きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

◆「誕生を記憶する子どもたち」デーヴィッド・チェンバレン

2011年01月20日 18時43分52秒 | 読書とか

「誕生を記憶する子どもたち」(1988)デーヴィッド・チェンバレン 片山陽子訳 1991春秋社
(2002新装版)

「胎児は見ている」よりも冷静に読める。
でも、書いてあることも主張もスタンスもほぼ同じ。

赤ちゃんの扱い方については読み取るべきだが、残りの半分の霊的な部分はもっと厳密な研究(証明)を求めたい。

『記憶過剰状態と呼ばれ、専門家の関心と称賛と疑念を浴びてきた』(序章より)
胎児や新生児の知性や感情を認めるところだが、記憶に関してはほとんどが事後認識だとしか思えない。一部に本当の記憶はあるだろうが、それは大人の知識で脚色されているのは明らかだ。
また、子どもと親の記憶の整合性については、その経験の定型性を考えれば当然のことであってそれが真実だと言う証明にはならないだろう。8章の終わりで『出生時の記憶の3つの解釈』を否定しているが、その否定の根拠が余りに薄弱で納得できない。それをもって証明にしようとするのは詭弁にもならない。
終章では『出生時の記憶が真実なら』として、著者も疑念を持っていることが伺える。おそらく、当事者たちを相手にする立場として、彼らの言葉を信じるスタンスを取るしかなく、その繰り返しの中で無意識に偏向していくしかないのだろう。付記1で『霊』の存在に言及しているのもその表れだろう。
付記2で『親の罪悪感』について述べているのは、それだけ親からの問い合わせが多かった所為だろう。

『初乳』『胎児の勃起』『お産の最中に笑う赤ちゃん』は興味を惹かれた。

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20110119

2011年01月19日 19時28分17秒 | ニュース7

2011年01月19日(水) NHKニュース7

  • 春闘スタート~連合「給与総額1%増」、日本経団連「難しい」 ・・・つまり、新規採用を抑えて残業を増やせば達成じゃん
  • 社会保障と税、菅改造内閣が着手~6月までに政府与党案~ 何度でも言いたい。消費税大幅アップでいいから公的年金の廃止だ。
  • 親権のあり方報告書~緊急時施設側判断優先を(厚生労働省審議会)~
  • 日本航空経営破たんから1年~3月期に大幅黒字転換見込み~整理解雇取り消し提訴
  • 東京証券取引所~新規上場激減、対策に説明会「ベンチャーさん!是非、( `・ω・´)ノヨロシクー」
  • 東京目黒夫婦殺傷事件(10日)犯人のものか、スニーカーの足跡
  • 性同一性障害男児治療へ(大阪、抗ホルモン剤)
  • 大相撲初場所11日目~白鵬、稀勢の里に二場所連敗
  • 卓球女子シングルス伊藤美誠(10)最年少勝利記録塗り替え
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◆「胎児は見ている」T・バーニー

2011年01月19日 18時42分58秒 | 読書とか

増補新版「胎児は見ている」(1981)T・バーニー 小林昇:訳 1987祥伝社

胎児だって感じているんだよ。

本筋の主張は受け入れます。

が、
願望と事実を摩り替えています。
主張を正当化するために、原因と結果の因果関係をこじつけている。
原因と結果が逆であったり、他の要素が原因でありそうであったり。
他の人の研究を持ち出すときも、根拠にならない論法で関係付けていないか。
そのために非常に嫌な気分で読むことになった。

読み方を間違えると、子供の異常を母親の責任にしてしまいかねない。
主張のために母親を脅しているとも取れる。
犯罪傾向や性格、IQまでこじつけるのは非常に危険できちんとした研究を望む。

また、価値観の偏りも気になるところだ。
著者が”傷”と見るものも人類進化に必要なものかもしれないじゃないか。なんてね。

胎児がね、自分でね、ホルモン分泌への協力をやめてしまうというところでは、芥川龍之介の「河童」を連想しましたぞ。自分は生まれるべきではないから殺してくれと。

アルコールはだめ~タバコはだめ~コーヒーもやめたほうがいい~
ああ、妊婦さんはそうなってくるんだよね。
それにしても、アルコールってそんなに危険なのか!奇形児なんて脅されると怖いよね。出産障害もですか!

