俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

イチローはすごい

2009-09-15 11:08:18 | Weblog
イチローが昨日メジャーリーグで9年連続200安打を達成した。

聞くところによると、100年前に8年連続という記録をキーリーという選手が打ち立てたという。

その後、何十万人という選手が出てきたが、そんな記録を破る選手がいなかったのだ。

イチローに近いある人が言った。
イチローは日常の野球に対する姿勢を全く変えなかったと言う。
練習の開始時間は練習スタイルもかたくなに変えなかった。
そのことにより、試合に臨む自分の姿勢を自分の体にしみこませたのであろう、と。

その話を聞いたとき、まさに宮本武蔵の心境だと思った。
確かに、イチローがゴルフで騒いでいる姿を見たことがない。
野球以外でテレビに出ることすらない。

まさに、求道者である。

今回のインタビューで、今までに野球で最も恐怖を感じたことはいつかと聞かれ、
「ワールドカップで、川崎がサードフライを打ち上げたとき」

私は、何を言っているのかわからなかった。
ワールドカップの決勝戦。
日本が勝ったと思ったら土壇場で韓国に同点にされ延長戦に入った。

10回裏、ワンアウトでランナーは2塁3塁。バッターは川崎。
しかし、川崎はサードフライで倒れる。

続くバッターはイチロー。

こんな場面が回ってくるイチローこそ不思議な存在。
何度かサード方向にファウルする。

そして最後はセンター前に打ち返した。

この場面は世界中の野球ファンなら誰もが見ていた。
そんな時、イチローは打ったのだ。

キューバのカストロがこのヒットを打ったイチローを絶賛したと新聞に出ていたことを思い出す。

イチローはこの場面が最も怖かったというのだ。

今回の9年連続200安打とこの場面は全く意味が違うと思うが、
イチローにとっては、一打一打を打つ真剣さは同じ意味を持っているのかもしれない。

野球を通じて、人の心をうち、人の人生を変えるのかと思うと、イチローのすごさをまざまざと感じる。

私も人生を思い悩む一人として、イチローの行き方に多くを学んだ気がする。

ありがとう、イチロー。

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