霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

【ACLRP】フォロワーの昔の愛機を再現して戦ってみた

2011年09月27日 01時38分31秒 | アーマード・コア
動画作ってみた。

ザ・インタビューズで、ツイッターのフォロワーに昔の愛機の構成を質問し、返ってきた答えを元に機体を再現して戦ってみたもの。作品はアーマードコ・コア ラストレイヴンポータブル。知らん人には面白くないかもしれんし、知ってる人も面白くないかもしれん。その逆もあるかもしれん。






もしくは

http://www.nicovideo.jp/watch/sm15723212

BIOSHOCK一番のキチガイと三流ライターの妄言の考察

2011年09月21日 18時16分35秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。つい先程バイオ4の難易度ノーマル一周目をクリアした霧島である。先日バイオハザード リバイバルセレクションが出たわけだが、バイオ儲の私としては買わざるを得ないという訳で、この間買ってきたのである。ベロニカなんてクソゲー移植する暇があったらリメイクバイオとバイオ0をHDリマスターして移植して欲しいのだが、残念ながらこの神ゲー二作は任天堂が一部権利を持っている為絶対に許早苗状態ともっぱらの噂である。

私はてめーをゆるさねーぞ、任天堂。

まぁ、そんな訳で買ってきて取り敢えず難易度ノーマルで一周した訳である。ツイッターでも言ったが、結論としては

1:モーゼルは至高
2:ウッドストックは正義
3:中折れ式リボルバーは神様
4:ショットガンはトレンチガンのが良かった
5:アシュリーは可愛い

というところである。あと、クラウザーはボス戦での強さに問題があると思う。ムービーナイフファイトだと滅茶苦茶強いのに。三、四回死んだぞ、あそこ。まぁベロニカはともかくとして4は神ゲーであるから、4をやった事が無いという人、及びバイオ儲の同志は購入をオススメする。元がゲームキューブのゲームだから、リマスターのお陰でかなり綺麗になっておる。

後、友人に質問する為にザ・インタビューとやらに登録した。これ。何か聞きたい事がある人は聞いてみるといいのではないだろうか(チラッ まぁ変な質問と言うか煽りには反応しないだろうけど。煽りで思い出したが、この間変更した注意書きに「短文のつまらん煽りコメは消す」と書いてたもののよく考えたら長くてもつまらなかったら消してたので、ザ・インタビュー追加と一緒に修正しておいた。

尚、コメントでも言ったが、最近フン族関係の更新をしておらんが別に更新する気がなくなった訳ではない。関連の書籍を入手して、今ちょっと読んでるところである。↓こんな本。



画像は「図説ローマ帝国衰亡史」と「フン族:謎の古代帝国の興亡史」だが、他にも色々借りてきておる。まぁ分厚い本ばっかりなので読むのにちょっと時間がかかりそうだから、その辺は勘弁してもらいたいところである。仮にも脳障害者なものでな、私も。あんまり脳に負担をかける事を続けるとすぐ駄目になってしまうのである。

あ~…あと、それから、気付いてる人もいるだろうが、実は先日アフィ厨になった。実は↑の画像リンクもアフィである。この間やっぱやめるって言っといて結局やるんかい、と言われそうだが、今回アフィ厨になったのは儲ける為ではない。ぶっちゃけて言うと、商品画像を用意するのがめんどくさいからである。

と言うのも、私は読んだ本の紹介とかやったゲームのレビューとかをよくやる。そういう時、文字+その商品へのリンク、というだけならまぁ簡単なのだが、やっぱり画像+リンクで紹介したいものも多い。しかしその場合、まずamazonのサイトを開いて画像を自分のPCに落として、ブログの画像フォルダに上げて、その上で「<img src=””…えーと、ブログの画像フォルダ開いてアドレスコピーして、んでimgsrcを囲って<a href=””、んで、えーとamazonの商品アドレスコピって~」とやる必要がある。

ぶっちゃけめんどくせぇのである。しかしamazonのアフィに登録すると、商品ページを開いて「このページへのリンクを作成する」をクリックすれば、それだけで画像付リンクのコードを作成してくれるのだ。私はそれをブログの文章にコピペすれば良く、非常に便利だ。まぁつまり、画像付リンクジェネレータとしてアフィを使っておる訳である。

そんな訳で、私の紹介した商品は今のところ一つも売れてないが、売れなくて当たり前なものしか紹介してないからな。しょうがない。↑の本だって高くてしょうがない上に読んで喜ぶ人殆どいない様な本だし。


さて、そんな事はさておき本題である。

先日、先鋭的近過去世紀末キチガイ都市ラプチャーを闊歩するゲームのレビューを書いていて思ったのだが、あのゲーム、様々なキチガイが出てくるのは既に述べた通りである。雑魚もキチガイだしボスもキチガイだ。しかしながら、一番のキチガイは実は主人公なのではないだろうかと思うのである。

ゲームを始めると、まず大西洋上で主人公の乗る飛行機が墜落する。んで、どうにかこうにか主人公だけが生存し、近くに見えた灯台(何だか何なんだかよく判らん、大西洋のド真ん中に立つ塔。これがラプチャーへの侵入口なんだが、こんなもん作ったら一発でアメリカやソ連にバレると思う。ラプチャーの存在を米ソから隠す為だけにラプチャー内で死刑を導入したって設定なのに)へ泳いでいく事になる。

んで、飛行機が墜落し、泳ぐところからゲームスタートである。画面は一人称視点になっており、主人公のジャックさんは見えない。Lスティックを使って海を泳ぎ、塔に流れ着く訳である。んで、塔の中に入り、潜水球に乗ってラプチャーに侵入する。この間、ジャックは終始無言である。何も言わず黙々と塔まで泳ぎ、塔の中を突き進み、潜水球に乗る訳だ。

軽く異常者である。

一応、飛行機墜落で溺れかけた感じでぜぇぜぇと喘いだりはするが、ただそれだけだ。と言うか、ジャックさん、飛行機に乗ってる時「お前には可能性がある、私が親父とお袋に言われた言葉だ。正にそれが、その通りだったのさ」と呟く以外一切喋らない。ちなみにこの時も一人称視点で、この直後飛行機が墜落し、泳ぐ事になる。

んでしかも、例の超能力(プラスミド)を使える様になる注射器を見つけると誰に言われた訳でもなく注射する。アトラスという人が「君を助ける」とか言いながら無線で話しかけて「恐縮だが、私の家族を助けて欲しい」と頼んでくると一も二もなく承知(ジャックは何も言わないがストーリーの流れからして承知したっぽい)する。

又、ラプチャーを作った男ライアンが「お前は誰だ?CIAか?KGBか?」みたいな感じで聞いてくる時も、ジャックは特に何も言わない。まぁ言ってもライアンの性格からして聞く耳持たないのは確定的に明らかだが、ライアン配下のキチガイ達が目前のガラス戸を割ってジャックを殺そうとしている状況で、彼は誤解を解こうともしないのである。

結局アトラスが部屋のロックを解除してくれて事なきを得るのだが、このジャックの行動は異常と言わざるを得ない。発売から相当経ってるゲーム(そもそも2がもう出てる)な上にストーリーも大した事のないゲームだからネタバレしてしまうと、ジャックがこういう行動に出るのは、元々ジャックがアトラスの為に製造された人造人間だからである。

ジャックには、「恐縮だが~~してくれないか」と言うとどんな事でも従ってしまう暗示がかけられており、だからこそアトラスが恐縮だがライアンを殺してくれないか歴史に残る恐縮な名言を発した時にも素直に従ったのである。又、超能力注射器を何の躊躇いもなくぶっ挿したり、普通に超能力を使って戦えるのもラプチャー製暗殺向け人造人間だからである。

しかしながら人間なので自由意志がちゃんとあり、「恐縮だが~~してくれないか」と言われない限りその指示に無条件で従ってしまう事はない。又、ラプチャーに居た頃の記憶は消し去られており、普通の人間としての記憶が埋め込まれている(だから冒頭で親父とお袋に言われた言葉を思い出してた)。まぁ大体こういう設定である。

その暗殺者をラプチャーに送り込む方法が飛行機事故でその事故でジャックが死んだらどうすんだとか、ラプチャー内部で「恐縮だが、ライアンを殺してくれないか」って言えば済むじゃねーか(アトラスの目的はライアンの暗殺、家族は実際にはいない)とか、まぁ色々矛盾だらけの設定だが、その辺は一応置いておくとしよう。メリケンに細かい仕事が出来るとは私も思っておらん。

問題は、ジャックには自由意志があるという事である。後半、ジャックとライアンが直接対峙するイベントがある。最初はジャックを米ソの回し者だと思ってたラプチャーの主ライアンもこの頃になると「あ、こいつアトラスの刺客だな」となっており、「よく考えてみろよ、おめーの記憶本当かよ」「恐縮だが、座れ!立て!回れ!走れ!」とやってくれて、ついにジャックは自分が操り人形だった事に気付く、という流れのイベントがある。

つまり、ジャックもこういう形で指摘されれば、今まで自分が不自然な行動を取っていたという事に気付ける程度の知能と自由意志を持っておるのである。しかし思い返して欲しい。確かに、ジャックはアトラスに「恐縮だが、家族を助けて欲しい」と言われ、それに従った。しかし、飛行機事故に遭っても無言で泳ぎ、黙々と塔の中を歩いてラプチャーに侵入したのは「恐縮だが~」とは別である。

更に言えば、例の超能力が使える様になる注射器を発見してブスッとやったのは自発的である。アトラスが「恐縮だが、その注射器を自分に挿してくれ」と言ったのではない。自分で勝手に注射したのである。つまりこれらの異常行動はアトラスの暗示によるものではなくジャック自身の意思、性格によるものと考えるべきである。

一応、シナリオライターがインタビューで後から(これが又三流ライターなんだ)「躊躇なくプラスミド注射器を使ったのは、あらかじめ教え込まれてるから」と語っているが、矛盾である。何故なら、ジャックには曲りなりにも自由意志があるのだ。だからこそ「恐縮だが、座れ!立て!回れ!走れ!」とやられて、自分の意思とは別に、からだがかってにという状態になり、そこで自分が操られていたと気付く訳だ。ならば、何で俺あんな注射いきなりしたんだろうと考えない筈が無い。