えっとね・・・
胎児が腹を蹴るのは嫌がっているのだと・・・
(必ずしもそうでないというようなことも書いてはあるが)
妊婦の腹をさわると胎児が嫌がると。
それじゃ、
父親が愛を込めて妻の腹をなぜているときに、胎児が蹴ったら「元気に喜んでいる」というシーンは勘違いギャグになってしまうよね。

第7章に『完璧な子供に育て上げようとしてはならない』『他人の意見に盲従する必要はない』とあるけど・・・この本の書き方からすると、自虐的発言ですか(笑)訳し方がおかしいのかな。
『子どものために自己を犠牲にしてみても、よい親になれるというものではない』
『本書で述べた研究は、ようやくその端緒を開いたばかりで、胎児や出産をめぐる誤解や、誤った常識が横行しているのが現実である』
いやいや、気のせいだろう。笑って読むところじゃないよね。

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20110118

2011年01月18日 19時27分35秒 | ニュース7

2011年01月18日(火) NHKニュース7

  • 東京目黒区夫婦殺傷事件(10日)~5箇所の防犯カメラに犯人と似た男
  • 民主党小沢元代表政治資金問題「任意聴取には応じず」と弁護団が文書回答
  • JR東に本新幹線トラブル(17日)原因は一時的に許容量を超える情報~手入力修正上限600件までの設計~
  • 平成12~21年雪の死者438人~雪下ろし転落、落雪~「複数人数、携帯電話携帯で」
  • 消費税引き上げに向けた法整備をめぐり閣僚発言 年金廃止とセットにしてぇ!消費税25%でいいよ。
  • 大学生就職内定率68.8%
  • 2010年海賊事件過去最悪~約半数ソマリア
  • 三宅島火山噴火から10年、これまで戻れなかった2集落も条件付で認める条例
  • 大相撲初場所10日目
  • 斉藤佑樹(日本ハム)プロ初ブルペン入り

寒さは人の体にいろいろな影響を与えますな。
まずは喉、これはもともと弱いこともあって寒くなってくると慢性的にいがらっぽい。
タバコをもっと早くやめていたら良かったと思いますわな~。
たぶん、タバコを吸っていなければ鼻炎も酷くはならんかったわいな。
ほいでもって、いかんのが肛門さまや。
一日中座って動かへんもんやから、うっ血してまうんやろうな。
呪術で簡単にぱーっと調子よくしてもらえへんもんやろか。

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◆「臨死体験」立花隆

2011年01月18日 18時40分27秒 | 読書とか

「臨死体験(上・下)」立花隆 1994文芸春秋
『文芸春秋』1991年08月号~1994年04月号

脳内現象説vs現実体験説

恍惚感「死は怖くない」全知感 体外離脱(幽体離脱) 超能力
実験・証明(未だ出来ず) 主張であって事実ではない(主観的報告) 無意識の願望実現 オカルト UFO テレパシー
人類の新しい進化`;:゛;`;・(゜ε゜ )ブッ!!
(読みながらオウム真理教を連想)
側頭葉 シルヴィウス溝 量子脳科学
(右脳からの情報がないと)左脳は自分の推理やでっちあげを客観的事実と思い込んでしまう。

最新の研究結果ってあるのかな~wikipediaを見る限りは進んでないのかと思う。
心や魂っていうのが意識の主体だとするならば、それを科学的に解明するにはニュートリノだのも絡んでくるわけでしょうね。ただでさえ観測が難しいものであるので、その解明はまだまだ先のことのようです。

 

変な方向に引っ張られないように読めば、きちんとした形でまとまっているような気がする。理解しやすい。


2011年01月10日「TVタックル」で蛙採り名人さんの臨死体験話もありましたね。
何日か意識がなく、青空が見えていた~ってね。

やっぱり「それでも町は廻っている」の第12話(最終回)の臨死体験がいいよ!

