霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

生物兵器エイリアン

2007年08月07日 23時05分49秒 | アニメ、ゲーム、映画等
今度CATVを家に引こうと思う。時代劇専門チャンネルの為に。

さて、ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。昨日一昨日更新しなかったのは、時間が無かったのもあるが書いた記事を読み直して見たらびっくりするほどつまらなかったからである。


んでまぁネタも無いから、適当にエイリアンの話でもしようと思う。何でいきなりエイリアンかって、まぁ大体予想はつくだろうが、アーケード版エイリアンvsプレデターのプレイ動画を見たからである。なんか秋葉原のゲームセンターとかではまだまだ現役で稼動しておるそうだ。ちょっと横浜に戻ったら秋葉原に久しぶりに行こうかと思う。

さて、エイリアンと言うと、エイリアンシリーズでは毎回毎回生物兵器にしようとしておった。1、2、3と三作品連続で生物兵器にしようと目論むウェイランド・ユタニ社が出てくる。4では毎回恒例の悪役ウェイランド社が倒産してしまうし、リプリーを復活させてエイリアンを利用としてた変態博士も単純に生物兵器にしようとか考えていたのではなく、まずは基礎研究をしてからという事だった。

確かに、エイリアンは地球上に存在しない生物である。膨大な研究データが得られるだろうし、新しい物質や新しいワクチン等を作れる様になるかもしれぬ。ただ、最近知ったのだが、エイリアンは元々生物兵器であったらしい。


と言うのも、だな。エイリアンと言うと黒くて蜥蜴っぽいアレを皆想像する訳だが、エイリアンの意味は異星人(もしくは異邦人)であり、エイリアン1の『エイリアン』は我々がエイリアンと呼んでる奴じゃないのである。取り敢えず我々がエイリアンと呼んでる奴を黒リアン(黒いから)と呼称しておこう。

初代エイリアンのストーリーはこうである。宇宙貨物船ノストロモ号が宇宙救難信号を探知し、救難信号を出している僻地の惑星へやってくる。まー救難信号を無視する訳にはいかんしな、という訳だ。

んでその惑星に着陸し、三人の船員がその救難信号の発信地へ歩いていく。んで発信地まで行くとホラー映画恒例の電波障害によってノストロモ号との連絡がとれなくなるのだが、ともあれ発信地に行く。するとそこには巨大なよく判らん物体が落っこちている。

で、中に入ってみるとどうやら墜落した未知の異星人の宇宙船らしいと判る。判るとは言っても、中の人はとっくに化石化しており、落っこちたのは相当昔らしいという話になるのだが、『エイリアン』っつーのはこの船を動かしておった異星人の事だ。

それで更に奥へ行ってみると我々に馴染み深い黒リアンの卵がゴロゴロしており

☆く☆ぱ☆ぁ☆→おはようございます。フェイスハガーです→終了

となってまぁ後は会社の陰謀とか、火炎放射だー!とか、こいつロボットだったんだ!とかアリだー!とか、あっていつものエイリアンとノリは変わらんのだが、それは良い。


んで、この『エイリアン』の船なのだが、墜落したのは大分昔の事らしい、というのは前述した。しかし、この『エイリアン』、プレデターではない。宇宙船の形とか以前に、そもそも化石が全然違う形をしておる。つうか、エイリアンとプレデターは元々別の映画だ。この二つの映画が合体したのは、2でシリーズとして死亡したプレデターと同じく3で死亡したエイリアンシリーズが生き残りをかけた、というところが大きい。

閑話休題。この『エイリアン』、1では死体も出てくるが、2では宇宙船のみ出てくる。ま、2は完全版での話だがな。劇場公開版だと一応名前は出てくるものの、映像に一度も出てくる事なく核爆発に巻き込まれて蒸発。んで、黒歴史として名高いと言うか、冒頭10分で2の全てを無かった事にした3では名前で出てくる事さえなく、4に至っては監督も忘れてるんじゃないかという状態だ。

この前公開された映画版エイリアンvsプレデターに至っては、黒リアンは出てくるがエイリアンは出て来ないという黒歴史状態である。が、実は設定があるらしいという事を最近知った。それによると、黒リアンはエイリアンが作り出した物兵器だった、という事だ。生物兵器輸送船だったエイリアンの船が太古の昔不時着し、エイリアンはお亡くなりになられて黒リアンの卵だけが残った、という訳だな。


さて。となると、黒リアンを生物兵器として利用しようとしたウェイランド社は目の付けどころは悪くなかった、という事になる。何せ元々生物兵器なのだからな、黒リアン。

しかしだ。この黒リアン、制御不能である。劇場版エイリアンvsプレデターの公式HPでも『彼らは、誇りの為に戦う』と書かれたプレデターとは対象的に、黒リアンは『彼らは、繁殖の為に戦う』とか書かれてしまっておる。実際、人間の遺伝子が混じってしまった4はともかくとして、それ以外のエイリアンシリーズは繁殖以外しようとしておらん。

