万博公園内にある、
日本民芸館という存在をご存じだろうか?
園内案内図で見てた気はするこの施設、今回初めて足を踏み入れた。
柳宗悦(やなぎ むねよし1889-1961)の提唱した「民藝運動」の
西の拠点として装いも新たに開館したのが、大阪日本民芸館・・・
民藝とは、「民衆の為の芸術」とのことらしい。
昨日、Mさんと福島を探索していた時(内容はまた後日)、
「旦那さんが仕事で行けなくなったから、明日、良かったらどお?」と、
武内晴二郎展に急きょ誘われた。面白そうなので、即答でOK。
と言ってもお目当ては武内さんではなく、grafの特別企画。
graf代表の服部滋樹氏講演会「民藝とデザイン、そして暮らし」(300円)と、
砥部焼「梅山窯」の蕎麦ちょこで中国茶を(500円)という企画。
grafは泣く子も黙る(?)、日本を代表するクリエイティヴ集団。
なるほど、民衆の為の芸術だから、grafも「民藝」の中に入るのね。
内容はともかく、声がとても素敵だった。声って大事だ。
昨日福島で飲んだ台湾茶と言い、今日の中国茶もとても美味しかった。
何倍も飲めるところがまた、お得感があって良い。
最後はお待ちかね、ミュージアムショップへ。
施設全体、明るくて綺麗で良い感じだけれど、このショップが何より良い。
Mさんのお友達が買い付けをされているらしく、商品のセンスが良いし、
しかも利益目的ではないから安い。東京の半値近い商品もあると言う。
Mさんは相変わらずの素晴らしい買いっぷり、
さすがに私も欲しくなり、さんざん悩んで小さな花瓶と器を買った。
丹波の俊彦窯のもので、二つあわせても2,800円。
民藝と聞くと何となく、古臭い様な、難しそうな印象があるけど、
こうして、身近なものに芸術を取り入れるって、素敵だなと思う。
日本伝統の形、古くて新しいもの、少しずつ民藝に触れていきたい。