この話、どうも解せないところがある。
04年度末時点で国民年金の加入者は1900万人。
うち、過去2年間保険料を払っていない未納者は約4分の1の約480万人。
この未納者のうち、出きることなら 天引きでとってやろうという魂胆。
この話、発想が納得できない。
なぜ、国民は払わないのか?
その原因を棚上げしておいて、何が何でもとろうとする発想が気に入らない。
多くの人は社会保険庁の今までのやり方に疑問を持っているのである。
保険料を着服した人間が多かった。
また、むやみやたらにその保険料で無用の建物を建てたり、自分たちの福利厚生のために使ったり。
すなわち、多くの国民が社会保険庁を信用しないし、国のやり方を信用していないのである。
今、やるべきことは信用回復すること。
国民を信じて、これからの社会福祉のあり方を少しずつ理解してもらうこと。
老後安心して国に任せればいいと納得してもらうこと。
その点に信頼を感じたら、若い時代に保険料を払うことは問題ないはず。
この信頼感がまず大事。
その次は、今の厚生年金と国民年金と共済年金の3種類をまとめて一本化すること。
年金が複雑すぎて、理解できないのでは意味がない。
まずは、わかりやすい年金制度を構築し、国民の総意で作り上げていく年金制度こそが、最も近道であると考える。
姑息な手段を使うな!
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