霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

ネットの情報力

2007年06月30日 21時38分38秒 | アニメ、ゲーム、映画等
さて、最近めっきり更新しておらなんだ訳だが、諸君いかがお過ごしかな。私は副作用なのか何なのか知らんがほぼ常時ピヨっており、大学も駅についてから二時間ぐらいが活動限界である。お陰で必修語学以外は全く出ておらん。いかんなぁとか思ってたら期末試験が目の前であり、大分ヤバめである。

やばいな。同じ学年で二回留年したらTA☆I☆GA☆KUだ。何としてでも切り抜けねば私の人生設計が根本から破壊されてしまう。



まぁそんな訳であんまりと言わず全く余裕は無いのだが、毎日毎日ここを見てくれている人達に悪いし更新しようと思う。が、今日は特にネタも無いから、ちょっと2chの話でもする。つうか2chのゲームのスレの話である。

2chに行けば、ほぼあらゆるゲームの専用スレを見付ける事が出来る。三国志大戦みたいに有名なゲームならいくつもスレが立っている事もままある。んでそのスレでは「~~が強い」だとか「~~は厨」だとか「~~弱すぎ。修正汁」とかそんな感じで日夜議論が戦わせられている訳である。

更に、人気のあるゲームだと、スレでの議論をまとめたwikiが存在していたりする。初心者にとってみればスレを読んでも意味不明でも、wikiを熟読すればそれなりに情報が得られてなかなか嬉しいところだ。


が。


スレにしろwikiにしろ、誰でも書き込めるものである。そう、誰でも書き込める。つまり、頭ん中が牛海綿状脳症になってそうな奴でも書き込めてしまう。

これが厄介だ。しかもそのゲームのトップレベルプレイヤー(以降ランカーとでも言っておく)というのはこういうスレやwikiには一切関わらないのが普通である。理由は判らないが、まぁトップを走る人間として、牛海綿状脳症のnoobにとやかく言われるのはすげぇ嫌だろうという程度の想像ならつくしな。

実際、私がやっておる三国志大戦もスレやwikiにランカーが居る気配は無い。なのだが結構ブログとかをやってるランカーも多く、初心者に色々教えてあげようという親切なランカーもいる。例えば弓を使わせれば右に出る者はいないアシミニ氏などは、アシミニ日記にて様々な戦術論を展開しており大変参考になる。

のだが、いくら日本人は世界的に見てもいい人が多いお国柄とは言え残念ながらDQNなんぞそこら中に転がっておる訳である。アシミニ日記は戦術解説以外にもその名の通り日記も兼ねておるのだが、以前アシミニ日記を見ておったら、彼と知り合いのランカー三人と自分、つまり全部で四人の内私大に通ってるのは誰でしょ~? というクイズを出しておった。

んでその次の日のアシミニ日記で、「私のみ私大です。個人的には公立>私立なんで、他の人の方が上って意識がありますね」みたいな感じの事を書いておった。そしたらその時の日記のコメントに、「大学がどうとか言ってますが、それは高卒が負け組みたいに言っているように感じられて非常に不愉快です」みたいな事を書き込んでる奴がおった。



敢えて言おう。(お前が)カスであると!



うむ、やはりギレン閣下の台詞が一番しっくり来るな。まぁそんな訳で、ランカーも自分のブログですらDQNに付きまとわれたりしてしまう。増してやスレやwikiは匿名が基本なのだから、余計に面倒だ。そんな訳で、そうそうwikiやスレには来ないのだな。

という事は、スレやwikiに書いてある内容の質、つまりクオリティがどうなってしまうかと言うと、割合結構大分かなり物凄く残念になってしまうという事である。


例えば、袁単スレ(袁紹軍単体デッキ専用スレ)で「袁単には袁兄弟が必須だよね!」とか書かれておったりするのである。何故袁兄弟が使えないカードなのかを説明すると長くなるからしないが、さしあたり一つ言える事は生まれてこの方全国対戦で袁兄弟を一度として見た事が無いというところだな。

