霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

運命を受け入れるアクション

2007年02月28日 22時12分02秒 | アニメ、ゲーム、映画等
をやっておる。

何かって、アーマード・コア4だ。前から注目しておったのだが、昨日の更新の後、私は横浜に戻れたというあまりの嬉しさのあまり、勢い余ってPS3ごと買ってしまったのだ。…まぁ、どの道PS3は買う予定だったから良い。どのハードが勝つかいまだ判らぬ気配だしな。ハードがどうと言ったって、結局ソフトがいい方が勝つのだ。

で、アーマード・コア4をちょびちょびとやっておる。アーマード・コアと言えば、操作性という単語を一度として真剣に検討したとは思えない操作性(特にアセンブル画面)、途中まではそれなりに面白いものの最後の方でいきなり変な方向へ吹っ飛ぶ尺足らずのストーリー、メインテーマ以外ことごとくDQNな音楽、といった具合に大変アレなシリーズな訳だが、なんだかんだで3サイレントラインまでは順調に評判を上げていたゲームだった。

初代、プロジェクトファンタズマ、マスターオブアリーナ、2、2アナザーエイジ、3、3サイレントラインと来る道程は決して平坦ではなく、いろんな方向に飛んだり飛ばなかったりしたが、まぁ順調に評価を上げておった。無印3はPS2-mk2の年間ベストランキングに入っておる。いかにあそこがヌルゲーマーレビューサイトとは言え、年間ベストに入るとなればなかなかのものだ。

が、その評判も一気に過去のものとなった。3サイレントラインの後に出たネクサス、ナインブレイカー、ラストレイヴンがことごとくクソゲーであり、中でもナインブレイカーはトレーニング(結構難しいものもある)というのに失敗すると、NICE JOKEというテロップがリアルに流れるという、たけしの挑戦状に迫る勢いだった。

で、一応評判をそれなりにとは言え取り戻したラストレイヴンも残念ながら故七矢がディスクを叩き割るぐらいにはクソゲーであり、4は完全に絶望視しておった。ところが、意外と評判がよさげ故に(他にも理由はあるが)買ってしまった訳だ。


んで、やってみた。なるほど、これはアーマード・コアだ。何でアーマード・コアかって、ストーリーが全くわからん。間違いなく全作中一番判らん。何せ説明書に何も書いてないばかりか実際のストーリーの方も世界観を全く語らぬ為、何も判らん。

ノーマルとかネクストとかリンクスとかオリジナルとか、そういう基本用語が何もわからん。辛うじて、今までのシリーズ同様国家が崩壊して企業が世界を統治している、というところは判るのだが、その企業が一体どうなっておるのか皆目見当がつかぬ。従来ではムラクモとクローム、クレストとミラージュといった感じで大手二社に分かれ、たまに第三社が増えるぐらいだったのだが、今回はヤバイ。

主人公が最初協力しておるのがGAグループというらしいのだが、これがまず、GAアメリカ、GAヨーロッパ、有澤重工とか多種に渡る。無論説明は一切無し。つうか、普通にゲームをやっておる分には有澤重工がGA傘下という事すら判らぬ。一事が万事この調子だから、BFFやらレイナードやら出てきても何が何だかさっぱりである。その上この企業どもが争うのだから、世界で何が起きてるのか全く判らぬ。

ついでに言うと初期は企業を相手ではなくテロ集団のマグリブ解放戦線というのを相手にするのだが、これがまた説明なしな為、そもそも何を解放したいのかわからん。マグリブの偉い人に「その力で貴様は何を守る!」とか言われても、そもそも何があるのか判らんのだ。


ストーリーがこの調子だから、アクションの方も割合投げやりである。クイックブーストとかいう新要素を使ったりして派手な高機動戦闘を楽しむ分にはいいのだが、それ以外に目を向けると途端にボロが出る。いや、向けなくてもレーダーの色が薄くて海とかの面だと全く見えないとか、エフェクトが派手すぎて前が見えないとか不自由はあるのだが、所詮アーマード・コアである。開発陣がんな事考えて作る訳が無い。そういうのは、身体で感じるのが正しい。

問題はゲームバランスとアセンブルだ。このゲーム、頭から胴体(コア)、腕、足、それにブースター、ジェネレーター、FCS、更に武器を好き勝手に取ったり付けたりできるのだが、これが大いに問題だ。

何が問題って、例えば例のGA社が作ってるコアがある。こいつは重いが体力も高く、いわゆる重量級のコアだ。ところが、今回はPA(霧島家ではコジマバリアを正式名称とする)というのがあって、そっちの性能も考えないと防御は成り立たない。コジマバリアはほぼ全ての攻撃をある程度防ぐ為、こやつの性能が実質的に機体の防御力を左右する。

で、このGAコアだが、コジマバリア性能がとんでもなく弱い。びっくりするぐらい弱い。すぐバリアは消えるし簡単に貫通される。この為、このGAの重い防御重視コアを装備するよりもコジマバリア重視の軽量コアの方がむしろ防御力が高くなるのだ。

いやまぁ重い方が強ければいいってもんじゃない事は私だってわかっておる。ネクサス~ラストレイヴンに至るまでのロボットイラネ 重装甲戦車マンセーという、ロボットアクションとしての何かを間違えたバランスは私も知っておる。しかしなぁ。だってなぁ。重量パーツから防御力引いたら何が残るんだ?

まぁ何せこの調子だから酷いもんで、あのネクソスとかネタサスとか呼ばれたネクサスですら「賛否両論ある」で片付けられているACwikiですら、4はオススメできないと書いてある。実際、ホントにクイックブーストで高機動戦闘を楽しむ以外何も出来ないからな。ネットワーク対戦も出来るが、何せこのバランスでしかもバグだらけである。強制的にゲームをフリーズさせる事が意図的に可能だ。



まぁかように荒削りな本作ではあるが、ネクサス~ラストレイヴンに比べればやっていて楽しいという大変大きなメリットがある為、PS3かゲイツ箱360を持っておればオススメである。ま、今回はアクション部分の操作性も激悪だけどな。どうせアーマードコアだから誰もんなところに期待してはいないだろうとは思うが。

そんな訳で、旧作が好きだっただけにネクサス以降の流れが…という人にはオススメである。フロムソフトウェアのやっつけ仕事にも慣れている筈だ。欠点としては、デンプシー全盛期なみに違うゲームに仕上がっているというところにもあるが、気にするな。フロムの仕事だ。

弁明

2007年02月27日 18時59分57秒 | 日記
ついに横浜に戻れたぞ!
イイイイイイイィィィィィィィィィィヤッホォォォォォォォゥ!!

という訳で横浜に戻ってきた薫である。ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。戻ってきたとは言っても三月の十日過ぎには京都に戻って会社の電子環境をまた整備しなければならんのだが、横浜である。横浜だ。これで、毎日毎日何かしらの仕事に狩り出されて2月はじめにひいた風邪がいまだ治らないという状態も解消される。

ずっといなかった為、気付いたら電気や水道を自動引き落としにしている口座の残高が4000円になっておったが、なに、明日振り込めば良いのである。本当にイヤッホゥの一言に尽きる。全く嬉しい限りだ。

まぁ、横浜に戻っただけで特に何かネタがあるという訳ではないのだがな。ちなみに、昨日更新せなんだのは諸事情あって再び滋賀の僻地に行っておったからである。


ところで、先日藪医者の話をしたが、藪医者に行っても藪に当たるとは限らん。例えばだな、開業医とか、院長=医者みたいな病院なら確定で藪に当たる訳だが、大学病院みたいなとこだとどれだけ藪とか死の病院とか呼ばれておっても、いい医者に当たる可能性はある。藪医者と言うより、藪病院と呼んだ方がわかりやすいかもしれぬ。

例の高田中央病院に私のお茶の先生が行っているらしいのだが、大変運良くいい医者に当たったそうだ。慶應大学病院と言えば、慶應大学や付属校の教員連中ですら慶應大学病院だけはお勧めできないと言わしめたスーパー藪病院だが、そこから出張で来ておる医者に一度当たったものの割といい医者であった。

要は藪だろうが何だろうがピンキリという事であり、全部駄目という訳ではないという事だな。


チュニアジアで二十五万もの兵力でイギリス軍三万五千と戦闘し、イギリスに降伏したイタリア軍だって、別に悪いところだらけではないのである。多国籍軍の一方的勝利に終わったあの湾岸戦争でトーネード(戦闘機)を十数機出撃させ、ぶっつけ本番の空中給油に一機を残して全て失敗したり、第二次世界大戦緒戦、ドイツが一瞬でフランスを降伏寸前に追い込んだのを見て勝ち馬に乗ろうとして参戦して戦線崩壊したりしたりする訳だが、悪い事ばかりではない。

例えば、イタリアは飛行機の軍事利用の黎明期にあたる第一次世界大戦~第二次世界大戦の頃の飛行機技術では他国よりも圧倒的に先んじており、先進的な飛行機を多数開発したり、運用したりしておった。まぁ、その優秀な飛行機を外貨稼ぎの為にせっせと輸出しておった訳だが。イタリア軍にもロクな数を配備できておらぬのに。とは言え一応、ソマリアではアメリカの海兵隊と互角の勝負をしておったのだし悪いところばかりではないのだ。


よって、私が嫌いなものはチョンとかチャンとか焼き魚だが、別にチョンもチャンも焼き魚も全部嫌いという訳ではない。まぁ焼き魚は鮭しか食べぬがな。私の尊敬する人物の一人はチョンの洪思翊である。彼の「自分は朝鮮人の洪思翊である。天皇陛下の命により只今より指揮を執る。文句のある者は申し出よ」は歴史に残る名言である。人材集めが趣味の癖にプッツンするとすぐ処刑する曹操に向かって「韓遂様が生きておったらお前なんぞに仕えてはおらん」と言ったどっかの誰かさんに近いものがあるな。


と、最近チョンだとかチャンだとか言い過ぎて社会的に不利になりそうだから弁明してみた訳である。親日派の弁明という奴だな。

2007年02月25日 23時01分35秒 | 社会、ニュース
日吉に高田中央病院という魔の病院がある。簡単に言えば、入ったが最後生きて出られない病院である。私はかの病院に二年前、髄膜炎で入院しておったのだが、なるほど確かにあそこは酷い。何が駄目かって、まず救急車が運び込み先を一瞬で高田に決めよった。駄目である。大変駄目だ。何で駄目かって、救急車が患者を運び込む先というのはつまり部屋があいている病院であり、部屋があいている病院は患者が少ないという事で、要は人気が無い訳で、まぁつまりは、とどのつまりは藪という事だ。

んで入ってみた。なるほど、これは藪だ。私が頸部硬直について言う前は超絶にうさんくさそーな顔して「どーせ風邪だろ? 高熱ぐらいで救急車呼ぶなよ仕事増えるだろうがこのカスが」という感じだった。なるほど確かにこれは酷い。まぁ頸部硬直を言ったら流石の藪もこいつはやべぇという事でCTを撮った訳で、藪は藪でもヒモ医者とかではなかったらしい。

藪医者にも色々種類がある。まず藪医者。これの『ヤブ』は当て字で、元々は野巫というものだった。そのココロは、まぁ要するにヘタクソという事だ。ただこれはまだ下手は下手でも藪だ。たけのこ医者は、育たないと藪になれぬ。雀医者はどうにか藪に近付く。んで酷くなると土手医者。そのココロは先が見えない。で、最後にヒモ医者となる。そのココロは『ものがものだけにこれにかかると確実に死ぬ

でまぁ、高田は藪は藪でもまだマシな方だったと言えるだろう。つうか今のこの世の中、頸部硬直を言われてCT撮らぬ奴はそもそも医学部には受かるまいとは思うが、裏の窓口はいくらでもあるしな。ともあれ、幸いにも脳内出血等は認められず、多分髄膜炎という結論に至った。髄膜炎なら適当に抗生物質点滴しとけばそれで問題ない。神医者だろうが藪医者だろうが、診断さえ出せてしまえば点滴だけで絶対に治せる。本人が点滴できなくても看護婦にやらせばいいのだからな。


ところが、これだけでは終わらないのが高田クオリティである。見舞いの面前で看護婦が私に向かってただの道楽者の馬鹿だと思ってたとか言い出したりと色々あったが、やっぱり一番酷かったのは風呂だ。風呂がとにかく酷かった。

入院した事のある人なら判ると思うが、普通、入院患者は風呂には入らない。朝とかに湯で温めた布で身体を拭くだけだ。とは言え、風呂が無い訳ではない。病状が許すなら入れる。ただ、入れる曜日や時間が決まっており、予約を入れねばならん。私の入院生活後半は大事をとって入院、という感じだった故、久しぶりに風呂に入りたいのうと思って予約を入れた訳だ。

んで、予約の時間になって看護婦に言ったら、看護婦が間違えた時間に風呂を沸かしており、とっくの昔に水になっておった。…まぁ良い。ほぼ普通人に戻っておるから、自分で沸かすさ、という感じだ。んで風呂場に入った訳だが、どうも妙である。黒いヒビがいっぱいある。座るところから浴槽に至るまで、ことごとくヒビだらけなのだ。これはおかしい。こんなにヒビだらけでは激しく浸水して建物自体がかなりヤバイ筈だ。んで、ふと思ってシャワーを当ててみた。

