かれこれ3年ぶりとなる、カタシモワイナリーさん訪問。
前回は私達だけだったのが、最近はTVでも紹介されたせいか、
今では予約もすぐ満杯に。この日は遠く長野から来られた方も。
2回目なのに道に迷い、遅刻気味で到着した私達。すでに恐縮。
更に、Mさんの足もとを見て社長が、
「大丈夫?今日は畑に出て1時間歩くで。」
ゲッ
「軽装でって、連絡いってたと思うけど。」
ゲゲッ?!
凍りつく私達。ちなみに予約、連絡担当は私。
Mさんはこの日に限って、スカートにヒール。日傘も無し。
そしてここから、スリリングなワイナリーツアーが始まった。
この先には、草に覆われた道なき道が待っている。
Mさんの横は、急斜面の葡萄畑。落ちたら死ぬかも。
ペタンコサンダルの私でさえ力が入る、細く険しい道をヒールで進みながら、
「下で待ってればよかった…」と、弱々しい声のMさん。
私も申し訳ないやら何やらで、途中の85年、95年の古木も目てる余裕なく、
後ろのおじさんが「勝沼はどこ回ったの?」と呑気に話しかけてきても生返事。
そしてなんとか、シャワーを浴びたかの様な汗と共に、無事、下山。
近くの名所めぐりへ。樹齢八百年のクスノキなんて初めて見た。
前回もお邪魔した、日本最古のブランデーが眠る貯蔵庫。
4年後、百周年を記念して開けるとか。4年後が気にナル。
ハイ、待ってましたの試飲会!!
まずは、空猫さんも絶賛の、にごりスパークリングから。
リーデルグラスのおかげもあるかもしれないけど、この美しい泡立ち!
きめ細かくて、香りも味もふくよかで、下手なシャンパンなら絶対負ける。
しかも大阪プライスの1,680円。迷わず買いです。
カタシモスパークリングロゼは、ピンクよりも深い、ローズ色。
甘いイチゴの香りなのに、スッキリした辛口で、夏のテラスが似合いそう。
ジャジャンッ!!これがなんと、1万円のグラッパ!!
とにかく香りが素晴らしい。甘く上品で優雅で。。ずっと舐めてたい。
比べると、他のグラッパはまったく別物。もう飲めないかも。
薔薇の香水とまったく同じ製法ということで、ハタと閃いた。
「”葡萄の香水”で売りだしたらどうですか?!」
本気でほざいてみたけれど、苦笑いされ終了。
帰る時にはMさんも、「次は5月ぐらいが良いんじゃない?」と。
さっきまでの汗も涙?も、楽しい思い出に変わった様。
それもこれも、社長の人柄ゆえ。前回の様には話せなかったのが残念。
参加者の皆さんも、曲がり角で待っていてくれたりととても親切で、
忘れられないワイナリーツアーになった。
またお邪魔しま~す