西松遙社長は15日、
2011年までにグループ従業員の約15%に相当する6800人の人員削減を柱とする再建計画を9月中に策定する、
と言った。
そのため、数千億円規模の資本増強策や、年内にも必要な1500億円規模の融資,また、このほど明らかになった米デルタ航空と米アメリカン航空の2社との出資提携交渉が問題になってくる、
と言う。
いよいよそこまで来たかJALの問題が。
山崎豊子の「沈まぬ太陽」を読んでみると、JALの醜い経営体質が手に取るようにわかる。
組合つぶしのために、御用組合を作り、社員同士で争っている体質。
天下りの椅子が副社長として与えられ、あらゆる部署に天下りがいる。
また、縁故採用で組織がガタガタ。
また、子会社をたくさん持ち、ずさんな経営である。
最も問題なのは政治家が政治資金を作っていること。
これらが「沈まぬ太陽」の本に書いてあった。
それから、どのように体質が変わったのかわからないが、あまり変わったとも思えない。
だとすると、このような会社は存続できるはずもない。
この期に、一気に民営化をはかり、私企業として新たな一歩を踏み出すべし。
人員削減と思いやり融資という最も安易な手法でこの危機を切り抜けても、同様な危機がまた起こる。
もうがん病巣は組織全体に蔓延している。
すべての健全な細胞(人間)を生かし、新たな人間として進めるべき。
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