霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

AOCとはどんなゲームか

2010年10月28日 21時42分17秒 | AOC
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。今日も今日とて平常ニート運転の霧島である。ACE:Rで念願のアーマードクラン出したりして過ごしておる。

ここんところ、僅かであるがクスリを飲み始めたせいか少しずつ生活にハリが出てきて、能動的な行動が取れる様になってきた。以前はゲームをするだとか小説を読むだとか受動的な行動しか取れなかったのだが(まぁ退院直後はそれすらできなかったがな)、勉強とかはキツくても日誌を書いたりするぐらいなら少しずつできるようになってきた。以前の私に戻れる様、少しずつではあるがリハビリしていきたいと思う。


今の精神科医は使えんがな。


人の話聞き流すし。


さて、先日はアクシズの脅威の話をしたが、ここんところやってるゲームはあれだけではない。日誌を書いていない間もゲームはやっておった訳だし、アクシズの脅威も一年戦争が終わってちょっとだれ気味だからな。

んで今日は、以前もしたと思うがAOCの話である。Age of Empires II: The Conquerorsだ。正確にはエイジオブエンパイア2ってのがあって(副題がAge of Kingsなので通称AOK)リンク先の拡張パックを当てるとAOCになる。一般的には、AOKと拡張パックが一緒になってるゴールドエディションを買うと良いとされておるが、見てのとおりである。

品薄なのはいい。生産終わってるしな。


新品三万中古二万って何だコラ。


よって今からやりたいって人には厳しい…と思っておったら、こんなのがあった。これを買えばやれる様だ。まぁ輸入ゲーだから全部英語だが日本語である必要性がないゲームであるから大した問題ではなかろう。

ちなみに、当霧島家では割れを推奨していない。いいか、やるなよ! 絶対だぞ! 押すなよ的なアレじゃないからな!



閑話休題。


で、以前私はこのゲームに割と嫌気が差しておったのだが、最近は頻繁にやるようになった。と言うのも、以前は仲間内でだけやっておった。このゲーム、基本的にチームを組んでやるから「~~のせいで負けた」というのが発生しやすく、仲間内で真面目にやってるとそれが嫌だったのだ。弱い奴は弱いんだしな。

じゃあ最近は何でやるようになったかって言うと、仲間内だけでやらなくなったからである。誰とやってるって、誰とも知らぬ外人だ。

本来、このゲームはIRCなりメッセンジャーなりでやる人を募り、自分達でサーバーを建ててゲームをせねばならない。故にうちらはずっと身内でやっておったのだが、とある人がvooblyというサイトを教えてくれてな。ここに登録してソフトをインストールするとすると、24時間いつでもどこでも外人を募り放題ゲームし放題となるという訳である。


が、まぁ、外人である。舐めてかかると色々苦労するのが外人だ。向こうが強いとかそういう意味でなく。

じゃあどういう意味かと言えば99%DQNしかおらぬのである。まともな外人に会う事などまず無いと言って良い。まぁいるのかもしれんがいたと思ったら日本人だったとかよくある話である。つい最近だとエルシャダイって名前の日本人がいたな。

まぁ一口にDQNと言っても色々ある訳だが、実際色々ある。それはもう色々と。暴言は序の口(と言うか暴言が暴言にならないレベル)、前衛後衛な間柄なのに援軍を送って寄越さない、試合開始30秒でゲーム放棄、ひたすら街作りのみしてる(通称シムシティ)、ヘルプとも言わずに滅亡する、むしろ滅亡してからヘルプって言うなどなど。

真面目にやってたら頭爆発するレベルである。しかし、そもそも私は真面目にこのゲームやってギスギスするのが嫌だった訳で、「まったくこれだから外人は」と笑いながらプレイできてちょうどいい訳である。勿論、試合開始直後に放棄したりする奴にはyou are mother fuckerとか言うのは忘れない。それが紳士淑女の嗜みだから。

ま、ともかく、気軽にAOCができるようになった訳だ。いかに残念な事が多数発生しても、それを笑い飛ばせれば済む話である。


では、一応このゲームの大体の説明である。とは言っても以前ある程度説明したので、基本的には戦術の話だ。

このゲームにおいてある意味最も重要で、かつ外人が大好きなユニットが【騎士】である。騎士は移動速度が速く、殴り合いにおいてほぼ最強であり、しかも矢にも強いという素敵なユニットだ。しかしながら城主の時代からしか作れず、又高価であり槍に弱いという特徴がある。