他にも、「審配はどんなにピンチでも何とかしてくれるよね」とか言っておる奴がいる始末である。あれを使って戦果を上げられるのはド素人か、もしくは全武将が○○氏みたいな頭のネジが百本ぐらい飛んでる変態天才だけである。

wikiの方も、計略の効果時間とかの単純なデータは頼りになるのだが、解説となるとてんで役に立たん。むしろ初心者が読んだ場合、悪影響の方が多い。

何せ、流星デッキと傾国デッキを使わせたら日本全国探しても五本の指に入るiris氏がwikiのデッキサンプルを見て「え、これでどうやって勝つの?」と言ってしまうぐらいだからな。


とは言ってもまぁ三国志大戦は数あるゲームスレ&wikiの中でも最悪の部類に入るし、全てのスレやwikiが糞という訳ではない。例えば連合vsザフトのwikiは、まぁ問題が無いとは言えないものの、かなり高水準だ。

ただ、スレやwikiに来る人はいいところで上の下か中の上ぐらいである場合が多く、なかなかスレやwikiの情報はアテにならぬのが現実だ。だから、諸君が「よし、このゲームを真面目にやりこもう」と思った際、知人にランカーがいたらかなりの幸運である。教えを請う事をオススメする。実際、私もiris氏と友人でなかったら往時の腕は無かったのは確実だからな。



まぁ、そんな訳で、ネットはゲームを含め情報を調べるのに有用だがどうしてもある程度のレベルで止まってしまうという事を頭に入れておくと良いと思う次第である。

vs蜘蛛

2007年06月25日 20時53分51秒 | 日記
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は本日ゆえあって疲れ気味である。この調子で語学の予習復習ができないままズルズル試験までいくと今年も落ちそうな気配だから踏ん張らないとな。



さて。私は、もしバイオハザードの世界に叩き出されたら凄く嬉しそうに笑いながら殺戮に興じるようなアレな人間だが、これでも怖いものが無い訳ではない。ゾンビが出ようがタイラントが出ようがマフィアがトンプソンあたりを向けてこようが特に怖くはないのだが、それでも怖いものはある。




具体的に何が怖いかと言うと、蜘蛛である。

これでも昔に比べれば耐性はついた方なのだが、それでも蜘蛛は駄目だ。蜘蛛だけは駄目だ。いやまぁ、バイオに出てくる巨大蜘蛛は逆にデカ過ぎて蜘蛛と認識されないのだが。

それに、バイオの巨大蜘蛛はでかすぎる。あんだけ巨大だとあのいやらしい蜘蛛の巣なんぞ張れぬだろうし、何より隠れられない。正面から突撃するしか無い訳である。人間よりデカいしな、アレ。

取り敢えず蜘蛛は駄目なのだ。しかも実在の蜘蛛はどんなに大きくても箪笥と壁の隙間とか、机と窓の隙間とかに入り込めてしまうのである。一度蜘蛛を見てしまうと、まだ何処かに隠れているのではないかという疑心暗鬼にとらわれ、もう気が気でないのだ。


まぁ、こんな話をしたからには今日うちに蜘蛛が出たという事である。しかも結構でかい奴が。どれぐらいの大きさだったかと言うと、足も含めると携帯電話ぐらいはあった。

駄目だ。蜘蛛だけは駄目だ。蜘蛛を発見した瞬間からもう情けなくも声を出して逃げ、討伐すべくゴキジェットを取り出そうとしたのだが、私の知らない間に親戚が使い切っており、家に無かった。

蜘蛛め。この蜘蛛めが。私を本気にさせたな。


私は身支度を整えると東急百貨店へ突入。小さいゴキブリならば2、3秒で沈黙させられるハイエンド殺虫剤ゴキジェットプロ、そしてこのゴキジェットが効かなかった場合を考慮してあらゆる虫に万能に対応する虫コロリアースを購入。更にまだ蜘蛛が部屋に隠れている場合を考慮し、高威力バルサンを購入。