初代エイリアンは劇場公開版だと取り敢えず人間をぶっ殺して回っているだけだが、劇場版に入り切らなくて切られたシーンを見ると繁殖しようとしておる。2は最初の黒リアンが覚醒した日(もしくはそれから2、3日経った日)から2週間、惑星植民地で黒リアンは暴れまわる訳だが、特に何か繁殖以外の行動に出た様子は無い。強いて言えば、「美しい。実に美しいビューティフルだ」とか言いながら作ったに違いない巣を作ってたぐらいだな。3もなんだかんだで実際は繁殖しようとしてただけだった。

んでじゃあ黒リアンはどうやって増えるかと言うと、人間もしくはそれに準ずる生物に寄生して増える。映画では基本的に人間以外に寄生しておらんが、エイリアンvsプレデターではプレデターにも寄生しておったし、3では犬にも寄生しておったな。

まず、女王黒リアンが卵を産む。この卵の中にはフェイスハガーという、黒リアンの第一形態みたいなものが入っておる。尚、ニコニコでの愛称はフェイス羽賀である。こいつを見た時は取り敢えずこの☆蟲☆YA☆ROUとか言っておくと良い。んで、何か寄生出来そうなのが近付くと卵が開き、羽賀さんがくっ付いて寄生する。羽賀さんは寄生体をくっつけてしまったら剥がれて死ぬ。

で、2、3時間も経つと標的の体内で黒リアンが成長し、チェストバスターという形態になり、胸を突き破って誕生する。文字通り、チェストをバストする訳である。ただこの状態では大変弱く、戦闘はほぼ不可である。チェストバスターになって宿主の胸を破り、何時間か待って成体になるまで戦闘力はほぼゼロと言って良い。

かように、黒リアンは成体になるまでの時間が結構かかる。ま、その分、一度成体になってしまえば大変強いのだがな。この手順を簡単に行う為、黒リアンは巣を作る。四方八方を人間とかに囲まれておるとチェストバスターとかの段階で死亡しかねないからな。

この様に、巣を作りそしてそこを守れるある程度の戦力が揃うまで、黒リアンの繁殖は著しく面倒だ。逆に言えば、その戦力さえ揃ってしまえば黒リアンの繁殖速度は飛躍的に上がる。


しかし、だ。となるとますます制御不能である。

例えば、武装したテロリストが占拠した街に、テロ対策として黒リアンの卵を撒くとしよう。すると、高確率で黒リアンが生存戦争に勝利するだろう。で、テロリストを排除したからその街を再占領しようとすると、より手強い黒リアンに迎撃されるのだ。


ダメやん。


現在に至るも生物兵器が主流になっておらん(つうか使われてすらおらん)のは、制御できないからである。普通生物兵器と言うと細菌兵器とかだが、その細菌の撒き方を間違えると、撒いた直後に細菌が死滅したり、風向きが変わって細菌がこっちに流れてきたりする訳である。

まぁ黒リアンは細菌と違って知性があるから、命令を聞く様に飼いならせば良いと考えるかもしれぬが、奴らが繁殖するには何かに寄生してそれを殺さねばならんから、その、つまり、兵隊を訓練した方が良い。人件費とか考えてもな。

さて、ではこやつら、どうやって生物兵器として使うのだろうか。


1:アンブレラ法
クローン人間などを使って黒リアンの成体を生産し、飼い慣らして使用する。しかし、4を見て判る通り、黒リアンを飼い慣らせるかと言われると疑問が残る。リプリーの名言、「あれにゲイは仕込めない」もあるしな。

2:ワクチン法
敵地に黒リアンの卵を投げ込んで敵があぼーんするまで待ち、黒リアンが当該地域を完全に占拠したと確認したら、黒リアンにのみ効く毒か何かを撒いて黒リアンを全部殺してしまい、その後軍隊がそこを占拠する。そんな便利なものがあるかどうかなど知らぬ。

3:バイオハザード法
黒リアンの卵を紛争地域に投げ込み、ある程度荒れたらニュースで「○○市で生物災害が発生しました。政府は滅菌作戦を実行、核で街ごと消毒する事を決定しました」とか流して消毒。投げ込まれた連中も死人に口無しだから後腐れ無し。

4:オトリ法
黒リアンを繁殖させておけばアホなプレデターが狩りに来るから、プレデターの船を襲う。つまりプレデターを誘いこむ為のエサにする。

5:俺達はとんでもない考え違いをしていたんだ
黒リアンはエイリアンが生物兵器として開発したものだが、使えたもんじゃないから破棄された。つまり1で出てきたエイリアンの船は産業廃棄物運搬車だったんだよ!

な、なんだってー ΩΩ Ω