……ヒビが流れた。つうか、毛だ、これ。

それで嫌な予感がした故に浴槽を触ってみた。清潔であればキュッキュッという感じの筈だ。じゃあどうだったかと言うと、ヌメヌメだ。…仮にも病院なんだから、衛生管理にもうちょっと力を入れても罰は当たらないと思うんだが。

仕方ないから、置いてあったバスマジックリンで風呂掃除する私。だってヌメヌメの風呂は嫌だ。いくら何でも。とまぁそんな訳で風呂掃除をして風呂に入った訳だ。この病院、最近建て替えたらしいのだが、建て替える前は魔窟としか言い様の無い外見だったらしい。判る気がする。

結局無事退院できた訳だが、あらゆる日吉住民から「よく無事に帰ってこられたね」と言われ、なんか嬉しいような嬉しくない様な複雑な気分だった。


んで、今更何でこんな話をしておるかと言えば、また藪に出会ったという事である。先日京都宅近くのホンダム医院に行ったのだ。行ったのが15日、つまり僻地に行った日というところから判る通り、理由は単純で『念の為』だった。私は本来なら10日頃には遅くとも京都に行っている筈だった。それが13日深夜まで延期に延期を重ねたのは、風邪で寝込んでおったからである。んで14は一日中仕事、15は説明会に出たらすぐ医者も何も無い僻地行きという日程であり、社長が心配して15の朝に医者へやらせたのだな。

んで、何が藪だったって、多分医者としては藪じゃないと思う。つうかそう思いたい。基本的に社長はあそこの病院に行っておるからな。藪で医療ミスしてあぼーんされると、年二百万ほどの費用を私自身が捻出せねばならん。流石にそれは困る。そういう訳で藪医者ではないという希望的観測を行っておく。ま、関西の医者は関東に比べればアレな訳で、関東の基準で医者を見てはならぬ。社長がホンダム医院に行く度に処方される薬が常に同じ薬でも気にしない事にする。

まぁそれで、念の為に行った訳だ。風邪がもし再発したら僻地ゆえ困るから、医者の意見を貰ってこいという訳だな。一応まだ立ち眩みやらは残っておったし。んでそういう風に言ったら、何故か医者がキレた。何か症状も無いのに来るなみたいな感じの事を言いたかったらしいのだが、彼の著しい説明能力の欠如、つうか大学教授の授業どころか小学生の作文以下の説明能力により最初は何を言っているか判らなかった。

取り敢えず、十分ぐらいかかってようやくこの医者は医者としては藪じゃないかもしれんが人間として藪という事だけは認識し、それまでは下手に出ていた私もその認識と同時にこっちもそれなりの対応をした訳だ。ま、これが横浜とかの何の関係も無い医者なら第十三課のマクスウェル風に「グダグダ抜かさず話を聞け、メス豚」という感じだった訳だが(まぁあの医者は男だからオス豚か)、何分社長が行っている医者である。

しかもうちの社長、医者嫌いなのだ。にもかかわらずそのホンダム医院に行っておるのは同類相憐れむ…は意味が違うが、とりあえず似た者同士故か気が合うらしく、この本田医院には真面目に通っておるのだ。逆に言えば、こことの繋がりを私が潰してしまうと社長が風邪→医者嫌いだから行かない→高じて肺炎、死亡→学費が!私の学費がぁぁぁぁぁ!とかなりかねぬ訳で、仕方ないから適当に切り上げておいた。しかし、薬を半分ぐらいに自主的に減らしておって良かった。私が本来なら一日五錠ぐらい飲んでおる抗精神薬というのは要は精神高揚剤なのだが、当然精神が高揚すればキレやすくなる訳である。幸いにキレずに済んだが、キレておったらマズかったの。


まぁ結局何が言いたいって、諸君、スポンサーは大事だぞという事である。


ちなみに、軟禁生活を開始したら予想通り風邪が再発しよった。適当に薬出しとけ、人間的ヒモ医者めが。



で、今回の事件を受け、私の最も嫌いなものの一つに医者がランクインした。今回の事件だけではなく色々理由はあるのだがな。実害を伴う為、焼き魚よりは上だ。つまりチョンやチャンより上、国際世論やマスゴミと同等である。

バレンタイン

2007年02月24日 23時59分01秒 | 社会、ニュース
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私はマトモな生活に戻れた嬉しさのあまり、人生の無駄使いをしまくっておる。それだけ嬉しいということだ。ところで、時雨(シェル)氏が以下の様なバトンを貰って鬱っておったのだが、清十郎ならよろこんでやりかねんな、と言ったら是非説得してくれと言っておった。



☆猫バトン☆
・これが回ってきたら次に書く日記の語尾すべてに「にゃ」「にゃん」「にゃー」等をつけなくてはならない。
・「な・ぬ」も「にゃ・にゅ」にする。
・一人称は必ず「我輩」にする。
・日記の内容自体は普段の当たり障りのないもので構わない。
・日記の最後に5人!回す人の名前を記入するのを忘れずに!
・既にやったことがある人でも、回されたら何度でもやらなければならない。


取り敢えずさしあたって一つ問題なのは、このブログの内容が当たり障りのないものでなかった事はおそらく無いという事である。

はてさて、どうしたものかの。



さて、私がテポドンの制御プログラム会社のパソコン環境の整備に奔走しておった14日はバレンタインデーであった。私は別にバレンタインを毛唐のする事だからと毛嫌いはしておらぬ。以前大工屋の小倅の誕生日がどうとか言っておったと思うが、子供にしてみればキリストがどんな大罪人だろうが超偉人だろうが、祭であればそれで良いのだ。欲しかったものを放り投げてくれればそれで良いのだ。人間誰しも、祭が多ければ多いほど人生を楽しめるのは自明である。その祭に参加するかしないかは当人の自由なのだしな。

まぁ、バレンタインに関して言えば、女の場合は義理チョコを配るという実務的側面も無くはない訳だが。なんか社民党の今一番偉い人も義理チョコ配っておったな。名前忘れたが。私の場合、バレンタインは好物のチョコが安くなる期間以外の何物でもない訳だが。元々日本でバレンタインが流行ったのはチョコ会社の陰謀な訳で、私はまんまと乗せられておる訳だが、良い。チョコが安い。それでいいのだ。


ところで、正直、ちょっと皆バレンタインに過剰に反応しておる気がする。とは言え、過剰に反応する事に対し私は反対するものではない。過剰反応こそギャグ、そしてボケの原点なのだから。例えば、我が友人の14日のメッセンジャー上におけるコメントは「13日の次の日って15日だろ?」だった。この一文には、チョコを貰えない自分の境遇を嘆く一方、その境遇をギャグに昇華しようという努力が認められる。他にも、「今日はマルコ・パンターニの命日です チョコ? ぼっこぼこにしてやんよwww」というのも評価に値すると思う。確かに定型句だが、ここにもギャグへ昇華しようという意気込みが感じられる。

これに対し、「今日という日考えた奴ちょっと出て来い」とかはギャグにしようという意気込みが全く感じられない。これではただのひがみでしかない。良くない。非常に良くない。笑いこそ人生を潤す最高の泉である。その泉を自ら否定するのはとても良くない。こういう事を書くなら、むしろ「ちょっと聖バレンタインをフルボッコにしてくるとかの方が余程ギャグへの意気込みが感じられる。ひがみは自分を貶めるだけである。


こういう事を考えるにつけ、私は関東人と関西人の違いについて思いを馳せるのである。関東と違い、関西では日常会話は戦争であり、自己鍛錬の場である。冷静にその場の空気を読み取り、最高の機会に考え得る限り最高のボケを放り投げ、ボケられた方はすかさず反射的にツッコミを頭の中で構築しツッコまないといけない。無論、このツッコミは1秒もかかっては駄目だ。最遅でも0.5秒ぐらいでツッコミを開始せねばらなない。ボケる方も、1秒、いや0.1秒刻みで刻々と変化する会話の流れの中で、常に的確なボケを考案、実行せねばならない。ボケもツッコミも、豊富な実戦経験に裏打ちされた瞬間的思考能力が必要なのだ。

この関西での激戦に比べ、関東ではそういうものがない。大体にして、いかに的確なボケをしたところで、関東人はツッコミを入れぬ為、ボケの投げっ放しである。ギャグというものはボケにツッコミを入れる事で初めて完成するのであり、ボケが投げっ放しでは中途半端に終わってしまう。幼少時分、小学校を卒業して横浜に引っ越してきた私は大変当惑したものである。ボケても誰もツッコミを入れてくれないのだ。ボケたら皆アッハッハと笑って終わりである。弱った。ボケの投げっ放しはただの阿呆である。

この為私はツッコミにも大いに力を入れ、日常会話の向上に尽力したのだが、駄目だった。やはり中学校一年生当時だから、生まれてから六年しかたっておらぬ。となれば、実戦経験は六年に満たず、いいところでも三年程度だろう。この程度の経験では本流を変えるのは不可能である。これが大学になってから横浜に来た、とかなら縦横無尽の成果が期待できるだろうが、中学に入った当初程度ではやはり実戦経験に乏しい。そんな訳で、私も今となってはボケはボケっ放し、ツッコミを入れるのも遅くなった。つうか最近は入れとらん。


まぁ、人間何にせよどんな状況でも笑いを失わない事が大切である。

あと、十万だか五十万だか振り込んでレシートを躊躇無く捨てるとか、そういうボケなくてもいいところでボケるのはしなくてもいいとは思うがの。

軟禁生活終了

2007年02月23日 18時13分34秒 | 日記
ごきげんよう諸君。一週間ぐらい更新しておらなんだかな。その間は軟禁されておったという事である。こうして久しぶりに陽の当たる場所に戻ってこれた訳で、まずは一安心、と言うか、すごく心が晴れやかだ。

んで、犬なのだが、結局死んだ。私が行ったその日に。つまり15日なのだが、いや、驚いた。取り敢えず行くまでの経緯を説明すると、私が14日にノドンの制御プログラム電子入札コアシステムの整備に悪戦苦闘した次の日に京都府主催による電子入札の説明会があり、社長と一緒に行ってきたのだ。そしたら何を間違えたか、説明会までにやってきて下さいと案内書に書いてあった事の説明を始める京都府の中の人。他人の事を舐めていやがりますか。京都府よ。

んで、説明会が四時終了の筈が三時ぐらいに終わり、質問タイムとなった為私は説明会を放置してそのまま京都駅へ赴き、湖西線へ…、と思ったら、何の事は無い。強風で止まってやがる。仕方ないから再起動待ちしておったら、どうにか三十分ぐらいで再動。んで目的地に一時間ぐらいかかって到着。滋賀の僻地に到着したのは六時半頃だった。

それで犬と対面。なるほど確かに弱っておる。要は肺癌みたいなので肺に水が溜まって呼吸ができない状態らしいのだが、確かにゼェゼェ言っておる。つうか、それ去年死んだ爺さんと同じじゃねぇか。んで、肩で息をしておる状態だ。肺が駄目だからそれでも呼吸にならぬのだろうな。ところが、14日の時点で今日明日が峠と言われておった割に、自分で歩きおる。聞けば今日も昼小便大便に自分で歩いていってやっておったと言う。つまり、寝たきりとかそういう訳ではないのだ。

それで、「あーこりゃもう駄目だな」と思ったものの、同時に「あと2、3日というところかの」とも思っておった訳だ。そしたら七時半に医者が往診に来た。すると犬が立ち、「トイレ行きたいトイレ」という感じで歩き回りはじめた。とは言え医者来ておるしの、と放置しておったのだが、ぐるぐる回っておる内に絨毯を抜けて板床の場所に来てしまった。弱っておるから、当然滑る。ツルッ、ツルッ、おっとっとっとという感じで滑る。んで最終的にずてーんとこけた。

んで、医者が犬を診る。十秒後、医者曰く、「呼吸止まりました」

…え? とか思っておったら何か臭い。そう思って周囲を見回したら犬が失禁しておった。ああこりゃまずい。こりゃいかん、と思っておったら懐中電灯を貸してくれという医者。渡してやったら、目を開けて確認する医者。ああ、駄目だ。瞳孔が開いとる。で、そんな訳で御臨終。









死因:転倒。



いやまぁ、あとから聞いた話だと、ずてーんとこけたら最後、という事だったらしいのだが、んなもん知る訳が無い私にしてみれば「おお、自分で歩いとるからいきなり死ぬって事はないだろうな。ま、寝たきりになったら最後だな」とか思っておった訳で、こけた瞬間死なれると悲しみとかそういう話以前の問題としてビックリなのだ。

私にも自分に悲しみという感情があるのかと問われると甚だ疑問だが、あの状況では悲しもうにも悲しめぬ。いいところ (゜д゜)? といったところで、むしろ親とかが犬が死んで泣いておっても反応に困るのだ。だって傍から見れば死因転倒だぞ。転倒。肺ガンで死ぬ死ぬ言ってたやつがずてーんとこけただけで死んだら、誰だって悲しむ前に驚くだろ。絶対。


結局、なんだかんだで死ぬ直前まで自力で歩いておった訳で、寝たきりではなかったと言える。この為、見方によってはぽっくり逝ったと言えるだろう。私にして見ればぽっくりと言うよりポンッとかそんな感じだが、ま、苦しまずに逝ったみたいだし良かったという事にしておこう。

