2012.10.13(土)19:30 AI・HALL
会場入り口から客席まで、細い通路をぐねぐねと通っていくようになっている。その赤い壁の布や糸のほつれた感じ、その有機的なテクスチュアは内臓ぽくって、これはかなり明らかに産道だなと思う。
産道を通って外界に出るのか、内界に入るのか。
薄暗い客席と舞台は白いビニル紐状のもので作られた網で覆われていて、ああここは胎内なんだな、と思う(網はビニルチュー . . . 本文を読む
黒田武志、川島朗、中川ユウヰチ、マンタム、菊地拓史の5人によるボックスアート。
作品の箱が月眠ギャラリーの白い箱にならんでいる。
小さな箱に世界を詰め込む密度の高さや、時間の地層を感じるのは共通。でもやっぱりそれぞれ個性的。
入り口近くに同じ形、大きさ(掌にのるくらい)の白い箱が5個ならんでいる。
それぞれ誰がつくったものか、ギャラリーを一巡りしたあとなら、きっとわかる。
わたしが行ったときは . . . 本文を読む
前の記事の巨大な「こけし」も「ひよこ(ほんとはアヒル)」も、おおさかカンヴァスの作品。去年も展示されていた。
中之島公園は秋薔薇の季節。
その中にちょっと見慣れないもの(まん中の黒い建物)。これは今年始めてお目見えの作品、「中之島ホテル」。
船から撮った写真
正面から
(写真には写っていないが)入り口には、きちんとフロントがある。
中に入ると狭いがスタイリッシュな洋室。リバービュー . . . 本文を読む
太鼓の合図でお祭の開始。
音楽とともに神職などが入場(入場っていうのかな?)
修祓とか一礼とかのあと、宮司さんが本殿の御簾を上げる(このとき「おおおお」と低い発声がある)
それから神さまにお膳を差し上げる。
このときに差し上げられる、百味の御食(ひゃくみのおんじき)という特別な神饌が有名なのだ。雑誌の取材も来ていた。
氏子さんや神官が並んで、手渡しで神饌が捧げられる。
はじめ . . . 本文を読む
多武峰の談山神社。
紅葉はかすかに色づきはじめたところ。
一月あとには全山朱色に染まっているだろう。そのころは参拝客も多いのだろうが、今日はぽつぽつ。
今日は嘉吉祭のはずなんだけど、とちょっと不安になる(日を間違えたのかと思って)。
境内をまわる。
神廟拝所に、前に来た時は居なかった黒い龍神さまがいる。精悍な感じ。
(龍神さまは辰年に展示されるらしい。今年来て良かった)
向かいの建物 . . . 本文を読む
13、14日に開催された水辺バル。
川沿いのいろんなお店で飲んだり食べたりする、というイベントだが、わたしのお目当ては移動のための船。
10月にあるはずだった船の周遊が、潮位が高いためだめになった(木津川と堂島川)。
台風の後だったから、まあしょうがない。
そのとき通るはずだった場所をできるだけ通ってみたいと思った。
この日はたくさんの船が行き交っていた。
実際に乗ったのはこの船。
コ . . . 本文を読む
阪急塚口駅前で見た、近松関連のモニュメント。
硯なんだろう、とわかりはしたが、なんだか妙な物体に見える。
明日香の謎の巨石、みたいな。
近松門左衛門が尼崎に住んだことがあるから、記念碑があるらしい。
近松とか文楽とか、邪魔者扱いされるなら大阪に居ることにこだわらなくていいんじゃないかなあ。
もっと大切にしてくれそうな土地もありそうだし。 . . . 本文を読む
ちまちまと豆本を作ってみた。
できあがりは正三角形。10ページ(?)
構造は単純。
赤井都さんのサイトに三角形の豆本の写真が載っているのを見て、(そうか、正三角形の角は60度だから3つ合わせると180度で直線になるな)と思った。
ヒントをもらった赤井さんの豆本がどんな構造なのかは、知らない。実物も見ていないし。
(たぶん赤井さんのことだからもっと手が込んでいるだろう)
文章をもらった柴 . . . 本文を読む
2012.10.3 19:30 HEPホール
会場を勘違いしていて、開演時間に滑り込みセーフ。間に合ってよかった。
柿喰う客は巧い。いつもとても巧い。
その巧さのせいで技術的なことに目がいって、語ろうとすることが重要に見えないきらいがある。だが今回は、これが今の自分たちの作品です、と差し出す直球、速球の趣がある。
3.11以降とか古事記1300年とかで目にしたことのあるモチーフを含んで、これが . . . 本文を読む
その日最初の日の光は、感動的。
西に海があるから、大阪では夕陽がきれいに見える。
それに比べて朝陽を見ることは少ない。ビルに囲まれたところではいつ日が昇ったのかもよくわからないし。
が、人工的な建物からではなく生駒山から朝陽が昇るのを見られる場所があるという。そういうチラシをもらった。
「ご来光カフェ」
淀屋橋の水上バス乗り場に設えられたカフェ。
この季節だけ、ビルとビルの間、大川の . . . 本文を読む