注射というだけでヤバそうなのに、その注射器に入ってるのは謎の赤い液体である。健康に良いとか書いてある錠剤が机の上にあって何気なく飲んだら、実はそれが超能力獲得用アイテムだった、というのではない。明らかに健康に悪そうな赤い液体を自ら注射しているのだ。明らかに挙動不審であり、流石にこんな事を躊躇無くやったら自分でも変だと思うはずなのだ。

これはどういう事であろうか。

そう。

ジャックこそBIOSHOCK一番のキチガイだったのである。

世紀末近過去キチガイ都市ラプチャーに生まれた彼は生まれながらにラプチャー色に染まっており、明らかにヤバそうな注射をしたりしても全く気にしないし、乗ってる飛行機が落ちても「これでわしゃ3度目だぞ。人生で3回も飛行機で墜落するなんてそんなヤツあるかなぁ」「2度とテメーとはいっしょに乗らねえ」程度にしか思わないし、大西洋に謎の塔があっても「せっかくだから俺はこの赤い(ryというノリで入っていってしまうのである。

ジャックを生み出したアトラス自身、恐縮だが、ライアンを殺してくれないかという名言を生み出したある意味最も極まったキチガイの一人であり、ジャックの親とも言えるライアン(ジャックはライアンの遺伝子を元に作られた)もライアンで世紀末キチガイ都市を作り出した男である。ジャックは、この二人のキチガイの血を受け継いだスーパーエリートキチガイであり、BIOSHOCK世界で一番のキチガイに育つのは必然だったのではないだろうか。


最後に、例の三流ライターのインタビュー記事をちょっと解説して終わりたい。インタビュー自体を載せてもいいのだが、それを判りやすく要約したサイトがあった(ここ)のでそこから引用する。

このトリックの真相が明かされるシーン、即ちJackがRyanと遭遇するシーンだが、ここでの演出が非常に重要となっており、かなり試行錯誤した結果こういう風にされたそうだ。ここでのポイントは、このシーンが第三者視点のムービーではなくプレイヤー視点で行われる事と、Ryanを殴り殺す行為がプレイヤーには行えないという点である。

つまりゴルフクラブを渡されたプレイヤーに対して「Ryanを殴り殺せ」という命令が出て、それをプレイヤー自身が行うのではなく、全てはプレイヤーの意思に関わらず勝手に行われてしまうように演出されている。Ken Levineはこのシーンを”プレイヤーに対する最大の侮辱”と称しているが(ゲームの最も基本的な行為である”自分で操作する”という作業を奪ってしまうから)、このシーンの持つ意味とその狙いとは、かなり表現が難しいのだが以下のように解釈出来るだろう。

Ken Levine(引用者注、例の三流ライター)が仕掛けたどんでん返しとは、ゲーム内のキャラクタであるJackだけではなく、プレイヤー自身もマインド・コントロールの状態にあったという事をここで思い知らせるという点にあった。

Ryanの命令に抵抗出来ずにただその通りに彼を殴り殺すしかないこのシーンの意味とは、

「貴方は自分の意思でこのゲームをここまでクリアして来たつもりだろうが、実はそうではない。これまで”何々をしてくれ”という命令に沿って貴方が進めて来た行為とは、今目の前で起きているRyanを殴り殺す行為(プレイヤーの意思とは関係なく行われる)と同じで、貴方の自由意志で行われた物ではない。単にゲームにマインド・コントロールされていただけであり、貴方はここまでゲームをクリアして来たのではなく、クリアさせられて来たのだ。」

というのをハッキリと示す事にある。最後に来て「貴方の今までやっていた事はこれと同じだ」と、完全にプレイヤーの操作を奪うという形で示し、操られていたのだという事実を鼻先に突き付けているのである。

Ken Levineは「それ以後の"Would you kindly"(引用者注、「恐縮だが~~してくれないか」)の呪縛から逃れた所からが、プレイヤーの(ゲーム的に言えばJackの)意思によって進められる真のゲームのスタートになる」としている。


多分、このケン・レビンは真性のバカである。「貴方は自分の意思でこのゲームを~~」とあるが、ぶっちゃけ、ゲームってそういうもんである。と言うか、そうしないとゲームとして成立しない。自由度が高いと言われるオブリビオンやらGTAやらだって、結局、レベルを上げたきゃ敵を倒したりしなきゃならんし、話を進めたかったら既定のクエストをやらねばならんのである。

実際、「それ以後の~真のゲームのスタートになる」と言っているが、実際どういう展開になるかって、指示を出すキャラがアトラスからテネンバウムって奴に変わるだけであり、相変わらず話は一本道だ。オブリビオンやGTAの様な、見せ掛けの自由度すらありはせん。一応マルチエンディングになってる(EDが二つある)が、それにしたって上の命令で作ったものでライターは入れたくなかったそうであるからより頭の悪さが際立つ結果になっておる。

私は、見せ掛けの自由度を否定するものではない。じゃなきゃロマサガとか嫌いだ。ただ何にせよ、流石にここまで来ると中学二年生からやり直せとしか言い様が無い訳である。取り敢えず製作会社はさっさとこのライターをクビにして、虚淵玄でも雇うべきではないだろうか。

BIOSHOCK レビュー

2011年09月17日 12時22分44秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。空気を読む技術はいかに大事かを痛感している霧島である。と言っても、別に私が何かやらかした訳ではない。AOC記事やAC記事への2ch住民による凸を見るまでもなく、新規読者層が大量流入しており、私の最近の記事の書き方からして色々誤解している人が多い。

この日誌は、万人向けの、判りやすくて楽しいブログなどではない。

総統閣下の言を借りれば、どんな人間も湧き上がる妄想の泉を持っておる。その泉から湧き出た私の妄想を物凄い勢いでドボドボ流し込んだのがこの日誌であり、言ってみれば私の脳汁を人間に解読できる様日本語で言語化したものである。SIRENなんかやると、倒す必要のない場所にいる屍人(ゾンビみたいなもん)も見つけ出して殴り殺し断末魔を聞いてニヤニヤしてる私の妄想であるから、それが良性のものな訳がない。

そういう意味で、私のサイトはアングラ的な方向を持っている部分がある訳であり、又、それ故に、私の敬愛する東方千年帝国協会の総統閣下とレイホウ大司狂睨下のサイトを元ネタとしているのである。まぁ、この二人は前から元ネタとして紹介しておるのだが、これは「何か都合の悪い事あったらウチのせいにすんだろクソが」と捉える事もできる訳であり、お陰でこの日誌が続くかぎり、昔の様にレイホウ大司狂睨下のサイトに書き込む事も、ツイッターで総統閣下をフォローする事も自粛する毎日が続く事になり辛いのだがそろそろ脱線が酷いので話を戻す。

要するに、本来このサイトはより黒く、より暗く、より反社会的でなければならぬのである。私の妄想がそういう性質である以上はな。普通、そういうのは隠したりしてやるものだが、そこを敢えてフルオープンにするところに可笑しみがあると考えているのであり、だからこそ割と痛い子なキャラを敢えて芸風として貫いているのである。

しかしながら、最近は新規読者層が多数流入しており(最近更新頻度が酷いから離れてってるけど)、又、一般向けの記事や攻略記事が多い為、空気を読めぬ連中が涌くという嘆かわしい状況になっておる。あ、2chの連中は又別な。部屋のダニとか、日本にとっての在日とかそういうのだから、アレは。問題はそもそも本文を全部読んでない連中とか、「デザイン糞」とか行ってくる空気の読めない連中だ。

たわけめが。

アングラサイトは見難くて当然である。

で、となれば、たまには黒い記事を書かねばなるまい、というところである。そこに丁度良く、最近やってたBIOSHOCKのレビュー記事構想案があったので、これに飛びついた次第だ。


ところで、この生物衝撃プレイ中、今の私はFPSをプレイできないと判明し、落胆した。髄膜炎の後遺症で脳が傷付いて脳障害者になったり、脳って基本細胞が再生しないから片端人生確定したり、そのせいで普通に就職して生きていくのは不可能と判明したりしても特に悲観せず、マイペースにやってきた(実際、むしろ障碍者手帳欲しいな~とか思ってる)のだが…

3D酔いという言葉を知っているだろうか。これは、3Dゲーをやってると乗物酔いに近い症状が起きるものである。乗物酔いは、三半規管が異常をきたしたのが原因だ。我々は、歩く時、走る時、皆「これぐらいの速度で動く」「次はちょっと速度を下げよう」「次は右に曲がろう」「ここで止まろう」という風に考えている。そして歩く時や走る時は、これが正確に可能である。というか出来ない場合、事によると障害者手帳モノだ。しかしながら、例えば友人が運転してる自動車はどうか。

「これからこれぐらい加速しよう」「こういう曲がり方をしよう」「どれぐらい減速しよう」。これらを考え実行するのは友人であって自分ではない。なので、予想とは全然違う事態が発生する訳である。真っ直ぐ進むと思ってたら曲がったり、加速すると思ってたら減速したりする訳だ。そうこうする内に、「次はこうなる筈だ」と構えてい三半規管が参ってしまう…まぁ、噛み砕いて言えばこんなところだ。詳しく知りたければぐぐると良い。

んで、3D酔いも似た様な理由で起こる。特にFPSは、キャラが前後左右に歩きながら視点も前後左右へフリーダムに動く上、視野が広いので非常に酔いやすい。私は比較的3D酔いに強い方で、FPSをやっていた時期も(短いが)あり、酔った事はなかった。正確に言えば、初プレイ時酔うのだが二度目以降は酔わないというタイプだった。

だが。

しかし。

BIOSHOCKで酔いまくったのである。どうやら、空間認識能力が著しく劣化してしまった様だ。考えてみれば、私の脳は事務処理能力とかに関係する様な部分、例えば反射神経なんかに関係するところが傷付いている訳で、空間把握能力も下がって当然である。やれるゲームの種類が減ってしまった訳だな。