ここでゲームシステムの解説が必要になるな。

このゲーム、まず生産できるユニットが「町の人」(いわゆる農民)と「戦闘ユニット」に分けられる。で、この内農民は資源を採取する事ができる。資源は四種類ある。食料(通称)、木、金、石の四つである。食料は畑で収穫する事によって増えるのだがそれでも何故か肉と呼ばれ、挙句、公式の定型文でも"food please"が日本語版だと肉をくれないか!になっている。

ちなみに声付きで、本当にびっくりマーク付で喋る。一方、木は森の木を切る事で、金と石はそれぞれ金鉱と石鉱を掘る事で増える。これらを定型文で欲しがると木は普通なのだが、金はまるで田沼意次の様な声で喋り、石は何故かやたら嬉しそうに欲しがる。まぁ似た様な台詞に頑張って変化をつけたんだろうが、なぁ。

さて、これらの資源を使って色々やるのがこのゲームである。例えば、さっき言った騎士は60金75を支払う事で一体作る事ができる。ちなみに農民も肉50がかかるな。

一般的に、ユニットを作るには肉が、建物を建てるには木が必要だと思われるだろう。建物はまぁそのとおりである。しかしユニットはものによっては違って、例えば弓は木と金で作る事が出来る。弓は農民と資源が競合しない訳だ。だから、騎士を作りたければ肉をたくさん確保する為に畑をいっぱい張らねばならんが、弓だったらそんなに畑はいらないのである。

また、肉は進化にも大量に必要である。

このゲーム、時代が四つに分かれておる。時代と言うと少し判りにくいかもしれんな。要は、プレイヤーのグレードアップである。これを行うとより強力なユニットを生産できたり、ユニットそのものを強力にしたりできる様になる。しかしこの進化にも資源が必要で、最初の暗黒の時代から領主の時代へは肉500、領主の時代から城主の時代へは実に肉800と金200が必要になるのである。

さっき、城主の時代からしか騎士は作れないと言ったな。つまり、騎士を作れる様になるには肉1300、農民26人分の肉が必要になる訳である。ちなみにこのゲーム、ユニットは農民合わせて200人までしか作れないから26人と言うと結構な数だ。ちなみに最後の時代である帝王の時代(Age of Empirer)には肉1000金800が必要なので、最終進化までには農民46人分の肉が必要という訳だ。

まぁそんな訳で、騎士を作るには城主にならねばならんのだがこの城主になるのが結構大変なのである。暗黒の時代は作れる戦闘ユニットが民兵だけでしかもこの民兵が死ぬほど弱く、農民という名の民兵に殴られても殺されかねないレベルだからそんな戦争は起きない。

しかしこれが領主の時代になると、槍兵、散兵、射手(弓)、斥候、軍兵(強くなった民兵。農民を虐殺できるが農民の弓にはやはり即死)、と色々作れる様になる。当然、戦争も起きる。基本的に、このゲームで最初の戦争は領主時代に起きるのだ。しかし領主時代に戦争するとなると当然戦闘ユニットが必要であり、戦闘ユニットの生産には資源が必要である。

つまり、なかなか城主に入れない訳だな。

しかしまぁチームプレイだと少々話が異なってくる。一般的に、私がよくやる4vs4では以下の様に両チームが配置される。(A1~A4がAチームプレイヤー、B1~B4がBチームプレイヤーと考えてくれ)


A1     A2
A3     A4

B1     B2
B3     B4


一般に、A3とかB1の様な位置を前衛と言い、A1やB3の様な位置を後衛という。前衛の場合、前述した通り領主からの戦争になりやすい。ところが後衛の場合、敵の前衛だろうが敵の後衛だろうがとにかく距離があり、領主時代に作れるユニットでは作成から到着までに相当の時間がかかる。徒歩だから。

思い出してくれたまえ。さっき言った領主時代に作れるユニットはすべて徒歩ユニットだ。故に足も遅い。いやまぁ斥候だけは騎兵ユニットだが、いかんせん1対1で農民にギリギリ殴り勝てる程度の戦闘能力なので、集団で長躯遠征するタイプのユニットではない。前衛同士の戦争なら斥候ラッシュってのあるけど。

ともかく、領主時代のユニットは足が遅く後衛攻撃には向かない。これは自分のユニットだろうが敵のユニットだろうが同じである。

そこで領主時代に戦闘ユニットを作らずさっさと城主になってしまい、最速で騎士を使って戦争しようという話になる。いわゆる即城である。即城主になって戦争するのだ。

基本的に、このゲームは前衛が槍兵+散兵or射手で戦争(それが自陣に引き篭もる防衛戦でも)してる間に後衛が即城進化して騎士を出し、協力したり二手に分かれたりして攻めるゲームである。

