昨日から、横浜でアフリカ会議が始まった。
7月の先進国首脳会議に先駆けての会議らしい。
ニュースで見ていると、アフリカ各国の代表者の発言を聞いていて、少し考えさせられた。
ある人は食料のことを主張した。
食糧不足の問題は潜在的にあるが、最近では食糧の価格高騰で大変な問題に直面してきている、と言う。
とうもろこしや小麦のことを言っている
また、ある人は、自立を主張する。自立できるように応援して欲しいと言う。
単に、ODAで資金援助だけを求めているのではない。10年後の自立を考えているというのだ。
ごもっともな話。
にもかかわらず、福田首相はODAの資金援助を2012年までに2倍にすると発言した。
援助そのものよりも、人的交流こそを望む。
教育や技術援助を望むというのだ。
エイズ撲滅運動に携わっているNGOの女性は、結核予防に力を注ぎたいと言う。
エイズ患者は、多くは結核によって死ぬケースが多いと言う。
その女性が日本の病院を訪れて、日本の医療のレベルの高さを知って驚いていた。
援助はより具体的に、その国にあった援助をすべきだとつくづく感じた。