ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。バイオハザード・リバイバルセレクションの両方をコンプリートした霧島である。あのソフトはバイオ4とコードベロニカがHDリマスターされて入っておるのだが、取り敢えず4の最高難易度+外伝二種をクリア、ベロニカの本編Sランク+バトルモード全キャラSランクを達成した。
ベロニカはとても辛かった。何で辛かったかってクソゲーだからである。私はガンサバイバー2、4とGAIDEN以外全てのバイオシリーズを買っておるしやっておるバイオ儲(攻略本だって必ず買うし、アーカイブスだって買ってる)だが、それ故に断言する。ありゃクソゲーだ。
しかもゲーム形式が旧作バイオ型で、Sランク条件がノーセーブ五時間以内クリア。んで、当然ながら一撃死技を使ってくる奴が沢山いる上、最近旧作バイオやってなかった。お陰でバンダースナッチに頭を潰され、ハンター改に首狩りされ、ノスフェラトゥに崖から落とされと何度も一撃死させられて本当に泣けた。その上クソゲーと来たもんだ、心が折れる一歩手前まで行ったが、何とかSランクを達成した。
一方4は、やはり慣れないと難しいステージも多いが、何度もクリアしたゲームだし、何より第一次大戦以前の銃への愛でごはん何杯でもいけるので楽しんでやれた。モーゼル、M1903、コルトガバメント、S&WのM3、どれもこれも素晴らしい。G36みたいな銃も好きだが、やはり私は古い銃が好きだ。拳銃も中折れリボルバーが一番好きだし。
是非次作のバイオでは、武器はこんな感じでお願いしたい。
ハンドガン1:FNハイパワー
ハンドガン2:モーゼルC96(レッド9仕様)
ハンドガン3:ワルサーP38
ハンドガン4:SACMM1935A
ハンドガン5:エンフィールドNo2Mk1
ライフル1:三八式歩兵銃
ライフル2:マウザーKar98k
ライフル(セミオート)1:M1ガーランド
ライフル(セミオート)2:ドラグノフ
マシンピストル1:エルマベルケMP40(シュマイザー)
マシンピストル2:エンフィールドステンMk1
マグナム1:スタームルガースーパーレッドホーク(454カスール仕様)
マグナム2:タウルスレイジングブル(454カスール仕様)
ハンドキャノン:パイファーツェリスカ
まぁ要するに第二次大戦以前の銃基本でやりたいという事である。エンフィールドNo2Mk1はアレ38S&W弾じゃねーかと思うかもしれんが、バイオ4のパニッシャー(ファイヴセブン)だって本来なら5.7mmx28SS190である。まぁ流石に混ざりすぎてるとマズイからこれだけにしたが、弾気にしなくていいなら出したい拳銃はもっとある。又、ライフル系の弾丸規格を統一するのは全力で諦めた。
バイオ4がいけないのだ。ハンドガンにモーゼル(言わずもがな、第一次大戦以前から広く使われたドイツの拳銃)、ライフルにスプリングフィールドM1903(第一次大戦時の米軍制式歩兵銃)、マグナムはS&WのM3(1870年開発)とコルトM1911A1(いわゆるガバメント。1911年採用)。ほぼ全種類の武器を第一次大戦以前の銃で固められるのである。
ちなみにショットガンはウィンチェスターM1300だが、こいつの原型はM12、更にその原型がM1897で、こいつは第一次大戦の塹壕戦で猛威を振るった銃なので脳内補完が可能なら色々違うゲームになる事請け合いである。
そんな素敵なゲーム、バイオ4に登場する銃について、今回は解説していきたいと思う。尚、このゲームでは、武器商人に話す事で「威力」「装弾数」「連射速度」「装填速度」を改造する事が可能で、全ての項目を限界まで改造すると「特別仕様」にする事が出来る。
●ハンドガン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/03/1293f7462a7853418dd325861a280483.jpg)
レオンの初期装備であり、マーセナリーズではウェスカーも持っているハンドガン。ゲームオリジナル銃(体験版ではKP94だったが)なので、実銃は存在しない。設定的には、2冒頭で死んだ後シンなみの勢いで後付設定が追加されたロバート・ケンドさんによるカスタムハンドガンらしい。HKのUSPを基本にガバメントのパーツを組み込み、銃把はメダリオンが入っている。よく見るとケンド銃砲店の刻印もあり、レオンはディジェネレーションでも本銃を愛用しておった。
さて、初期装備だけあって未改造状態では最も貧弱で、パニッシャーの様に貫通する訳でもなく、レッド9の様に威力が高い訳でもなく、ブラックテイルの様に万能な訳でもない。しかし、特別仕様に改造するとクリティカル率五倍というなかなか面白い性能になる。これは、ガナード(今回のゾンビみたいなもん)の頭を撃つと低確率で威力が五倍になるというものだが、普段は十二分の一の確率だ。これが十二分の五になる訳で、プレイヤーの腕次第でかなりの戦力となるだろう。
ただまぁクリティカル率五倍と言っても、それでも50%いかないし、運が悪ければ全然クリティカルが出ない。逆に言えば、運が良ければ物凄い勢いでガナードの頭が吹っ飛ぶ訳で、強い弱いと言うよりは「楽しい」武器と言えるかもしれんな。私はあんまり使わない。
●ハンドガン(パニッシャー):FNファイヴセヴン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/20/e75b0f41b9ee58fdd16e54ec853b460f.jpg)
青コインを10枚壊すと貰え、15枚壊すと威力が一段階改造された状態で貰える拳銃。単発の威力はハンドガン中最低(マシンピストルよりかは高い)が、弾が敵を貫通するという特徴がある。通常だと二体まで、特別仕様に改造すると五体まで風穴を開けられる。特別仕様にせずとも、ガナードが大量に涌いた時は適当に連射する事で簡易マシンガンとして敵の足止めが可能だし、盾持ちガナードに対しても盾を貫通してダメージを与えられる。