しかし、犬を家族に含めるとすると私は今年も喪中である。なんか二年も連続で喪中だと社会的に不利な気がする故、今回は喪中ではないという事にしておこう。



ちなみに、犬が死んだのに長い事軟禁生活を送っておったのは、親の関係である。あの犬、元はと言えば私(正確には『当時の』人格、本人かもしれぬな)が飼いたいという訳で飼い始めた犬の娘な訳だが、母がどっぷり犬につかってしまったのだ。溺愛とも言う。んで、そんな犬が死んだ訳で、ショックなのだ。いつぞや御近所さんの犬が死んだ後、そこのおばあちゃんが常時熊のぬいぐるみを抱いてクマちゃんクマちゃんと呼んでおったのは忘れられぬ。そんな訳で、親がおかしくなりそうな具合だったゆえに留まっておったのだな。

取り敢えず、おかしくならんでよかった。とは言え、犬は親の方が残っておる訳で、親の方が死んだ時どうなるか大変不安だ。


諸君、スポンサーは大事だぞ。





ああ、それから、軟禁生活中にがんばってホームページを更新した。正確に言うと、連合vsZ.A.F.T.の攻略。褒めて。喜ぶから。

豪血寺とかサムスピとか

2007年02月12日 00時56分40秒 | アニメ、ゲーム、映画等
んで、その、何だ。昨日の夜、と言うか日付上の今日の朝00:56:40にやば、胃腸が痙攣しとる…とかリアルタイムで病状書いておった訳で、実際、割合ヤバかった。よって軟禁生活は一日延期である。まぁ、軟禁されるという事実には違いは無いのだが。いや、愛犬の最期は看取ってやりたいしの。


しかし、おかしい。私は十時ぐらいまで新・豪血寺一族の某映像とか、その極まったバージョンを見ておったのは間違いないのだが、何故気付いたら日吉カメクラで豪血寺一族を探しておるのだろう。これだの。

まぁ、良かった。ここで日吉カメクラが空気を読んで豪血寺一族を売っておったら、私は間違いなくこやつを使い、全力で煩悩解放しておるところだった。危ないところである。まぁ、よく見ると男に見えて女だが、煩悩の前では性別など些末な話である。売ってたKOFもKOF94で幸いだった。これが96とかだったらキング/舞/ユリ・サカガキというどうしようもない三人組で煩悩解放しておるところだ。あと、月華の剣士をやりこんでおらぬで良かったの。昔やりこんでおったら間違いなく買っておった。危ない危ない。

しかし危ないところだった。私も小学生時分からゲーセンによくいたどうしようもなく駄目な小学生だったゆえ、豪血寺一族とは無縁ではない。とは言え、殆ど触ってはおらぬ。相当古いシリーズであり、二段ジャンプなどの今の対戦格闘では基本となった新機軸を初めて本格的に導入した力作である事は知っておったが、まぁ、正直な所ほぼ無縁に近い。

よって、最近のシリーズにもほぼ無縁だった訳だが、こいつみたいな大変広い意味で心を惹かれるキャラがおったりする訳で、しかもラスボスとしてボビー(本物)が参戦という熱い仕様であり、正直、危うく買うところだった。つうか、カメクラに置いてあったら買ってた。

あと、古いサムスピが無くてよかった。古いと言っても中期シリーズだが。斬紅郎無双剣とか天草降臨とかがあったらヤバかった。羅刹ナコ剣聖とか変なものでワッショイしかねない。まぁ、修羅覇王丸(確か剣聖)が持ちキャラだったんだけどな。投げのみ縛りプレイとかしておったな。懐かしい。あの当時はアホだった。今もアホだが。大学生らしき変なお兄ちゃん達とワッショイ投げあいしておったものだ。懐かしい。

最近のサムスピは羅刹修羅も剣聖剣客剣豪もなくなってしまったから、あんまりやる気が起こらん。バラバラ死体にならぬし。まぁ中期シリーズからナコルルとリムルルはバラバラにならなくなっておったが、その代わりに覇王丸地獄変の時のエンディングが大変にアレだった訳で、何とも言えぬ。まぁ、簡単に言えばあぼーんしたというただそれだけと言えばそれだけなのだがな。

まぁ、その、なんだ。ゲームバランスはどうだったかと言われるとなんとも返答に困る具合だが、ワイワイ楽しむ分には楽しめるゲームだった。それだけに、ポリゴン化したのが残念でならない。その上、2D格ゲーとして復帰しようとしたらしたでKOFに立場を思いっきり奪われており、復帰しようにもできなかったという大変残念なゲームである。最近の零以降復帰したらしいが、何せバラバラ死体にならんのではつまらん。あの問答無用っぷりが良かったのに。ま、それを言うと月華の剣士はバラバラ死体程度では済まないというヤバイゲームだったが。あー。何かこんな話しておったら月華が欲しくなってしもうた。


と、まぁグダグダでまとまりは無いが相変わらず病気で今にも吐きそうなのは変わらぬためこの辺で終わる。

体調と王立軍事博物館

2007年02月11日 17時52分32秒 | 日記
我が家の犬が死にそうらしい(挨拶)。ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。私は今日の昼迄は酷かったが、夕方に入ってようやく少し落ち着いてきた。ずっと霞が掛かった様に曇っておった視界も大分晴れ、昨日の夜に頻繁に飛んだり朦朧としていた症状もおさまってきた。今流行ってるらしいインフルエンザだったのかもしれんな。基本的にはお茶の先生に伝染されたんだし。ま、一昨年の様に髄膜炎にならねばそれで良いのだが、今の所それっぽい症状が無い訳ではないのが少々気掛かりと言えば気掛かりだ。まだ頚部硬直は起こっておらぬが。

しかし今日の朝、と言うか昨日の夜は参った。合計十回ぐらいは起きたんじゃないかというぐらい悪夢にうなされておった。私はホラーは大丈夫と言うか、むしろホラーな敵が百匹出てきたらどうにかして百二十匹ぐらいに増やして全員スプラッター処理する訳だが、昨日見ておった奴は駄目だったらしい。具体的に言うと、これとか。どうにもこういうのは駄目らしい。

まぁ、私も昔っからスプラッター処理が基本だった訳ではない(と思いたい)から、その内こういうのにも慣れるかもしれんがな。単純に体調が悪かっただけかもしれんし。


ところで、冒頭で言ったが、京都の家で飼っている犬が死にそうらしい。3歳差の親と子が居るのだが、子がヤバイそうだ。親13歳。子10歳。最近、親の方が歳で背骨が曲がったとかいう話でああもう大分歳だからな、とか思っておったら子が死にそうになっておるらしい。なんでも、肺の中に腫瘍が出来て肺の中が水浸しなんだとか。

んで、医者が言うには今月いっぱいで逝くっぽいらしい。その関係で私は京都に帰るのが一日遅れる代わりに、ネットなんて気の利いたものなんぞこれっぽっちもない、と言うかコンビニすら無い滋賀県某山中に軟禁確定である。

別に犬がヤバイからその看護に行くのはいいのだが、何で軟禁かって何でも京都じゃマトモな医者がおらぬらしい。よって軟禁確定という次第だ。この為、明日からしばらく更新できぬ可能性が高い。又、いつ復帰できるかも不明、と言うか多分死んだら復帰という嫌な展開な気がしてならず、いつからいつまで更新が止まっていつから復帰、とかは不明だ。

ま、更新が再開されたら復帰、と思ってくれ。私にもどうなるかは判らんし。


ところで、更新一時中断にあたって何か書こうかと思ったのだが、何分病み上がり故に頭を動かすと痛い為、何か書けるかと言われると何も書けないというか、そろそろしんどくなってきた。つうか、病み上がりじゃなくてまだ病気なんじゃないだろうか。まぁ、普通に病気だな。と言う訳ですまないが最後の書き溜め分を消費して終わる。



先日ヘルシング二巻を読んでおったのだが、マクスウェルとインテグラが会うシーンを見ていたら、王立軍事博物館が出てきた。んで、マクスウェルとカトリック神父が「飛行機がいっぱいありましたねぇ」とか「ゼロ戦なんて初めて見たぞ」とか言っておる。


………私が行ったところじゃねぇか、これ。懐かしい。ロンドンに初めて行った時、っつっても一回しか行っておらぬのだが、その時地図を買ったのだ。そしたら、Royal Militaly Museumとか書いてあるのだ。んで、何だこの激しい博物館は、と行ってきたのだな。

で、確かに飛行機がいっぱいあった。沢山天井からぶら下げられておった。私の記憶が正しければ、ホーカー・ハリケーン(英国製)とかメッサーシュミットBf109(ドイツ製)とかがぶら下がっておった。何故か一番上のしかも中央にP51マスタング(MADE in U.S.A.があったのは忘れられぬ。

つうか、あの博物館やっぱ変だ。戦車が展示されておるから、マチルダあたりかのうとか思って見ておったら、なんか違う。イギリス戦車の形をしておらぬ。…つうか、これドイツ系の形だ。もっと言えば、私の目が正しければ五号戦車パンターだ。無論ドイツ製。で、説明書きを見たら本当にパンターだった。んで、ふと振り返って見るとロケットがある。…これ、見覚えがあるんだが、と思ったら、やっぱりドイツのV2ロケットだった。

おかしい。私は何処の国に迷い込んだのだろうか。ドイツじゃないと思うんだが、多分アメリカでもない。なんか二階の展示室歩いてたら、日章旗まである。つうか、イギリス製どこよ。いや、一応ハリケーンはぶら下がっておるが。端っこに。

コメント返信

2007年02月10日 14時21分17秒 | これら以外の何か
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。私はここのところ大変だったが、今日になってようやく落ち着いてきた。ところで、昨日のコメントにあったが、中国は”Zhong guo”だぜ… Cではなく、Z。





…。




あっ、やべっ




という風な感じで、何と言うか、本当にアルツハイマーかもしれぬ。この前も変なコメントしておったしな。歳かのう。一応、そろそろ後は下り坂な年齢ではある訳だが。この前平仮名の「ゆ」を度忘れした事を話したが、なんか最近頭のネジが一本ゆるんでおる感じだ。病気かのう…

あと、一昨日の記事に書いた「ジリ貧がドカ貧に」のステキ発言だが、どうやら正確には陛下に対して言ったのではなく東条首相に言ったらしい。無論御前会議だから陛下もお聞きになってらっしゃる訳だが。要は、石油禁輸されて首相とかが「もうダメぽ 禁輸とかされたら早晩ジリ貧で干上がるぉ」という感じだったのに対し、ジリ貧を嫌うあまり変な事やらかしてあぼーんするなよ、という事を言っておったらしい。まぁ、実際は戦争になってしまって本当にドカ貧になってあぼーんした訳だが。まぁ、あの状況で開戦は最早やむをえなかったとは思うけどな。時間の問題だったろうと思う。

んで。


しかし結構、米内―山本のラインを嫌っている人って多いんだね。
最近、軍ヲタが集うHPを見てたら、結構その対米開戦反対派のラインを嫌う発言が多くて驚いたわ。

まあ、芸者と局内でランチタイムをとったり、周りが坊主頭の中で長髪を維持してたりしたら、そら頑迷な連中にはクソ嫌われるわな…



あー、やっぱり増えたんだな。そういう奴。昔は海軍(正確には山本派)マンセーの陸軍死ねが軍ヲタの主流と言うか、基本的にそれしかいなかったんだが。ちなみにうちの社長はガチでそれだ。結局最近になると戦後のそういう空気が無くなってきてるから単純にアメリカが嫌いな奴とかが嫌ってるのかもしれん。いやまぁ、陸軍も陸軍だが海軍も海軍でアレではあるが。統帥権干犯とか言い出したんだし。とは言え、山本派は他の連中に比べれば叩かれる要素がかなり少ないと思うんだが…時代かのう。

いや、その、なんだ。

水から油が出来るって言う詐欺師に騙されたのはどうかと思うが。

それだけ石油の事で頭を抱えていたんだろうけどな。今でこそ原子力なんてものがあるが、当時の海軍なんて石油がなくなったら本気で完全に何も出来んし。しかも南方作戦で南方から石油を輸入しようにも明らかに輸送船の数が足りてないというあたり相当憂鬱だ。

ま、先日貼り付けた阪神大震災の話でも、突然

319 :閉鎖まであと 2日と 17時間 :2007/01/21(日) 03:49:51.96 ID:574pTkHk0
またバカウヨが野党のネガキャンですかwwwwwwwwwwww


とか言い出すどうしようもないDQNも居る訳で、そもそも日本人のレベルが落ちてるのかもな。まぁ、その、なんだ。最近の若者はなっとらんとか言ってる奴は大抵DQNだが、本気でどうしようもない若者を何人か知っておる為、何とも言えぬ。



そう言えば、もーすけの言ってたコピペというのは


ある時、日本人を怒らそうと、アメリカ人、北朝鮮人、韓国人、中国人が賭けをした。

 まずは、韓国人が、海上にかってにラインを引き、
 そこを超えた日本漁民を片っ端から拿捕などして、数十人がアボーンし、竹島を取った。
 どうだ! これなら怒るだろう! 韓国人は期待した。 
 しかし、日本人は怒らない。

