連続ですまぬが、昨日の記事で一応補足しておきたい事がある。女は結婚すると退職する事が多いと書いたが、一昔前は
結婚したら退職せねばならないというのが日本企業であった事は無論承知している。あくまで一般的な例として掲げただけである。
で、急に話が変わるが、何やら小沢続投だそうである。一昨日諸葛亮先生が
シャッシャッシャホォゥとか抜かしたのは辞任の意向を受けて民主党が大混乱に陥っていた時期だった訳で、流石は天下の大天才。千里眼とでもいうべきだろうか。その千里眼を
C5の出の速さに使って欲しいと願うことしきりであるが、それはこの際置いておく。
ま、民主党なんぞ
異端にされて追い出された元自民党組と旧社会党組(社民党)、その他諸々の寄り合い所帯であってとてもではないが党なんて名乗れるものではないのだがな。それに、どうやら旧社会党組の勢力も相当なものの様である。
ニコニコでたまたま見付けた番組を見てびっくりしたのだが、何にびっくりしたって、憲法改正案である。
憲法改正は昨今世間の注目を集めている話題だが、実は民主党も憲法改正案を作っているという話である。で、その内容なのだが、凄い。真面目にびっくりした。凄すぎる。
要約版から引用すると、
これに対して、21世紀の新しいタイプの憲法は、この主権の縮減、主権の抑制と共有化という、まさに「主権の相対化」の歴史の流れをさらに確実なものとし、これに向けて邁進する国家の基本法として構想されるべきである。それは例えば、ヨーロッパ連合の壮大な実験のように、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」という新しい姿を提起している。
…
……
………
「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」
「国家主権の移譲」
あるいは
「主権の共有」
「国家主権の移譲」
あるいは
「主権の共有」
一応聞いておきたいが、
正気か?もしくは何かしらのジョークか?なぁ。小沢。っていうか民主党。お願いだから、
頼むから冗談だと言ってくれ。
そもそも欧州とアジアじゃ歴史が全然違うだとか、つうかEUはそういうのじゃねーだろとかそういう次元を通り越しておる。よく「売国奴」という言葉が使われておるが、これは一般的には国を裏切った者という意味である。しかしこやつら、
本当に売ろうとしてるではないか。初めて見たぞ、国を売ろうとした奴。
と、まぁ、
掴みが本題になった気配は否定できないのだが、一応今日のお題は和解である。和解って誰と誰が和解したんだと言えば、私と水曜英語の教員である。何度か記事にした人だ。あの教員と、昨日深夜と言うか
日付の上では今日の朝に歴史的和解が成立した。
世間では『可愛さ余って憎さ百倍』という。しかし私は逆である。
『憎さ余って可愛さ百倍』だ。この友人観は一般的ではないだろうが、喧嘩を繰り返す事でより一層友情が強固になると私は考えている。
相手の良いところも悪いところも全部受け入れてこそ親友は形作られる。故に、私には喧嘩仲間が何人かいる。そういう意味じゃ手っ取り早いからな、喧嘩は。四、五年ぐらい前に理由は知らんが知人の英語科教員がいたのだが、そいつとも私は喧嘩友達であった。故に私も向こうさんも互いに互いを宿敵とまで思っておったが、しかし宿敵であるが故に我々は友であった。心から哀悼の意を表し墓参りもしたし、死んだと聞いた時には結構ショックだったものだ。
んで、まぁそれは置いておいてだな。正直なところ、前期の間は向こうさんの意図が読めなくて困っておった。何と言うべきか、
何考えてるんだかよく判らない感じであり、ガチ反戦ではないがかと言って現実主義者でもなさそうだし、さりとてノンポリにも見えないという見事なまでのケイオスが形成されており、その思想真情が全く掴めなんだ。
地獄の蓋をあけた感覚である。
ただまぁ悪い人ではないとは思っておった。確かに、ベトナム(=旧仏領印度支那=フランス領インドシナ)の歴史を解説してるのに
フランスがさっぱり出てこないとかアレなことはあったが、しかしやはり悪い人ではなかった。
嫌がらせ的親切、世間でいうお節介という奴になるのだろうが、そんな事を私は前期の間二回やった。最初は、教科書として読んでいるベトナム戦争の小説にM16やらM79やら45(フォーティーファイブ=.45→M1911≒コルトガバメント)やらといった専門用語が続出しているのに教員自身よく判っていなかった気配だった為に、そういうのを解説したA4四枚の資料を作って配った。無論頼まれてやったのではなく勝手にやった訳であり、お節介である。
二回目は私が発表の役割をあてられていた回であり、ベトナム独立宣言を読んできてその内容を語れという役だったのだが、独立宣言である。つまりベトナム戦争で絡んできたアメリカではなくフランスに向かって喋っているのがベトナム独立宣言なのだ。故に、フランスとベトナムの関わりについて語らねば独立宣言に辿り着けぬ。
にも関わらず、教員の説明でははっきり言って不十分であった。フランスがいなくなってからをメインに話しておったから一概に責められる話でもないのだが、いずれにしろ不十分であり、そのまま発表すると
確かに日本語なのだが意味不明な発表になってしまう為、ベトナムの歴史概略を作ったのである。フランス支配から独立宣言に至るまでの歴史を、な。
が、書き上げた後
