「遊びの寺子屋」のプログラムのひとつ、野染め。野原で染めるから野染めという。
法然院近くの駐車場(?)にて
木綿の白布をみんなで染める。
布を掛ける準備も、みんなで
バケツにそれぞれの色の染料を用意。
今回の野染めには天然染料を使っている。藍やログウッド、よもぎやタマネギも。
染めているときも、いい匂いがする。
. . . 本文を読む
2013.7.29(月)20:00 イロリムラ
蒸し暑い夜。11階建てのオートロック付きマンション。上層階で断水が起こり、古いエレベーターの調子も悪い。管理人と住人と訪問者、5人の登場人物の短いつぶやき(他者との対話より状況説明的な独り言の方が多い)が重なっていく。
サスペンス風味もある面白い話。
たえまなく聞こえる水音、幻想の(?)噴水や激流というのはセクシャルなエネルギーなのだろう。そうい . . . 本文を読む
法然院・遊びの寺子屋恒例、オープニングコンサート。
準備中
四時にお寺の山門が閉まる。
その山門の下で演奏される。
笛(木管いろいろ)、土笛、琴(カンテレとかカンクレスとかいうの)など、素朴な響きの楽器。
クマゼミのしゃわしゃわいう声を通奏低音に、ヒグラシのカナカナカナという声が渡っていく。カナカナは特に音楽に造詣が深いらしく、絶妙のタイミングで . . . 本文を読む
阿倍野高校おとなりの「もものこぶんこ」
前から来てみたいと思っていたのだが、なかなか時間が合わなかった。
今日は「よふかしぶんこ」があって、夜も開いている日。ついでに8月にあるリーディング公演「クチミミ」の公開リハーサルもあった。
[もものこぶんこのサイト] http://momobun.kiwamari.org/momonokobunko.html
子どもの頃読んだ懐かしい本もあり
. . . 本文を読む
2013.7.6(土)19:00 ジャン・トゥトゥクー
4つの作品を組み合わせて上演する。それぞれは短編とはいえ、4ステージ上演の日もあるし、出ずっぱりになる役者もいる。しかも4編それぞれに全く異なる手法のお芝居(わたしは3作品を見た)。
劇団って、ときどきこういう負荷の高い挑戦をする。
『TALK ABOUT HER LIFE』は、4編の中ではやや長い60分の作品。
向かい合うよう円形に椅子 . . . 本文を読む
天神祭宵宮の朝。大川沿岸には、ブルーシートをかけた出店が並んでいる。祭の準備に忙しそうな人もいる。
その一方、川沿い、大阪市長公館近くの池にはのんびり釣りをする人の姿も(ほんとは釣りは禁止?)。
いつもこの時期は長居公演に蓮を見に行く。
長居植物園には見渡すかぎりに茂る蓮池があるが、紅い花は咲いていない。
珍しくて、たくさん撮ってしまった。
. . . 本文を読む
2013.7.21(日)15:00 フリースペース 座・九条
九条駅近くの、黒い壁・天井のスペース。舞台美術も照明も最小限のリーディング公演。
シンプルな佇まいに、なんとなく夏の縁側を思う。この公演にふさわしい、良い空間。
役者はみんな夏らしく浴衣姿。
特別な着崩しなどはせず、女優陣は帯結びや帯留めなどにそれぞれ意匠を凝らしている。男優では上畑圭市がたいへん姿勢良く、きもの姿がきれいに見える(と . . . 本文を読む
2013.7.9(火)15:00 芸術創造館
チラシのイメージのままの舞台美術。
中央の少し高くなった部分には黄(金)色で渦巻きが描かれている。四隅には、ちょうど中心にむかって渦を巻いている形に階段が置かれている。ここは台風の目だろうか。
高額時給の家庭教師募集の貼り紙を見てやって来た一流大学学生、栄太。彼は既に一流IT企業への就職が決まっている。家庭教師は卒業までのアルバイト。
広大な屋 . . . 本文を読む
2013.7.19(金)20:00 in→dependent theatre 1st
体育系メロス。
キャストと、ママチャリを必死の形相でこぐメロスの写真が載ったチラシを見たとき予想した芝居の、さらにパワーアップした形態。
(劇場入り口には、カゴに野菜をつめたそのママチャリが看板として置かれていた)
太宰の小説でひとり芝居の定番といえば『駆け込み訴え』だろうが、この芝居『走れメロス』では心理的 . . . 本文を読む
2013.7.15(月)17:00 西陣ファクトリーGARDEN
はじまりは呼吸の音。
朝、聞き憶えのあるようなないような音がするけど、いつもとちがう時間に目が覚めたのか、見知らぬ部屋にいるような気がするのはまだ夢の中にいるからだろうか、今夢の中だとしても今日は仕事にいかなきゃならない日じゃないし、ゆっくり起きればいいんだっけ、なんて思っているうちに、夢は「声」という「ことばの音」に . . . 本文を読む
京都に行った。
祇園祭とは関係ない用事だったのだが、四条で電車を降りるとすごい人波。
通りのあちこちに山や鉾。
帰りの市バスでは、「河原町通りは御池から四条まで通行止めです」とのことで市役所前から四条まで歩いた。
まだ明るかったけれど、お祭は見ないで帰ることにした。
人混みに負けた一日。 . . . 本文を読む
2013.7.14(日)18:00 ウイングフィールド
1996年に上演された作品の再演。7月に刊行された「大竹野正典劇集成Ⅱ」の出版記念公演。
初演と同じく主人公を演じる戎屋海老をみながら、この芝居は彼がいたから書かれたのだなあと思う。
力のある劇作家と力のある役者が、同じ時間・同じ場所にいたからできた芝居だ。
わたしはこの物語に出てくる男(たち)の身勝手が嫌いである。彼の目的はたった一人 . . . 本文を読む