おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

初任者研修ですか。。

2014-03-10 22:33:13 | Weblog
 あなたのメールを読んで
今更ながら
学力って何だろうと考えてしまいました(笑)。

 僕は、学力とは単に評価テストの素点ではなく
児童が成人し、社会人として生き抜いていくための基礎的な力だと
認識してきました。

 今激変している社会の中で、求められているのは
そうした社会で「生きる力」であると考えてきたわけです。

けど・・と想うことも確かにあります。

 すべてを素点で割り切ろうとする
あなたたちと同世代の若い先生との意識や価値観の
違いが気になる瞬間があります。

 少し前に読んだ「絶望の国の幸せな若者たち」古市憲寿 講談社 には、
若者たちが今よりも将来のほうが良くなるという感覚を持てないので、
とりあえず過不足なく過ごすことや、
身近な小さな夢の実現を大切にするという風潮が示されているのですが、

 こうした特性を持つあなたと同世代の若者が教師を目指し、
採用試験を突破し先生になっているという現実。。かな。

 僕たちのような古いタイプの教師が
旧来然とした「教師を目指した若者だから、
旧来のスタイルで研修を行えば育つ」という
固定化した認識にとどまっていることにも
どこか違和感を感じています。

 若い先生たちの中で、
冷ややかで批判的な意識を持つ者は、
多忙な時間の中を集められて、
長時間の研修を受けることに、
内容の善し悪しよりも、
まず疲労感を感じているかもしれないし、

自分たちだけの情報手段を持つ者は、
先輩の個に依存した経験的な知識に、
外面的には従うが、
むしろインターネット上の知識や少数の心を許せる仲間の知識に
頼ろうとしているのではないかと想うこともあります。

これからの若手教員育成研修においては
①集合させての講義形式からの脱却
②情報を共有化させて所属意識を醸成させる
③身近な人間を講師としたモデルを見せ
、考察を積ませる等が必要なのでは。。
となどと考えていますが、あなたの県では
どんな様子ですか。

また教えてください。
コメント
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