何となく嫌がらせしたくなり、独立宣言後ベトナム戦争に至るまでの経過、及びベトナム戦争雑学など
おまけ要素も盛り込んだA4四枚に及ぶ資料を配布し、その上ベトナムの歴史について解説してから本題を発表するという暴挙に出た訳である。
いや、まぁ、その、なんだ。仏領印度支那時代がわからんとベトナム独立宣言は意味不明だから、その、な。何となく嫌がらせしたくなったのは、ほら、あれだ。
アダムとジェイミーがとにかく爆発させたがるのと似た様なものだ。
と、まぁ、気の短い教員であればプッツン来るかさもなければ憤死する様な事をやった訳だが、特に苦情は来ず、どちらかというと好ましい内容だったみたいな評価ですらあった。私にしてみれば暖簾に腕押しと言うか肩透かしというかそんな感じで、心が広い人なのかそれとも意図が何かあるのかちょっと判りかねて困った。
ところが、後期になって前期期末試験の答案が返ってきた時に割と攻撃的なコメントがついており、オヤっと思ったのである。こんな攻撃的な事書く人だっけと思ったのだな。
で、
Full Metal Jacketである。ハートマン軍曹である。
ほほえみデブが観客の腹筋をブレイクし、戦争となると今度は史上最強のスナイパーと
史上最弱の米軍のガチンコバトルが、
著しくショボい背景セットを使って放映される訳である。
正直なところ、この映画はマズイと思ったのだ。フルメタルジャケットといえば、Q「よく女子供が殺せるな」A「簡単さ。
動きがのろいからな」とか、「俺の垂らしたクソから
ピーナッツを探して食え」とか様々な名言が飛び交う映画である。この映画を見るには軍事的歴史的知識が必須であり、一般人が見たら
ドン引きするだけだ。
あれを見るくらいなら、むしろランボーとかの方が良いと思うのである。2と3はアレだが初代はベトナム帰還兵を題材にした真面目な映画だし、一般人向けでもある。
さて、FMJを見終わった後、映画鑑賞レポート用紙とかいうのが配られた。なんか感想を書けとのことである。で、適当ぉーに適当なことを書いて提出したのだが、翌週の授業、即ち昨日の授業でそれが返却された。そしたら、意外な事に大変攻撃的な事が書かれておったのである。
曰く、「建設的な意見を」「ポイントを絞って深い議論を」とかその辺はまだしも、「他人を批判するのは結構だけど深い考察しれ」とか甚だしきは
「だから何?」と言われる始末である。それを見た私の脳内では、
某ピザ好きデビルハンターが"Come on get me!!"とか抜かして激しく挑発してきておった。
そうかそうか。
ならば戦争だ。
この水曜英語の授業は四限であり、水曜日は五限の授業を取っておらぬから帰宅である。この帰宅中、
情報改竄中の長門と化した私は電車の中どころか乗り換え待ちのホームでも、立ちながら
左手でPCを持ち右手で打鍵する暴挙に出た上、帰宅後は何かに憑かれたかの様にひたすら打鍵し続けたのである。
ただ、私の言いたいことを書くには、その前にいわゆるゲリラ及びゲリラ戦の説明、及びその対処法についての考察を述べる必要があり、その考察に時間の殆どを費やした。と言うか、たった今40x40の紙にコピペしたところ
6ページに及んでおり、400字詰原稿用紙に突っ込んでみると実に
17ページという大漁大量という感じである。
んで、まぁこの説明は字数が多すぎるから添付ファイルに突っ込んで、
添付ファイル読んでから本文読んでね☆と書いて、本文にもしかるべき内容を書いて送ったのである。
いや、まぁ、その、別に攻撃的な内容ではないのだが、「オブライエンは内面的であり叙述的であるが、一方FMJはあくまで外在的な存在として心に語りかけるものである」とかそんな感じで
確かに漢字仮名交じりなのだが日本語じゃない文章であり、自分でもどうかと思うのだが、何せ最近哲学に手を出しておるせいでどうしてもそういう方向に傾いてしまうのである。
で、昨日深夜と言うか本日早朝返信があった。それによれば、
本人も挑発のつもりで書いてたらしく、前々から私の事を気にかけてくれてはいたらしいのだが、私の想像とは完全に逆であった。私は「向こうさんやりすぎだお前って思ってるんだろうな」と考えておったのだが、実際のところは
「もっとやれ!もっと過激にもっとやれ!」と思っていたらしく、重い腰を上げない私を無理矢理動かそうとして敢えて挑発したんだそうだ。
両者の不幸な誤解はこれで完全に氷解し、本日をもって水曜英語の冷戦は終わったのである。
試験あるけどな。
ところで、諸君は「明日はネタフルとか言ってたのにネタがねーぞ」と思っているだろう。私もそう思う。実は、本日のネタは
ここまでが前座である。
向こうさんにメールを送った時、ゲリラやゲリラ戦についての説明を書いて添付した事は話したな。その添付ファイルについて、な。
教員曰く
この情報はなかなか良いものだと思います。
誰がどこに書いたのか、書誌データを教えて下さい
( ゜д゜)
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 ̄ ̄ ̄
( ゜д゜;)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
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やっべどうしよ…アレ二、三時間で私が書き上げたファイルだなんて今更言えないぞ……