おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

教育現場の復興に向けて

2020-04-26 11:33:07 | Weblog
情報教育やメディア教育といわれるものに少しだけ関わってきたので、今考えていることを伝えておきます。

これからの社会では、人が個人として生きるために必要な豊かなリアルでの体験と人がネット社会で他の人と関わり、気配りをしながら生きていくためのスキルと多くの情報から自分の考えを創る力、こうしたものが必要になると思います。

また、ネットワークの中にAIという擬人化されたロボットが入り込むことで、より「人間にとって豊かな生き方とは何か」という哲学的な問いに向き合わざるを得ないと思います。

残念なことにこうした問いに教員が向き合っていたのは、20年前の昔ばなしになったように思えます。今さら慌てて10年前にアメリカで示されたデジタルシチズンシップに乗り換えても、環境を整えるのに何年かかるのでしょうか。

今、日本の子どもたちにどのような教育が必要なのかを考えることこそ大切だと思うのですが、時間数の確保や土曜日勤務、3倍の臨時教員増という対処療法ですか。これからのビジョンはあなた方、若い先生たちがそれぞれの学校で考えなければならないかも、ですね。

「コロナ前に戻すこと」も大切だとは思いますが、これからの持続可能な学校指導や学校運営に必要な新しい発想、スクラップ&ビルドがたしか、文科省の方向だったよう思うのですが。

学校現場の復興は前例主義では行えないように思います。

モノやヒトも大事ですが教育現場に必要なモノやヒトでないと混乱や負担を与えかねないので、検証のために報告のための報告などさせないで、キャリア官僚が霞ヶ関から市町村に出向くくらいの根性みせてほしいですね。

えっ、そんなのテレビだけの世界だって。最初から無理なことだと思い込ませる大衆への情報操作なんて考えるのは、止した方がいいかな(笑)

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