 次に、北朝鮮人が挑戦した。日本人を拉致し、麻薬、偽札などなど
 日本社会をひっかきまわした。 さぁ、これにはいくらなんでも・・・
 みんな固唾をのんだ。  しかし、音なしの構えの日本人。

 ならば、俺だ。とばかりに中国人。ODAをもらう調印式を欠席し
 回覧で、調印するという挑発行為を手始めに、原潜をもぐったまま
 領海侵犯させるという、日本以外なら戦争にさえ発展しかねない
 行為をした。さらに、執拗に内政干渉。これは、中国の勝ちだと誰もが思った。
 しかし、日本は、怒らない・・・

 アメリカは唸った。 日本人は、化け物か?
 諦めたアメリカは、日本を怒らせるのを辞めて軍事同盟を強化し、
 日本とアジアの平和に力を入れる事を約束した。

 すると日本人は『出て行けアメリカ!!!』と激怒してデモを行った。



って奴かな? 色々バリエーションがある筈だが。いつぞやのワールドカップの直後は、アメリカでも怒らせられなくて各国がウーンと唸ってる所に柳沢が登場し、「俺なんてシュート一回ミスっただけで大バッシングだぜ」と素晴らしい発言をするというのがあったな。まぁ、彼の場合、どちらかと言うとシュートをミスった事より「急にボールが来たので」が問題だった訳だが。急にボールが来るポジションなのに。



という感じでまとまりが無いが、戦術の話以外のコメントを全て返信して今日は終わりという事で、一つ、頼む。しかし本当にアルツハイマーかのう。歳はとりたくないものだ。

無題。

2007年02月09日 20時48分35秒 | 日記
いや 今日 割と ほんとにきついんで 勘弁してください。
書き溜め分コピペするだけで ゆるしてください。 オネガイシマス。




先日飛行機に乗った訳だが、空港で流れる、いわゆるアナウンスは日本語で流れた後、通常英語で流れる。しかし変な発音だなと思っておったら中国語ならぬ厨国語だった。んで、まぁそれにしたって酷い発音だなと思って聞いておった訳だ。奴らの言語には母音と子音を組み合わせた発言以外に声調というものがある。三声なら低く抑えた声、という具合に四つある。まぁ、明らかに使い分けておれなんだ訳だが。

ところで、最近、少々困っておると言うか悩んでおる事がある。中国ならぬ厨国の言語をチャン語、朝鮮語をチョン語と我々日本人は言い習わしてきた訳だが、最新のチャン語は『中』がチャンじゃなくてチョンなのだ。『国』は簡単に片仮名で書いてしまうと『グオ』であり、中国を彼奴らの言語で言うと『チョングオ』なのだ。しかも実際、発音記号で表すとChongguoな訳で、一点の曇りもなくチョンである。ううむ。これでは朝鮮と厨国の両方がチョン語になってしまう。これは弱った。

支那語という呼び名も検討したが、やはり駄目だ。そもそも今のあの国は50以上の言語があるのであり、日本人が普段『中国語』と呼んでいるのは、北京語を元に作った『普通語』という一種の共通語に過ぎない。普通語だけを支那語と呼んだら、広東とかに住んでる人に失礼だ。支那とは漢民族の済む土地の事を指す地名なのだからな。彼らだって漢民族である。

とは言え、『普通語』ではいくら何でも変だ。うーむ。漢語というのもありだが、そうすると現代語と古代漢語の区別がつかぬしな。困ったものだ。まぁ、厨国語でいいやと思わなくはない訳だが。実際に喋ってもちゅうごくごという発音になる訳で、社会的に不利にならずに済むしな。


ん、そもそも中国語と韓国語でいいじゃないかって? 断固拒否する。私の最も嫌いなものの一つは支那人と朝鮮人だからな。まぁ国際世論とか報道機関とかほどは嫌いという訳じゃないが、焼き魚と同じぐらいは嫌いだ。ロシアは今となっては割合アレ故に厨国に並ぶ世界二大阿呆国家として楽しみやすい訳だが、厨国は現在も割合洒落にならんと言うかヤバイと言うか、明らかに第一位の仮想敵国な訳で、あんまりネタとして楽しめんのだ。まぁ北朝鮮はどうでもいい訳だが。どっちかと言うと南朝鮮の方が敵国だと思う。

ま、ロシアは良い。なんだかんだで昔に比べれば脅威はぐっと減った、と言うかむしろ昔と比べると大変残念ゆえに連中の阿呆な行為を他人事としてプギャーと笑いやすい訳だ。下が雪だから大丈夫だろうってんで落下傘無しで飛び降りて全員死んだ空挺部隊とかな。

まぁ、北方領土の問題が依然解決されておらぬゆえまだ普通に敵国な訳だがな。今の内閣がどうにか…するつもりなさそうだな。うーむ。一応日米同盟の手前、迂闊には動けぬしな。それに日本の場合、むしろ国内に敵が居るし。マスゴミとか。どちらかというと、ロシアよりマスゴミの方が優先度の高い敵だな。マスゴミの掃除を優先した方が良い気がする。しかし、ロシアは過去の実績が素晴らしいから米国の了解を取り付けやすいと思うのだが、やっぱり問題があるんだろうな。政治に疎い私には判らんが。


ちなみに欧州の方でも、ロシア人=阿呆は定着しておる様だ。ドイツ人は理屈屋、フランス人はヘタレ、イタリア人は欧州における朝鮮人という感じらしい。出典は忘れたが、欧州のジョークで

ドイツ人とロシア人とフランス人の軍人がどの民族が一番勇敢かというので口論になった。そこで上官が来て、崖から飛び降りてみろと言った。するとドイツ人は崖を飛び降りる事と勇敢さはいくら何でも関係ないだろと議論を仕掛け、フランス人は泣いて許しを請い、ロシア人は黙って飛び降りて死亡。

というものがある訳だが、民族性がそれぞれちゃんと反映されておるな。そしてロシア人に肩を並べられる頭の悪い民族は漢民族に他ならぬ。奴らを基準にすれば、中東の皆さんも常識人である。まぁ、それを誇っていいのかどうかと言われると、多分良くない訳だが。



そう言えば、最後にちょっと話が変わるが、以前小泉元首相が北朝鮮に行って偉大なる将軍様に「拉致やってました」と認めさせた際、アメリカも「あちゃー、こりゃいかん、いくら日本人の人が良くったってこりゃ戦争だわ」とばかりに極東に爆撃機やら何やらを日米同盟の手前という事もあって送り込んだのだが、人が良いという点にかけては世界一というかGrandMasterいい人というか、むしろGrandMaster天然国家の日本は戦争をする気なぞ1ピコグラムとてなく肩透かしを食ったという話を昔聞いたのだが、実際どうなのだろうな。

柳沢大臣の政策とゆとり

2007年02月08日 23時59分59秒 | 日記
今度は二人が健全だとか健全じゃないとかで揉めておるらしい。民主党とかがそんな餌に釣られクマーとしておる様だが、もっと釣られなきゃいけない餌あるだろ。他に。大体だな。その発言の全文を載せると、



(記者) 少子化対策は女性だけに求めるものなのか、考えはいかがか。

(厚労相) 若い人たちの雇用形態が、例えば婚姻状況などに強い相関関係を持ち、雇用が安定すれば婚姻率も高まるような状況なので、まず若者に安定した雇用の場を与えていかなければいけない。

また、女性あるいは一緒の所帯に住む世帯の家計が、子どもを持つことで厳しい条件になるので、それらを軽減する経済的支援も必要だろう。もう一つは、やはり家庭を営み、子どもを育てることには人生の喜びのようなものがあるという意識の面も若い人たちがとらえることが必要だろう。そういうことを政策として考えていかなければならない。

他方、当人の若い人たちは結婚をしたい、それから子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけだから、本当にそういう若者の健全な、なんというか希望というものに我々がフィットした政策を出していくことが非常に大事だと思っている。



普通の発言じゃねぇか。つうか、本当にその方針でやってくれて、それを実現してくれるならありがたいよ。ホント。我が姉夫婦を見ておると、子供をマトモに育てようとしたら共働きなんぞというものは論外中の論外なのがよく判る訳だ。いやまぁアレは幼少時の育て方が悪かったというのもあるのだが、それにしたって大変だ。我がお茶の先生の姪夫婦も子供が一人生まれたのだが、姪御さんが疲れ果てて先生の家に頻繁に避難するらしい。

まぁそりゃそうだよな。一日中面倒見なきゃいけないんだもんな。一人でこれなんだからそんなもんが二人もいて仕事まであったら早晩発狂するわな。普通の神経なら。逆に言うと、現在割合居るらしい仕事しながら子育てしてる連中というのは超有能かもしくは相当図太い神経の持ち主なのだろうな。そりゃ学級崩壊するわ。家で教育しておらんのだろうからな。

まぁ、そうは言っても私(というか私達)の場合は放置されて育ったと言うか、子育てどころではないという感じで育った訳だが、家の中が引っ繰り返っておる様な状態だった訳で、親が死にそうな具合で頑張っておるのを目の当たりにして育った為、放置されてる方も自然と割合いい子に育つ。アンパンマンとドラえもんで育ったという影響もあったのだろうが。

ところで、先の発言だが、女性あるいは一緒の所帯に住む世帯の家計が、子どもを持つことで厳しい条件になると述べておる。常識的に考えてみてくれ。何で女が居ないのに子供を持てるのだ? 一応先の発言があったから配慮しておるのかな、と思ったのだが、とは言え変な発言である。男と女がいなきゃ子供は生まれぬ。家業を継がせる養子にしたってそんな数な訳ではない。つうかそういう事が日本で一番多いだろう京都でも最近は余り聞かぬ。

…もしかしてアレか。ゲイの家庭とかレズの家庭を想定しておるのか? そうだとしたら柳沢め、なかなかやりおるではないか。もしそうならば、私は柳沢の方針を積極的に賛成するものである。いや、何でって、昔何だったか本(ノンフィクション)を読んでおったらレズ家庭の子供の話になって、その子供が学校で「何でお前ん家レズなのにお前居るの?」という大変残念な感じになったらしいのだ。多分養子なのだろうが、本人は当然の如く知らないらしく、んなもん知らねーよ! 親に聞けよ親に!という感じでどうしようもなかったらしい。

まぁその話はアメリカでの例な訳だが、段々と欧米化しておる日本でそういう状況が増えていきかねぬ為、柳沢大臣を支援する次第。全っ然いじめ問題解決されぬ気配だしな。文部科学省とか教育委員会がやる気ゼロなのが多分問題なのだろうが。現場の教員でも生徒を殴れぬしな。訴えられるから。

とは言え私は教員志望な訳で、着任してからしばらくはどうしようもない親に教育されたどうしようもないザ・モダンゆとり生徒を相手にせねばならぬのは確実な訳で、まぁ取り敢えず、仕事しろこの金食い虫ども。我々三人は約束したのだからな。つな氏と、iris氏と。つな氏が政権を握り、iris氏がマスゴミをマスコミに変え、私は人材を育成する、と。だから文部省連中と教育委員会連中、仕事しろ。と言うか、体罰許可しろ。調子に乗ったDQNに一番効くんだから。

いやまぁ一番効くのは調子乗ってる奴ら全員呼びつけて、その内一人の脳天に鉛弾をブチ込んで差し上げるというのが一番効くと言えば効くのだがな。まぁそいつは死ぬが、他の連中は真面目になる故、効果は高そうである。問題は、一歩間違えるとオルガンが得意な人になってしまう事だな。つまりスターリンの事だが。


と、まぁ掴みがそのまま記事一個になってしまった訳だが、ごきげんよう、諸君。いかがお過ごしかな。私は埼玉で蹴っておる。蹴りたいのだ。ドラも飛ばすが、蹴りたいのだ。埼玉キックで蹴っ飛ばしたいのだ。まぁ、今作の埼玉キックはゲイツキックにも負ける訳だが。弱くなったな。昔はさいたまさいたまーとジャスティスブーン前格と互角の強判定だったのだが。


ところで、つな氏が更に反応してくれておったゆえにそれについて書こうと思ったのだが、本日は予想外に色々あったゆえ書き溜め分を載せる。尚、つな氏が空気を読んで触れないでおいてくれたが、私の頭の中に虫が湧いてたらしい記述がコメント欄にあるが、黒歴史という事で、一つ。


諸君も一度は「このゆとり世代めが」と思った事があるのではないだろうか。まぁ、ネット上の話だとゆとりだかどうだか判らないと言うか、そもそもゆとり教育自体はうん十年前に始まっている訳で、私も一応ゆとり世代である。そういう訳で、私より一個下の連中の受けてきたカリキュラムはゆとりはゆとりでも最新型ゆとりである。よってここではモダンゆとりと呼ぼう。私はアーリーモダンゆとりだ。

んで、色々言われるモダンゆとりだが、高校の教員とかの話を聞くにかなりガチでヤバイらしい。モダンゆとりになった直後とかは大丈夫らしいのだが、モダンゆとりになってから三年も経ってからの連中は相当ヤバいそうだ。何でうち受かったの、とか言っておった。

私はその教員の授業(国語)を受けた事は無いのだが、彼が去年一年生を受け持ったところ、平均点が20点下がったらしい。またまぁ随分と派手に下がったもんだな、という感じで私は話を聞いておったのだが、ただ、授業中一応反応はそれなりにするらしい。が、それまでは10点とか取る奴(100点満点)が学年に一人いるかいないかだったらしいのだが、各クラスに5人ぐらいに膨れ上がったらしい。


つうか、国語で10点ってどうやって取るんだ?