一発一発の威力は低いが、上手く貫通を使って多数の敵に当てる事で、他のハンドガンに負けない威力を発揮する事が出来ると言える。フル改造でも威力は2.2だが、二体に同時に当てれば事実上4.4、三体なら事実上6.6な訳だからな。ただ、二体ならともかく三体、四体ともなるとそうそう同時に当てられる状況は存在しないし、貫通でダメージを当てられる様位置取りしてる間に近付かれてどうしようもなくなったりもする。
なので、扱いの難しい、使い手を選ぶ銃だとも言えるだろう。単発の威力が最低だから積極的に頭を撃ったり、足を撃ってジャーマンスープレックスかましたりしたいが、そうすると大抵貫通ダメージは狙えなくなるし。又、多数の敵に貫通ダメージを狙える状況というのはショットガンとかで吹っ飛ばした方がいい状況である場合も多く、判断が難しい。
まぁ、玄人好みの銃だな。
さて、その正体は、以前P90の話をした時触れたベルギーFN社のファイヴセヴンである。この拳銃は、兄弟武器である短機関銃(サブマシンガン≒マシンピストル)のP90、及び専用弾丸5.7mmSS190弾と共に開発された。と言うか、むしろ、P90とファイヴセブンは、それぞれSS190弾を撃つ為の短機関銃、拳銃である。
一般的に、現代の拳銃は9mmルガー弾、もしくは.45ACP弾を使用する。短機関銃は「拳銃弾を使う機関銃」というのが一般的な定義であるから、やはり一般的に使用するのは9mmルガーと.45ACPである。まぁ.45ACPはアメリカで流行してるだけとも言うが、それは置いといて、この二種の弾は、歴史的に見れば比較的殺傷能力の高い拳銃弾である。
9mmルガー弾などは貧弱、もしくは器用貧乏の代名詞、.45ACPは大口径銃が大好きなメリケン弾丸の代名詞、というイメージがあるが、.38SP弾(ニューナンブとかの弾、第一次大戦以前はよく使われた弾)とかに比べれば9mmルガーとて殺傷能力は充分高い。大体、.45ACP弾からしてクスリキメて突撃してくる奴でも充分殺せる弾として開発された経緯があるのだ。しかしながら、これら二種の弾丸でも、防弾チョッキとか着た奴に対する殺傷力はあまり期待できない。
まぁ、.45ACP弾を9発食らった後綺麗な服に着替えて自分で車運転して帰宅した殺人犯とか、厚手のジャンパーで9mmルガー弾を防ぐ銀行強盗とか、アメリカにはそういう実例があるからな。まぁ後者は、薄手の服を着た連中用に特化した特別仕様弾を厚手の服着た相手に撃ってたからだが。
ま、ともかく。現代は防弾装備が普及してきており、拳銃や短機関銃の威力不足が従来指摘されておった。これを一挙に打破する存在としてベルギーの老舗FN社が送り出したのがSS190弾であり、又、SS190弾を使用するP90とファイヴセヴンである。まぁP90は以前話した通りPDWという全く流行らなかった新しいカテゴリを創出するという銃でもあったが、ファイヴセヴンはSS190を使う拳銃、というのが基本だ。
何せ、SS190を使うファイヴセヴンとP90は、FN社の宣伝によればクラス3の防弾装備を貫通できるという。クラス3というと、.44マグナムどころか7.62mmNATO弾を防げる(バイオ4で言えばマグナムもライフルも貫通できない)レベルのものであるから、それを貫通できる強力な拳銃、となれば銃オタならずともワクワクしてしまう逸品である。SS190が小さいので、装弾数も20と多い(ロングバレルを使えば30)。
銃そのものは人間工学に基づいた丸っこい可愛らしい形で、初期型は用心鉄(トリガーガード、引き金をすっぽり包んでる部分)が何故かピーナツ型でこれも又可愛い。現在生産されてるモデルは普通の直線型用心鉄で、バイオ4に登場したのもこれだ。全体を合成樹脂(強化プラスチック、ナイロン素材等)で覆っており、この柔らかさが又可愛さに拍車をかけている。
尚、その貫通性能のヤバさからか当初は軍、警察等にしか販売せずという方針だったが、P90と同様まったくもって売れなかった。この為か、2004年からは貫通力を落としたSS192弾(現在は更に貫通力を落としたSS196SR弾)を使用する民間仕様を販売しており、こちらはよく売れているという。
ちなみに、SS190系の弾の貫通力、と言うか威力に関しては疑問も呈されておる。と言うのも、この弾、弾頭が滅茶苦茶小さい。何せ拳銃弾の癖に5.7mmだからな、子犬が殺せる程度の能力と言われる.22LRに毛が生えた程度の大きさである。なので、敵さんの身体にプレゼントされる弾丸の重量は非常に軽く、速度×質量=運動量という公式を考えると…という事だ。
もっと判りやすく言えば、高速で飛んでくるドッジボールより多少遅く飛んでくる砲丸投げの砲丸の方が危ないという事である。実際のところ、SS190弾を使用する銃が戦争で大々的に使われた実績というのはまだない(何せどうしようもなく売れてない)ので、よくわからんのである。警察にもあんまり採用されないし。こういうのは結局のところ、生きた人間に撃ってみない事には判らん訳だからな。
ところで、バイオ4に出てくる「ハンドガンの弾」は9mmルガー弾である。「調べる」やると9mmの拳銃弾って出てくるし、レッド9やブラックテイルは9mmルガー弾モデルだからな。しかし、ファイヴセヴンに9mmルガー弾モデルは無い。と言うか、5.7mmSS190を撃てるからファイヴセヴンなのであって、SS190を撃てないファイヴセヴンに存在意義は無い訳である。敵を貫通するというのはSS190弾の再現なんだろうが…うーん。
●ハンドガン(レッド9):モーゼルミリタリー・レッドナイン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/45/fbdddc9a98e650e00c4ecf6b09e13e40_s.jpg)
私の愛銃。
ブルームハンドル。
モーゼルミリタリー。
モーゼル万歳!モーゼル万歳!モーゼル万歳!
