おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

こんばんは いつもお世話になってます。part 2 vol 2

2012-02-01 09:22:20 | Weblog
M1の夏は林間シミュレーションでおわりましたね。
有意義な学びがあったと思います。

 今回、初めて教師の目線で林間学習を考えました。
 子どもからすればわくわくのイベントも教師として、
企画したり、引率したりするのはとても大変だと実感しました。

 まず、第一に子どもの安全を守らなければなりません。
けがや事故が起きてしまうことが一番心配です。
そのための打ち合わせや、情報を共有することは大切だと思います。

 その次に段取りです。林間学習をスムーズに行うために、
予定をしっかり立て、教師一人一人が自分の動きを把握しなければなりません。

 また、子どもたちの動きも同時に把握しなければなりません。
そのときは、子どもの動かし方もきちんと理解して、的確な指示ができるようにします。
実際はもっと児童数が多く、バスに乗り降りすること
食堂でご飯を食べること、お風呂に入ること、オリエンテーリングを行うこと、
動作や移動一つ一つに時間がかかります。子どもは基本指示に従わないということを
頭に置いて余裕をもった指導をしていきたいです。
(実際はきっとイライラすると思いますが…。)

林間学習は、子どもにとって楽しい思い出にしなければなりません。
自分が主体となって楽しむのは自分自身のことなので、比較的簡単です。
しかし、子どもを楽しませるという視点で林間学校を考えた時
「難しいな」と感じました。

 この時期の子どもなら
「しんどい、やりたくない、だるい、面倒くさい」と言い出す子がいると
想定できます。
特に女子に多いと思います。
その子達のモチベーションをいかに高くするかが大切だと思います。
そのために教師は林間学習をする意図を
ある程度子どもに伝えておくべきだと思います。

 しかし、林間学校を通して得られたものを
子どもに見つけさせる、
「感動することを探そう」と
あらかじめ課題を与えていてもいいかもしれません。

一瞬でも児童一人ひとりが「楽しいな、来てよかったな」と感じられる林間学習になれば
成功だと思います。

 また、林間学習では教師の協力体制、
役割分担が大事だと実感しました。
施設の人と連絡を取り、全体を通して仕切る役(リーダー)、
その教師をサポートする教師集団。

そのリーダー役はブレナイ方が良いということがわかりました。
というのは、全体が集まっている時指示する時は、
そのリーダーが中心となって行うということです。

そのほか、この林間学習の中で考えたことは、
「食べ物を残す・残さない」について、
「班決め(オリエンテーリングからのやる気の差)」について、
「女子のグループ化」について、
「それに対して教師はどうしたらいいのか」です。

 はじめの嫌いな食べ物や食べられない時を
どうするかということに対して、
私は無理矢理食べさせることはないと思います。

 先生も言われていましたが
「その子の状況によって指導する」というのがベストです。
基本的に食事は楽しい時間なので
“無理矢理食べさせられるいやな時間”にしたくありません。
それが苦痛になってほしくないです。

 もちろん過度な偏食は
その子の健康上良くないので保護者と相談して
少しずつ治していく指導をしたいです。
少しでも食べたらほめ倒しますね。

 食べ物で一番心配なのはアレルギーです。
事前にしっかり把握していないと命の危険性があります。

 二つ目の班決めについては、
クラスの状況によりけりです。
オリエンテーリングをやるにあたって、
まず男女混合にしたほうがいいかと思います。
男子だけ先先行ってしまうのは目に見えていますが、
あえて班で行動するということを意識させるために、
周りのペースに合わせるということも学んでほしいです。

 本当はくじ引きなどでランダムに決めたいのですが、
班の人間関係でオリエンテーリング自体は楽しみにしていたのに、
楽しくなくなるということも考えられます。

作業やイベントの班内の人間関係は、
子どもにとってその行事を左右するものなので、
今でもどうやって決めるべきか答えは出ていません。

 きっと、その時々によって一番良い方法は違うのだと思います。
できる限り「好きなもの同士」でやらせたいですが、
きっとそうすると嫌な想いをする子が少なからずいるのです。

 やる気も人それぞれで、
やる気のない子にやらそうとするのはとっても難しいです。
また、この年になると本心ではやりたいのに、
わざと「やる気のない」態度をとってくる子もいます。
モチベーションを高めるためにはやはり
「ジュース、ごほうび」作戦が効果的なのでしょうか。

 三つ目の女子のグループ化は、
必ず起こります。
それをどう考えるのか。
少なくとも私は小学生の時
このグループ化であまりいい思いをしませんでした。

 かといって教師が入れば解決するものでもありません。
一度、小学生の中か高学年の時
何かの班決めで「好きなものやけど、
一人でも○秒以内に班になれん子がいたら、先生が決める」というもので
、最後の一人に残った記憶があります。
それで結局好きなものではなれませんでした。

 子どもにクラス全体で遊ばせるきっかけを与えることも大事です。
しかし、今でも忘れられないのは、
リーダーのグループ(クラスで一番強いグループ)の子たちと
かくれんぼがしたくて、私と仲の良い友達と二人で入れてもらいました。

向こうは嫌々って感じでした。
 数日後「いつまで入ってるん、前の子らでやりたいんやけど」と言われました。
小学生は表現がストレートなので気をつけないといけないと思います。
これは自分の体験で、今はどうなのかわかりません。

女子にとってこれは避けては通れない道なのかもしれません。

 本当にしょうもないことですが、
この年にはこのことで学校が楽しくなるか
嫌になるかを左右するのです。
だから、必死でした。

とりあえず、一人にならないように。

しかし、後々考えてみると、
このことによって人間関係の築き方や、
女の世界での生き方を学んでいくのかな
ともとらえられます。嫌ですけど。

 これらについて、実習で実際に自分の目で観察してきます。
そして、現場の先生方はどうしているのかも考察してきます。

 すてきな問題提起だと思います。
いよいよM1での専門実習がスタートしますが、
その前にあなた達がどのような課題意識を持つことができているか
ということが大切だと思います。専門実習の15日を、
単に学部での教育実習の焼き直しにしないためにも、
それぞれの院生としての自覚と課題意識が必要です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« こんばんは いつもお世話に... | トップ | こんばんは いつもお世話に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