ぶっちゃけ、一生私は片端のままと判明した時より今回の方が余程ショックだった。


まぁそんなどうでもいい事は置いといてBIOSHOCK(一応ホラーFPSらしい)である。

私は、一般的にFPS・TPSが好きではない。と言うか洋ゲーもあんまり好きではない。では何故このゲームに手を出したかと言えば、キチガイぶりが大変ヤバいからである。何せオープニングからしてヤバい。市長の演説と共に舞台となる街が映し出されるところまでは普通なのだが…街中で、いきなり主人公が幼女を襲うシーンが始まるのである。

空気供給管らしきパイプの中に逃げようとした幼女の足を掴んで引きずり出し、レンチを取り出す。そして慣れた様子でレンチを手で弄びながら「ウフフ」と言わんばかりに怯える幼女を舐める様に眺めるという大変犯罪的な雰囲気である。まぁその後、護衛のビッグダディ(さっきのリンクで出るパッケージに描いてある潜水服)と戦闘に入る訳だが、そこでも謎の青い液体を注射して超能力を使うという視覚に訴えかけるキチガイぶりである。

そんなゲームだから、世界観(と言うか舞台)もマトモではない。

世界は天才にとって狭すぎる、そう考える男がいた。芸術家の表現は世間の「良識」に潰され、科学者の発明も社会の「倫理」に束縛される。そして更には冷戦が開幕する。世界に絶望した天才ライアンは自らが認めた者達を引き連れ、大西洋の海底に、海底都市ラプチャーを建設。1946年の事である。

お前は一体何を言ってるんだという話だが、とにかく1946年に建設が開始されたと説明書には書いてある。まぁこの辺はSFという事で、そういう前提でやれ、というところであろう。んで、この海底都市ラプチャーで旧第三帝国の科学者によってADAMと呼ばれる物質が発見される。これを使えば遺伝子操作し放題、指パッチンで火を起こせるし観念動力だって使える、という物質だ。

これによってラプチャーの住民達の力は飛躍的に高まったが、問題が起きた。ADAMで遺伝子操作するとみんなしてキチガイになってしまう事が明らかになったのである。判った時には殆ど手遅れで、しかもフォンテインという男がラプチャー内で一大勢力を作り上げてライアンに反旗を翻し、ラプチャーは内戦状態に突入してしまう。そんな、キチガイとキチガイが血で血を洗う闘争を繰り広げる先鋭的世紀末近過去キチガイ都市ラプチャー。ここが本作の舞台である。

何せキチガイだらけであるから、ボスもキチガイ、雑魚もキチガイである。それに加えて舞台が海底都市というピンポイントで私を狙ったかの様な舞台設定。私はSF好きだが、中でも海中都市とか海底基地とかそういうのが一番好きだからな。沈没船とかも。キチガイワンダーランド+海底都市となれば買うしかない、という訳で購入に踏み切ったのだ。


本作の魅力は、やはり魅惑的なキチガイ達にあると言えよう。ローカライズ(洋物のゲームとかを、台詞を翻訳したりして日本国内向けに手直ししたりする事)を担当したのが、ローカライズの老舗スパイクであり、原作のキチガイぶりをこれでもかというぐらい的確に再現している。このゲームでは各所に配置されている雑魚(当然ADAM投与のしすぎでキチガイになっておる)がかなり頻繁に喋るのだが、それも全部日本語訳されており、しかも声優がかなり豪華なのだ。

なので、キチガイ達がいるエリアでは物凄い勢いでヤバげな声が聞こえてくるのである。このゲームのキチガイ達は一人で喋り捲る習慣があるので、「俺は十戒を全部守ってる!全部守ってるんだ!!(迫真)」とか言ってると思えば「深い海の底でも神はすべてお見通しだ…全てお見通しだ…」と絶望しており、と思うと「か~みは~お~れを~あ~いし~てる~♪」と歌い始め、挙句「この格好はアナタの為です!アナタの気に入る様に!」とか言い出すという大変念の入ったキチガイぶりである。

だが、正直に言うと、私はこのゲームをやって酷くガッカリした。と言うのも、ぶっちゃけて言うとSIRENの劣化だったからである。無論、これはFPSでSIRENはバイオ系アクションなのでゲーム性の話ではない。ルック&フィールやストーリーの話だ。

ルック&フィールは、一般的にはGUIについて語られる事が多いが、ゲームでこの単語を使う場合は少々異なる。ルックは「見た目」、フィールは「感じ」、つまり見た目&感じというこの単語は、読んで字のごとくゲーム画面から流れてくる雰囲気を表す単語である。画面に映ったキャラや背景、流れてくるBGM、キャラの声や台詞、効果音といったところだな。これらの要素によって、プレイヤーが感じる「ゲームの雰囲気」、即ち「ルック&フィール」が決まる訳である。

例えば初代orリメイクのバイオハザードなら、舞台はおどろおどろしく古い謎の洋館、敵としてぁーぁー言いながらうろつくゾンビが多数出てくる。BGMは恐怖を煽り立てるもので、銃を撃てば発射音と共に血飛沫が舞い、ゾンビに噛まれれば自キャラの悲鳴と共に血がモリモリ出る…バイオハザードではそういうのを総合して「恐怖」という「雰囲気」、つまりルック&フィールを演出しているのである。

んで、だ。

ぶっちゃけ、この程度のキチガイぶりならSIRENが五年前に通った道なのである。バイオショックと違ってSIRENの屍人はそこまで五月蝿くないが、その分視界ジャックしたりするとうっへっへっへ大変ヤバめな笑い声をあげてたりするし、何より日常生活をいびつな形で続けているというのがヤバい。

SIRENの屍人は、まぁ判りやすく言えばゾンビなのだが、正確に言えば神になりかかってる人間である。まぁこの辺は説明すると長くなるので省略するが、SIRENの舞台に存在する「赤い水」を一定量取り込むと屍人と呼ばれるゾンビの様な存在になる。んで、屍人になって間もない頃は人間的な感情や記憶をある程度残している。

なので、農作業や左官の仕事を続けようとしたりするんだが、あくまで「ある程度」残ってるだけなので、大変ヤバい。農作業ぐらいならまだいいが、前田母は謎の笑い声をあげながら包丁でまな板を叩きまくる(本人は料理してるつもり)し、元警官の屍人は攻撃してくる前に「諒解、射殺します」とか言ってたり(無論射殺を指示されたのは妄想である)、カツ丼か何か食べてるつもりでどんぶりに入った謎の赤いゼリーを食ってたりするのである。

唯一の生存者(と言うか帰還者)となる春海は特に屍人に気に入られており、小学校の校長先生は「春海ちゃんの匂いがするよぉ~」とか言いながら追ってくるし、生前友人だった前田娘は「は~るみちゃんが~ほ~しい♪」と歌いながら襲い掛かってくる。極めつけは、異変が起こってからずっと春海を守ってくれて、春海の為に自爆して死んだ(で、屍人化した)先生が屍人化後現れて「もう一人で何処にも行っちゃ駄目YO」とか言いながら襲ってくるのは大変ヤバい光景であった。

こういう、SIRENのキチガイ達に比べればバイオショックのキチガイ達はどうにもこうにもパンチ力が足りないのである。一億総キチガイ状態なのにも関わらず流通が死んでおらず、普通に買い物もできる(自動販売機からだが)し、戦闘になると「こいつの首をフォンテインに届けろ!受領書を忘れるな!」とか「神の前に屈服するのだ!お前の時の運は尽きた!」とか割と普通の事も言ってくる。無論キチガイじみた事も言うが、普通の事も結構言う。

これでは、キチガイ度においてSIRENに決定的な差をつけられているのは確定的に明らかであり、後発のゲームなのだからもっと先鋭的なキチガイを登場させるべきであったと言わざるを得ない。このゲームの出てくるキチガイのツートップと言えばやはり美容整形外科医のスタインマン先生と芸術家のコーエン先生だが、どちらも純粋に道を求め続けたが故に人の道を誤ったという程度であり、そこまで酷くはない。

無論、愉快ではあるがな。コーエン先生など、自分が爆殺した人間の写真を主人公に撮らせた上その写真の出来を大変気に入り、私と共に作品を作ってくれとか言い出すからな。自分を裏切った三人の弟子を倒し、その写真を撮り、コーエン自作の額縁に飾ってくれと言うのだ。これを遂行すると、私の最高傑作だと大喜びした上、トニック(主人公の能力を強化するスキルみたいなもん)をくれ、しかも主人公の敵のところへ連れて行ってくれるのである。

私個人はこういうキャラが大好きだが、ホラーで求められてるのはそういうキャラじゃねーから。

ギャグキャラやないかいこれ。

一方の美容整形外科医スタインマン先生は、普通に美しい顔を作っていたんだが美しさを求めすぎて色々おかしくなってしまった、という感じである。つまりどういう事かと言えば、最初普通の絵描いてたピカソが芸術を追い求めすぎたあまりお馴染みの意味不明な絵描く様になったという感じである。

又、ストーリーもSIRENと比べるまでもなくお粗末である。まぁ洋ゲー、しかもFPSにストーリーを求める事自体無理があるのであり、「フーン」でさらっと流すのが正解であろう。と言うか、このゲームのストーリーが魅力的とか言ってる連中は鳥山のシナリオで涙を流せる程度の脳味噌の筈なので是非ともFF13を最後までやるべきである。

矛盾も多いし、インタビュー見るとライターも三流と残念の極みと言わざるを得ない。ただまぁその分世界観はよく構築できており、60年代アメリカの雰囲気をよく再現しており(ラプチャー建設は1946年だが本編は60年代)、海底都市としての景観も大変綺麗でよろしい。ただ、まぁ何と言うか、海底都市という単語と60年代アメリカという単語が見事にマッチしないのはまだ「そういう前提でやれ」でいいとしても、ラプチャー各所が浸水しまくってるのは流石にマズイだろうと言わざるを得ない。