まぁ、という訳で、モーゼルである。Mauser社の作った軍用大型拳銃で、この社名は普通「マウザー」と読む。実際、MG34やらHScやらは「マウザーMG34」「マウザーHSc」といった形で呼ばれておる。まぁMG34は共同開発だから、より正確には「マウザー・ラインメタルMG34」だが。しかしベロニカのルガーP08といい今回のモーゼルといい、バイオスタッフに濃いミリオタがいるのは確定的に明らか。つうかベロニカ、可動状態のティーガーが出てくるとか吹いたぞ。
話が逸れたが、このマウザー、本銃について述べる時だけはモーゼルと読む。これは、まぁ昔そういう風に日本で紹介されたからで大した話ではないのだが、このせいか、本銃はあたかも「モーゼル」という名前の銃であるかの様に扱われている。それも仕方のない話で、一般的にこの銃は「モーゼルC96」と呼ばれるが、これ、正式名称でも何でもない。
と言うのも、この銃、軍用大型拳銃でありながら一度として正式に採用された事が無いのである。C96というのも、最初の民間向けモデルがそう呼ばれていただけだ。しかもその上色んなモデルがある。最初のC96、9mmルガー弾仕様(バイオ4はこれ、通称レッドナイン)、ロシア向け輸出モデル(通称ボロ・モーゼル)弾倉方式を導入したもの(通称M1931)、更にそれを改良したもの(通称M1932)…しかも、M1931をM712、M1932をM713と呼ぶ事もあって更にややこしい。
なので、この銃を何と呼ぶべきかよく判らんというのが実際のところで、故に「モーゼル」と呼ぶのが一番手っ取り早いのである。マウザー社がちゃんとした名前をつけてくれれば良かったのだが、あの会社、正式な形式名をこの銃につけなかったのだな。
そんなモーゼルだが、特徴はやはり美しい独特の形と拳銃の皮を被った歩兵銃という独自のコンセプトである。まず、装弾は引き金より前にある固定弾倉にクリップを使って押し込む。こういう方式にしたのは、当時は脱着式の弾倉方式(いわゆる普通のマガジン方式)の信頼性がまだ低かったという説から普通のマガジン方式の特許料を払いたくなかったという説まで色々ある。
ただ、当時の脱着式弾倉の信頼性が低かったのは確からしい。戦闘中、気付いたらマガジンが落ちてたとか稀によくある話だったらしいからな。他の作動機構にも、まだまだ信頼性の低かった自動拳銃よりも成熟の域にあった歩兵銃の技術を取り入れて作られており信頼性の高い銃であった。
更に、銃床が標準で装備可能な仕様になっていた。ストックな。これをつける事で即席の小銃として運用する事が可能となる。無論、普通の小銃に比べれば威力も低いし射程も短いが、持ち運びに便利で軽量、取り回しもいい本銃は、まぁ流石にポケットには入んが尻ポケットからはみ出る歩兵銃として大変重宝がられた。
第一次大戦時には、9mmルガー弾を使えるモデルが開発、軍に納入される。これがバイオ4に出てくるレッドナインだ。銃把に赤く9の刻印がある。又、第二次大戦前の1932年には脱着式弾倉、全自動射撃(要は引き金引きっぱなしで弾が延々出るフルオート射撃)、20発入りロングマガジンの三機能を追加したシュネルフォイヤー(M1932=M713)が発売。全自動射撃、銃床、拳銃と三種の神器が揃った結果、モーゼルは尻ポケットからはみ出る機関銃にもなった。降下猟兵等が使っている。
さて、そんなモーゼル・レッドナインだが、バイオ4では攻撃力の高い銃、そして尻ポケットからはみ出る歩兵銃としてデザインされている。未改造状態でも攻撃力はブラックテイルと並んでトップタイ。まぁこの状態だと向こうのが連射速度速いから劣化ブラックテイルなんだが、改造していくとどんどん威力に差がついていき、最終的にブラックテイルが劣化レッド9になるレベルの格差社会を形成する。
特に特別仕様に改造すると、そこらのショットガンより高い威力になる。流石にフル改造ショットガン系には負けるが、例えば4段改造ショットガンより高い威力を誇るし、同じく4段改造のライオットガンとの威力差は0.1。ハンドガンとしては異様な高さであり、対雑魚ガナード戦は勿論、対強敵戦、対ボス戦でも使っていける逸品になる。
更に別売りの銃床を装備すれば、手ブレがかなり抑えられて遠距離射撃も可能になる。正に尻ポケットからはみ出る歩兵銃である。残念ながら、ライフル系の「ヘッドショットしたら威力10倍」的な補正は受けられないが、ハンドガンの弾で遠距離射撃が可能というのは魅力的だ。近距離戦でも、手ブレのせいで肝心の一撃を外してしまう事がなくなるのは心強く、積極的に足や頭を狙っていける(そして蹴ったりベリィしたりできる)。
一方欠点もある。しかしそれは性能ではない。正直、銃としての性能は文句のつけ様が無い。問題はサイズで、このゲームではアタッシュケースに武器から回復アイテムから弾から全部詰める訳だが、モーゼルは妙にデカいのである。まぁそれも当然で、歩兵銃の技術を使った大型拳銃だからな、これは。他のハンドガン連中はどちらかと言えば小型拳銃に属するので、仕方ないところだ。
ただ、モーゼル本体はそこまでデカくない(他のハンドガンが2x3、レッド9は2x4)のだが、更に銃床まで買うとちょっとマズイデカさになる。レッド9自体が2x4なのに、銃床が1x3なので合計11マス。他のハンドガンが2x3で6マスなのを考えるとおよそ二倍であり、ついでに言うとスコープなしのライフルより場所を取る。
この為、アタッシュケースを圧迫するという他の銃とは全く別の欠点がある訳である。そこを気にせずいけるなら良いが、そうでないなら少なくとも銃床を買うのはよく考えてから、もしくは一番大きいアタッシュケースを買ってからにするべきであろう。
●ハンドガン(ブラックテイル):スプリングフィールドXD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/d1/fb5534eacbc67c3df7ec981765a4e863.jpg)
二周目限定のマチルダを除けば、ショップへの追加が一番遅いハンドガン。遅いだけあって、未改造状態ではあらゆる面でハンドガン最強を誇る。まぁ強いて言えば、パニッシャーの様に貫通弾を撃てない、というだけである。威力はレッド9と同値、装弾数も多く装填、連射速度も速い。しかしながら、改造するとハンドガン中最もどうしようもない銃へと転落する。
特に特別仕様が問題で、効果は威力上昇なのだが…4.5までしか上がらないのである。一方、威力重視ハンドガンのモーゼルは6.5。一応、装弾数が13発多く連射速度も0.13秒速く、装填速度も二倍なのだがだからどうした感は否めない。
正直、装弾数はモーゼルの22で充分であり35も必要なく、連射速度も重要と思えるほど差を感じず(そもそもハンドガンは連射速度にまかせて撒き散らす武器ではない)、装填速度も重要と言えるほどの差ではない。つうか、装填速度が問題になる立ち回りをしてしまってる時点でアウトである。
結果として、登場時レッド9の上位互換だったブラックテイルは、哀れレッド9の下位互換へと身を落としてしまうのである。しかも改造費用が地味に高い。総改造費用はハンドガン中一位だ。いいところが本気で見つからない。強いて言うならば、ハンドガンを殆ど未改造のままにして、他の武器をガンガン改造していきたい、という人が使うぐらいか。とは言え、ちゃんと宝集めていくと三挺特別仕様にしても尚金余るんだけどな、このゲーム。