故に、後衛から援軍が来たと思ったら槍兵がトコトコ歩いてきたとかだとビキビキ来る訳である。まぁ外人とやってるとよくあるけどな。



取り敢えずこのゲームの主な流れはこんな感じだ。本当はこの後帝王戦があるし前衛の戦争の仕方が複数あったり、後衛も後衛直ってのがあったりするのだが取り敢えず概説という事でひとつ。

ジオン脅威の開戦準備

2010年10月25日 19時16分16秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。ついにメンヘラの王道自殺未遂を経験した霧島である。その理由についてはまたネタにする機会もあるかもしれんが、まぁ、究極的には私が別に必死になってまで生きる必要ってなくね?って思ってるからである。要するに生きるのに必死じゃないのだな。ま、生きるのに必死じゃないのと同時に死ぬのにも特に必死ではないのでもうしないと思う。

だって未遂ってすげぇ痛いんだもん。



さて、そんな話は世間では求められていないのは明白であるからゲームの話でもする。

最近は、ギレンの野望 アクシズの脅威Vをやっておる。私がやってるのはPSP版だが、PS2版もあるようである。テレビの使用権がない横浜にいる時や病院の待ち時間、新幹線の中などでやろうと思って買ったのだが、なかなかどうしてのめりこんでしまった。

以前記事にしたと思うが、これはシリーズもので、ガンダムの世界を舞台にした戦略級シミュレーションゲームだ。要するにガンダムで信長の野望というゲームである。ガンダムで大戦略でも良い。初代でゲーム業界に衝撃を起こし、続編の「ジオンの系譜」が神ゲーと評判になり、「ジオン独立戦争記」で評判を地に堕としたシリーズだが、前作アクシズの脅威で持ち直した様だ。今作アクシズの脅威Vはその完全版といった位置づけである。

さて、久々のギレンという事で取り敢えずジオン公国を選んでやり始めたのだが、なるほど確かに色々良くなっておる。ゲームバランスもちゃんと調整されておるし、機体もキャラも豊富だし、CPUの思考もなかなか賢い。

だが。

だが、しかし。


ジオン公国そのものは相変わらずであった。


例えば、シナリオ進行上ギレン総帥に求められるのはノーと言える上司となる事である。作中、特に一年戦争期は部下があれをやりたいこれをやりたいと言ってくるのだが、よいよいよきに計らえとやらせると大抵ロクな結果にならないのである。

特に酷いのがシャアで、第三次降下作戦が終わった後しばらくすると「連邦のモビルスーツ開発計画、V作戦をキャッチしたのであります!」とか言って調査に行くのだが、行くとキャラが二人死ぬ。

で、その報告と同時に更に調査したいから補給遅れやカスって言ってくるから人員を送るとそいつを殺した上で取り逃がして地球に降下。降下した先の司令官であるガルマと協力してV作戦を追うとか言ってくるが、確実に失敗する上ガルマは死ぬ。

まさに死神である。

故に、ここで正しい選択はシャアにノーを突き付ける事である。これにより、将来有望なキャラ達が無駄死にせずに済むのだ。しかし、実は最初の調査(二人死ぬ奴)だけは拒否ができない。つまりこの二人はシャアという死神に魅入られているのでありゲームが始まった瞬間死が確定しているのである。

ちなみに、ジオン公国シナリオだとシャアは第二部で確実に離脱して敵に回り、第三部で再び敵になるというまるで邪魔しかしないキャラだったりする。能力は高いんだがな。

他にもある。オデッサ作戦(ジオンの拠点オデッサに敵が強襲してくるイベント)では「マ・クベには秘策があるようです。是非マ・クベを司令官に!」とかキシリアが言ってくるのだが、これにイエスと言ってしまうと味方ごと核で吹き飛ばしてくれる。アプサラス開発計画では、主任のギニアスの言うとおり事を進めているとキャラが三人死んで産業廃棄物が手に入るし、嬉しい事が一つもない。

勿論いい事が起きるイベントもあるので進言をまったく受け入れないのは間違いなのだが、受け入れてばかりでも駄目である。これは駄目な部下を叱れてこそ指導者であるというバンダイの心意気だと言えよう。


