俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

コロンブスの卵

2010-03-22 08:41:40 | Weblog
核家族という言葉は多分1970年代に生まれた。
背景は、高度成長のスタート。
多分、建設推進のキャンペーンに使われたのであろう。

実は、ここから日本人の感覚が変わった。
個人主義的傾向が強くなっていった。

当然、親子関係も変わっていったのだ。
事件、事故の増加。
特に、ドメスティックバイオレンスの増加も、親が子供を育てる育て方が分からないというおとなが増えてきたという背景があったからだろう。
核家族には、親は子供の育て方を知る方法はない。

ところが、最近、社会の動きが変わってきた。

平成5~6年頃から、来るべき高齢化社会に対応し、保育所に老人デイサービス事業の複合化政策が推進されてきた。

保育所と老人デイサービスの共通点といえば、
第一に福祉を基盤にすること、人が人を援助する基本理念が根底にあり、社会福祉法人という共通基盤があること、
第二に両者とも住みなれた地域に所在すること、
第三に日常生活を支援する福祉サ―ビスにあるということ。

ここに来て、この幼老複合施設の必要性が問われてきている。
幼稚園の幼児たちは、おじいさんやおばあさんの優しさに包まれて育つことこそ必要だ。
また、高齢者は、子供たちと一緒にいることで精神的に元気になれる。
同時に、年寄りに対し、子供たちが優しく接するというのがいい。

これこそ、社会にとって必要なこと。

今こそ、このプログラムを推進すべし。

老人と子供の触れ合いに、我々は多くを学ぶ。