では、そんな可哀想なこの銃の元は何かと言うと、それはスプリングフィールドXD。日本人ゲーマーにとってはまさに誰得とでも言うしかないぐらい無名の銃だが、メリケンには大人気の拳銃である。
これは元々クロアチアのHSプロダクト社が作ったHS2000という銃である。クロアチア本国でも軍や警察に採用されている銃だ。HSプロダクトは、一大銃市場であるアメリカの民間市場に売り込んで儲けようと頑張っていたのだが、いかんせん無名のクロアチア企業なので上手くいかない。そこで、元スプリングフィールド造兵廠であり現在も一流ブランドであるスプリングフィールド社が販売権を買い取り、スプリングフィールドXDの名で売っているのだ。
まぁ要するに、朝鮮のサムチョンやら台湾の東元電機やらの製品を日本の東芝とかのブランドはっつけて売ってるのと同じだ。もっと言えばOEM品である。
で、現在、非常に売れておる。何も知らない人が見ると、パニッシャーことファイヴセヴンとの違いがよく判らない外見をしているところから判るとおり、合成樹脂を多用したいわゆるポリマーフレーム銃だ。こういった銃の元祖は、一般的にはグロック17と言われておる。これはコードベロニカでクリスが使っていた銃であり、又、私も以前は度々述べた銃だが、グロックの特徴はやはり合成樹脂の多用である。
基本となる骨組み、引き金と周辺の機構等々へ大々的に強化プラスチックが使われており、又、金属製部品でもその上から強化プラスチックでコーティングをしてある。例えば弾倉は金属製で作った上で、合成樹脂で包んでいる。これらのお陰で非常に軽量であり、作りやすい為価格も安い。しかしながら、プラスチックはプラスチックな上にデザインがデザインなのでオモチャっぽいという理由でまるで売れなかった悲劇の銃である。
まぁ当たり前だがな、何せプラスチックだ。しかも、反動吸収の為柔らかい素材を使っており、日本のエアガンのグロックよりヤワい。その上、意外に思うかもしれんが、大抵の銃は日本のエアガンより仕上げが雑である。塗装がはみ出てたりとか普通にする。これは、日本と違ってメリケンにとっての銃というものは日用品であり、感覚としては掃除機とかに近いのであって、決して趣味の品ではない。故に美しい表面仕上げとかに命をかけた日本のエアガンより適当に作られておる。
よって、グロックは非常にオモチャっぽく、全然売れなかった。しかし、金を払って映画に登場させる等の地道な販売戦略が功を奏し、やがて超人気銃へと成長する。スプリングフィールドXDは、このグロックの系譜に属する銃である。まぁ何と言うか、無論銃自体の性能も良いのだが、やはりグロックに似ているというのはセールス上非常に有利なのだ。メリケンはミーハーだからな。比べると、グロックはオモチャっぽく、ファイヴセヴンは可愛く、XDは不細工な形だ。
長くなったので続きはまた今度。
ベロニカはとても辛かった。何で辛かったかってクソゲーだからである。私はガンサバイバー2、4とGAIDEN以外全てのバイオシリーズを買っておるしやっておるバイオ儲(攻略本だって必ず買うし、アーカイブスだって買ってる)だが、それ故に断言する。ありゃクソゲーだ。
しかもゲーム形式が旧作バイオ型で、Sランク条件がノーセーブ五時間以内クリア。んで、当然ながら一撃死技を使ってくる奴が沢山いる上、最近旧作バイオやってなかった。お陰でバンダースナッチに頭を潰され、ハンター改に首狩りされ、ノスフェラトゥに崖から落とされと何度も一撃死させられて本当に泣けた。その上クソゲーと来たもんだ、心が折れる一歩手前まで行ったが、何とかSランクを達成した。
一方4は、やはり慣れないと難しいステージも多いが、何度もクリアしたゲームだし、何より第一次大戦以前の銃への愛でごはん何杯でもいけるので楽しんでやれた。モーゼル、M1903、コルトガバメント、S&WのM3、どれもこれも素晴らしい。G36みたいな銃も好きだが、やはり私は古い銃が好きだ。拳銃も中折れリボルバーが一番好きだし。
是非次作のバイオでは、武器はこんな感じでお願いしたい。
ハンドガン1:FNハイパワー
ハンドガン2:モーゼルC96(レッド9仕様)
ハンドガン3:ワルサーP38
ハンドガン4:SACMM1935A
ハンドガン5:エンフィールドNo2Mk1
ライフル1:三八式歩兵銃
ライフル2:マウザーKar98k
ライフル(セミオート)1:M1ガーランド
ライフル(セミオート)2:ドラグノフ
マシンピストル1:エルマベルケMP40(シュマイザー)
マシンピストル2:エンフィールドステンMk1
マグナム1:スタームルガースーパーレッドホーク(454カスール仕様)
マグナム2:タウルスレイジングブル(454カスール仕様)
ハンドキャノン:パイファーツェリスカ
まぁ要するに第二次大戦以前の銃基本でやりたいという事である。エンフィールドNo2Mk1はアレ38S&W弾じゃねーかと思うかもしれんが、バイオ4のパニッシャー(ファイヴセブン)だって本来なら5.7mmx28SS190である。まぁ流石に混ざりすぎてるとマズイからこれだけにしたが、弾気にしなくていいなら出したい拳銃はもっとある。又、ライフル系の弾丸規格を統一するのは全力で諦めた。
バイオ4がいけないのだ。ハンドガンにモーゼル(言わずもがな、第一次大戦以前から広く使われたドイツの拳銃)、ライフルにスプリングフィールドM1903(第一次大戦時の米軍制式歩兵銃)、マグナムはS&WのM3(1870年開発)とコルトM1911A1(いわゆるガバメント。1911年採用)。ほぼ全種類の武器を第一次大戦以前の銃で固められるのである。
ちなみにショットガンはウィンチェスターM1300だが、こいつの原型はM12、更にその原型がM1897で、こいつは第一次大戦の塹壕戦で猛威を振るった銃なので脳内補完が可能なら色々違うゲームになる事請け合いである。
そんな素敵なゲーム、バイオ4に登場する銃について、今回は解説していきたいと思う。尚、このゲームでは、武器商人に話す事で「威力」「装弾数」「連射速度」「装填速度」を改造する事が可能で、全ての項目を限界まで改造すると「特別仕様」にする事が出来る。
●ハンドガン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/03/1293f7462a7853418dd325861a280483.jpg)
レオンの初期装備であり、マーセナリーズではウェスカーも持っているハンドガン。ゲームオリジナル銃(体験版ではKP94だったが)なので、実銃は存在しない。設定的には、2冒頭で死んだ後シンなみの勢いで後付設定が追加されたロバート・ケンドさんによるカスタムハンドガンらしい。HKのUSPを基本にガバメントのパーツを組み込み、銃把はメダリオンが入っている。よく見るとケンド銃砲店の刻印もあり、レオンはディジェネレーションでも本銃を愛用しておった。
