町村信孝官房長官は13日午後の記者会見で、政府が日朝公式実務者協議で拉致問題の再調査を行うとした北朝鮮の対応を受け、経済制裁の一部解除の方針を示
【日朝協議結果】
「北朝鮮側は、拉致問題の解決に向けた具体的行動を今後とるための再調査を実施することを約束した。これは、これまで拉致問題は未解決であるとして、真相究明等を要求してきた日本側の主張を受け入れて、拉致問題は解決済みとの従来の立場を変更したものであり、一定の前進として評価をする。再調査の具体的対応等については今後、日朝間で速やかに調整していくが、迅速な調査が行われ、拉致被害者の帰国を含め、拉致問題の解決に向け、早期に具体的な結果が得られるように期待をしている」
*****私の意見*****
たった、これだけのことである。
何が一定の前進か?
もともと、北朝鮮が勝手に交渉の打ち切りを言い出して、それに日本が振り回されているだけではないか。
今回の協議の背景にあるものは、次のようなものらしい。
まず、ブッシュが今年で退陣。共和党のマケインが民主党のオバマに勝つためには、イラクの解決か、北朝鮮の解決以外にはない。
そこで、アメリカは北朝鮮に焦点を絞ってきた。
北朝鮮の核の撤廃を条件に、テロ支援国リストから北朝鮮をはずすということで、一定の成果を挙げようとしている。
一方、北朝鮮は昨年の大洪水のため、食糧不足が深刻化している。
頼みの中国もあまりあてにならない。
すなわち、中国は今回の四川大地震、チベット問題、貧富の差の拡大等々、問題は山積。
そこで、北朝鮮はアメリカに頼るほかはない。
だからこそ、自国の核施設の撤廃を基本的にOKした。
アメリカは、北朝鮮の実質的援助は日本と韓国に頼みたい。
しかし、今の韓国は北朝鮮に対する姿勢をガラリと変えてしまった。
こうなると日本しか頼みの綱がないということになる。
アメリカは北朝鮮に対し、拉致被害者の問題に決着をつけろと言い、日本に対しても、対話を再開しろと言う。
だから、今回の協議では北朝鮮から思い切った提案がなされたはず。
なぜなら、一定の前進を見ただけの報告で日朝実務者協議に出席をした斎木(昭隆)アジア大洋州局長が日本に帰国して首相に報告する必要がない。
極端に言うと、全ての拉致被害者を帰すから、国交の回復と大幅な経済援助を要請してきたのであろう。
一方、アメリカからは日本もこの北朝鮮からの申し入れを受けてくれと言ってきているはずである。
かくして、一定の前進という表現にとどめたに違いない。
拉致被害者に対しては、まだまだ、全貌を話すわけには行かないが、近い将来かならず希望は実現させて見せるくらいの大見得を切ったのであろう。
なんの具体的提案を受け取ってはいないのに、一定の前進というのは、国民を愚弄している。
北朝鮮国営放送では、国民に対し、アメリカ指導の内容で、
「われわれは国連の一員として?テロに対しては戦うなど」、と訳のわからないことをいっているらしい。
【日朝協議結果】
「北朝鮮側は、拉致問題の解決に向けた具体的行動を今後とるための再調査を実施することを約束した。これは、これまで拉致問題は未解決であるとして、真相究明等を要求してきた日本側の主張を受け入れて、拉致問題は解決済みとの従来の立場を変更したものであり、一定の前進として評価をする。再調査の具体的対応等については今後、日朝間で速やかに調整していくが、迅速な調査が行われ、拉致被害者の帰国を含め、拉致問題の解決に向け、早期に具体的な結果が得られるように期待をしている」
*****私の意見*****
たった、これだけのことである。
何が一定の前進か?
もともと、北朝鮮が勝手に交渉の打ち切りを言い出して、それに日本が振り回されているだけではないか。
今回の協議の背景にあるものは、次のようなものらしい。
まず、ブッシュが今年で退陣。共和党のマケインが民主党のオバマに勝つためには、イラクの解決か、北朝鮮の解決以外にはない。
そこで、アメリカは北朝鮮に焦点を絞ってきた。
北朝鮮の核の撤廃を条件に、テロ支援国リストから北朝鮮をはずすということで、一定の成果を挙げようとしている。
一方、北朝鮮は昨年の大洪水のため、食糧不足が深刻化している。
頼みの中国もあまりあてにならない。
すなわち、中国は今回の四川大地震、チベット問題、貧富の差の拡大等々、問題は山積。
そこで、北朝鮮はアメリカに頼るほかはない。
だからこそ、自国の核施設の撤廃を基本的にOKした。
アメリカは、北朝鮮の実質的援助は日本と韓国に頼みたい。
しかし、今の韓国は北朝鮮に対する姿勢をガラリと変えてしまった。
こうなると日本しか頼みの綱がないということになる。
アメリカは北朝鮮に対し、拉致被害者の問題に決着をつけろと言い、日本に対しても、対話を再開しろと言う。
だから、今回の協議では北朝鮮から思い切った提案がなされたはず。
なぜなら、一定の前進を見ただけの報告で日朝実務者協議に出席をした斎木(昭隆)アジア大洋州局長が日本に帰国して首相に報告する必要がない。
極端に言うと、全ての拉致被害者を帰すから、国交の回復と大幅な経済援助を要請してきたのであろう。
一方、アメリカからは日本もこの北朝鮮からの申し入れを受けてくれと言ってきているはずである。
かくして、一定の前進という表現にとどめたに違いない。
拉致被害者に対しては、まだまだ、全貌を話すわけには行かないが、近い将来かならず希望は実現させて見せるくらいの大見得を切ったのであろう。
なんの具体的提案を受け取ってはいないのに、一定の前進というのは、国民を愚弄している。
北朝鮮国営放送では、国民に対し、アメリカ指導の内容で、
「われわれは国連の一員として?テロに対しては戦うなど」、と訳のわからないことをいっているらしい。
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