どっかのバルブから漏れてるんだろうなーというのならまだ話は判るが、ガラス張りの海底回廊でも、ガラスの割れ目?から浸水してるからな。水圧って言葉知ってるかという話である。「ネクサスは何故クソゲーか」でも言ったが、ゲームでも何でも、嘘を一度ついたなら最後までつき通す事が重要であり、こんなんでは世界観に疑問を持たれ、折角の海底都市が陳腐化してしまう。

まぁ、細かいところに気が回らないあたりがメリケンらしいと言えばメリケンらしいゲームとも言えるな。


尚、ゲーム部分は結構よくできておる。基本的にはFPSだが弾がそう多くなく、又敵が非常に堅い(ヘッドショットしても大抵一撃では死なない)事もあり、細けぇ事はいいから頭撃ちゃいいんだよでは辛い場合が多い。むしろ、ADAMを使った遺伝子改造で得られる超能力も組み合わせて戦うべきである。後、セキュリティシステムをハッキングして味方につけたりな。

なので、FPSがあまり好きでないプレイヤーにも割と勧められる一品ではある。FPSと言うよりは、FPSの移動&射撃システムを採用したアクションRPGといった趣のゲームだ。難易度が上がってくると、銃を撃つより敵の死体をテレキネシスで投げ飛ばす事のが多くなるこのゲームは、FPSである必要はあったのかと問わざるを得ない。まぁFPSじゃないとメリケンは買わないので、洋ゲーアクションである以上必然なのかもしれんが。

色々文句を言ったが、まぁ悪くないゲームではあると思うのでやってみて損はないとは思う。ストーリーとかの問題も、メリケンのゲームにゲーム性とグラフィック以外を求める奴もおるまいと考えればまぁ全然許容できる。ただ、このゲーム物凄く酔う(FPSの中でも非常に酔い易いとされておる)のでそこにだけは注意して欲しい。

霧島家読書案内

2011年09月12日 22時35分16秒 | 雑学
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。ここ何日か調子を崩していた霧島である。相変わらず左下の奥歯が痛くて食いしばってしまうのと、それによって引き起こされる頭痛、又、使えねぇ精神科医によるストレスあたりが原因であると思われる。本日、12、3時間ぐらい寝た(さっき起きた)お陰か大分回復した。

そう言えば、なんか読みにくい苗字の大臣が辞任したそうである。「福島行ってきたけど死の街だったよー」とか言って、マスゴミから野党から総出で叩かれて。まぁ、彼を擁護する人の気持ちも判る。そんなどうでもいい言葉狩りやってる暇あったら復興の為にどうすべきか考えろよって事だろう。それはそれで一理あるからな。

ただまぁ個人的には、自民党なりみんなの党なりが「福島行ってきたけど死の街だった、民主党と東電の野郎滅茶苦茶しやがって」って言うのならともかく、下手人である民主党が死の街発言はちょっとまずかったんじゃねぇのと思っておる。お前がやったんだろうよ、という話だな。だからと言って辞任するまで叩くのはどうか、もっと建設的な事をしろというのはその通りだが、現状で建設的な事というと解散総選挙以外思い当たらないのが当霧島家の公式見解である。


さて今日は、本当は今やってる「BIOSHOCK」のレビューでも書こうと思っていたのだが…りっかさん(2の18乗氏)が片道二時間の電車通学をしており、以前は暇だというのでゲームをしていたらしい。が、日経新聞電子版を親が申し込んでくれたから今度はそれを読もう、という訳だ。

良くない。実に良くない。

はっきり言って、日本の新聞なんてものはろくでもない代物であり、読むんなら最低限数社の新聞を読み、更に各記事の裏を取るべくgoogleで検索をかけたり関連の本を読んだりすべきである。程度にもよるが下手に知識ついてるよりは無知な方がよっぽどマシと考える当霧島家では、新聞の購読自体を推奨せぬのである。

無知は偏見なしで学ぶ事ができるが、下手にものを知ってると偏見が出来るからな。ニュースを得る為に新聞読むんだったら、ロイター通信やら共同通信読んでた方が余程良いというのが私の持論である。ホームページ持ってるから無料で読めるしな、あのあたりの会社は。基本的に新聞各社の報道って通信社から引っ張ってきてるのが多いし。

で、日経新聞を読めるという事は字を読めるという事であり、つまり本を読めるという事である。世の中には私の日誌すら見ただけで眠くなるというナイスガイ(レディ)が沢山存在しており、そこまで行かずとも、ネット上でなら沢山の字を読めるしエロゲも出来るが本は読めない、という人も多い。泉こなたとか。

しかし、彼は本を読めるのである。ならば、この世には読むべき本がいくらでもあるのは自明であり、それを勧めるのが私の義務ではないかと考えたのである。私は自分の事はクズだと思っておるしどうしようもない人間であると思っておるが、だからこそ他人をもっと良い道に導きたいとも考えるのである。まぁお節介という事だな。

そこで、今回は読書紹介などしてみたいと思う。私の蔵書から、出来るだけ一般人向けの本を紹介する。


●鉄腕ゲッツ行状記

ゲッツ・フォン ベルリヒンゲン(Goetzens von Berlichingen)著、藤川芳朗訳 白水社

以前から何度か触れている、"鉄腕"ゴットフリート・フォン・ベルリヒンゲン、通称"鉄腕ゲッツ"の回顧録。彼は宗教改革とかドイツ農民戦争とか、中世が終わる間際の時代に生きたドイツ騎士であった。実際、"中世最後の騎士"こと皇帝マクシミリアン一世の二十歳年下なので、昔ながらの騎士の最後の世代に属する。日本風に言えば幕末の最後の士風を残した世代とか、室町武士の最後の士風を残した世代、とかそんな感じ。

彼が鉄腕と呼ばれる所以は、文字通り義手をつけた戦士だったからである。バイエルン継承戦争で右腕を失った彼は、普通ならそこで戦争をやめてしまうところでなのに鋼鉄の義手を作成、それをつけて晩年(享年82歳)まで戦い続けた。この義手が又精巧に出来ておりボタン操作で物を握ったり開き手にしたり出来た。

ちなみに、この義手中に大砲が仕込まれたりはしていない。又、三浦氏によれば元鷹の団の某ガッツ氏と鉄腕ゲッツに関連は無いそうである。否、無いそうでゲソ。

さて、ゲーテの戯曲「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」では、ドイツ農民戦争で農民側に立ち自由の為に戦ったドイツの英雄として描かれており、実際、ドイツではそういう姿が一般に知られておる。そんな鉄腕ゲッツ自身による回顧録がコレな訳だが…以下ネタバレ。

フェーデについては以前述べた。ここで。そして鉄腕ゲッツこそ、フェーデを使って金品強奪、誘拐&身代金獲得を繰り返した稀代のナイスガイだったのである。又戦争好きであり、大義名分もクソも無いアレな戦争にも出かけていっては暴れまわっておった。しかも常勝不敗ではなく、むしろ失敗したりする事もあるし投獄される事もある。

だがへこたれず脱獄し、彼は懲りずに暴れまわり続けた。ドイツ農民戦争後は抑留生活を送り、「もう二度とフェーデしません」と誓約書を書かされ、これでようやく終わりかと思えばカール五世に従ってトルコ戦争に従事すると彼の不屈(広い意味で)の精神は誓約書程度ではどうにもできなかった。

そんな"盗賊騎士"、鉄腕ゲッツの回顧録の訳出版である。読む場合は、先にゲーテの「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」を読むと、より「ちょwwwwwwwwwwwwwwお前wwwwwwwwwwww何やっとんwwwwwwwwwwwwwwww」となって楽しめると思われるが、現在市販されている本でゲーテのこの戯曲を読めるのは潮出版社の「ゲーテ全集」だけの模様であり、こちらを私は読んでおらんので訳がつまらん可能性もなくはない。注意されたい。


●傭兵の二千年史

菊池良生著 講談社現代新書

菊池良生はなかなか面白い本を出してはおるが、欠点もあるので難しいところではある。その中で、個人的にオススメなのがコチラ。傭兵の二千年史とは言っておるが、実質中近世傭兵史でありタイトルは出版社が売れやすい様勝手につけたと推測される。まぁ出版業界では大変よくある話である。

著者は現在明治大学の教授。早稲田大学院出でドイツ・オーストリア史が専門。特に関心があるものとして本人が挙げてるものが、ハプスブルク家はまぁともかくとして傭兵、近代郵便制度、警察制度割とフリーダムであり、大変好感が持てる教授である。この辺は実際非常に重要でそれぞれ関連があるのだが、日本の学界はそういうのを軽視しがちだからな。

本書は、そんなフリーダムな中の人の感性に合わせてフリーダムな書かれ方をしておる。学者が書いた文章というのは、大抵学術的な小難しい書き方になるのだが、この本は平易に、判りやすい書き方をしておるのだな。まぁ、自分で書いたと思われる「主な著書・論文」が新書で埋め尽くされてるぐらいだから、流石といったところである。

全体としては、中世において傭兵がどう台頭してきたかを特にスイス傭兵団を使って解説し、又、傭兵の生態についてドイツ人傭兵(いわゆるランツクネヒト)を使って解説。又、中世~近世にかけて、中世の封建主義国家から絶対王制とか近代国家が生まれていく陰には、実は傭兵がいたんですよ~という内容である。

まぁその辺は本を読めというところだが、そういう難しい話を抜きにしても、独自の視点、と言うか知らん人にとっては目新しい視点で解説されている内容が盛りだくさんなので読んでて楽しい筈である。傭兵隊長を戦争企業家として紹介してたり、ランツクネヒトは自由をモットーとし労働組合を持ってた事、騎士だって主君に仕えてばっかりじゃなく傭兵として戦争をやって稼いでいた事、色々目から鱗な話が書かれておる。

尚、ランツクネヒトについてはラインハルト・バウマンのドイツ傭兵の文化史が詳しいが、ちょっと専門書感が強くなりすぎるかもしれないな、こちらは。


●中世ヨーロッパの城の生活

ジョゼフ・ギース(Joseph Gies)、フランシス・ギース(Frances Gies)共著、栗原泉訳 講談社学術文庫

まんま、その名の通りの内容を持つ本である。イギリス西部、ウェールズ(例のロングボウ隊発祥の地)で11~17世紀まで実用されていたチェプストー城を例に、中世の城ではどういう生活を送っていたのかという事を紹介している。城の構造だけでなく、そこで暮らす人々の生活内容なんかも含めて、という事だ。