さて、初期装備だけあって未改造状態では最も貧弱で、パニッシャーの様に貫通する訳でもなく、レッド9の様に威力が高い訳でもなく、ブラックテイルの様に万能な訳でもない。しかし、特別仕様に改造するとクリティカル率五倍というなかなか面白い性能になる。これは、ガナード(今回のゾンビみたいなもん)の頭を撃つと低確率で威力が五倍になるというものだが、普段は十二分の一の確率だ。これが十二分の五になる訳で、プレイヤーの腕次第でかなりの戦力となるだろう。
ただまぁクリティカル率五倍と言っても、それでも50%いかないし、運が悪ければ全然クリティカルが出ない。逆に言えば、運が良ければ物凄い勢いでガナードの頭が吹っ飛ぶ訳で、強い弱いと言うよりは「楽しい」武器と言えるかもしれんな。私はあんまり使わない。
●ハンドガン(パニッシャー):FNファイヴセヴン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/20/e75b0f41b9ee58fdd16e54ec853b460f.jpg)
青コインを10枚壊すと貰え、15枚壊すと威力が一段階改造された状態で貰える拳銃。単発の威力はハンドガン中最低(マシンピストルよりかは高い)が、弾が敵を貫通するという特徴がある。通常だと二体まで、特別仕様に改造すると五体まで風穴を開けられる。特別仕様にせずとも、ガナードが大量に涌いた時は適当に連射する事で簡易マシンガンとして敵の足止めが可能だし、盾持ちガナードに対しても盾を貫通してダメージを与えられる。
一発一発の威力は低いが、上手く貫通を使って多数の敵に当てる事で、他のハンドガンに負けない威力を発揮する事が出来ると言える。フル改造でも威力は2.2だが、二体に同時に当てれば事実上4.4、三体なら事実上6.6な訳だからな。ただ、二体ならともかく三体、四体ともなるとそうそう同時に当てられる状況は存在しないし、貫通でダメージを当てられる様位置取りしてる間に近付かれてどうしようもなくなったりもする。
なので、扱いの難しい、使い手を選ぶ銃だとも言えるだろう。単発の威力が最低だから積極的に頭を撃ったり、足を撃ってジャーマンスープレックスかましたりしたいが、そうすると大抵貫通ダメージは狙えなくなるし。又、多数の敵に貫通ダメージを狙える状況というのはショットガンとかで吹っ飛ばした方がいい状況である場合も多く、判断が難しい。
まぁ、玄人好みの銃だな。
さて、その正体は、以前P90の話をした時触れたベルギーFN社のファイヴセヴンである。この拳銃は、兄弟武器である短機関銃(サブマシンガン≒マシンピストル)のP90、及び専用弾丸5.7mmSS190弾と共に開発された。と言うか、むしろ、P90とファイヴセブンは、それぞれSS190弾を撃つ為の短機関銃、拳銃である。
一般的に、現代の拳銃は9mmルガー弾、もしくは.45ACP弾を使用する。短機関銃は「拳銃弾を使う機関銃」というのが一般的な定義であるから、やはり一般的に使用するのは9mmルガーと.45ACPである。まぁ.45ACPはアメリカで流行してるだけとも言うが、それは置いといて、この二種の弾は、歴史的に見れば比較的殺傷能力の高い拳銃弾である。
9mmルガー弾などは貧弱、もしくは器用貧乏の代名詞、.45ACPは大口径銃が大好きなメリケン弾丸の代名詞、というイメージがあるが、.38SP弾(ニューナンブとかの弾、第一次大戦以前はよく使われた弾)とかに比べれば9mmルガーとて殺傷能力は充分高い。大体、.45ACP弾からしてクスリキメて突撃してくる奴でも充分殺せる弾として開発された経緯があるのだ。しかしながら、これら二種の弾丸でも、防弾チョッキとか着た奴に対する殺傷力はあまり期待できない。
まぁ、.45ACP弾を9発食らった後綺麗な服に着替えて自分で車運転して帰宅した殺人犯とか、厚手のジャンパーで9mmルガー弾を防ぐ銀行強盗とか、アメリカにはそういう実例があるからな。まぁ後者は、薄手の服を着た連中用に特化した特別仕様弾を厚手の服着た相手に撃ってたからだが。
ま、ともかく。現代は防弾装備が普及してきており、拳銃や短機関銃の威力不足が従来指摘されておった。これを一挙に打破する存在としてベルギーの老舗FN社が送り出したのがSS190弾であり、又、SS190弾を使用するP90とファイヴセヴンである。まぁP90は以前話した通りPDWという全く流行らなかった新しいカテゴリを創出するという銃でもあったが、ファイヴセヴンはSS190を使う拳銃、というのが基本だ。
何せ、SS190を使うファイヴセヴンとP90は、FN社の宣伝によればクラス3の防弾装備を貫通できるという。クラス3というと、.44マグナムどころか7.62mmNATO弾を防げる(バイオ4で言えばマグナムもライフルも貫通できない)レベルのものであるから、それを貫通できる強力な拳銃、となれば銃オタならずともワクワクしてしまう逸品である。SS190が小さいので、装弾数も20と多い(ロングバレルを使えば30)。
銃そのものは人間工学に基づいた丸っこい可愛らしい形で、初期型は用心鉄(トリガーガード、引き金をすっぽり包んでる部分)が何故かピーナツ型でこれも又可愛い。現在生産されてるモデルは普通の直線型用心鉄で、バイオ4に登場したのもこれだ。全体を合成樹脂(強化プラスチック、ナイロン素材等)で覆っており、この柔らかさが又可愛さに拍車をかけている。
尚、その貫通性能のヤバさからか当初は軍、警察等にしか販売せずという方針だったが、P90と同様まったくもって売れなかった。この為か、2004年からは貫通力を落としたSS192弾(現在は更に貫通力を落としたSS196SR弾)を使用する民間仕様を販売しており、こちらはよく売れているという。
ちなみに、SS190系の弾の貫通力、と言うか威力に関しては疑問も呈されておる。と言うのも、この弾、弾頭が滅茶苦茶小さい。何せ拳銃弾の癖に5.7mmだからな、子犬が殺せる程度の能力と言われる.22LRに毛が生えた程度の大きさである。なので、敵さんの身体にプレゼントされる弾丸の重量は非常に軽く、速度×質量=運動量という公式を考えると…という事だ。
もっと判りやすく言えば、高速で飛んでくるドッジボールより多少遅く飛んでくる砲丸投げの砲丸の方が危ないという事である。実際のところ、SS190弾を使用する銃が戦争で大々的に使われた実績というのはまだない(何せどうしようもなく売れてない)ので、よくわからんのである。警察にもあんまり採用されないし。こういうのは結局のところ、生きた人間に撃ってみない事には判らん訳だからな。
ところで、バイオ4に出てくる「ハンドガンの弾」は9mmルガー弾である。「調べる」やると9mmの拳銃弾って出てくるし、レッド9やブラックテイルは9mmルガー弾モデルだからな。しかし、ファイヴセヴンに9mmルガー弾モデルは無い。と言うか、5.7mmSS190を撃てるからファイヴセヴンなのであって、SS190を撃てないファイヴセヴンに存在意義は無い訳である。敵を貫通するというのはSS190弾の再現なんだろうが…うーん。
●ハンドガン(レッド9):モーゼルミリタリー・レッドナイン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/45/fbdddc9a98e650e00c4ecf6b09e13e40_s.jpg)
私の愛銃。
ブルームハンドル。
モーゼルミリタリー。
モーゼル万歳!モーゼル万歳!モーゼル万歳!