さて、ではギレン総帥の方はどうであろうか。

正直、プレイヤーが上手く操ってやんないとどうにもなんないと思われる。

と言うのも、ジオン公国シナリオは一年戦争の第一次降下作戦直前に始まる。つまり、ジオンが宣戦布告しジオン脅威のメカニズムによる人型兵器モビルスーツの前に地球連邦宇宙軍は惨敗、さぁこれから地球攻めるぞ~ってとこだ。ゲームを始めるとこの辺の語りが入った後、第一次降下作戦が実行可能との報告が入り「愚かな地球市民どもの驚く顔が目に浮かぶ」とか呟くギレン総帥が見れる。

が、いざ地球に降下してみるとこのモビルスーツども、1ターンに1マスしか進めないのである。平地だと3マスぐらい歩けるけど。これは山とか森の移動適正がないからなのだが、6マスも7マスも自由自在に動き回る連邦軍航空隊を尻目に一歩ずつ大地を踏みしめるジオン軍の勇姿は素晴らしいものがある。驚いたのは地球市民じゃなくてプレイヤーであった。

そもそも、モビルスーツは機動性が命だった筈である。連中が連邦の戦車隊をゴミの様に処理したのはその機動性によるものという設定だった筈だ。

普通、正面から殴るより側面、もしくは背中から殴った方が有利である。これは戦争でもそうで、正面切って撃ち合うより背後を取った方がいい。故に、戦争しているとと一部の部隊が横から回り込もうとする。しかし、敵側もそうはさせまいとその回り込み部隊に対応する。すると、今度は更にその外側から回り込もうとする。そして敵側もこれに対応しようとする。

この繰り返しを延翼運動というのだが、モビルスーツは戦車と比べ戦術レベルの機動性が圧倒的に高い。実は戦車も兵器としては機動性がウリなのだが、単独で長い距離走るとキャタピラが片っ端から切れる(第四次中東戦争ではこれのせいでイスラエル戦車の半分が立ち往生した)為、戦術機動には専用の輸送車両が必要だったりしてモビルスーツとはその辺が比較にならぬのである。

で、簡単に回り込まれて前から横から後ろからと四方八方から撃たれ、次々とあぼーんしていった訳である。他にも、戦術機動性が高いと色々できるからな。敵の戦線を一点突破して、相手がその穴を塞ぐ前に後方の補給基地やら司令部まで一気に進撃、ボコボコにしたりもできる。

そんな訳で、史実の連邦軍は各所で戦線をズタズタにされ壊滅したのである。

しかしゲームにおいては、モビルスーツが戦車と同じく1マスずつジリジリ動くのが現実であり、突破だとか包囲だとかそんなもんは夢のまた夢である。初期型のモビルスーツは宇宙で動かす為に作ってあるから地上で動きが鈍い訳だが、だったら陸戦型予め作っておけという話でありさっき「かねてより計画していた」地上進行作戦っつってたよなという突込みが入る訳である。

と言うか、地上用輸送機すら用意してないというジオン脅威の開戦準備には頭がおかしくなりそうになる。

まぁ、そんな初期型モビルスーツも流石に正面からぶつかりあえば圧倒できる。調子に乗って少数で突出すると爆撃機が群がってきて簡単に爆発するが、まぁその辺はご愛嬌と言うか所詮は初期型みたいな感じである。


又、ジオン脅威の開戦準備と言えば海洋で使える兵器が一切ないというのも挙げられる。基本的にこのゲームでは(と言うか史実でも大体そうだが)海はジオンの天下である。水中型ガンダムがジオン水泳部に即死させられるのは残念ながらよくある話である。

しかしながらジオン脅威の開戦準備により、ゲーム開始当初に水中へ攻撃できるのは生産されてすらいないドダイのみである(一応開発はされてるからすぐ生産する事はできる)。しかもこのドダイの性能が残念の極みであり、正直言って生産する価値が見出せない。すぐに上位互換品が出るし。

とはいえその上位互換品がすぐに揃う訳でもない為、最初の最初における連邦は潜水艦を配置するだけでジオンの進撃を止められるのである。攻撃できないから。

まさにジオン脅威の開戦準備である。


斯様に、ギレン総帥のIQは本当に270もあるのかと疑いたくなる惨状である。プレイヤーはこれを乗り越える為、序盤は国庫が底をつくまで開発部に投資する必要がある。いやまぁ実際には技術レベルを4ぐらいまで上げれば当面必要なものは出揃うんだが、とにかく最初は開発部に働いて貰う必要がある。キャノンの社員ぐらいの勢いで。