「航空自衛隊の空輸活動は武力行使と一体」-。
と、名古屋高裁が十七日、自衛隊のイラク派遣に初の違憲判断を下した。
「憲法九条は生きている、力があるんだということを明確に示した画期的判決です」。と判決内容を説明していた弁護団の川口創事務局長がこう口した。
派遣隊員は、
「日本のため、国際貢献のためにやってきた僕らの空輸は憲法違反なのか」。
名古屋高裁が示した判断を受け、空自のイラク派遣の中核を担う小牧基地(愛知県小牧市)には衝撃が走った。
「日本のため、国際貢献のためにやってきた僕らの空輸は憲法違反なのか」。
名古屋高裁が示した判断を受け、空自のイラク派遣の中核を担う小牧基地(愛知県小牧市)には衝撃が走った。
複数回の派遣経験がある隊員はニュースを基地のテレビで見た。
同僚と目を合わせ、のど元まで出かかった。
「やっぱり、やばいことをしていたんだ」
をのみ込んだ。
バグダッドへの飛行が始まってから、C130輸送機上で身の危険を感じるようになった。武装した米兵にも接し、
「実戦にかかわっている」
ことへの緊張感や高揚感も体験してきた。
子供たちには、
「パパは日本のためにイラクに行ってくる」
と言い続けてきた。
軍事評論家の江畑謙介さんの話では、
イラクに輸送目的で自衛隊を派遣した以上、何を運んでいるか他の国は関心がない。
水や食料、燃料はいいが兵員や弾薬はだめなんて(今回の判断は)世界の常識と懸け離れている。
兵員を運ばないことで自分の手が汚れないというのは自己満足だ。
船外発動機や車など日本の輸出品は海外で武器として使われており現実を見ていない。
小泉首相は、国会答弁で、
自衛隊の行くところは、全て非戦闘地域、と言い切った。
馬鹿な詭弁と国民はあきれたが、残念ながら絶対多数の前に、イラク派兵が決定した。
司法が踏ん張った。これはまだ三権分立が残っているということの証明。
国際貢献という名前で押し切ったが、違法をやってはいけない。
まして憲法違反は言語道断。
自民党は謝罪すべき。
国際貢献とこの問題は直接関係ない。
国際貢献が必要とあれば、憲法改正してから正々堂々とどこへでも派兵すればいい。
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