まぁ、という訳で、モーゼルである。Mauser社の作った軍用大型拳銃で、この社名は普通「マウザー」と読む。実際、MG34やらHScやらは「マウザーMG34」「マウザーHSc」といった形で呼ばれておる。まぁMG34は共同開発だから、より正確には「マウザー・ラインメタルMG34」だが。しかしベロニカのルガーP08といい今回のモーゼルといい、バイオスタッフに濃いミリオタがいるのは確定的に明らか。つうかベロニカ、可動状態のティーガーが出てくるとか吹いたぞ。
話が逸れたが、このマウザー、本銃について述べる時だけはモーゼルと読む。これは、まぁ昔そういう風に日本で紹介されたからで大した話ではないのだが、このせいか、本銃はあたかも「モーゼル」という名前の銃であるかの様に扱われている。それも仕方のない話で、一般的にこの銃は「モーゼルC96」と呼ばれるが、これ、正式名称でも何でもない。
と言うのも、この銃、軍用大型拳銃でありながら一度として正式に採用された事が無いのである。C96というのも、最初の民間向けモデルがそう呼ばれていただけだ。しかもその上色んなモデルがある。最初のC96、9mmルガー弾仕様(バイオ4はこれ、通称レッドナイン)、ロシア向け輸出モデル(通称ボロ・モーゼル)弾倉方式を導入したもの(通称M1931)、更にそれを改良したもの(通称M1932)…しかも、M1931をM712、M1932をM713と呼ぶ事もあって更にややこしい。
なので、この銃を何と呼ぶべきかよく判らんというのが実際のところで、故に「モーゼル」と呼ぶのが一番手っ取り早いのである。マウザー社がちゃんとした名前をつけてくれれば良かったのだが、あの会社、正式な形式名をこの銃につけなかったのだな。
そんなモーゼルだが、特徴はやはり美しい独特の形と拳銃の皮を被った歩兵銃という独自のコンセプトである。まず、装弾は引き金より前にある固定弾倉にクリップを使って押し込む。こういう方式にしたのは、当時は脱着式の弾倉方式(いわゆる普通のマガジン方式)の信頼性がまだ低かったという説から普通のマガジン方式の特許料を払いたくなかったという説まで色々ある。
ただ、当時の脱着式弾倉の信頼性が低かったのは確からしい。戦闘中、気付いたらマガジンが落ちてたとか稀によくある話だったらしいからな。他の作動機構にも、まだまだ信頼性の低かった自動拳銃よりも成熟の域にあった歩兵銃の技術を取り入れて作られており信頼性の高い銃であった。
更に、銃床が標準で装備可能な仕様になっていた。ストックな。これをつける事で即席の小銃として運用する事が可能となる。無論、普通の小銃に比べれば威力も低いし射程も短いが、持ち運びに便利で軽量、取り回しもいい本銃は、まぁ流石にポケットには入んが尻ポケットからはみ出る歩兵銃として大変重宝がられた。
第一次大戦時には、9mmルガー弾を使えるモデルが開発、軍に納入される。これがバイオ4に出てくるレッドナインだ。銃把に赤く9の刻印がある。又、第二次大戦前の1932年には脱着式弾倉、全自動射撃(要は引き金引きっぱなしで弾が延々出るフルオート射撃)、20発入りロングマガジンの三機能を追加したシュネルフォイヤー(M1932=M713)が発売。全自動射撃、銃床、拳銃と三種の神器が揃った結果、モーゼルは尻ポケットからはみ出る機関銃にもなった。降下猟兵等が使っている。
さて、そんなモーゼル・レッドナインだが、バイオ4では攻撃力の高い銃、そして尻ポケットからはみ出る歩兵銃としてデザインされている。未改造状態でも攻撃力はブラックテイルと並んでトップタイ。まぁこの状態だと向こうのが連射速度速いから劣化ブラックテイルなんだが、改造していくとどんどん威力に差がついていき、最終的にブラックテイルが劣化レッド9になるレベルの格差社会を形成する。
特に特別仕様に改造すると、そこらのショットガンより高い威力になる。流石にフル改造ショットガン系には負けるが、例えば4段改造ショットガンより高い威力を誇るし、同じく4段改造のライオットガンとの威力差は0.1。ハンドガンとしては異様な高さであり、対雑魚ガナード戦は勿論、対強敵戦、対ボス戦でも使っていける逸品になる。
更に別売りの銃床を装備すれば、手ブレがかなり抑えられて遠距離射撃も可能になる。正に尻ポケットからはみ出る歩兵銃である。残念ながら、ライフル系の「ヘッドショットしたら威力10倍」的な補正は受けられないが、ハンドガンの弾で遠距離射撃が可能というのは魅力的だ。近距離戦でも、手ブレのせいで肝心の一撃を外してしまう事がなくなるのは心強く、積極的に足や頭を狙っていける(そして蹴ったりベリィしたりできる)。
一方欠点もある。しかしそれは性能ではない。正直、銃としての性能は文句のつけ様が無い。問題はサイズで、このゲームではアタッシュケースに武器から回復アイテムから弾から全部詰める訳だが、モーゼルは妙にデカいのである。まぁそれも当然で、歩兵銃の技術を使った大型拳銃だからな、これは。他のハンドガン連中はどちらかと言えば小型拳銃に属するので、仕方ないところだ。