我々の世代の日本人にしてみれば、西洋式の城というのはドラクエとかFFに出てくるアレであり、ダンジョンマップとか街マップの一種という認識である。では、その城というのは実際にはどういう構造で、そこではどういう生活が行われていたのか、という観点で見ると歴史好きならずともなかなか面白い。

もう一歩踏み込んで言うなら、この本の一番いいところはこれ一冊で中世の城を舞台にした小説が書けるぐらい緻密で、何もかもを網羅している事である。まぁ歴史小説とかだとキツいが、ライトノベルのファンタジー小説とか、TRPGの資料としては充分と言える。

城の構造、城の奥方、城はどう切り盛りされていたか(例えばコックはどれぐらい居て、どんなものを城下町か購入していたか)、城で過ごす一日とはどんなものか、城主達の狩猟(中世貴族にとって狩猟は重要な食料確保手段であり暇つぶしだった)、城下町と言うか城下の農村はどんなんだったか、城で過ごす一年は四季ごとにどう違うか。そういった、中世の城設定資料集的な内容を見事に網羅しているのだな。

同じ作者が書いた類似の本として「中世ヨーロッパの農村の生活」及び「中世ヨーロッパの都市の生活」
がある。又、より中世社会全般について詳しく、と言うなら「中世の森の中で」(河出文庫、堀米傭三編)がオススメである。尚、この本は例にとった城がウェールズの城で作者がイギリスの歴史家というところから判るとおりイギリス及びフランスの一部の話が中心で、ドイツとかの話はしていないので注意。


●急降下爆撃

ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(Hans Ulrich Rudel)著、高木真太郎訳 学研M文庫

1941年、独ソは核の炎に包まれたついに戦火を交える事となった。その戦場に「悪魔」と呼ばれた男が二人居た。一人はエーリヒ・アルフレート・ハルトマン。終身撃墜数352機の撃墜王。そしてもう一人。ヨシフ・スターリンに「ドイツ人民最大の敵」と言わしめた男。アドルフ・ヒトラーから全軍で唯一宝剣金柏葉ダイヤモンド付騎士鉄十字章を手渡された男。

出撃回数2530回に及び、被撃墜回数も32回。戦車519輌を破壊、各種車輌800輌以上、100mm口径以上の大火砲100門以上、装甲列車4両を撃破、戦艦1隻、巡洋艦1隻、駆逐艦1隻、上陸用舟艇70隻以上を撃沈、航空機9機を撃墜。ソ連からかけられた懸賞金は現在の価値で約五億円。

男の名はハンス・ウルリヒ・ルーデル。ドイツが生んだ空飛ぶ悪魔である。

取り敢えずアンサイクロでも見ると良い。この本は、空の魔王ルーデル自らが書いた回顧録である。ただ、重訳(原文はドイツ語なのだが、これは英訳版のを更に日本語に直したもの)な上、日本語に訳したのが昭和27年。この本はその復刻版で、何一つ変わっていない模様である。なので、日本語でおkと言わざるを得ない文章でいっぱいだったりする。それでも、ルーデル閣下の猛威に触れられるという意味で、貴重な一冊と言える。


●科挙の話

村上哲見著 講談社学術文庫

科挙と言って何かわからん奴は義務教育さえ終わってれば流石にいない筈だが、要するに中華王朝で歴史的に行われてきた公務員試験である。これに合格する事によって、高級官僚への道が開かれていったのだ。

以前から何度か言っておるが、中世ヨーロッパというのは大変な田舎である。そして意外に思うかもしれんが、中華王朝は、長い間世界でも指折りの先進国であった。西欧で中央集権による絶対王制や官僚制が確立するのは17世紀あたりだが、中国は千年ぐらい早い。600年ぐらいにはもう、国家公務員試験たる科挙があったのである。

じゃあ、その国家公務員試験はどんな風に行われていたのか。試験運営の話だけでなく、受験する学生達がどんな風に勉強を頑張ったのか。試験に受かった奴はどんな人生を送ったのか。…まぁ、科挙の本というと大体こんな事が書いてある。ただ、この本のいいところはそういった表の話だけでなく裏の話も書いている事だ。

例えば学生がどんな勉強をしたかという点で言えば、当時の有力官僚に挨拶に行って取り入るだとか、そういう話である。他にも、受かった奴だけではなく落ちた奴の話も多い。唐を滅ぼした連中はその多くが科挙に落ちた連中であり、首都陥落時には積年の恨みとばかりに高級官僚を虐殺したりという話が載っておる。

尚、本書は絶版である。なので、今から買うなら科挙―中国の試験地獄 (中公文庫BIBLIO)をオススメしておく。こちらの方が読み物としての面白さ自体は上かもしれんな。


●文明としての江戸システム

鬼頭宏著 講談社学術文庫

江戸時代と言えば、長らく暗黒時代…とまでは言わぬものの、割と暗い時代と考えられ、描かれておった。武士がデカい顔をし、悪代官が農民を搾取し、町人や農民は飢えをしのぎながらどうにかこうにか生きようとする。それが開国、文明開化、近代化で一気に良くなった、そう考えられがちだ。

しかし最近、江戸時代の研究が進むにつれこういう考え方は改められつつある。江戸時代は時代が下るにつれて武士が貧乏になるだとか、市場経済と貨幣経済が世界的にみても非常に高いレベルで発展していただとか(経済学では有名な話だが、先物取引を世界で最初にやったのは大岡越前である)、そういう風にな。

この本はそういった最近の研究の集大成…とまでは言わんが、日本の歴史シリーズの江戸時代編という事で、江戸時代の社会構造を網羅した内容の本になっている。まぁ第一章を筆頭に学者にありがちな大変つまらん文章が多数見られるのは頂けないが、それを充分補うに足る情報量である。↑の「中世ヨーロッパの城の生活」を「中世ヨーロッパの城設定資料集」とするなら、この本は「江戸時代設定資料集」といった感じだな。

実際、内容はかなり細かく、例えば人口問題における結婚という話だけでも平均初婚年齢の地域差まで扱っている。更に平均結婚継続年数について述べられ、離婚の仕方、三行半(離縁状。離婚届みたいなもん。ちょっと違うが)には何が書いてあるか、と、かなり詳細である。こういうのに無駄にワクワクする人は購入を考えても良かろう。

但し、さっきも言ったが学者特有の大変つまらん文体が主なので、その辺は気をつけたい。


●武士の家計簿

磯田道史著 新潮新書

この本を読んだ事のない人でも、題名は知っているのではないだろうか。映画になったからである。一時期CMもやっておったしな。しかし、この本は小説ではない。もう一度言う。この本は小説ではない。ついでに漫画とかでもない。まぁ、世の中にはシャドウランの様にTRPGをゲーム化したらFPSになったという事例もあるので、こういう研究書が映画化するのもナシではないだろう。

江戸時代は、前にも言った通り時代が下れば下るほど武士が貧乏になる時代である。加賀藩猪山家も又、貧乏であった。猪山家は財政官僚であった為、他の武士の家と比べて詳細かつ完璧な家計簿が残っており、それを元に江戸後期から幕末、明治、大正までこの家がどの様な経済状態にあったかを調べた本である。

最初は多重債務で首が回らなくなってると言うか年収の二倍の借金っていう状態からスタート。家財道具から商売道具(財政官僚なのに数学の本まで売ってる)したり、その一方で「じゃあ何処をどうやってこれだけの借金が出来たのか」を検証したり。そういうのを通して、武士(士族)が実際にはどういう風に生きてたのかを調べたものと言える。

尚、研究者の書いた本でありながら文章は平易であり、なかなか読みやすいものになっておる。なので、普通の人でも読んで結構楽しめるのではないだろうか。


●天皇家の財布

森暢平著 新潮新書

天皇家と言えば、やはり愛子様がどうだとか、秋篠宮殿下がどうなさったとか、天皇陛下が何をなさったとか、まぁそういうのがニュースで流れる程度にしか、一般には認識されておらぬ。しかしながら、皇室の皆様もやはり人間であるからには金が無いと食料すら用意できん訳であり、生きていけない。じゃあ皇室はどういう風な財政状況にあるのか、という本がこれだ。

本来「天皇家」という単語が誤用である事は確定的に明らかだが(つうかゴールデンバウム朝とかだったら不敬罪で逮捕されるんじゃなかろうか)、この本の場合、「皇室」を一個の「家」として財政状況を観察する事により、面白い本に仕上がっている。その好例が、本書に出てくる天皇家の財テクというシュールな単語である。

皇室は、著者によれば個人事業主に近い財務処理を行っているのだという。個人事業主の場合、これは会社(店)の金なのか、家族の金なのかというのを明確に区別しなければならん。例えば、家族が居間で使うテレビを会社の金で購入していたりすると税務署がお怒りになられ、場合によっては、実名で報道される事態になってしまう訳である。

皇室も、鉛筆一本買うにしても公費なのか私費なのか、という区別を行わなければならない…そういう話が色々載っているのがこの本である。又、皇室資産とかについても述べられており、「戦前、皇室は多数のダービー馬を輩出した」という一節など、現代に生きる我々にしてみればシュールすぎて吹くレベルである。

世界最古にして世界で最も偉い王室(天皇陛下は現在世界で唯一の皇帝であり、又、教皇的な宗教権威者でもある)の日本皇室。その皇室の生生しい一面を見られる、新聞記者が書いたにしてはなかなかの良著と言える。

ACfA機体構築記事改訂のお知らせ4

2011年09月06日 19時38分22秒 | アーマード・コア
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。こんな感じで、二日三日に一回更新するのが健康にいいかなぁとか思ってる霧島である。この間のDWR-PGの記事を二連続で書いた後見事に調子を崩してな。やはり無理は身体に良くない様である。

