ついに「イカゲーム」を見てしまいました。
Netflixで配信中の韓国ドラマです。
日本語の生徒のA君がすっかりこのドラマにハマっていて、
ハロウィーンのコスプレを「イカゲーム」にしたほど。
真っ赤なつなぎに、奇妙な印(〇△▢)のついたマスクを装着した写真を見せてくれました。
「イカゲーム」に登場するスタッフたちの衣装です。
このドラマ、日本だけじゃなくて、世界じゅうを席巻しているのだとか。
で、どれどれと興味本位で見てみたのですがね、
途中でやめられなくなり、二日で全9話見てしまいました。
韓国版「バトル・ロワイアル」であり、ハリウッドの「ハンガーゲーム」にも近いストーリーですが、
韓国社会の格差を描いた社会派のドラマであるとも言われています。
多額の借金を抱えたり、社会の底辺で辛酸をなめてきた人たち456人が集められて、子どものゲームをするのですが、
負けた人は実際に殺されてしまう、という残虐なゲーム。
勝ち残った一人が、456人分の報奨金をすべてもらうというシステム。
金持ちたちが、貧乏人を戦わせて高みの見物をするところは「ハンガーゲーム」と同じですね。
これ、私は好きじゃないなあ。
社会の格差を描くにしても、ここまで残虐に描く必要があるのか、と思うし。
とにかく人が死にまくる。
ストーリー展開が巧みなので、つい最後まで見てしまいますが、あまりお勧めできないドラマです。
金のせいで人生が狂った人たちを集めて戦わせる、という物語自体、大して目新しくもないし。
最後の方では、非常にベタな悲劇の描写もあってね、どうも好きになれないドラマでした。
主人公のギフンがダメ男の典型で、ちょっとリリー・フランキーに似てるので、「万引き家族」など思い出しつつ見てました。
《追記》
岡田斗司夫がホリエモンとの対談の中で、「イカゲーム」のような韓国ドラマは、感情マッサージのためのドラマだ、と言い切っていたのが面白かった。
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