質。近代的で統一的な規格で作られてる。と思った。 人の生死という気味の悪さを徹底的に排除するとこんなふうになるのだろう。 お骨になるまで2時間かからない。 その間、待合室で食事しながら思い出話をした。 この曖昧な時間の中に人の死がある。昔はその時間がたくさんとられていた。人はもっとゆっくり死んでいったのだろう。今は、生きていることと死 . . . 本文を読む
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