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20110117

2011年01月17日 19時27分23秒 | ニュース7

東京が雪で名古屋は晴れっていうことの方が多いわけで、いつもは他人事だと思って「ざまあみろい」なんて笑っているわけですが、いざ自分たちの方が雪で東京方面が晴れていたりすると悔しいもんですな。悔し紛れに「こちとら、雪だるまが作れるんだぞ!ざまをみろ!」なんてことを言ったりします。まあ、そんなことをいいながら、寒いから雪だるまなんぞ作りはしないんですけどね。そんなときに新幹線が走らなかったりすると、やっぱり「ざまーみろい!」と思ってしまうわけです。

2011年01月17日(月) NHKニュース7

  • JR東日本システムCOSMOSトラブル全新幹線一時運転できず~原因不明!!!
  • 内閣始動新旧大臣引継ぎ
  • 積雪(偏西風蛇行)の影響~中部圏で夕方の操業停止~
  • 阪神淡路大震災から16年
  • 「はやぶさ」回収微粒子8チームで初期分析へ~
  • 第144回芥川賞「きことわ」「苦役列車」直木賞は選考中
  • 日本経団連定期昇給維持容認~
  • 大相撲初場所9日目
  • センバツ入場行進曲に「ありがとう(いきものがかり)」
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◆「死後体験」坂本政道

2011年01月17日 18時39分33秒 | 読書とか

「「臨死体験」を超える 死後体験」坂本政道 2003ハート出版

モンロー研究所、ヘミシンク

音響による催眠誘導なので、宗教的に利用されると非常に危険。
なんていうか、ゲーム的な感覚がする。
RPGなんかでも意識が身体から離れたような体験をした人もいるんじゃないだろうか。
著者には非常に有用だったように見受けられるが、内容は全て願望で片付けられる。

ルーシッド・ドリーム(明晰夢)=夢だとわかっていて見る夢、内容を弄ることができる。
私の夢は半分以上これですよ。

キャサリン、オーラが見える、予言・予知、バイ・ロケーション(生霊、魂分離)
ジョー・マクマネグル、リモート・ビューイング(遠隔視)
7つのチャクラ、第8のチャクラ
トータル・セルフ(全自我、守護霊、ガーディアン)
他の宇宙生命(の高次霊)との交信(フォーカス34・35)~
もうね、SF小説。ペリー・ローダンシリーズですな。
これで小説なら「宇宙人に利用されていた」なんて落ちがつくんでしょうね。

フォーカス10~15はありそうな気がしていましたが、フォーカス27に至っては宗教臭が鼻につきます。
この構造は宗教的背景を感じないわけにはいきません。
で、そこではいかにも安っぽい(人道的)救済的なことをしてますが、私なら死刑囚とかを思い描く(見つける)ような気がする。

「イマジネーションの産物ではないのか」著者もそう思っていたと言ってます。
体験を繰り返すうちに、その強力なイメージ(願望実現)が自己催眠で信心を強化してしまうんでしょうね。
やっていることは「モンローの真似」レールの上をなぞっているだけですよ。集まってくる人はモンローを知り、その著作を読んでいる人ばかりなのですから。互いに同じ土俵の上で話し合っているだけ。話が合って当たり前。そして互いに全てをそれに合うように解釈する。


 はいはいっと。

娯楽だと割り切ってやって欲しいね。なんか宗教ぽくって気持ち悪い。

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20110116

2011年01月16日 19時28分22秒 | ニュース7

2011年01月16日(日) NHKニュース7

  • 雪~名古屋9年ぶり(1月)の積雪~広島~長崎~大学入学試験~スリップ事故~
    • 明日も北日本~西日本に大雪
  • 東京夫婦殺傷事件(10日)~帰宅直後に襲われる。待ち伏せか。複数の(不審者)目撃情報~
  • 閣僚勉強会~「ねじれ国会では野党も責任負う立場」 ( ̄д ̄)エーヨクイウワ
  • チュニジア(アフリカ北部イタリア対岸)ベンアリ大統領逃亡 政権崩壊混乱続く ウラヤマシイ?
  • 都道府県退行女子駅伝(京都)京都2年ぶり優勝
  • 大相撲初場所中日~長嶋茂雄観戦
  • 斉藤佑樹(日本ハム背番号18)自主トレ最初の日曜日~ファンの群れ~斉藤グッズ初登場30分で品切れ
  • 中国市場への取り組み広がる~大手商社中国語研修強化
  • 鹿児島県阿久根市長(出直し)選挙、午後8時過ぎから開票
  • 細野前幹事長、首相補佐官に内定
  • 茨城石岡選挙事務所保冷車殺人事件(2010年12月12日)~元暴力団員を逮捕「知らない」