私は割合国語は得意な方、と言うか論述問題なんぞは私にしてみればそんな餌に釣られクマー!という感じでしっかり釣られて10点満点のところを8点は取る訳だ。10点はなかなか取れぬ。何せ、授業を聞いておらぬからいわゆる俺理論である。流石に満点を取るのはそれでは難しい。第一、私は漢字を間違えやすいから、内容10点でも漢字ミスって差し引かれる事が多い。一度、「初めて恋人の手を握った」を「初めて変人の手を握った」と間違えた事がある。

それにしたって、国語の試験なんぞは選択問題も多い訳で、漢字を捨てても適当な事くっちゃべっておけばまぁ40はいく筈である。つうか、10点は無理だよ。0点ならわかる。白紙で出せば良いのだからな。まぁ、世の中には消費税の計算も出来ないのに名門高校に入るという蛮勇というか裏口じゃないだろうなという奴も居る訳で、色々な奴がいるのだろうが…10点か。無理だな、私は。

と言うか、アーリーモダンゆとりの私の周囲でも、国語10点を取った奴はいなかった気がする。帰国子女でちょっと国語が苦手、という奴も知っておるが、10点ではなかった。大体にしてだな、あの学校の国語は20点分強制的に漢字の試験が出る、というか国語科でそういう方針になっておる故、暗記さえすればどうとでもなる筈なのだが。


と、まぁ、モダンゆとりの駄目さ加減を嘆いておる訳だ。まぁ、学校で矯正するのなんぞ元々無理なんだがな。家庭でマトモに教育せねば。それこそ、自衛隊の人には申し訳ないが、徴兵制復活で鍛え上げてもらうぐらいでないとどうしようもない。陸さんと言うと陰湿でいじめ体質というイメージがあるが、実際のところ陰湿いじめ体質は海軍だった訳で、特に大型艦は酷く、普通に自殺者が結構出たらしい。

むしろ陸さんの場合、社会生活、社会的協調性を養うのに結構役立ったらしい。兵役を終える時も、連隊長あたりが必ず全隊集会で訓示をしておったそうだ。曰く、(発言内の地方人は軍隊用語で一般人)「今日で貴様らは兵隊を辞める。明日からは、世間に恥じない地方人として立派に生きていくように」とか。




んでまぁ結局何でこんな話したかって、私が愚かにも種wikiを編集してしまうという愚挙(日本語おかしいがwikiを編集するというのは愚と言って愚挙と言ってからややしばらく愚挙だ。荒らしに耐える編集人はネ申)を犯し、案の定DQNに消された、という訳だ。

しかし、どこぞの海さんが天皇陛下に海軍はどんな感じかねと問われて「恐れながら、下卑な言葉をお許し頂けるなら、ジリ貧がドカ貧にならない様努力しております」という歴史に残る神発言をしたのを知らないは仕方ないとしても、ジリ貧をドカ貧という表現がおかしいからって消すとは、まぁ、ゆとりだのう。アーリーモダンなのかモダンなのか知らぬが。

魔の住まう街 その名は日吉

2007年02月07日 00時05分53秒 | 連合vsZ.A.F.T.
なんか昨日は静岡県が熱かったらしいな。焼身自殺で抗議とか何とか。まぁ私は静岡県には全く関係ない訳だがな。しかしいつまで機械だなんだとやっておるのだろう。マスゴミは不燃ゴミだから仕方ないか。人間殆ど水で出来とるしな。しかもそもそもの発言自体、神の国の時と同じくそこだけ気合でクローズアップという、日本人にしか通用しないマスゴミの手段な訳で、まぁ、人間進化せぬな。私が小学校だった頃いじめ問題があったのに欠片も解決しておぬらしいし。まぁいじめ自殺は最近のトレンドではなくなったらしいが。

まぁそんな訳で、ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。六日の記事を事実上五日にかいてしまったせいで七日の記事を六日に書いておる。一日休めばいいじゃないか、と思うかもしれぬが、大変な事態に遭遇したのだ。


私は六日の昼下がり、日吉の街におった。文房具店で便箋と封筒を買う為だ。私によくしてくれた教授がおるのだが、今年で定年退職らしく、もう学校では会えぬ為、手紙を書こうと思ったのだな。住所は前に教えて貰ったし。まぁ、去年一年間割合ヤバめと言うか三途の川が見えておる気配だったから、むしろ退職してもらった方が末永く付き合えるというものである。

で、井口文華堂なる文房具店で必要なものを揃えた後、ゲームセンターに寄った。昨日遊びに来ると言っておったゲーセン知り合いが昨日来なんだのだ。推測だが、私が大家に水道で湯が出ないと言いに行った隙に来ておったらしいな。んで、そやつが今日も居たら呼んでやろうと思って地下、一階、二階と探したもののおらなんだ。で、地下のガンダムに行ってみた。見ればタイマンしておる。

ここからどうにか2vs2の空気に持ち込みたかったのだが、何分人がおらず、仕方なくメルティブラッドをやってみた。私の持ちキャラはネロ教授なのだが、何分無印しかやっておらず、カデンツァどころかリ・アクトもやっておらぬ訳で、困った。技の入力までかわっとる。つうか私の知らないシステムでいっぱいだ。んで、CPU戦四面ぐらいであぼーん。ところで教授よ、別に技の入力が変わるのは構わないが、→+強攻撃の技を←+強攻撃に変える必要は無いと思うぞ。


んでまぁそのネロ教授で私が困惑しておる中、次々とガンダムを見、去っていく人が続出し、ええい、政治的陰謀めが、とか思っておった訳だ。んで、メルティブラッドを終えてガンダム画面を見てみたらまたタイマンをやっておる。タイマンかよ、とまたしても思ったのだが、よく見たらおかしい。私の側の画面の男はブリッツ(中コストで少々特殊ながら汎用機)だった。で、向こうの画面にはザクが映っておった。で、そのザクが赤いのだ。…白でも緑でもない。あれはまさしく赤ザクだ。と思っておったら、ザクがごんぶとビームをブリッツに発射。

間違い無い。ガナーザクウォーリア/ルナマリア機だ。んでこの赤ザクなのだが、ブリッツと同じ中コストではあるものの、方向性は全然違う。つうかGunerと名乗っておるところから判る通り、砲撃戦特化である。当然、タイマン能力など雀の涙だ。つうかCPU戦すらクリア困難だ。人間同士の2vs2なら使えるのだが。

で、見ておったのだが何とこのガナーザクウォーリア、明らかにブリッツを圧倒しておる。恐ろしいものよ。原作でルナマリアが砲撃戦特化(まぁつまり一撃は重いが機動性はニブチン、格闘戦などもっての他)のガナーウィザードを装備したザクウォーリア(量産機)で、強化人間のステラが駆るガイアガンダム(万能ガンダム)を格闘戦で圧倒した様を彷彿とさせる。私は唸った。稀代の手練れだ。

で、まぁ結局その赤ザクは負けてしまうのだ。いかに技量の差があっても、1vs1が強いブリッツに1vs1などCPU相手でも不利なガナーザクウォーリアが勝つのは至難の業だからな。だが私はこの光景を見捨てる訳にはいかなかった。赤ザクが負けるなり即座に乱入。この状況で迷う事など無い。プロトジン出撃だ。尚、プロトジンは最低コストのコスト200であり、コスト200というのはドラゴンボールで言えばサタン様に相当する。

だが何を迷う事があろう。見よ!この美しき重斬刀の構えを。これだけで選ぶに値する。フハハハハ、ブリッツめ、私に出会ったのが不幸だったな。今日が貴様の最後よ! 見よ!必殺ステップリロード! ドゥイーンガチャン ドゥイーンガチャン ドゥイーンガチャン(ステップしながらリロードする音。当たり前だが攻撃にはなっておらん。


で、負けた。


…正直使った事が一桁なプロトジンを使う蛮勇を犯したのが悪かった気がする。と思って席を立つ私。するとかのリアルルナマリア(まぁ男ゆえにルナマリオかもしれんが)が乱入。どうするかと思えば、全く完全に一点の迷いなくプロトジンを選択。

…恐るべき男よ、ルナマリオ。私はここから貴様の戦いを存分に見させて貰おう。戦闘開始-エンゲージ-。華麗なバーストショットと格闘でブリッツを圧倒するルナマリオ。コスト半分残して勝ちよった。つうか、圧倒というよりはむしろ手玉に取っておった。ブーストゲージゼロでドッスン着地しそうなところを敵ブリッツの射撃タイミングを完全に捉えて横格闘で回避しつつ斬り刻むという荒業まで披露してくれた。

恐るべき男よ、ルナマリオ。で、逆側を見たらブリッツ男が帰っていった。誰も待っている様子は無い。フム。では戦争を始めようか、諸君。モラシム隊出撃! プロトジン発進せよ! フハハハハ。これだ。これが見たかった。のう清十郎。まさにこれこそ戦争、これこそ地獄よ。弾雨を掻い潜り、砲火の下を疾駆し、戦車に吸着地雷を貼り付ける。無論戦車の機関銃がこれでもかと撃ってくる。フハハハハ、例えここで私が倒れようと、次に続く者が貴様を殺すであろうぞ。

これぞ戦争、これぞ地獄よ。そうではないか、清十郎よ。「貴女もなかなか酷い人ですね」今更何を言う。「ええ、前から知ってますが」フハハハハ、さぁやるぞ戦争屋ども。弾が切れるまで撃ち合い、弾が切れたら抜刀し、刀折れ矢尽きようとも、我が両拳が貴様を殺す。貴様の拳が私を殺そうとも、殺してやろうぞ。戦闘開始、エンゲージ!

フハハ、ブリッツを墜としただけはある。銃の腕は一流だな、ルナマリオよ。だが剣の腕は私の方が上だ。貴様の方から近付いて来たのが運の尽きだな。フハハハハ、今日の重斬刀はいつもより血に餓えておる。食らえぃ! プロトジン霞二段斬り! プロトジン重斬衝! プロトジン抜き胴! フハハハハ、重斬刀よ、貴様も斬る相手がいて嬉しいか!

と、ハイテンションに戦闘しておると覚醒するルナマリオプロトジン。フ、やはりスピード覚醒か、と思っておったらビクンビクン痙攣しながら超高速移動を始めるルナマリオジン。まさか、この技は……! さいたまっはか! どうやら私は貴様を侮っていたらしいな、ルナマリオめ。だがヒゲの力を甘く見るなよ! 覚醒せよモラシム! 行け! さぁぁぁぁいたまっはァァァァァァ!

フハハハハ!誰が覚醒コンボなど入れてやるものか!そんなものは戦争とは呼べぬ! さぁ我がプロトジン抜き胴で倒れたルナマリオジンよ! 立て! 立ち上がれ! さぁどうした? まだコストが200減って覚醒ゲージが無くなっただけだぞ。かかってこい! ゲイツを出せ! 強機体に変化しろ! 足を修理して立ち上がれ! 銃を拾って反撃しろ! さぁ夜はこれからだ! お楽しみはこれからだ! 早く! ハリー! ハリー! ハリー! ハリー! ハリー !ハリー! 楽しもうぜ、戦争を!!


とまぁ私の脳内は完全にアドレナリン全開である。結局、プロトジン霞二段斬りで勝利。その後CPU戦になったのだが、30秒ほどたってもルナマリオは現れぬ。むぅ、いなくなったか、と思ったその瞬間、CONDITION RED。フハハ、次はどう出る、ルナマリオよ。


チームB
ザクウォーリア(ライブ仕様) ラクス
ムラサメ オーブ兵


フハハハハ、ルナマリオめ。私の予想の上をいきよった。だが戦闘開始直後、建物の陰に隠れるルナマリオ。…奴らしくもない。毎回毎回開始直後から急接近してくるというのに。…………まさか、この行動パターンは!




















流れ出すQuiet Night C.E.73恐るべき男よ、ルナマリオ。まさかこの手に出るとはな。全く、これほどまでに恐ろしい男がこの街に住んでいたとは。しかもこのザク普通に手強い。プロトジンの腐ったステップじゃ横3グレネードがかわせん。だが我が重斬刀は貴様の血を欲しておる! 食らえ、プロトジンフルスイング!

































キュワーン(敵ザクが覚醒した音)





































































受け止めただと!?














これは…まさか……パワー覚醒か! ええい、ルナマリオめ、恐ろしい男よ! 覚醒一回でプロトジンを一機産業廃棄物にするとはな! クッ、まさか敗北するとは。恐るべき漢よ、ルナマリオ。

んで、その後グーンを選んで乱入したのだが、何せグーンに至っては一度も使った事が無い為、どうしようもない。普通に敗北。すると後ろに頭の悪そうな連中が立っておった。塾高生だ。取り敢えず席を譲り、ルナマリオ側に回る。乱入するJダガーL。コスト270の万能機だ。同じ低コストとは言え、200と270とはサタン様と天津飯ぐらいの差がある。

だが逆境などルナマリオを活かすだけよ。戦力ゲージが半分も減っておらぬというのに、もう塾高生は戦力ゲージほぼゼロ、ダガーも瀕死だ。で、保険援軍。予想通りよ。さぁ行くぞルナマリオよ!