昨日は久々の歯医者であった。昔の日誌を読んでた人なら知ってるだろうが、私は死ぬほど虫歯が多い人間である。と言うのも、昔呑んでたノリトレンという薬があるのだが、これ、唾液の分泌を阻害する。基本的に虫歯菌というものは唾液で殺すものであり、唾液が出ないという事はどれだけ真面目に歯磨きしようが口内は虫歯菌ワンダーランドという事であり、虫歯が大増殖したのである。

その癖私は歯が頑丈なので、どの虫歯も殆ど進行しなかった。虫歯にはC0~C4の各段階があり、C0、C1は自覚症状がなく歯磨きとか次第で治る虫歯。C2が冷たいものを飲むと沁み、C3は暖かいものを飲むと沁み、C4は常時ズキズキして夜も眠れない。私の場合、虫歯は出来るのだが歯が頑丈なせいでC1ぐらいの虫歯が大量に存在する状態になっておったのである。

しかし、足折って入院したり、薬の副作用と脳障害の相乗効果で精神的に末期だったりした為、歯医者になかなか行けていなかったのだ。最近ようやく歯医者に又行く事が出来る様になり(月一回ぐらいだが)、昨日歯医者に行ってきたのである。で、前からヤバそうと思われてた虫歯(左下の一番奥)の治療を行ってきた。

結論から言うとC4になってた。どうやら私の歯の頑丈ぶりは尋常ではないらしく、普通の歯医者なら抜くしかない状態だったんだが、歯医者がそう言うまで全く自覚症状がなかった。で、結果として神経が露出する一歩手前まで削ってきた訳である。麻酔を五回以上は足した長丁場治療であった。昨日は痛くて寝れなかったぞ。


さて、今日の更新はACfAの講座改訂続きである。と言っても、更新停止前に書いてた奴の流用が殆どだけどな。アドレスはこちら。

DWR-PG設定方法 後編

2011年09月03日 20時53分21秒 | 雑学
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。最近、我が敬愛する総統閣下の寺好きブログ、東方千年帝国協会を読み直している霧島である。昔に比べて私もある程度知識を増しておるので、読んでた当時は判らなかったネタも判って嬉しい限りだ。その一つに東方ネタがあり、「好きなキャラはゆかりん」と書いてあって同志よと深い感銘を受けた のは記憶に新しい。

まぁ、私の一位はルーミアor萃香で、三位が諏訪子、四位~六位を聖白蓮、八雲紫、紅美鈴が争ってる状態だが。この間ツイッターで、一位から三位について話したら「全部ロリェ」って言われ、四位から六位のキャラはロリじゃないから恥ずかしくないもんって言ったら「ストライクゾーン広杉」と言われた。まぁ私は幼女からBBAまで、キャラさえ良ければオールウェルカムだからな。

男キャラはショタかロマンスグレーだから結構狭いけど。

さて、私のキャラ嗜好という限りなくどーでもいい掴みでこの今日の記事に入る訳だが、まぁ総統閣下も「ブログは世界中に向けて発信する自己満足」と仰っておられたから別に良かろう。今回は、前回予想外に長くなってしまって前後編に分かれてしまったDWR-PG設定方法の続きである。尚、BUFFARO社の無線LANルータの設定方法というのは大体共通なので、牛の無線LANの導入の参考にはなるかもしれん。

かもしれん。

かもしれん。



●家でルータorアクセスポイントとして使う

前回の続きである。前回はこれを前提に、無線LANで一台目のPCとDWR-PGを接続したな。で、



こうなっておる筈だが、前回はLANケーブルを何処にも繋がなかったな。今回は、このLANケーブルを「壁からニョキっと生えてる生の回線」か「自宅のルータ」に接続する。「ハブ」でも良い。まぁ判りやすく図にすると



この三つの内どれかの様な配線にすれば良いのである。尚、判っているとは思うが、一番右の黒い「光回線とか」っての、回線によってはそこからルータに繋ぐ前に回線終端装置というのに繋がっている場合がある。その場合は、回線終端装置からルータ、もしくはDWR-PGに繋ぐ事。間違っても回線終端装置から回線を引っこ抜かない事。えらいことになるぞ。

ちなみに配線図その1はDWR-PGをルータとして使う場合、その2とその3はアクセスポイント(無線LAN蛸足マシーン)として使う場合だな。又、その3のDWR-PGからPCに繋がる線はLANケーブルではなく無線LANなので、実際には配線しなくても問題ない。

配線が終わったら、PCの前に戻ろう。ここで一つ言っておかなければならないのは、DWR-PGには自動設定機能みたいなのがついているらしく、差しただけでインターネットに接続できる場合がある事である。本来ならこの後解説する設定を行わないとインターネットに繋がらないのだが、ネット回線から送られてきた情報をDWR-PGが勝手に解析して勝手に設定し、勝手にネットに繋いでしまうのである。

なので、配線が終わってPCの前に戻ったらMSNメッセンジャーがオンラインになってても慌てない心構えが必要である。尚、何もしなくてもネットに繋がるならもうこれで終わりでいいじゃんと思うかもしれんが、二台目以降の接続やFOMA回線を使った接続にはどっちにしろ設定画面を開く必要があるので、取り敢えず設定画面を開くところまでは読んで実行して欲しい。

さて、スタートのプログラムからBUFFARO→エアステーションユーティリティ→エアステーション設定ツールでエアステーション設定ツールを起動。もしくは、インストール時に大抵デスクトップへショートカットが作られるのでそっちをダブルクリックして起動。尚、これから設定が終わるまでは、前回言った通り他のネットワーク接続機器は切っておく事。

又、ここから先はどうも、擬似ネットワーク接続機器生成ソフトの種類によっては、ソフトを終了させておいても邪魔される様である。具体的にはhamachiとかhamachiとかhamachiとか。なので、win7orVistaならスタート→コンピュータ右クリック→管理→左のデバイスマネージャ、winXPならスタート→コンピュータ右クリック→管理で出てくるデバイスマネージャを起動。「ネットワークアダプタ」とかそんな感じのカテゴリがある筈なのでクリックして展開し、怪しそうな奴を右クリックして無効



私の環境だと、Hamachi Network InterfaceとVirtualBox Host-Only Ethernet Adapterを無効にしないと繋がらなかった。ツールを起動して、次へを押したら「二つ以上の機器が起動しています」とか言われたら、無用なネットワークアダプタ群を無効にしていくと良い。まぁ判っているとは思うがついうっかり無線LANアダプタを無効にしない様に。どれが無線LANのアダプタか判らん場合は、何だ、ぐぐるか手当たり次第で。後、無線LANの設定が終わったらもう一度右クリック→有効をやっておくのも忘れないで欲しい。その機器orソフトが使えなくなる。

さて、検索が終わるとこういう画面になる。



政治的配慮により肝心の部分を見せていないが…今回、私の家の周辺ではBUFFARO製品を使っている人がいなかったらしく、我が家のDWR-PGしか見つからなかった。しかし、隣の家の人がBUFFAROの無線LANルータを使っていたり、甚だしくは、隣の家の人がDWR-PGを使っている場合複数の無線親機が発見されたと報告される。

そこで必要になるのが、前回確認した「SSID」だ。SSIDは、DWR-PG一個一個固有の名前みたいなもんである。なので、複数見つかった場合、本体裏面に書いてあったSSIDと照らし合わせて自分の機器がどれかを確認すると良い。どれが自分のか判ったり、一つしか見つからなかったりしたらそれを選択して次へ。で、設定画面を開く。

すると、「わいやれすあくせすぽいんと えあすてーしょん」とか書いてある簡素なページがIE(とかスレイプニルとか火狐とか)で表示される。右上に「ログイン」というのがあるのでクリック。ユーザー名とパスワードの表示を求められるが、購入直後はパスワードが設定されておらんので、ユーザー名を「root」、パスワードを空欄にしてOK。そうすると、無事設定画面へ到達できる。

尚、途中、「IPアドレスの設定が必要です」と言われた場合は「このパソコンのIPアドレスを設定する」をクリックする事。

で、設定画面の左側に「インターネット接続を行う(有線LAN)」というのがあるのでそれをクリック。すると回線を判別するので、「DHCPサーバーが見つかりました」と言われた場合は「DHCPサーバーからIPアドレスを自動取得する」をクリック。後は勝手にインターネットに接続する設定を自動でやってくれる。一方、「プロバイダー情報の設定」という画面が出てきた場合は、プロバイダーから送られてきた資料を見ながらIDだのパスワードだのを入力。次へをクリックすれば、やっぱりインターネットに繋がる。

以上でルータorアクセスポイントとしてインターネットに繋ぐ場合の設定は終了である。尚、↑の配線図でいうとその1はルータとして使っているが、その2とその3はアクセスポイントとして使っている。しかしDWR-PGのデフォルトの設定だと、どういう配線をしてもルータ機能はONのままである。

まぁルータが二つあっても別にそんな言うほどの不都合は無いのだが、場合によってはループと呼ばれる現象が発生し、ネット回線が使い物にならなくなる場合がある。なので、ルータ機能を切っておいた方が良いと言えば良い。設定も簡単だ。ルータ機能を切った後の設定が死ぬほど面倒なのでそういう意味ではあんまり推奨しない。

一応、切り方だけ紹介しておこう。設定画面(さっき「インターネット接続を行う」をクリックした画面)に戻り、上の方に「TOP」「Internet/LAN」「無線設定」といった感じで並んでるタブの内「Internet/LAN」をクリック。

すると画面が切り替わるので、今度は「Internet(3G/HSPA)」「Internet(無線LAN)」といった感じに並んでるタブの内「Internet(有線LAN)」をクリック。そしたら「接続ポート」というのがあってそこがルーターモードになっているので、ブリッジモードに変えるだけである。ブリッジモードに変えたら「設定」をクリックするのを忘れずに。


●二台目以降のPCをDWR-PGに接続する

さて、無事インターネットに繋がった事だし、二台目以降のPCを繋いでいこう。まずは前回同様、バッファローの「ダウンロード」からソフトウェアを落とす。…え? 何? ネットに繋げてないのにどうやって落とすんだって? 今この日誌見てるって事はネットに繋ぐPC自体はあるんだろう、それで落としてUSBメモリに入れるなりすればいいではないか。応用をきかさんか。