まぁ軽く四千円吹っ飛んだが、蜘蛛が私を本気にさせたからだ。何処かにまだ蜘蛛が隠れていると思うと駄目だ。寝れん。某園山氏が何だったかで飲んだ時は飲んだ直後意識を失い、気付いたら布団の上に倒れていたという某超即効性強力睡眠薬(何せ『就寝前』ではなく『布団に入ってから飲む』事が推奨されている)を3、4錠飲んでも寝れないのは確実である。

それどころか恐怖のあまり感覚がおかしくなり、服がちょっと肌とこすれただけで蜘蛛襲来と錯覚し、挙動不審になる有様である。酷い時は、何かの拍子に自分の息とかが肌に当たっただけでビクンビクン怖がるのだ。これは蜘蛛を抹殺せねば生きていけん。


で、対蜘蛛用ウェポンを揃えて家に着くと玄関の戸を開ける前にゴキジェットとアースを袋から取り出し、ダブルトリガーでガンパレード。廊下も含めてゴキジェットとアースの噴射で安全を確認しつつ進攻し、蜘蛛を取り逃したパソコン机に到達。

しかし奴の姿は無い。どこへ消えた。あらゆる隙間という隙間にゴキジェットとアースを撃ち込んで燻りだす手段に出た。箪笥と壁の間のみならず、姿見の後ろ、食器棚の下、電子レンジの後ろ等あらゆる場所に噴射する。だがいない。

まさかと思い、布団を入れている物置に向かう。そして布団の隙間に噴射。出た。奴だ。愚か者めが、一秒噴射しただけで自分から出てくるとは。食らえ!ゴキジェット&アースダブルトリガー!!

















耐えただと!?

このダブルトリガーで3秒も噴射されていながら元気に動き回る蜘蛛。こいつめが、ならば死ぬまで噴射してやるわ!

という訳で、10秒ほど噴射したら動かなくなった。

しかし長時間耐えたな。ゴキジェット単体だったら仕留めるまでにこれ以上の時間が必要になったかもしれん。ダブルトリガーにしておいて良かったというところが、それにしても奴は一体何という蜘蛛だったのだろうか……ゴキブリを3秒で仕留めるゴキジェットプロを食らいながらあれほど動くとは………


んで、その後バルサンを焚いて災いの芽も摘み取ったのである。しかし、アレだ。バルサンって要は殺虫剤を部屋の中に振りまくアイテムである。つまり部屋汚れまくりであり、拭き掃除必須である。服とかも洗濯しないとならん。


そういう事で、今日は掃除三昧だったのである。正直、疲れた。

レイレナード本社施設エグザウィル

2007年06月24日 21時14分18秒 | アニメ、ゲーム、映画等
さて、今日も特にネタが無いからまたしてもAC4の話である。いい加減諸君も飽きてきただろうが、構想が頭の中で出来上がった時点で書いておかないと日誌のクオリティが著しく落ちる為その辺は勘弁してくれ。

ちなみに昨日言った通り、国家解体戦争に参加したリンクスが『オリジナル』であり、その戦績順にナンバーが割り当てられておる。


んで今日はAC4に登場する企業の一つ、レイレナード社の話である。レイレナードは一言で言ってしまうと変態企業その1である。だがしかし、変態でありながらコジマ技術をアクアビット、オーメルと共に独占している技術力に優れた企業でもある(コジマ技術の基幹部分はこの三社しか持っていない)。アクアビットとは提携関係にあり、逆にオーメルとは敵対関係にある。世界の企業はこのレイレナード/アクアビット陣営とオーメル陣営に大別される。

そして変態にも関わらず、ナンバー1と3という非常に優秀なリンクスを擁する為戦力も良好である。他にもナンバー11と12という上位リンクスが所属しており、事実上の最強企業と言える。

なのだが、ここのネクストの胴体がタイヤをつければ走り出しそうな形をしておったり、頭と言うか目が電光掲示板だったり、パーツが電力を馬鹿食いするのに電源が産廃2、3回QBするとENが無くなったりする。

