なんくる、なくない?

浪花節だよ、人生は。

磨き、磨かれ

2009-06-05 12:52:53 | その他、雑記

 

久々に雑誌を買ってみた。「GINGER」という女性誌を。

なのに興味が湧いたのは、水着とユニクロのリネンシャツだけ。

でも、大好きな作家、山田詠美のエッセイを発見し、ちょっとホッとする。

お題は、『磨き、磨かれ』。ちょいと抜粋してみましょ。

 

「自分を磨く。確かに必要なことかもしれないけど、 

 私は、この言葉を臆面もなく使う女が苦手である。」

・・・なんかわかるなぁ。まわりには今のところいてないけど。

 

「ダイエットに励んでー、エステ行ってー、メイクに気をつかってー・・・、 

 そういうことに時間とお金を費やすのを磨くとは言わない。

 それらは、たしなみとかメインテナンスとか呼ばれるもの。

 磨くものが「カラダ」なら、人前で口にせず、こっそりとやるべき。」

・・・確かに。こんなブログ書いてるし、私も気をつけないと。。。

 

 「目指すべきは、磨く女ではなく、磨かれた女である。

 年月や経験が引き寄せた、かけがえのない“やすり”に身を委ねた人のことだ。 

 時には、一冊の本が、そのやすりの役目を果たすこともある。

 あるいは、音楽、映画。

 けれども、もっとも有効なのは、人である。

 本当の意味で人を磨くのは、他者の手である。・・・」

 

・・・やっぱり山田詠美はいいなぁ。

自分一人で出来ることなんて、たかが知れてるもんね。

出会いは本当に宝だと思う。それが例えば、ほんの一瞬の出会いでも。

色んな考え方、人生を知ったり、ふとした言葉に大きなパワーをもらえたり。

それが“やすり”になってるんなら尚更、全ての出会いに感謝