フン、誰が高コストなど使ってやるものか。ディンを出せ! 我らの力を存分に教育してやる! 泣いたり笑ったりできなくしてやるぞ!という訳で陵辱プレイ。戦闘経緯は、なんというか、もう陵辱プレイとしか言い様が無い。ルナマリオザクに華麗に翻弄されるダガーカワイソス。結果、コストを半分残して勝利。流石にこれは酷い。

で、又乱入。相手はフリーダム一人。ま た 保 険 援 軍 か 。仕方ないからハンデとしてラッシュ覚醒を選択。するとルナマリオも判ったものよ、パワー覚醒を選びおった。で、当然と言えば当然だが、大変残念な事になるフリーダム。必死に逃げるフリーダムにラッシュ覚醒して神速マシンガン10連射連打。フハハハハ、逃げられまいよ。BD持続はこちらの方が上なのだからな。

するとルナマリオは戦いの儀式でこちらに覚醒ゲージを譲渡。ファハハハハハハハハ。そこまでして犠牲が欲しいか、ルナマリオよ。そうまでして生贄を求めるか、ルナマリオよ。そうまでしてこやつを血祭に上げて欲しいか。良かろう。食らうが良い。マシンガンの怖さを骨の髄まで教育してくれるわ。

だがそれだけでは終わらぬぞ。塾高フリーダムよ。マシンガンの怖さを教育されるだけで終わると思っていたのか? スピード覚醒さえすれば格闘コンボが入れられると思ったのか? 自分非覚醒vs相手覚醒の方が自分覚醒vs相手非覚醒より勝率が高い私を知らなかったのか? スピード覚醒格闘をシールドガードする事が趣味の私を知らなかったのか? フハハハハ、スピード覚醒で格闘を入れようとするフリーダムがディンの格闘の中で一番弱い横格で吹き飛ばされておるわ。



まぁ、その後ラゴゥが保険援軍してきて負けたのだがな。一応もうちょっとで勝てるところまで行ったのだが。具体的に言うと、あと散弾銃一発。が、やはりザクの戦闘能力が響いたか、ルナマリオがやられてしまった。私の援護も悪かったかな。あとそろそろ連勝補正が目に見えて来る頃だったしな。

まぁ、良い。フハハハハ、盛り上がってきよったわ。血が滾ってきよったわ。フハハハハハハハハハハハ!




と、脳汁出まくりの記事だがこの辺で終わる。

弾幕ゲーかよ

2007年02月06日 03時03分40秒 | 連合vsZ.A.F.T.
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は訳あってすごく脱力しておる。


昨日久しぶりにゲーセンに行ったのだ。んで、相手が普通に下手だった故フリーダムでニコイチしてやろうかと思ったのだが、久しぶりと言ってからややしばらく久しぶりにフリーダム使った為か、負けた。というか負けかかったところで野良援軍が来て、一回勝ってその次負けた。それだけなら普通の話なのだが、何か違和感があった。負けた後すぐ家に帰ったのだが、違和感は残った。それで、色々考えてみて気が付いた。私がフリーダムの性能についていけてない。

いかん。なんという事だ。いかに野良援軍の生ストがフラフラと敵埼玉に寄って行ったり、一瞬でも気を抜くと見当違いの場所にいたりしたとは言え、これはいかん。いかん。練習せねば駄目だ、これは。

いや、北海道に行っていたとは言え北海道にいた時以外はちゃんと練習しておるのだが、その、なんだ、バスターとかいう違うゲームの機体ばっかりやっておったのがまずかった。地上戦とフワステ戦しかできんからな、バスター。しかも味噌炒飯機体だし。

で、そんな訳ですこしばかり焦りを覚え、二、三時間かけて560機体全部をサラっとやってみたのだが、プロヴィデンスが良かった。私のプロヴィデンスはドラグーンをあまり使わずガン攻め。ドラグーンで敵をよろめかせて埼玉キックとか。んで、なかなかプロヴィデンスもいいのうと思っておった訳だ。

ところが、だ。よく考えたらだな。全国大会、残った4強の内三組がプロヴィデンス入りだった。そして決勝戦。プロヴィデンス+ラゴゥvsプロヴィデンス+ラゴゥ。

……………

で、見てみた。んで一言。ああ、プロヴィデンス+ラゴゥ以外はカスだな。

で、プロヴィデンス戦術板を覗いてみた。ああ、やっぱりそうなのか。そうなのか。このゲームは結局機動戦士ガンダムドラグーンだったのか。と、激しく萎えた私は今までほぼ毎日欠かさずやってきた連ザをやる気が1ピコグラム未満になってしまいました、とさ。プロヴィデンス使って勝てなきゃ病気とまで言われておったしな。

確かによく考えれてみれば、今日のゲーセン、私以外は全員プロヴィデンスと何かだったからな。結局そうなのか。弾幕ゲーなのか。カプコンよ。いや、このゲームのキャラバランスを取るのが難しいのはよく判っておる。むしろカプコンの仕事は凄いと思う。ステップで誘導を切るという発想然り、ロックしてる敵との距離でブースト消費量が変わるという発想然り。本当によく考えられて作られていると思う。

ただ、な。確かに前作はフワステ正義生ストゲーだった。だが、アレはまだ機動戦士ガンダムだった。プロヴィデンスは微妙でなければならないのだ。プロヴィデンスがドラグーンを撒くと否応無しにジャンプを強制され、弾幕をかわしながら接近しないといけない。ところがフワステが弱体化した本作では近付こうにも近づけない。そんなもんガンダムじゃない。ただのもっさりシューティングだ。


と、凄い脱力しておる訳である。連合vsザフトは間違いなく私のライフワークだったからな。何だろう、この脱力感はスキーのジャンプ競技の本質に気付いた時と似ている。子供の頃はスキーのジャンプは喜んで見ていた。飛ぶのかっこいいし、何より飛行距離という明確な基準があった。冬季競技は明確な基準なんぞ無いに等しいからな。だから遠く飛べば飛ぶほど点が入るジャンプは見ていて好きだった。

だが、結局その好きだった気持ちは崩れ去った。何でって、結局スキーのジャンプは風ゲーなのだ。ほぼ全て風に集約されると言ってもいいぐらい風ゲーなのだ。その上案の定イエローモンキーが白人様に勝つのは良くないという事でルール変更。それまではいくら風ゲーとは言えいい風が来るまで待つ事が出来たが、今となっては完全な風運ゲーになってしまった。その脱力感にとても似ている。

しかもその上、最近封印してたとは言え私のライフワークの一つだった三国志大戦が完全に別ゲー化した挙句、私の住む呉は北朝鮮に相当する感じだ。弱さが。なんか増えた絵もどうでもいい感じのばっかりだし。もう飽きたよ、そういう路線は。というのばかりだ。SR陸遜に至ってはとても広い意味で陸遜じゃないしな。陸杭とかも居たが明らかにキャラ違うし。


あー。だるー。何か何もかもがどうでもよくなってきた。ライフワークが二つも同時に奪われるといくら鋼の精神と言うか氷の精神を持つ私でも流石にどうしようもなくだるくなってしまう。…ま、読書とか勉強に精を出すとするかな。ただ、その、なんだ。どうやら大学は勉強するところではないらしいというのは理解したがな。学生のみならず教員も含めてやる気ゼロだし。



まぁこんな(↑)事件もあった訳で、いかに大学が勉強に適さない場所か判ろうというものだ。つうか、真面目に仕事しろよ、非常勤も専任も、と思わなくは無い訳だが、大学じゃあ、しょうがないな(映画デビルマン風に)。とは言え、大学生は暇ゆえ、自習に励めば何ら問題なく勉強は出来る訳で自習に励もうと思う今日オノゴロ。



ところで昨日、ちょっと考え事をしておった。病気の事だ。一応私は鬱な訳だが、よく考えたら変だ。何で変って、普通鬱は健常者がなるものである。敏感だったりする人がなる訳だ。んで、私は異常者なのだが、異常者が鬱ったりするもんだろうか。…しないよな。普通。

とは言え去年特に後期は明らかに鬱っておったのだが、よく考えたら私の精神そのものはあんまり変化しておらぬのだ。んーむ、と考えておったのだが、もしかして犯人はお前か。清十郎よ。もしかしてと言うか、もしかしなくてもガチで清十郎だ。清十郎は言ってみれば私の片割れな訳で、奴が鬱っておったら当然私だって影響を受ける。

うーむ。いつも裏でコソコソしておる癖に。

人の業の深さよ

2007年02月05日 08時57分03秒 | 日記
あーつまんね(挨拶)。つまんね、とまぁそんな感じでネガティヴな私だが、ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。

んで何がつまらなかったって、中世とは何かというジャック・ル=ゴフなるGrandMaster悪人面のフランスの歴史家が書いた本なのだが、なんというか、酷い。中途半端にインタビュー形式だったり、表現が寓意的だったり、取り敢えずどうしようもない。

多分予備知識がいくらでもある奴、つうか博士クラスなら面白く読めるんだろうな。私は無理だ。そもそも専門は日本史だ。一応は。…と言うか、博士クラスにしか判らないん本そもそも出版する事自体が間違いな様な……まぁいいや。買っちゃった本は買っちゃった本だ。



ところで昨日、私はやっぱり異常者なんだなと再認識した。どうしたかって、元々あんまり好きじゃないというか割合嫌いだった奴がいたのだが、チャット中にやはりどうもこいつの事は嫌いらしいと確信した為、お前の事嫌いだからヨロ、という感じの何がどうヨロなんだという発言をしておった訳だ。

駄目な方向に裏表が無いんだよな。私は。嫌いな奴と嫌々付き合うぐらいなら最初からお前の事は嫌いだと宣言してしまうという著しく社会性に欠ける性格なのだ。こんな事だから友達が少ないというか、積極的に減っていくのだろうな。ただ、何せこの方が楽なものでな。当たり前と言えば当たり前な訳だが。嫌いな奴と付き合わなくなるんだからな。嫌いだと宣言されて付き合いを継続させる奴なんぞおらん。

ところが、だ。私の場合妙なものでな。嫌いな奴に嫌いと宣告しておけば、相手がそれを了解しなおかつそれでもまだ付き合う気がある場合、普通に付き合いは継続するのだ。だからいわゆるニートとも今も普通に会うし遊んだりする。一度嫌いだと言ったし、メッセンジャーは禁止だが。

要は一種の宣言な訳で、向こうも私が自分の事を嫌いと判っているから、私が「お前操作精度高いのはいいけど立ち回りがCPU以下なの何とかしろよ」といった感じで、まぁ、何と言うか、人としての尊厳あたりを踏みにじっても全然普通で、「っせーなー」と返ってくるだけである。

もう一人そんな奴が居る。ネット友人だが。そいつも私は一度しっかり嫌いだと通告したが、たまにメールのやりとりがあったり、(そやつが何処に住んでるのかは忘れたが)横浜来る時はうちに遊びにこいよ、などと言ったりしている。無論私がそう言っているのだ。彼の場合は、思想の関係上絶対に相容れない関係にあるのだが、思想を除いた人間性はお互い認めるところゆえ付き合いが続いておる。だからもう向こうも私も判ったもので、思想の議論になりそうになると必ずどちらかが「取り敢えずこの話は切ろうか」と言ってそれで終わらせるのだ。

この辺は多分妙だと思われるだろう。つうか、自分でもそう思う。嫌いだって宣告した相手、及びその逆と付き合いを継続させるというその神経が判らん。自分で自分が判らんよ、これに関しては。多分、私は究極的にはドライと言ってからややしばらくドライなのだろうな。ま、元が超特化型だからな。さしあたって、昨日の当事関係者(=私と相手を除く)約三名には迷惑をかけた。この場を借りて謝罪する次第。事によってはリアルで頭を下げるよ。



ただ、な。今回の場合、その場に居た奴なら判るんだが…実を言うと、私も向こうも、私が嫌いだと宣告する前は大した事言っておらんのだ。まぁ我が養母をビッチと言っておったものの、そもそもが常日頃公衆の面前でファックファック言いまくっとる奴ゆえ、奴がビッチとか言おうとも、1ピコグラムとて侮辱感を感じない訳だ。とは言え、最後の一押しをしたのもビッチだった。

結局何が気に食わなかったかって、そやつが集合の時に他の事してて来るのが遅れたりしてもまるで自分が正しいかの様な顔をしているのが気に食わぬとただそれだけなのだ。だがそれだけとはいえ、毎回毎回それを繰り返されるといい加減こっちもプッツン来る訳だ。明らかに嫌々付き合ってるのに付き合って貰えるだけ幸せに思え、てな感じもあったしな。件のビッチ発言直前も前者だった上にまぁ私に対してならともかく親族にそれかよとなって「あ、やっぱ私はこいつ嫌いなんだ」と確信してしまった訳だ。