※ この日のタイガーマスク

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◆「「あの世」からの帰還」マイクル・B・セイボム

2011年01月16日 18時38分48秒 | 読書とか

「新版「あの世」からの帰還 臨死体験の医学的研究」(1982)マイクル・B・セイボム[著] 笠原敏雄[訳] 2005(1986)日本教文社

IANDS

別華薫(カール・ベッカー)氏の序文(1986年)にエクルス教授(オーストラリア、ノーベル医学生理学賞)の言葉として「心の働きは脳では説明できないと言う証拠を実験的に発見した」なんて紹介されていますが、本当でしょうか。なんかいきなり胡散臭くなってしまいましたよ。

著者は何とか理性的に科学的な立場を保とうと努力しているらしいので、途中で揚げ足を取りたいようなところがあっても我慢して読みます。

116例と言うのが多いのか少ないのか・・・断然少ないでしょう。また、「アメリカ文化の中では」と著者も断っている通り、大きく偏ったデータによっています。

臨死体験が臨死生還者の40%程度だと言うのは、普通に起こりえることだとも言えますが、逆に、体験をしていない人の方が多いともいえるわけで、臨死体験をしない原因・要因も調べるべきではないのだろうか。そうすれば、臨死体験をする条件がまた一つ見えてくるかもしれないのに。
また、臨死体験による全知感がありながら、そこでのこと(全知)を何も覚えていないように、臨死体験自体を覚えていないかもしれない(「それでも町は廻っている」第12話のように)とすれば、臨死生還者の臨死体験率は実は100%なのかもしれない。退行催眠などで調べてみたら、それもわかるのではないか。

医者としての知識がこじつけに使われて、判断を誤らせているようにも感じられる。著者の願望がそれをさせているのは明らかだ。
また、観察をすることが観察対象に影響を与えてしまうわけで、その点も割り引く必要があるだろう。
多くの希望的な解釈はデータや事例の精度の悪さによるものではないか。

「非科学的かどうかは別にして、死の教育を推進する」という利用法は納得だ。

呪い(言葉)で殺す「心霊死」
思い込みで死んでしまう。または自分の意思だけで死ぬこともできる。
その逆に生かすこともできる。

聴覚は視覚よりも原始的な感覚で、直接的に感情にも作用する優先的感覚であるらしいので、聴覚が視覚に変換されることもありえることも考慮すれば、かなりのものが脳内処理であると思われてもしかないだろう。そして、実際そうだと思いたい。
また、それでは説明できないような体外離脱による自己視も、心とか魂とか言わずに別のルートでの脳への入力方法を想定してもらいたい。なんかできないか。

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20110115

2011年01月15日 19時27分05秒 | ニュース7

2011年01月15日(土) NHKニュース7

  • 国政~与謝野氏起用への発言~ねじれ国会~
  • 日本海側中心に大雪の見込み
  • 大学入試センター試験始まる すべりどめって原始的呪術だよね
  • 日韓外相会談~「北朝鮮は( ´゜д゜)(゜д゜` )ネー」
  • NHK新会長にJR東海副会長松本正之氏
  • タイガーマスク現象さらに広がり1056件~金の(?)延べ板も~
    • 日本で寄付が少ないのは税制上の問題と情報発信の不備
    • 寄付以外の支援の輪~学習ボランティアとか息の長い支援を~
  • チェニジア政権崩壊から一夜
  • 三重尾鷲沖(NHKカメラマン)メガマウス撮影に成功
  • 大相撲初場所7日目
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◆アニメ「GIANT KILLING」

2011年01月15日 18時49分29秒 | テレビとか

GIANT KILLING」NHK

 

なに、この期待感!

毎回興奮を寸止めされて、どんどん期待が高まってますよ。
第一話は見逃したけど、二週目からずっと見てます! 

#09(2010-11-20) ああ、とうとう強いところに勝つのか?次こそは勝つのか!みんなの鼻をあかすのか。報われるのか、この私の興奮は解放されるのか!ヾ(・∀・;)オイオイ、ブラジル人三人トリオは上手すぎないか?ってか達海とのほうが相性良さそうだよ。

ってか、18年目初リーグ優勝だよ。名古屋グランパス!(エイトはどこへ行った?)
ちょうどアニメの中でETUの対戦相手で試合が始まる直前だよ!うひひひ。

#12(2010-12-11) つばきー!ちゃんとわかっていたけど、もうきたか!くそう、早すぎだと思いながらもじーんとしちゃったよ。でも、残り16分、まだこれからが長いんだぞ!来週が楽しみだ!

