おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

オンライン授業、公立高校準備ですか。

2020-05-07 12:01:48 | Weblog
オンライン授業ってそんなに簡単にできるものだったんだ。

「方法は任せる。いまあるものでやってほしい」それも6月までに?

これって「都道府県の教育行政のトップ」が高校の先生なら、これぐらいのことできるはずだから、自分たちで、くふうして、すぐやって下さい、という指示ですよね。

商業や工業高校には専門家と設備がありそうだけと、他でもできるのかな?高校格差が見える?

大変だ、高校の先生がんばれー✊‼️

でもそんなに簡単にできるのだったら「なぜ今までやらなかっんだろう」
「これからってずーとオンライン授業?」少なくともいつまでなんだろ。

掛け声をアピールしたり人の数を増やせばそれでいいという粗っぽい方策を国や都道府県の教育委員会が考えているのなら、それは、少し違うように思います。

教育評論家とか学者さんの多くは、「子どもの立場」とか「先生の立場」とかいう「立場論」を優先しているようですかが、どちらかの立場に自分は立つているということで、正統性を示そうとしているだけのような気がします。

教育現場といわれるところでは20人のクラスでもクラス崩壊することはあるわけで、今本気で考えるなら「教育現場へのサポートの内容」と「採用試験の質、教員育成システムの向上」がむしろ論議されるべきだと思います。

教員経験が全くない研究者の意見や教育現場で自分の「クラス」の「教科指導」だけをかたくなに突き通してきた方の意見、常に合理的に易きに走ることを得意とした先生の意見にはあまり耳をかたむける気持ちにはなりません。

職員会議で「自分のクラスの辛さ、しんどさ」を開陳し、さも「待遇や制度、子どものおかれている状況や背景」などの外的要因をとうとうと主張するなどの後ろ向きとおもうしかない先生に出会ったことも、あります。

たしかに、究極の「教育」はマンツーマンでの家庭教師にあると思います。
でもそれは、産業革命以前の貴族社会での論理で、今の学校にあてはめるには無理があるのは明らかです。

適正なクラスの人数なんて担任の資質によるところが多く平均なんてあてにならない数字ですよね。

管理職から「力がある、ほかにやれる先生がいない」といわれ、こうした理由で文句もいわず黙々と力のない先生をささえ、自分の範囲以上の業務を「経験年数だけをかんがみた同じ給与表と感覚的な評価」を受け入れ、「我慢することが美徳」として授業を行う先生が減ったからといって、声だかに均等を主張する先生方をみていると少し悲しい気分になります。

学生たちは、みんながそうおもっていると受け取ってしまいます。だから先生という仕事もブラックだと。

先生も一般企業も「働く」ことにそれほど大きな違いはないように思います、ただ、今のような状況でこそ「全体の奉社員」として、行動できるかが、問われると思います。普段から意識することが必要ですよね。職にはついたが「働かない人」をモデルにすることは学びに結びつかない場合がありますね。

低学年しか持たない先生、高学年しか持てない先生、通常学級が持てない先生が、でてくるのは、個々の先生の持ち味が機能的にいかしきれていない「小学校の構造的課題」なのです。

自動車免許に「オートマチック専用」ができたように、「低学年専用免許」とかもう少し細分化されるべきだと思います。

教科担任制の議論もありますが、中高等学校と違い「教科専門性」以外にも要求されるもの、今は「人間性」といわれています。

だだそれを採用試験で見極めるには困難な状況があります。

今年のような環境だと、各都道府県教育委員会は「人間性と授業スキル」を求めるため、「教科専門性」を確認していた一次の筆記試験を感染予防のため取り止める措置を行う都道府県や特定市もでてくることが、想定されます。

課題は「都道府県教育委員会が採用試験に関する裁量権を持っており、現場の感覚と乖離している。」という点です。

財源の問題だけで講師が多いのではなく、「質の問題で採用試験を、落とされ続けている」場合も想定されます。

これらは、「学校現場に入るまでにどれだけ人間性向上の努力をしたか」という視点での「大学などの高等教育での教員育成のサポート」がなされているかだと思います。

個々の学生がこうしたことを意識するのはインターンシップに参加する意欲的な学生だけで、それも短期間学校現場の当たり外れに左右されることが、多いように見えました。


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