まぁ、そのビッチ発言の前に、うちの養母がそやつの悪口をちょっと言ってた、なんて事を馬鹿話ついでにしただけだったんだが、まさかビッチと来るとは思っておらなんだ故、最後の一押しになったんだろう。実際、私も彼の過去の大変アレな実績を知っておる為、彼がこれから就く仕事を考えるとまぁ何と言うか不安でしょうがない。ま、他人事だからいいんだけどな。奴がしくじっても別に実害は無いだろうし。


しかしなぁ。どうしようもない。お前が嫌いだ、と宣言する方法がちょっとと言うか大分悪かったから一応その点は説明しておかねばな、という事で二人でチャットしたのだが、そりゃもう向こうさん鶏冠に血がのぼってどうしようもなかった。取り敢えず、私が折れるところは全部折ったのだが、逆に全部折ってしまって打つ手が無くなった。

ま、私があ奴を、少なくとも何しても自分は正しいんだみたいなツラぶら下げて歩いておる内は普通に嫌い故別に打つ手がなくなってどう、って話ではないんだがな。とは言ってもまぁ高校時代からの仲良しグループにそいつが属しておるゆえ、他の人に窮屈な思いをさせてしまうという問題はある訳だ。あー、見てるかー、おーい、見てるかー、ミリアムとかー。別に普通に私を切っても構わんよ。ただ切るなら切るとはっきり伝えておくれ。

ただ、今までの経験則上三日もたてば忘れてる様な気がしないでもないあたり人の業の深さよ。と言うか、常日頃自分が正しいという様な顔をしているの奴ってつまり私な訳で、それにしても人の業の深さよ。

戦国日本の戦争

2007年02月04日 12時34分27秒 | 社会、歴史
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。私は今日予定が入っておったのだが、その予定が立ち消えてしまってちょっと困っている。まぁ読書でもして過ごすと思うがな。しかし、いつまで機械だ機械じゃないだやっておるのだろう。イスラエルやアメリカみたいに民主主義が発達しておる国でそういう事で騒ぐならともかく、世界で最も成功した社会主義国家と呼ばれる日本はんな事やってる暇あったら他にやる事あるだろう。機械だの機械じゃないのとかいう問題があったって、時間は強制的に過ぎるんだから予算作らないと駄目だろ。予算作ってからでいいだろ、そんなもんは。

とか思いながら国家予算に民主党が欠席したとかしてないとかいう話を聞いておった訳である。しかしこれだからマスゴミ、プロ市民は嫌いだ。んな事騒ぎ立てる暇があったら他に騒ぐものあるだろ。それに今回の騒動、女じゃなくて男を例え話しておったら絶対問題にならなかっただろうしな。よって私は女だが女性専用車輌とかは嫌いだ。男性専用車輌も作れ。痴漢詐欺だって充分社会問題だ。


とまぁそんな風に昨日はぐだぐだテレビを見ておった訳だ。養母が今居るものでな、私はテレビは見ないが彼女は見る故にテレビが久しぶりに流れておった、という訳だ。そういえば、昨日マトリックス・レボリューションズとかいう俺様はカッコイイ絵が撮りたいんだよ!というオーラが全力で出ている映画が流れておったな。しかしあのスミスは良くない。あんな下手糞な声優にエージェントスミスをやらせるとは、ふざけたものだ。スミスが一番キャラ立ってる映画なのに。

ただ、既に三船隊長と愉快なアーマード・コアというか、マッスルトレーサーは終わっており、小僧が三船隊長のMTでゲートを開けに行く所からだった為、スミスに迫るキャラ立ちをしておる三船隊長の声は聞けなかった。ちなみに我が養母だが、マトリックスは初代マトリックスしか見ておらず、マッスルトレーサーを見て目が点になっておった。まぁ正直私もアレはちょっと流石にどうかと思いながら見ておった訳だが。


さて、掴みが長くなったが、なんかつな氏がmixiの方で歴史的知識を披露しておった為、我が霧島家も披露してみようと思う。戦国日本の戦争のお話だ。以下記述は清十郎。


・まずは刀の話

日本刀とひとくちにいっても職人が手打ちで作るものなだけに千差万別で、一人前の刀工が本気で打った名物から大量需要に応じて量産された数打ちまで色々です。無論、数打ちであれば、いかに村正の様な名工と言えど性能は落ちます。

当時、いわゆる雑兵の装備は『御貸具足』という、その名の通り大名が兵隊に貸し与えた装備です。貸りものな上に量産品とくれば当然、性能も残念な性能です。雑兵が腰に差していた刀も当然、安物ということになります。ですから、数打ちの刀は実際大した性能ではなかったでしょう。とは言え、どれぐらいの切れ味で、どんなものを斬れたかは良く判りません。

第一に、雑兵が差していた安物の刀が残っていないのです。安物だけに戦場で使い潰されたと一般にいわれていますが、とにかく残っていないのです。第二に、同じ刀でもその使い手によって、発揮する性能は全然違います。

例えば、日露戦争の時、日本の将校が軍刀で有刺鉄線を斬った際、刃こぼれしたそうです。これはもうどうしうようもない下手糞としか言いようがありません。刀は鋼鉄です。有刺鉄線は生鉄です。生鉄を斬って鋼鉄を傷付けるというのは、相当下手だったと言えるでしょう(ただ、この話に関しては、当時の軍刀はサーベルだった訳で、日本刀をサーベル拵えに直したものと考えられますが、本当に西洋のサーベルだった可能性もあります)。これは刀の刃が剃刀の様になっている事に起因しています。

逆に、現代でも兜割りをやった人が居たりする訳で、腕次第でどうにでもなる訳です。トリビアの泉で拳銃弾を斬ったのは有名ですが、あの時使ったのは45ACP(9mmルガーかもしれません)のしかも全鉛製のもので、鉛なら斬れて当然です。

しかし、その後機関銃と対峙した訳ですが、機関銃は機関銃でもアレは重機関銃。1キロ先の装甲車を軽く撃破できる代物で、戦車にだって装甲は貫通できなくても主砲の砲身を曲げるぐらいなら訳の無い代物です。ちなみに人間に当てると即死と言ってからややしばらく即死です。当たり前ですが。50キャリバー弾はその大きさからして桁外れですので。

しかし、実際の所は七発ぐらいはしっかり斬っていた上、それも刀の一番弱い部分で斬っているにも関わらず七発だった訳で、日本刀は少なくとも抜群の性能だという事は御理解して頂けると思います。

あの気配だと軽機関銃や突撃銃の5.56mmNATO弾などはフルメタルジャケット弾でも千発単位で撃ち込まないと折れないでしょう。倭寇に悩んだ明の当局も、「火縄銃よりもむしろ倭刀の方がヤバイ」と報告していますし、倭寇の後、明軍の制式装備の剣は日本刀に変わっています。



・実際の戦闘

しかし、実際の戦闘で刀が補助装備、なんとなればサブウェポンとでも呼ぶべきものだったのは事実です。日本の戦争はまず盾を配置します。これは人間が持つ盾ではなく巨大な遮蔽物で、西洋では胸壁に相当します。まずはこの遮蔽物を利用しながら槍衾ならぬ矢衾(火縄銃衾も)を形成しますが、流石にこれで決着は付きません。

この後は戦国日本、特に後期なら長柄槍を持った槍兵が前進します。西洋で言うとスイス傭兵で有名なパイク密集槍方陣に近いものですが、細かいところが違います。別に戦闘の流れに影響するほど大きな違いではありませんのでここでは述べませんが、基本的にはパイク密集槍方陣と同じものと思って頂いて結構です。

で、両軍の槍衾が接触し、まずは槍での戦闘になります。無論、矢は相変わらず雨の様に降ってきます。基本的に日本の合戦はこれで勝負がつきます。原則としては槍衾の強い方、槍隊がよく訓練されていた方が勝ちます。とは言え槍対槍で戦争は終わりません。

互いの槍隊の戦力が拮抗していたりした場合は、当然の帰結として槍を捨てての白兵戦となります。日本は密集槍方陣の強さで戦争が決まりやすい関係上密集槍方陣が非常に洗練されよく訓練されており、逆に白兵戦に移行しやすいのです。そしてこの白兵戦で刀の登場となります。何せ足軽の持つ槍は異常と言えるほど長い為、白兵戦では使い物になりません。となれば刀を抜いての白兵戦、という訳です。

火縄銃が日本の戦争で積極的に導入されたのは、敵味方の槍隊があまりに堅固すぎてなかなか突き崩せない為にその打開策としてなのです。ですから、グスタフ・アドルフの軍隊で有名な『砲が耕し騎兵が突破し歩兵が制圧する』の砲兵にあたるのが日本の弓隊、及び火縄銃隊にあたります。又、日本には訳あってで騎兵が存在しません(後述)。この為、突破、制圧も歩兵に任せられる為、どうしても白兵戦になりがちで、先の刀の話の際に雑兵の刀は使い潰されたと言うのはこういう訳です。

又、鈴木眞哉氏は負傷記録を元に論を展開し、刀は使われなかったとしていますが、この戦闘の経緯を見て判る通り、両軍入り乱れての白兵戦な訳ですから、ほぼ『刀傷=死』という結果を招く事になります。その為、一概に負傷記録が少ないから使われなかった、と言えないのはお判り頂けると思います。むしろ、使われなかったら刀が残っている筈ですから。



・日本に騎兵、砲兵が存在しない理由

西洋の戦史を見るといかに騎兵が重要な戦力か判ります。その機動力、突破力は驚くべきもので、ナポレオン戦争どころか二次に渡った世界大戦ですら存在していたほどです。しかしながら、日本に騎兵と呼べる騎兵隊が登場するのは明治を待たなければなりませんでした。砲兵もほぼ同様です。

何故か。それは、騎兵隊が活躍できる場所が非常に限られていたからなのです。日本は日本人ではなくても知っている通り山国と言ってからややしばらく山ばっかりです。ところで騎兵が活躍するに一番求められるのは機動戦に持ち込める大平野です。西洋は大平原が広がっていますから良いのですが、日本は何せ山国です。この為、騎兵隊なんぞを作ってもそもそも役に立てる場所がほとんど無いのです。

伊達政宗の騎兵隊は有名ですが、あの騎兵隊もどうやら騎兵隊ではなく乗馬歩兵、今で言う機械化歩兵(装甲擲団兵とも自動車化歩兵とも)で、馬の機動力を生かして戦術的有利な位置に移動し、下馬して強襲するというものだった様です。日露戦争の秋山騎兵隊と同じ発想ですね。大元となった理由は全然違いますが。ちなみに伊達の騎兵隊は毎回お家芸の様に使っていた訳ではないらしく、あまり存在は確認出来ません。関ヶ原や大阪城攻防戦の様な戦争でないとやはり戦術的機動性を発揮できなかったのでしょう。

砲兵が日本で発達しなかったのは、この騎兵の理由とほぼ同じです。砲兵が発達していた西洋ですらいわゆる歩兵砲、連隊砲といった人間の足の速さにまともについていける大砲が開発運用されるにはドイツ三十年戦争のスウェーデン戦争を待つ必要がありました。

平野の西洋でこんな具合ですから、ドイツ三十年戦争が始まった頃にはとっくに戦国なんて時代は終わっている日本、しかも山国の日本で発達する訳が無いのです。

それに日本の殆どの城は山城で、山城には大砲なんて全然役に立ちません。暴れん坊将軍に出てくる様な平城でなければ効きません。逆に言えば、平城だった大阪城の攻防戦で徳川方が大砲を日本では初めて大量に運用した訳で、戦国乱世があと100年50年ぐらい続いていたら日本でも砲兵が発達したでしょう。

軽量砲も開発され、対城塞だけでなく対歩兵でも砲兵が大いに活躍したと想像されます。ただ何せ山国ですから、ただでさえ鈍い戦略的機動性が更に消されるという事態になりそうですが。



・武田騎兵隊

では、有名な武田の騎兵隊は何だったのか。アレは、騎兵を輜重隊、つまり輸送隊として用いた戦略機動性に優れた軍隊だったのです。甲斐の馬は山で育つ為、登坂等の高度差のある行為を余裕で行えます。この馬を輸送隊として使用し、人間の足と手だけで移動しなければならない他国の軍隊とは次元の違う戦略機動を可能にしたのです。この為、「武田が来た? あー、山一つあっから一日はかかるだろ」と思っていたら半日で殺到されて終了、という様な事態が多発したのです。

武田の強みは攻めるにしろ逃げるにしろ圧倒的な戦略機動力で敵軍を翻弄できる点にあったのです。逆に言えば、長篠の合戦では完全に信長に追いこまれた形での戦争だった訳で、長所の戦略機動性を奪われた武田は負けるべくして負けたのです。鉄砲がどうとかは問題ではありません。武田も鉄砲隊を重要視していました。あの戦闘で武田が戦略機動性を発揮していたら、勝負はどうなったか判りません。

更に逆を言えば、日本で騎兵が発達しなかったのは戦術的機動性を発揮できない上に戦略的機動性も発揮出来なかったからと言える訳であり、戦国日本の軍隊が槍隊の力でほぼ決着がつく(少なくとも前期は)のは、戦国大名が機動性についての理解に欠けていたからではなく、戦略的にも戦術的にも機動性を発揮できる国ではなかったから、正面からぶつかりあうしかなかったのです。