ただ、モーゼル本体はそこまでデカくない(他のハンドガンが2x3、レッド9は2x4)のだが、更に銃床まで買うとちょっとマズイデカさになる。レッド9自体が2x4なのに、銃床が1x3なので合計11マス。他のハンドガンが2x3で6マスなのを考えるとおよそ二倍であり、ついでに言うとスコープなしのライフルより場所を取る。
この為、アタッシュケースを圧迫するという他の銃とは全く別の欠点がある訳である。そこを気にせずいけるなら良いが、そうでないなら少なくとも銃床を買うのはよく考えてから、もしくは一番大きいアタッシュケースを買ってからにするべきであろう。
●ハンドガン(ブラックテイル):スプリングフィールドXD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/d1/fb5534eacbc67c3df7ec981765a4e863.jpg)
二周目限定のマチルダを除けば、ショップへの追加が一番遅いハンドガン。遅いだけあって、未改造状態ではあらゆる面でハンドガン最強を誇る。まぁ強いて言えば、パニッシャーの様に貫通弾を撃てない、というだけである。威力はレッド9と同値、装弾数も多く装填、連射速度も速い。しかしながら、改造するとハンドガン中最もどうしようもない銃へと転落する。
特に特別仕様が問題で、効果は威力上昇なのだが…4.5までしか上がらないのである。一方、威力重視ハンドガンのモーゼルは6.5。一応、装弾数が13発多く連射速度も0.13秒速く、装填速度も二倍なのだがだからどうした感は否めない。
正直、装弾数はモーゼルの22で充分であり35も必要なく、連射速度も重要と思えるほど差を感じず(そもそもハンドガンは連射速度にまかせて撒き散らす武器ではない)、装填速度も重要と言えるほどの差ではない。つうか、装填速度が問題になる立ち回りをしてしまってる時点でアウトである。
結果として、登場時レッド9の上位互換だったブラックテイルは、哀れレッド9の下位互換へと身を落としてしまうのである。しかも改造費用が地味に高い。総改造費用はハンドガン中一位だ。いいところが本気で見つからない。強いて言うならば、ハンドガンを殆ど未改造のままにして、他の武器をガンガン改造していきたい、という人が使うぐらいか。とは言え、ちゃんと宝集めていくと三挺特別仕様にしても尚金余るんだけどな、このゲーム。
では、そんな可哀想なこの銃の元は何かと言うと、それはスプリングフィールドXD。日本人ゲーマーにとってはまさに誰得とでも言うしかないぐらい無名の銃だが、メリケンには大人気の拳銃である。
これは元々クロアチアのHSプロダクト社が作ったHS2000という銃である。クロアチア本国でも軍や警察に採用されている銃だ。HSプロダクトは、一大銃市場であるアメリカの民間市場に売り込んで儲けようと頑張っていたのだが、いかんせん無名のクロアチア企業なので上手くいかない。そこで、元スプリングフィールド造兵廠であり現在も一流ブランドであるスプリングフィールド社が販売権を買い取り、スプリングフィールドXDの名で売っているのだ。
まぁ要するに、朝鮮のサムチョンやら台湾の東元電機やらの製品を日本の東芝とかのブランドはっつけて売ってるのと同じだ。もっと言えばOEM品である。
で、現在、非常に売れておる。何も知らない人が見ると、パニッシャーことファイヴセヴンとの違いがよく判らない外見をしているところから判るとおり、合成樹脂を多用したいわゆるポリマーフレーム銃だ。こういった銃の元祖は、一般的にはグロック17と言われておる。これはコードベロニカでクリスが使っていた銃であり、又、私も以前は度々述べた銃だが、グロックの特徴はやはり合成樹脂の多用である。
基本となる骨組み、引き金と周辺の機構等々へ大々的に強化プラスチックが使われており、又、金属製部品でもその上から強化プラスチックでコーティングをしてある。例えば弾倉は金属製で作った上で、合成樹脂で包んでいる。これらのお陰で非常に軽量であり、作りやすい為価格も安い。しかしながら、プラスチックはプラスチックな上にデザインがデザインなのでオモチャっぽいという理由でまるで売れなかった悲劇の銃である。
まぁ当たり前だがな、何せプラスチックだ。しかも、反動吸収の為柔らかい素材を使っており、日本のエアガンのグロックよりヤワい。その上、意外に思うかもしれんが、大抵の銃は日本のエアガンより仕上げが雑である。塗装がはみ出てたりとか普通にする。これは、日本と違ってメリケンにとっての銃というものは日用品であり、感覚としては掃除機とかに近いのであって、決して趣味の品ではない。故に美しい表面仕上げとかに命をかけた日本のエアガンより適当に作られておる。
よって、グロックは非常にオモチャっぽく、全然売れなかった。しかし、金を払って映画に登場させる等の地道な販売戦略が功を奏し、やがて超人気銃へと成長する。スプリングフィールドXDは、このグロックの系譜に属する銃である。まぁ何と言うか、無論銃自体の性能も良いのだが、やはりグロックに似ているというのはセールス上非常に有利なのだ。メリケンはミーハーだからな。比べると、グロックはオモチャっぽく、ファイヴセヴンは可愛く、XDは不細工な形だ。
長くなったので続きはまた今度。
同士よ!
モーゼル万歳!モーゼル万歳!モーゼル万歳!