#26(2011‐04‐03) 最終話~ああ、気持ちいい。「これがクラブだよ」地元カレーパーティー!サポーター

変な顔のキャラクターたちなのに、
とても素敵な作品です。

「バクマン」と合わせて
充実した半年間の土曜6時台でした。

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◆「「死ぬ瞬間」と臨死体験」E・キューブラー=ロス 

2011年01月15日 18時37分51秒 | 読書とか

「「死ぬ瞬間」と臨死体験」(1995)E・キューブラー=ロス 鈴木晶訳 1997読売新聞社
「DEATH IS OF VITAL IMPORTANCE」 講演の編集(1976~1989)

エリザベス(著者)は彼女の言っていることを信じない人間に対して呪いをかけているのではないか。
繰り返しによる催眠効果。
合理的説明の放棄。「百万の例を提示したって、それは酸素欠乏のなせる業に過ぎないと言い張る」「私の知ったことではない」「一万五千件の例を見せたって、一万五千の合理的説明を思いつく」
新興宗教のようにして子どもを(無自覚で)騙していく。それは彼らへの最大に裏切りなのではないのか。「はげたか」と呼ばれたのも、そう思われるところがあったからだろう。活動のために金を集め、彼女自身がそれ(他人の死)によって豊かになっていったのだから。
宇宙意識、「霊性(スピリチュアリティー)の時代へ」
出版社あとがきにも「彼女の仕事を新しい宗教と言う人もある」と書かれているように、私もそう思った一人だ。
三方良しの精神か。店(病院)、客(患者と家族)、社会が丸く気持ちよく収まる。

↑なんてことを思ったが、↓なのかもしれない。

彼女の言う象徴言語と合っているか定かではないが、彼女の残した文章(本)や言葉(講演)はもしかしたら、全てが「察しなさいよ」という象徴言語なのかもしれない。つまり、みんなが幸せな気分で丸く収まるためには、少なくとも死んでいく子どもたちの前ではそうするのが一番良いのだと。家族のためにも医療関係者のためにも、一番良い方法を提示しているのだから「察しなさいよ」と。子どもたちには嘘は簡単にばれてしまうから、自分も本当だと思い込むしかないってことを「察しなさいよ」なのだろう。彼女の立場からすると、嘘を含んでいるかもしれない部分、自分の知性が否定しようとする部分を押さえ込むために、信じているのだと公の場で言い続けるしかないのだ。
だから、彼女は「察しなさいよ」と象徴言語で語りかけているのかもしれない。彼女自身が「言葉による象徴言語もある」と言っているではないか。

「自分に対して嘘をついてはいけない」「自分でしていないくせに、何かを説教してはなりません」
さて、彼女はその言葉をどういう気持ちで言っているのでしょうか。無意識下での自分の嘘を戒めているのではないだろうか。

そして彼女の活動を停止させる事件、火事。彼女の言葉が全て真実であるのであれば、そしてそれを本当に信じているのであれば、それは意味のある出来事なのではないだろうか。そして、それに対して彼女は活動を停止させるべきではなかっただろう。停止させたところに彼女の本心、真実があったのではないのか。
彼女はそれが「放火」だと主張するのであるから、その犯人のそれは悪意であり象徴言語であると受け取るべきだろう。そして、彼女はそこに犯人の幼児性を見つけ、その者が彼女の嘘を見破っていることに気付いたのだ。だから、彼女自身が自分自身に隠していた嘘がそれによって暴かれてしまい、その仕事を続けることができなくなったのだろう。

「黒いウサギ探し」
それは、おそらく自己弁護のため、責任転嫁の相手を探すと言うことなのだろう。

彼女の主張の多くが願望だと思える。それは彼女のデータの偏りと思い込みによるところが大きいだろう。だが、それであっても証明をされていない部分では、言葉や解釈を変えて納得したいとの期待も大きい。



「死ぬ瞬間と死後の生」 2001中公文庫(日本語訳タイトルが違うが「「死ぬ瞬間」と臨死体験」と同じ内容)