まぁ電源に関しては改良型が優秀だからいいが、他は使いどころが限定される極めて特殊な部品の群れだ。例えばバックブースタは同パーツ群の中では抜群の出力を誇り優秀なのだが、極めてドカ食いであり、何も考えずに使うと省エネ機体でも3、4回で電源が落ちる。

基本的にどれだけ燃料を食おうがパワーさえ出ればOKという、いかにもアメリカに本社がありそうな大味でアメリカンな感じの思想を持っておるのがレイレナードなのだな。他にGAアメリカという北米が本社の企業もあるが、あっちも全てのパーツがダンボール製としか思えない形をしており、設計者のフヒヒwデザイン苦手でサーセンwwwwという声が聞こえてきそうである。


さて、これだけではただの大味なアホ企業である。問題は本社だ。本社。つうか本社の形だ。一番最後の方でレイレナード本社エグザヴィルの破壊作戦をやる事になるのだが、まぁまずはブリーフィングを聞いてくれ。というか見てくれ。







レイレナード本社施設、エグザウィルを破壊します。北米の北端だな。






エグザウィルには極めて特殊な…








…支柱を破壊していけば……








…………





















さて、支柱を壊す訳である。



どう崩れるやら。


























あ、折れた。












この会社ができた時から。



実に変態である。流石は変態レイレナード、侮れぬ。

ネクストについて

2007年06月23日 22時03分33秒 | アニメ、ゲーム、映画等
本日になって大分回復したが、買物に出かけたところ帰ってきてから眩暈とか頭痛に悩まされた。掃除の後気分が悪くなったし、どうやらまだ完治した訳ではないようだ。それでもかなりマシにはなったんだけどな。

ま、そんな訳で病弱な感じにすごしておる訳だが、諸君いかがお過ごしかな。息災であれば幸いである。



さて、本日は特にネタも無い故、またぞろAC4の話でもする。と言うのも、疑問点が出てきたからである。さしあたり、破壊天使ことノブレス・オブリージュが暴れまわってたAC4の初期PVを見てくれ。

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さて、ACシリーズのお約束通りAC4は国家が崩壊し企業が世界を支配する様になった世界でのお話である。ただ、他のACシリーズは国家が崩壊してから100年も200年もたった後の世界が舞台だったが、今回は国家崩壊からそう長くは経っておらん。また、地図を見ても判る様に我々の世界から見てもそう遠くない時代である様だ。

今回の国家崩壊に至った原因は、国家解体戦争という奴である。世界中の国家が、人口爆発とかによる食糧やエネルギー資源の不足等により求心力を失い、そこへ新しい世界秩序建設を掲げる巨大企業が戦争を仕掛けたのだな。

さて、国家解体戦争以前、戦場の主力はAC(アーマード・コア)だった。まぁ要は巨大ロボットである。このACは『ノーマル』と呼ばれ、乗り込む人間は『レイヴン』と呼ばれる(正確には傭兵だけがレイヴンと呼ばれる)。一方、国家解体戦争で企業側が投入した新型ACが『ネクスト』であり、乗り込む人間は『リンクス』と呼ばれる。

んで、このノーマルとネクストは月とスッポンどころか蟻と戦車ぐらいの差があるという設定である。国家解体戦争に投入されたネクストは僅か26機。たった26機のネクストにより世界中の国家の軍隊、ひいてはノーマルは完膚なきまでに叩き潰されてしまうのだ。ちなみにこの国家解体戦争に参加したリンクスを『オリジナル』と呼び、オリジナルは戦績によってナンバーがあてがわれておる。


んで、じゃあネクストとノーマルの何が違うねん、と言われるとだな。まぁ簡単に言うとノーマルが普通のAC、ネクストが超強いACなのだが、これだと簡単過ぎるからネクストの特色を書いておこう。

まず、ネクストの特色としてコジマバリアならぬプライマルアーマーの装備が挙げられる。コジマ粒子という奴を使用する事で、自機を保護する防護膜を展開できるのだ。このバリア以外にも、様々な機構(OBとか)に最先端のコジマ技術を用いているのがネクストの特徴である。さっきのPVの最後の方でミサイルを弾いておったのがコジマバリアだ。