ちなみに銃床無しでも遠距離射撃が可能だったのですよ
まぁ精度は低いですが
照準器の後ろ側にメモリみたいなの付いてますが前にスライドさせると照準器が「上がります」
んで上面に簡単な距離のメモリが付いてます
更にフルオート化して反動が、大きく掘りかぶって・・・じゃなかった大きくなり連射すると段々銃口が上に跳ね上がる特性を利用して横水平に掃射するモーゼル撃ちが開発?されたみたいです
ちなみにこの銃のガスガン&モデルガンの新旧全て揃えてます
マルシンってば珍銃ばっかり出してるんだもの・・・ワクワクせざるを得ない!←珍銃マニア
マガジンの信頼性が低いのはよくある話、というかサバゲーで気づいたらマガジン落ちてたとか東京マルイは剣山の上で土下座して謝れ
あとマガジンに弾が入ってるのに空撃ちになって給弾不良とか・・・やっぱり東京マルイは(ry
まぁガスガンタイプのモーゼルこれはM712モデルだけどマガジン落ちたこと一回も無いがな
というより構造がハンマー起こしたらマガジンの先っぽが輪っかになっててそこにガスの発射口が入ってマガジンがロックされるという仕組みだから落ちるはずが無い
やはり東京マルイ(ry
後、某マンガでも言ってたように15秒でバラせるのは本当
組み立てに2時間かかるのも本当・・・クスン;;
サバゲでの主な愛用品:G36CのSL-8外観カスタム、グロック18(電動フルオート可)、我等がモーゼルM712(しかしこれはサバゲ用のMAXIカスタムという架空のモデル)、H&K-G3(暗視スコープ付きの鬼仕様)
他にもコレクション銃はいっぱいあるけども実用的なものはこれだけ
>ちなみに銃床無しでも遠距離射撃が可能だったのですよ
先生、それつまり九九式歩兵銃は対空射撃ができるって言ってるのと似た様な(ry モーゼルの距離調節照準機は銃床ありが前提で、なしの場合ある程度下を狙わないといけなかったらしいですね
>馬賊撃ち
「箒の柄ブルーム・ハンドル…モーゼルミリタリーとはな」
「火力があるから、バイク乗りには重宝するの」
「銃を横に構えて銃口の跳ね上がりマズルジャンプで水平に薙ぎ撃つあの撃ち方。見事だった」
「西側にはないやり方でしょ?」
>マルシン
えーと、どれどれ…公式の製品情報の…じゃあリボルバーでも…コルト・アナコンダ、マテバM-M2007、SWM36チーフスペシャル………
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しかしG3系はいいとして、サイドアームが両方珍銃とは…まぁ実銃と違ってBB弾だからグロック18はフルオートでもあそこまで滅茶苦茶な跳ね上がりは見せないんでしょうが
マルシンはモデルガン界のアクアビット的存在
ちなみにトーラス的存在はキャロムショットっていうカスタムガンメーカーですね
こっちはガチ人間国宝の職人が頑張ってます
特別仕様の銃とかめっちゃほすぃ・・・20万位するけどor2
グロック18は実物は撃ったことないけれども(というか米じゃフルオートを民間で扱ってたら犯罪だしw)グロック26は人間工学に基づいた無駄の無い秀逸な設計ですよ、コンパクトだし
実際撃ってみたんですが45口径なのに反動が殆ど感じられないくらいでした
実際マグナム銃を持つならどれがいい?って聞かれたら迷わずグロック26選びますね
それぐらい優秀
リボルバータイプだとS&Wとか撃ってみたんだけど反動がダイレクトに手首に来る
手に火花が当たって熱いってか火傷する
装弾数少ねぇw
って欠点がw
オートマチックで人気のベレッタM92Fなんかも見た目やスマートで機能性はいいんだけれども排莢がほぼ真上なのでヘルメットか帽子は必須です
頭皮火傷しますよ?
こないだ秋葉でドイツ第三帝国SS大佐服が売ってたんだけど買えばよかったなぁ
ルガーもって総統代行ごっこやりてぇw
そういえばレイジング・ブルのバイオ0仕様大事に取ってあるんだけどもアレって不人気だったのか~
確かにバイオでは6インチなのにバイオモデルの方は8インチだし
架空の更に架空の銃って事か
そら不人気だわな~
隊長、グロック26は.45ではなく9mmルガー弾仕様であります。30が.45ACP、39が.45GAPです。そしてマグナムが撃てるグロックは存在しません。あるとしたらカスタムメイドモデルだと思われますが、流石に合成樹脂の骨組でしかも小型モデルのグロック19より更に小さい26ベースでマグナムを撃つのは無謀だと思われます。構造が単純で頑丈な筈の金属製リボルバーS&WM19(次元大介の奴)ですら小型フレーム故に壊れやすいと言われております。
リボルバーはハイグリップで握りこむと噴射炎が来るから、確かに自動拳銃のつもりでやると火傷するでしょうね。回転式拳銃と自動拳銃の反動のきかたは全然違いますからそこは慣れるしかありませんが。装弾数は少ないですが、メンテナンスフリー、弾詰まりが理論上起きない、不発等不足の事態があっても取り敢えずもう一回引き金引けばおkというのがまぁリボルバーの利点ですし。
M92は実際に使う人からは滅茶苦茶人気低いらしいですね。一番致命的なのは、遊底の強度が足りてなくて、何度も撃ってると金属疲労から遊底が割れて射手に向けて飛んでくるとか。
くりーく!くりーく!くりーく!
私は、サムライエッジジルモデルを当時買っておけばよかったと今更後悔してます
もしかしたらグロック似の別銃かな
しかしグロック似の銃なんて他にあったかな・・・?
確かに自分でマグナム弾を詰め込んだ記憶がor2
サムライエッジモデルは俺も欲しかったなぁ
大阪のガンショップFARSTのサムライエッジカスタムモデルの焔とかかっこよすぎる
今はSL-8ではなくSL-9にすればよかったと後悔している、どちらも限定販売だったので
それかドラグノフⅡ
グロック似の銃なら色々ありますよ、ポリマーフレームは流行っててよく売れますから。グロックの会社がパクリだと訴訟起こしたS&Wシグマ、S&Wの次世代主力拳銃ミリタリーポリス、HKのP2000の後継機P30、Mk23の後継機Mk25、FNの新世代拳銃FNP9などなど。
ただ、.45ACPを撃てるモデルはあってもマグナムを撃てるものはありませんね。そもそもマグナム弾はリボルバー用の強力な弾薬ですから、余程技術力のある会社でもこれを撃つ自動拳銃を作るとすぐ動作不良を起こす訳で…今市場に出回ってるのはデザートイーグルが一番、後はウィルディーぐらいじゃないですかね…あれは一応生産続いてる筈ですし。他は殆ど生産終わってる筈です。
サムライエッジってスタンダードモデルは今でも売ってるんですね。レベッカ派だし、レベッカはスタンダードモデルだし欲しくなってきた。でもガスガンなんですよね。サバゲしないのにガスガンは…手入れが…
私はSLシリーズよりもG36のが好きですねぇ。まぁセミオート狙撃銃があんまり好きではないって話ですけど
XD万歳!XD万歳!XD万(ry
モーゼルは、独特の古めかしい風貌がカッコイいけど、バイオ4じゃステータスが低いのであんまり使わないですね…
フル改造すれば、普通のハンドガンとしては一番強いんですが。
改造少なくしたいならXDだし、浪漫なら初期、貫通の浪漫ならFN59。
尚、資金が余るゲームの為結局XDが一番いらない子の模様