で、二台目予定のPCに落とした奴をインストール。そうしたら、一台目のPCでDWR-PGの設定画面を開いておこう。設定画面を開けたら、二台目予定のPCで同様登録を開始するぞ。win7の場合、スタート→プログラム→BUFFALO→エアステーションユーティリティ→クライアントマネージャVを押すと右下になんか小さい窓が出るので、そこの接続先の作成をクリック。適当に画面を進め、「無線接続先の作成」とか出て「自動セキュリティー設定」「手動設定」のどちらかを選ぶ場面に来たら今回は手動設定を選ぶ。

次は「セキュリティー情報を手動で入力して接続」。しばらく自動で検索し、検索が終わると見つかった無線親機一覧が出てくる。「SSID」で自分のDWR-PGを確認して選択し次へ。そうしたら設定画面が出るので、ここまで来たら一台目のPCの前へ戻ろう。「セキュリティーキーまたはパスフレーズ」を入力すれば後は完了である。じゃあこのセキュリティーキーなるものは何処にあるのかと言うと、DWR-PGの設定画面だ。

という訳で一台目のPCの前に行き、設定画面の上のタブ「無線設定」をクリック。すると、「WPS用無線セキュリティー設定」というのがあり、そこに「SSID」とか「暗号鍵」とかある筈である。この「暗号鍵」が「セキュリティーキーまたはパスフレーズ」にあたる。これを入力すればめでたく二台目以降も接続完了だ。

一方、XPはスタート→すべてのプログラム→BUFFARO→エアステーション→クライアントマネージャ3。そうしたらツールが起動するので「検索」。検索が終わると見つかった無線親機一覧が出るので、SSIDを参照して自分のDWR-PGを選択。後は↑と同様、一台目のPCの暗号鍵を入力すれば接続完了である。


●無線LAN機能が無いPCに繋ぎたい

無線LAN子機を買うのが一番である。amazonに行けば色々売っている。最近発売されたものであれば何でもいいと思うが、一応ルータorアクセスポイントのメーカーと同じのを買うと不具合が起きにくいとは言われているな。又、私はUSB式のを使っておるしそれが一般的だが、前回言った通り小さければ小さいほど耐久性は低いのでハードな使用には適さない。とは言え、でかいUSBは突き出して邪魔、とどうにも難しいところである。

例えばBUFFARO WLI-UC-GNMなんかは見ての通り滅茶苦茶小さい分耐久性は低いが色々と便利である。ノートPCに差したまま移動するのもやりやすい。その一方で簡単に発熱してしまう、という訳だ。私はデカいのと小さいのの間を取ってBUFFARO WLI-UC-G301Nを使っておる。パラダイス・ロストでも、巨乳や貧乳よりほどほどが良いと主人公が言っておったからな。


●家でルータorアクセスポイントとして使う(無線編)

今まで、有線LANを使用してのルータorアクセスポイント使用方法を説明してきた。しかし、実はコイツ、無線LANを使用してのルータorアクセスポイント使用も可能である。何を言ってるんだお前はと思うだろうから、又ぞろ配線図をば。



こういうの。何の意味があるんだこれと思うかもしれんが、まず第一に、大抵の無線LANルータ(アクセスポイント)は登録できるPCの数に上限がある。DWR-PGも、同時に六台までしか接続できない。なので、まぁ蛸足としての使用法が可能である。又、無線LANルータからPCがあまりにも離れている場合DWR-PGを中継局として使用する事により、電波を安定させる事が可能である。

やり方は、有線LANの場合と殆ど同じだ。配線(と言っても殆どやる事はないが)して一台目のPCをDWR-PGと接続。そうしたら一台目のPCで設定画面を開き、「インターネットに接続する(無線LAN)」をクリック。「家庭の親機に無線接続」を選ぶと無線親機を検索するので、自分の家の無線ルータをSSIDを使って判別し選択。後は暗号化キーを入れればOKである。暗号化キーは、↑で説明した暗号鍵みたいなもので、諸君の家のルータの説明書を読めば判別方法は書いてある筈である。


●家の外で無線LANルータとして使う(ドコモ携帯回線)

では、いよいよこの機械の本領、家の外でインターネットのやり方である。…とは言ってもここまでで設定の殆どは終了しており、後やる事と言えば設定画面をちょこちょこ弄るだけである。

ドコモの携帯回線を使ってネットに接続したい場合、まずは一度携帯とDWR-PGの電源を落とす必要がある。携帯からFOMAカードを取り出し、DWR-PGに差さねばならんでな。携帯のFOMAカードの差す場所は諸君の携帯の説明書を参照してくれ。DWR-PGの方は、電池カバーを外すと差すところが見える筈だ。そこに差し込み、電源を入れる。

そうしたらPCから設定画面にアクセスし、「インターネットに接続(3G/HSPA)」をクリックする。そしたら設定画面が出るので、「Internet接続に3G/HSPAを使用する」にチェックを入れる。そして、「接続方式」で、ドコモなり何なりFOMAカードを貰ったとこから指定された方式を入力する。わかんねぇ、という人はドコモショップなりサポートセンターに電話すると良い。

設定し終わったら、次へ→接続テスト。テストに成功したら万々歳だ。尚、接続方式わかんないけど電話するのめんどくさいから手当たり次第にやったれ、とやると、不正使用と判断されて最悪FOMAカードがロックされる。なので、ちゃんとサポートに電話すること。


●家の外で無線LANルータとして使う(その他フレッツスポットとか)

世の中には、フレッツスポットとか、Mzoneとか、そういう公共空間に無線LANを飛ばすというサービスが存在する。DWR-PGは、そういった公共無線LANサービスにも接続可能である。可能なのは「フリースポット」「フレッツスポット」「Mzone」「Mopera U」「ホットスポット」だ。やり方は簡単で、サービス提供地域に入ったらPCとDWR-PGを起動。

で、設定画面から「インターネットに接続する(無線LAN)」で、接続したいサービスを選択(フリースポットなら「FREESPOT」)。後はユーザー名なりパスワードなりを入れれば通信できる。



こんなところか。随分でかい記事になったな…疲れた。

DWR-PG設定方法 前編

2011年09月02日 19時52分01秒 | 雑学
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。東京帰郷中の同窓生の某海上自衛官と三日に会う予定だったのが、某台風のせいで彼の乗艦が避退停泊する事になり本人も急遽帰還、する事がなくなった霧島である。まぁ一人暮らしできるというただそれだけでも私は嬉しいので別に問題ない。これが今生の別れという訳でもないし、休暇は又あるだろうからな。呉の船だから、私が気合出せば休日に会いに行けん事もないし。

ゲームは相変わらずACFFばっかりやっておるが、昨日DWR-PGというのを買った。サイトのトップ画像には、謳い文句らしい「外でもドコモでらくらくネット」「ドコモデータ通信機能内蔵ポータブルWi-Fiルーター」とか書いてあるな。まぁ知ってる人でないと何のこっちゃさっぱり判らん文章だが、まぁ要するに持ち運び可能な無線LANルータである。

元々、私はLANは有線のみ(キリッという主義だった(まぁオンラインゲームするからってのが大きいけども)のだが…最近の私の部屋は電子機器が多い。メインのデスクトップPC一台、PS3一台までならともかく、サブのノートPC二台、XBox360一台も存在するのである。更に、会社から払い下げて貰ったサーバー用PC(予定)も含めると有線のLANケーブルのみでは色々カオスになってしまう。と言うか、現在進行形でカオスである。

まぁ、カオスな原因はケーブルとかより掃除しない私なんだが。

んで、いい加減これはもう無線LANを導入しようと思ったのだな。特に最近は、ノートPCを持って家の中を歩き回る事も増えたので、無線の必要性が高まっておるのだ。そこで無線LANについて色々調べた結果、コイツを購入する事にしたのである。搭載された機能が気に入ったからだが、これについてはインターネット回線に関する若干の説明が必要になるな。



これは、今作ったインターネット回線とルータの配線図概念図である。諸君の家も、工事する事によって近くの電線から光ケーブルを引いたり、ADSL回線を設置したりしてインターネットに繋いでおる筈で、壁からコードがニョッキリ生えている筈だ。まぁ最近の家は最初から光が引いてあったりもするが。その光回線なりADSL回線なりを、諸君はまずルータに繋いぐ。で、そこからLANケーブルを延ばしてPCに繋いでいる筈だ。

この図から何となく予想できる通り、ルータの基本的な役目は生の回線からの情報をPC向けの情報に変換する事である。PCから情報を発信する場合はその逆、PCから送られてきた情報を生の回線向けの情報に変換する、という訳だな。

ただ、諸君は疑問に思うかもしれん。ルータを介さずとも、生の回線を直でPCに繋いでもインターネットに繋がるという場合は往々にしてある。しかしルータを介さない場合、ネットからの生の情報がダイレクトにPCに来る。相応のソフトを入れて試してみると判るが、ルータ無しでネット回線に直繋ぎすると物凄い勢いでサイバー攻撃されてるのがよく判る。

これは、別に諸君が特別だからではない。ウィルスアタックなりハッキングなりというのは、大概手当たり次第に攻撃を仕掛けてセキュリティの甘いPCを見つけたら本気出すというものなのだ。しかもそういう無作為攻撃は手動ではなくパソコンによる自動作業で行われるので、諸君のPCにまで攻撃が及ぶのである。ルータは、ネットの生の情報をPC向けに変換する際、情報を解析したり加工したりするのでこの段階で攻撃を排除してくれるのである。

勿論ルータの存在意義はそれだけではないが、ネットの生の情報を、個人PC向けに最適化する機械が必要という理由は理解してもらえるだろう。だがしかし、↑の図の状態だと、同時に一台のPCしかネットに繋げない。普通のルータはこんな感じになっており、LANケーブルを差すところがいっぱいある。この写真だと四つある黄色いのがPCと繋ぐLANケーブルを差すとこだな。青いのは光回線とかADSL回線のケーブルを差すとこである。

