夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

歯の正しい磨き方は?

2012年02月08日 | 暮らし
 小学一年生の教室のある洗面所に歯の磨き方の大きな図解が貼ってあった。時間があったので眺めていたら、えっ? と思えるような事が書かれていた。
 一つは、歯の表側の磨き方である。上の前歯を例にしているが、一つ一つの歯をそれぞれに縦三つの面に分けて磨くのだと言う。歯ブラシの面積から言っても、一つの歯を三つの面に分けて磨くのは難しい。私は一つの歯は一つの面として磨いている。

 もう一つは裏側の磨き方である。歯ブラシの「あご」の部分を使って磨く、と書いてある。「あご」とは柄に一番近い部分だと図解にある。これまた難しい。私はむしろブラシの先端を使って磨いている。

 これらは想像しても分かるが、そばにいた、私とほぼ同年の女性に聞いてみたら、私の言っている事が分からないらしい。つまり、想像力が及ばないらしい。私の考え過ぎかと思って実際にやってみた。
 歯の表側を三つの面に分けて磨くのは、歯ブラシの縦の端を使ってやれば不可能ではない。しかしそれだと非常に手間が掛かるし、かえって難しい。
 歯の裏側は「あご」では柄が邪魔をして届きにくい。ブラシの先端の方がずっと磨き易い。それに「あご」の部分を使うと、裏側の先端を磨くためには、ブラシの先端が舌を磨いてしまったりもする。舌も洗った方が良いらしいが、それは歯磨きのついでにする事ではない。

 ただ、この磨き方の説明はずっと以前からそこに貼られているらしいから、子供達はそれできちんと歯が磨けているはずである。大人と子供では違うのだろうか。
 次の時にでも、先生にお聞きしたいと思っているが、失礼な事なのだろうか。