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◆アニメ「バクマン」

2011年01月15日 18時30分25秒 | テレビとか

バクマン」NHK

うううう、どれだけの人間が憧れる世界(成功)か!
最初から見てますお。

#08(2010-11-20) 「話は面白いけど、絵がな~」
手塚賞の最終候補に残るだけでもすごいぞ。凡人なら失禁するほどうれしいだろう。

#11(2010-12-11) 「掲載決定」!でも当て馬かも。さあ、作品の評価は~ってか、すぐに忘れちゃうんだけど中学三年の設定だったんだよな。高校合格おめでとう。

2011‐04‐03 最終話、連載決定、新担当登場「バクマン2」へ

なんだ、その、べたとわかっていても気持ちいいよね。

 

2013‐03‐31 バクマン3最終話 ここまで素直に応援しちゃう作品はなかったかもね。もうね、コースは決まっているというのに、そのまま走り続けていくだけというのに、ずっと楽しみにしてみちゃったよ。

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◆「新・死ぬ瞬間」E・キューブラー=ロス

2011年01月15日 12時37分16秒 | 読書とか

「新・死ぬ瞬間」(1983)E・キューブラー=ロス 秋山剛・早川東作訳 1985読売新聞社

あああ、アメリカだからね。
宗教~スピリチュアル、オカルト~
いや、しょうがないよね。こういう立場の人からすれば。
(本人もその批判を受けていることを認めている(第十三章))

自分のやっていることが欺瞞であることを本人もわかってやっているはず。

だって、曲解すれば「人殺しも罪じゃない」ってことになりかねないよ。
人の世と死後生の解説は「あらゆる犯罪を許す」とすべきになり、なくしたいはずの強姦や虐待を認めていることになるんじゃない?

また、その述べる理想世界は画一的な価値観であり、それは人類という種とその社会の死を求めているようなものだ。患者の反応を受け入れろと言うのと同じく、多様なあり方や行動を受け入れる態度を取るべきではないのか。
『自然な感情』と『歪んだ不自然な感情』などということを言い出すが、それは現在の社会の中で必要とされて生まれてきたものだとは思わないか。

だから、宗教的な誘導の部分は排除して読むべきだな。特に日本人は。

「死ぬ瞬間」はそれなりに読めたが、「新・死ぬ瞬間」は読むのが辛かった。
要らない情報、偏った認識と誘導が多すぎる。
もっと科学的分析に力を入れて欲しかったけど、家族的立場からのコメンテーターになってしまっているわけだな。

取り上げられている家族と患者の手紙やエピソード、それは主張であって事実ではない。
また、ロスさんのそれまでの著作に擦り寄る人たちのものであることも忘れてはいけない。

臨死体験について宗教や環境に関係なく万人が同じ共通の体験をしているらしいとあるが、本当は共通ではないとわかっているはずなのだ。このことから著者の思い込みと希望から書かれている部分が多いのだろうということが伺われる。

で、その結果、患者や家族である子供に対して罪深いことをしているのではないか。
そういう目で見るとどんどんロスさんの主張が気持ち悪くなってくる。

それでも、
「死ぬ瞬間」は重篤患者と医療現場、「新・死ぬ瞬間」は残される患者の家族
そのあり方やり方は納得である。 


読みながらね、子供の頃のことを思い出した。

 

母親のね、「親と一緒にいられる時間が短いんだから」と言って弟を贔屓する態度に「それじゃ、ぼくの方が短くしてやる」と自殺を何度も考えたよね。母親への殺意も長くずっと抱いていたしね。
父親のあり方もね、ロスさんに言わせたら最悪の存在だったかもしれない。
う~ん、私の家庭を否定してくれてありがとう。

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◆「死ぬ瞬間」E・キューブラー=ロス

2011年01月15日 03時36分46秒 | 読書とか

「死ぬ瞬間」(1969)E・キューブラー=ロス 川口正吉訳 1971読売新聞社

死の認知認識(の変化)と恐怖 無意識での願望 (弱みにつけ込むビジネスの存在)

死の受け入れ5つの段階 否認→怒り→取引→抑鬱→受容

「なんでわいやねん」

周りの人間の対応の仕方
患者の要望を知れ、話を聞け、近くにいてやれ(一人にしてやれ)
(医療関係者は)患者を自分の家族だと思ってみろ

 

結局ね、葬式と同じで送る側の精神的安定(自己満足)のためですね。

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