しかし、ルータの機能はあくまで変換であって、本来のルータには光回線差すとこもLAN差すとこも一つずつしかない。その本来のルータの場合、PC向けのLANケーブルを差すとこは一つしかないから、当然、一台のPCしかネットに繋げない訳である。そこで登場するのがハブだ。

これはだな、えーと…まぁ要するに、アレだ。諸君の家でも、コンセントが足りないからってこういうの使って蛸足配線にしているだろう。ハブを使った配線は、簡単に言えばLANケーブル版蛸足配線である。ハブは蛸足延長コード(テーブルタップというらしい)にあたる。



で、ハブを使った配線図がコレ。判って貰えたと思うが、ハブとルータの役割は明確に違う。ルータの役割はネット上の生の情報を個人PC向けに変換する事、ハブは情報を各PCに分配する事である。まぁいつもどおり判らない人向けのはしょった説明だから判ってる人はどや顔コメを書かない様に。

ちなみに、多くのルータに多数のLANケーブル差込口があるのはルータがハブ機能を内蔵してるからである。当然、無線LANルータと呼ばれるものにも同じ機能が内臓されており、こちらはアクセスポイントと呼ばれる。


で、だ。有線しかない環境に無線LANを導入する方法は三つある。まず第一に、有線専門の現在のルータを、無線LANルータに交換する事。これは、サーバー用にわざわざ買った高い有線ルータを無駄にしたくないので却下。第二に、アクセスポイント、つまり無線版ハブを使って無線を飛ばす方法。こういう製品をパソコンにブッ差して、アクセスポイントにする訳である。

但しこの方法は、アクセスポイントとなるパソコンが常に起動していないとならない上、ハードな使用を続けると割と簡単に壊れる(特にこの製品みたいに小さい奴)のが問題である。パソコン常時起動に関しては、私はデスクトップPCを常時と言っていいほど起動しておるので問題ないが、沢山の機器に繋いでバリバリ使う事を考えると後者が問題だ。

でっかい耐久性に優れた奴もあるにはある。パソコンに接続するのでなく、ハブみたいにLANケーブルを差して、それがアクセスポイントになる奴。が、何か嫌だった。多分手軽にできるのが他にあるのにわざわざデカいのを使いたくなかったからである。そういうのって大抵無線LANルータだしな、ルータ機能切ってアクセスポイント機能だけ使う事もできますよ~って奴。

で、最後が、今回購入した持ち運び型無線LANルータである。

こいつの特徴は、まず、LANケーブルなり光回線ケーブルなりを差して据置型無線LANルータor無線LANアクセスポイントとして使えるという事。私の家には既に有線型ルータがあるから、ルータ機能を切ってアクセスポイントとして使えば良い。そしてここからが本命で、コイツ、ドコモの携帯に差さっているFOMAカードを差す事によってドコモ回線を使ってインターネットに接続可能なのである。

これにより、ドコモの携帯を持っていれば、外出中気軽にインターネット接続が可能となる。私はドコモの3G回線(携帯回線の速い奴)を契約しておるから、これで新幹線に乗っている間なんかもインターネットが出来る訳である。尚、FOMAカードの無い携帯はメールどころか電話もできない為、外出中頻繁に携帯を使う者には適さぬが家族以外からは電話もメールも月に一度も来ないという私の様な社会非適合者にはピッタリである。

ちなみにバロス・ウォード氏も船で使っておるらしい。彼は船乗りな訳だが、ドコモで契約しておいてこれを使えば、乗船中もドコモがサービスしてる範囲内ならネットが使えるという訳である。又、元々持ち運び用である為、私の様に京都と横浜、二つの家を行き来する者がどちらの家でも無線LANを使いたい場合、わざわざ無線LAN機器を二つ買う必要がない、というのも大きな利点だ。

で、昨日からコレの設定をやっておったのだが、正直一週間もしたらやり方を忘れている自信があるので、備忘録とアクセス数増加紹介を兼ねて、設定方法を記しておこうと思う。尚、判っているとは思うが、パケホーダイ(パケット通信定額制の料金制度)とかに入っておかないと架空請求クラスの値段を請求されるので注意が必要である。

又、どの定額制料金体系でも、大抵例外事項がある。なので、よく調べておかないとやっぱり架空請求クラスの請求が来る可能性がある。まぁその辺は、素人が調べるよりドコモショップに電話するのが一番である。DWR-PGを今度買おうと思ってるんですがうちの携帯のFOMAカードで大丈夫ですか、とな。


●品物が届いたら

まず本体を買って取り出したら、電池を入れる前にやる事がある。本体の電池カバーを外したところにシールが張ってある筈なので、それを見るのだ。そこに「SSID:うんたらかんたら」と書いてあるが、この「うんたらかんたら」の部分が本体の名前みたいなものである。いやまぁ製品名はDWR-PGだが、一個一個の固有の名前がこのSSID、と考えると良い。又、もう一つ、「SN:うんたらかんたら」というのも別の場所にあるのでそっちも確認。

両方を数字を確認したらこちらへ。どうやら開発中に使用していたPCがウィルスに感染しており、完成したDWR-PGも感染してしまっているらしいのである。多分その開発者は減給程度では済まない偉い目に遭ったと思われるがそれは置いといて、発覚後はウィルス駆除済みのものが販売されている。しかしまぁ、中古を買ったとか、新品を買ったとしても大分前に入荷したものだったとか、そういう場合は発覚前の、感染したまんま販売された奴だったりする訳である。

そこで、このページだ。ここの「4」に、シリアル番号(さっきの「SNうんたら」)を元に感染してる奴かしてない奴か判別するページへのリンクがあるので、それを使って調べると良い。もし感染していたら、対策も書いてあるから対策しておこう。

さて、次は電池を入れ、蓋を閉める。そうしたら、接続する予定のPCの内、最初に接続するつもりの奴でバッファローの「ダウンロード」からソフトウェアを落とす。この製品、CDとかがついておらず、ソフトは本体から取り込む必要があるんだがめんどくさいでな。ダウンロードしたら解凍し、dwrpg-launcher-110.exeを開く。後は画面に従ってインストールすれば良い。


●一台目のPCと接続(家でルータorアクセスポイントとして使う)

まずは、自宅で無線LANルータ、もしくはアクセスポイント(無線LAN蛸足マシーン)として使う場合を例にとり、一台目のPCをDWR-PGと接続してみよう。まず、DWR-PGを以下の様にする。



本体をクレイドル(空を飛ぶ奴ではなく)に差し込み、電源ケーブルを接続。LANケーブルはまだ接続しなくて良いが、切り替えスイッチは忘れない内に設定しておこう。今回は、ルーター(もしくはハブ)から伸びてきた普通のLANケーブルに差すつもりなので「INTERNET」にする。又、壁からニョキっと生えてる回線を差す場合も同様である。「LAN」にするのは、PCもしくはNAS(特殊なHDD)に接続する場合のみの様だ。

ここまでやったら、電源を入れる。「AOSS」というボタンの横の奴だ。尚、持ち運びの際うっかり電源が切れる可能性を考慮してか、三秒押し続けて起動、起動中に三秒押し続けて電源オフという仕様になっている。ポチッと押しただけでは動かないので注意したい。起動すると、ぴっぴこぴっぴこ点滅して初期設定し始める。点滅が終わって安定したら、先程バッファローからダウンロードしたソフトをインストールしたPCの前に戻る。

ここで注意しなければならないのは二つ。まず第一に、当たり前だが無線LAN機能の無いPCでは繋げないという事。別途無線LAN子機をお買い求めください^^ 又、別のネットワーク機器がPC内で動いてると設定が上手くいかないという事である。

まぁ判りやすく言うとだな、今は無線LANで接続しようとしているが、大抵のパソコンには有線のLAN接続機能も搭載されている。LANケーブルを差し込む奴な。これ、実は別々の機能なのである。この為、有線LANを使用している(LANケーブル差込口にLANケーブルを差して、インターネットに接続している)状態で無線LANの設定をやろうとすると、有線LANの接続機器が邪魔して上手くいかないのである。

なので、有線LANを接続している場合は外す様に。又、hamachiやvirtualBoxといった擬似ネットワーク接続機器生成機能を持つソフトを起動していても、障害が起こり得る。なので、この辺も切っておく必要がある。基本的には有線LANを外し、起動しているソフトを全部閉じればOKだ。又、ウィルス対策ソフト(ウィルスバスターとか)も邪魔してくる可能性があるので、一時的に閉じるか「プロテクションの停止」とかをやっておこう。

そうしたらいよいよ接続である。まずwindows7もしくはビスタ(笑)の場合。スタート→プログラム→BUFFALO→エアステーションユーティリティ→クライアントマネージャVを押すと右下になんか小さい窓が出るので、そこの接続先の作成をクリック。適当に画面を進め、「無線接続先の作成」とか出て「自動セキュリティー設定」「手動設定」のどちらかを選ぶ様に言われる画面が出たら、「自動セキュリティー設定」を選択(AOSSとか書いてあるでっかいボタンを押す)。

すると、「自動セキュリティー設定中の無線親機を探しています」と出るから、DWR-PG本体のとこまで歩いていって「AOSS」とか書いてあるボタンを押す。尚、本体には三つ点滅可能なランプがあるが、その一番下、「AOSS/DIAG」と横に書いてある奴。このランプが青く二回点滅するまで長押しする必要がある。で、PCの画面の前に戻ると勝手に接続してくれているから、気長に待つ。

接続が終わったら、「保存して閉じる」→「閉じる」の後、ネットワークの種類を選択して完了である。

一方、XPの場合。こちらは、画面右下のタスクトレイに「?Y」←こんな感じのアイコンが出てる筈なので、右クリック→かんたん接続→自動セキュリティ設定。で、進んでいくと「自動セキュリティ設定中のエアステーション親機を探しています」と出るので、やはり本体のとこまで言ってAOSSボタンを押す。この時、win7/vistaの時と同様、「AOSS/DIAG」が二回蒼く点滅するまで長押しする事。そうすれば、後は自動で設定してくれる。



疲れたのと、そろそろ一万字制限なので今日はここまで。続きは明日かな。