西洋がもし日本の様な山々と言ってから更に山、といった場所だったらマウリッツの軍制改革までしか軍事技術の革命は行われず、現代戦の基本である電撃戦すら開発されなかったかもしれません。

エイリアン2とプレデター

2007年02月03日 17時41分52秒 | アニメ、ゲーム、映画等
今日の飛行機の搭乗員は腹を切って詫びろ(挨拶)。ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。昨日は更新無しだった訳だが、一昨日まで札幌のホテルに居た為ネット出来たものの、昨日は我が祖父母の家(っつっても昨年片割れが逝ったが)の家におった故全くットが出来なんだ。盗電しろよと思うかもしれんが、犯罪だからとかそれ以前に全く電波が飛んでおらぬ。よって不可能である。よって本日は昨日の分を含め特大ボリュームでお送りする。

ちなみに冒頭のは、まぁ、何と言うか、正直にかつ簡単に言うと、帰りの飛行機(ADO)の搭乗員が明らかに下手だったのだ。離陸直後から上げ舵したと思ったら下げ舵してみたり、下げ舵したら上げ舵してみたりと着陸する時大丈夫だろうなと不安だったのだが、どうにか無事に生きて帰れた。航空機の性能のお陰で。一昔前の飛行機だったらほぼ確定で脚が折れてた。


さて、先日話したエイリアン2だが、一つ残念に思う事がある。フロストの扱いだ。フロストは劇中登場する海兵隊の中で軍曹以外では唯一の黒人で、しかもほぼ初登場時と言える食事のシーンで

「おい、アルクトゥールスの女は悪くなかったな、覚えてるか?」
「フロスト、おめぇが抱いたのは男だぜ」
(アーハッハッハと笑う一同)
「いいじゃねぇかどっちだって変わらねぇよ
(更に大笑いする一同)

といった感じで積極的に駄目な方向にキャラが立っておった上、中盤の大気製造所で海兵隊の皆さんがボッシュートされるまでは結構な回数出ているキャラである。なのだが、大気製造所での戦闘シーンでは、最初の犠牲者ディートリックがエイリアンに襲われた時持ってた火炎放射器の引き金を思わず引きっ放しにしてしまい、お陰でフロストは丸焦げになってあぼーんしてしまうのである。あれだけ素敵にキャラ立ってたんだからもっと違う方向に死なせれば良かったのに。筋肉黒人が死ぬなんて皆判っておるのだし。


扱いの問題で言えば、バークの扱いにもちょっと不満である。彼は主人公リプリーと同じ会社の人間で、最初はリプリーの弁護士役を務めるキャラとして登場する。で、その後殖民惑星でエイリアンハザードが発生し、リプリーに随行するのだが、最初の方は結構素敵にキャラが立っておった。大気製造所で海兵隊ほぼ全員あぼーんした後、宇宙の母船に戻らん事にはどうにもならんという事になるのだが、その母船に戻る為の揚陸艇が間抜けにもハッチ開けっ放しで着陸しておった為エイリアンハザードであぼーんして大炎上するというシーンがある。

そこでかのハドソン君が「もうおしまいだよ、ゲームオーバーだよ! クソッ、どうすりゃいい! どうすりゃいいんだよ!」とヘタレ発言しておる所に「そうだな、焚火をかこんで歌でも歌うか?」なかなか見所のある発言をしておったりしたのだが、段々影が薄くなっていき、最終的にはエイリアンのサンプルを持ち帰る為にリプリーらを罠にかけたりして完全に悪役化した後、エイリアンの襲撃中に一人逃げて扉を閉めたはいいものの、反対側の扉からエイリアンが出てきて終了という駄目な扱いを受けておる。あんな素敵発言をしてたからにはもうちょっと違う死に方をしてもらいたかったのだが。


しかし、一つ疑問が無くは無い。バークはエイリアンのサンプルをとにかく持ち帰りたがっていた。ところが、バークが死んだ戦闘の状況から助かるには、全然違う場所にいるビショップに連絡を取らねばならない。何処かと言うと、まぁ、その、ごく判りやすく言うと、エイリアンの巣の向こうである。この状況で、エイリアンのサンプルを持ち帰るのを諦めても、地球に逃げるのは無理だ。バーク単独でビショップの所まで行かなければならないんだし。しかもバークは通信装備を持っておらぬから揚陸艇に乗ったビショップに迎えに来てもらう事も出来ぬ。

更にもしエイリアンのサンプルを持ち帰る事を諦めていなかったとすれば、生き残り海兵隊もしくはリプリー又はニュートンにエイリアン幼虫を寄生させ、その身体を持ち帰る必要がある。無論、その身体を奪取するにはエイリアンの巣のド真中に突入する必要がある。ただの人間に可能な芸当ではない。

その上大体にして、よく考えると設定がおかしいのだ。初代エイリアンでは、リプリーらの乗った普通の輸送船が救難信号を捉えて惑星LV426に着陸する。で、調査してみたところ、救難信号が出てたのは異星人の船で、しかもどうも救難信号ではなく警告らしい、というのだ。んで、異星人の船の残骸を調査してみると、エイリアンの卵があってエイリアンハザードとなる訳だ。

ところが、リプリーらの輸送船のマザーコンピュータが、この輸送船自体が元々エイリアンのサンプルを持ち帰る為に派遣されたもので、サンプルを持ち帰る為なら乗員の生死は問わないというのだ。んで、リプリーはふざけんじゃねぇぞこのファッキン会社が!という感じで船を爆破して救難艇で脱出する訳だ。

ところが、その救難艇が地球圏に戻ったはいいものの、誰にも気付かれずに華麗にスルーされ、明後日の方向にぶっ飛んでおったのを運良く救助されるのがエイリアン2の冒頭シーンだ。50うん年後にな。コールドスリープしておった故歳はとっていない、という設定である。んで、そしたら会社が本気で完全にエイリアンについて何も知らぬのである。むしろリプリーは精神障害者扱いされてしまうのだ。しかもその上、例の惑星LV426は現在惑星植民地とされており、続々殖民中というのである。


どこがどうおかしいとか言う必要が無いぐらいおかしい。それで、リプリーの弁護役を務めたバークが「こいつは利用価値がありそうだぜ!」とばかりに殖民惑星に指示を送り、住民に異星人の船の残骸を探検させるのだ。ところが、探検と言うから随分遠くに派遣したのかと思ったらそうでも無いらしい。探検はちょっとごつい車で行われていた上、「先週、山の向こうまで」と殖民惑星の連中が言っており、しかも最初にエイリアンに寄生された人が居住地区までエイリアン成虫に胸を食い破られる前に戻っているのだ。地球の裏側を探検、と言うよりちょっと遠足、みたいな空気である。まぁそれが原因でエイリアンハザードになって植民地が壊滅する訳だが。


しかし、おかしい。50年以上前に会社が知っていてそれも捕獲命令まで出していたにも関わらず、エイリアン2の同じ会社のお偉いさんは完全にマジで知らないのだ。つうか、知っておったらそもそも異星人の船の残骸を放置したまま殖民という蛮勇は犯さないだろう。いくら何でも。つう事はだ、2のお偉いさんは演技で知らない振りをしているのではなく、マジで知らないという事になる。では初代でエイリアン捕獲指令を出したのは一体誰なのか、という問題になる訳だ。


ここで我々は、ある一つの種族を思い出さざるを得ない。そう、奴らだ。奴らこそが黒幕だったのだ。そう、プレデターが黒幕だったのだ。何故か。私は最初、単純にバークが人間に擬態したプレデターだという結論を出していた。あの状況、エイリアンワッショイ状態を単独で生き残ろうと思える種族などプレデターぐらいであろうという訳だ。しかし、では何故プレデターがいちいち人間の社会に溶け込まなければならないのか、という問題が出てくる。

エイリアン2を注意深く見てみた結果、一つの疑問が浮かんだ。バークがやたらとリプリーを連れて行きたがるのだ。確かにリプリーはかつてエイリアンと対峙しておる。殖民惑星LV426との連絡が途絶えた以上、会社としてもエイリアンハザードの可能性を考慮に入れざるを得ないだろう。バークの言っていた通り、もしかしたらただの通信機の故障かもしれない。だが万が一に備えるなら、エイリアンの事を誰よりも知っているリプリーの同行を求めるのは当然だ。

だが、それにしたってバークのしつこさは異常だ。リプリーが剥奪された惑星航海士免許の復帰をちらつかせてみたり、「なぁこれはチャンスじゃないか」と口説いてみたり、とにかくしつこい。確かにエイリアンを知るリプリーの同行は望ましいが、リプリーはエイリアンに関する詳細な報告書を作成しており、バークは誰よりもその報告書を理解している。弁護士だったんだからな。それにそもそもここではバーク=プレデターという仮定で進めておるのだから、リプリーの同行など必要無い筈だ。プレデターは誰よりもエイリアンをよく知っている。

では何故か。ここで我々はエイリアンvsプレデターという映画に立ち帰らねばならない。何でも、あの映画がエイリアン及びプレデターのエピソードゼロなのだそうだ。ところで、あの遺跡はおかしい。何がおかしいかって、百年に一度しか使われぬのだ。もしプレデターが長寿な民族だと仮定しても、百年に一度、しかも三人だけしか成人の儀式(戦士の証=成人らしい)を受けないとはおかしな話だ。他のヒューノマイドが住む沢山の星に成人式ピラミッドを作っているとしても、百年に一度三人は流石に有り得ない。

となれば、この遺跡は特別な遺跡だと考える必要がある。つまり、あの遺跡は名門子弟専用ピラミッドだったのだ。こう考えれば、主役デターとヤラレデターの強さの差にも説明がつく。つまり、ヤラレデターは名門ゆえに金と権力に溺れたボンクラであり、一方主役デターはスポーツ万能で頭も家柄も良く、美形で女プレデターからモテモテな典型的な名門貴族的プレデターだったのだと考えられる。

実際、主役デターの腕は異常である。エイリアンの血液が強度の酸というのは周知の事実だが、ヤラレデターもその為に当てるごとに武器が駄目になっている。ところが、主役デターは違う。手裏剣を投げようが剣として使おうが、あまりに綺麗に斬る為、酸にやられないのだ。間違いなく稀代の手練れだ。

ところが、最終的にエイリアンクィーンを倒したのは主役デターの力もあったが、メインの役割を果たしたのはかの女だったのだ。あの最終戦を監視しておった族長達は唸ったに違い無い。人間は知らぬ間に恐るべき戦闘民族となっていた。少なくともプレデター達はそう考えたのだろう。以後、プレデターは地球人の監視を開始した。そして事実、プレデター1、2で人間はプレデターを最終的に撃破している。それも、プレデターの得意な肉弾戦で、である。

しかしプレデター達は理解出来なかったに違いない。プレデターをも撃破する優秀な人間と、ゴミ同然の雑魚人間の差は一体何なのか。そうした中で、プレデターを撃破したハリガン警部補らのみならず、エイリアンクィーンを倒したかの女はザ・エイリアンキラーと呼ばれ伝説、神格化されていったのではないだろうか。


時は流れ、プレデターは宇宙に進出した人間をいまだ監視していた。彼らは優秀かつ小柄なプレデターを選抜し、地球人社会に溶け込ませてでも監視を続行した。しかし、相変わらず謎は解けなかった。業を煮やしたある族長は、ここに至ってエイリアンキラー再生計画を企てる。人間とエイリアンを接触させ、戦闘データを取る事によって全てを明らかにしようというのだ。惑星LV426へとリプリーらの船を送り込んだのはこの計画によるものなのだ。

しかし、船は理由不明なまま爆散し、計画は頓挫した。次の船を送り込もうにも、下手にエイリアンと人間を接触させたら人間が絶滅しかねない、という穏健派の族長の影響もあったと想像される。そして50余年のち、リプリーが発見される。これはエイリアンキラー再生計画を企てていた者達にとって狂喜のものだったに相違無い。何せ、その女はエイリアンを宇宙の果てに吹き飛ばしたというのだ。エイリアンキラーの再来かもしれない。

バークがリプリーの弁護士となり、LV426のエイリアンハザードのお膳立てを行い、更にしつこくリプリーの同行を願ったのは、これで説明がつく。殖民惑星でのエイリアンハザードなら地球人が絶滅する事は無い。又、海兵隊を連れて行けば組織的な戦闘データも取れる。その上リプリーを連れて行けばエイリアンキラーの正体が判るかもしれない。だからこそバークはリプリーの同行を願ったのである。


逆に言えば、バークはリプリーを罠にかけた時点で彼女はエイリアンキラーの再来ではないと判断を下していたのだろう。自力でエイリアンのサンプルを持ち帰ろうという魂胆だったのではないだろうか。そう考えれば、あれだけわんさかいたエイリアンが、リプリーのエイリアンの巣への再突入時にほとんど居なかった説明もつく。バークが擬態を解き、端から端へとエイリアンをブッ殺して回ったのだ。海兵隊らの寄生された身体、つまりサンプルを求めて。

まぁ、実際のところ、リプリーはエイリアン2の最後でパワーローダーの力を借りたとは言え、タイマンでエイリアンクィーンを撃破した訳で、どうやらリプリーはやっぱりエイリアンキラーだったらしいな。