猛暑日が続いていますが、八月に入ると夏は少し変化してきたようにも思います。
昔、大磯の伯母の家にいた夏、8月に入ったある日、私はふと、夏は終わったのだ、と思いました。
まだ8歳か9歳くらいの頃でしたが。
潮の香りや風の向き、砂浜の砂の感触や太陽の高さなどから、
夏は過ぎて行った、と感じたのです。
それはただもう肌で感じる感覚で、
季節というのは、こうして移り過ぎていくのだと、不意に実感したのです。
いつまでも変わらずそこにあると思っていた夏の中に、いつのまにか秋が忍び込んでいて、徐々に夏を浸食していき、気がついたら夏は終わっていた・・
浜辺に立ったとき、天啓のようにそう思ったあの瞬間をありありと思い出します。
物事というのは、かくのごとく変化していく。
いつまでも変わらないものはない。
人は来て、そして去っていく。物事もまた同じ。
そう思うと、この猛暑の日々の中にすでに少しずつ秋が忍び込み、やがて来る冬の気配まで感じられるような、そんな気がします。
そう考えると、連日の猛暑日も、今のうちに堪能しておかなくちゃ。
何事も経験、と私は思っているので。
経験するために私たちは生まれてきた。散々な目にあったとしても、それもまた経験。
やがて過ぎていくと思えば、それさえも、いとおしくなるような気が、しないでもない、かな。
今朝も公園でカワセミを見ました。
ウォッチャーの話では、あれは三男と四男とのこと。もう一羽向こうの方にいたよ、と言ってました。
一家で来ているようです。
カイツブリのヒナ、5羽確認。親鳥と一緒の二つのグループから離れて1羽だけ橋の向こうにいました。
もう親鳥と同じくらいの大きさです。
巣立ちの日も遠くないのかもしれない。
今日も猛暑になりそう・・
と思っていたら曇ってきました。午後は雨も降るそうです。
やっぱり夏は去ろうとしているようです。