ただ、コジマ粒子は核みたいなもんであり、周囲を著しく汚染する。つまりネクストは歩く核弾頭という事である。作中でもミッションによってはコジマバリア使用不可とか言われる。また歩く核弾頭の中の人、つまりはリンクスだが、当然と言えば当然の事ながらコジマ粒子で汚染されまくる。コジマ粒子は夜間に発光するのが特徴だが、リンクスは暗闇の中で光って見えるらしい。アナザーストーリーによれば。

他にもう一つ大きな特色がある。それがQB(クイックブースト)だ。前後左右に、中の人が潰れるぐらいの加速度で移動できる機能である。さっきのPVでもビュンビュン動き回っておったな。このQBにより、ノーマルとは次元の違う動きが出来るという具合だ。

後は、ネクストがハイエンドAC、ノーマルが普通ACといった感じで、ネクストのが大出力ジェネレータを装備してるとか、そんな感じだ。特に大きな違いは無いな。強いて言えば、ネクストのがデカいのとノーマルがいかにもヤラレメカな形をしているぐらいである。



それで、さっき見てもらった奴がネクストvsノーマルの戦闘を描いたAC4の初期PVである。なんだかビュンビュン飛び回ったり背中に羽根がついてたりするのがネクスト、吹き飛ばされているのがノーマルである。

恐らく、国家解体戦争のネクストvsノーマル戦はこれほど圧倒的な戦いだったのだろう。そうでなければたったの26機で世界を制圧できる訳がないからな。そう思ってこのPVを見ておったのだが、ちょっと疑問が浮かんだ。

このPV、まぁムービーはムービーだから全部額面通り受け取るのはどうかとは思うものの、ネクストがライフルを撃つたびにノーマルが吹っ飛ばされておる。ところで、ネクストはハイエンドACでQBやらコジマバリアを持つとは言ったが、逆に言うとネクストがノーマルに勝ってるのは機動力や装甲といった部分である。

そう、ネクストは火力に優れている訳ではないのだ。

まぁ確かにコジマバリアのお陰でライフルやミサイルが数発ラッキーヒットしたぐらいではネクストにしてみれば痛くも痒くもない。が、ノーマルが束になってネクストに弾雨を浴びせてやれば、いかにネクストとて単機ではどうしようもない筈である。ノーマルの火力とネクストの火力に差は無い筈だ。確かにネクストのがデカいから高火力武器をもてるかもしれんが、ノーマルの数の暴力の前では大した差ではないと考えられる。

実際、アナザーストーリーのシーモック編ではネクストがノーマル相手に大破させられておる。それにAC4の主人公もかつて『伝説』と呼ばれたレイヴンであり、ノーマルでネクストと互角に渡り合ったのだろうと想像される。

ゲーム中でも、デスクラクト・オールっつーミッションのハードモードだと、ノーマルが待ち伏せしてる部屋に何も考えずに突っ込むと五秒ともたず死ぬ。ネクストの装甲を厚くしても五秒が十秒に伸びる程度の差にしかならんから、やはり火力に大きな差は無いのだろう。


じゃあネクストはどうすればいいかと言えば、QBを生かしてノーマルの攻撃をかわし続けるしかない。幸い、コジマバリアのお陰で事故ショットもそんなに怖くない。しかしこうなると、26機で世界を制圧できるのかと言われるとちょっと無理そうである。

何せネクストだって機械だから攻撃されたら壊れるのだし、26機しかいないからノーマルに集中攻撃されるのは当然である。常識的に考えて、国家解体戦争が一ヶ月と経たずに企業側の圧倒的勝利に終わるとは思えん。最終的にどっちが勝つにせよ、普通ならそれなりにいい勝負になってもいい筈だし、一機ぐらい撃破されたネクストがいたっていい筈だ。

が、国家解体戦争では一機もネクストは撃破されておらんのである。大破した機体ならあるようだが、完全に破壊されたネクストは存在しないし、当然オリジナルリンクスの戦死者もいない。


さて、ではどうして国家解体戦争は企業の圧倒的勝利に終わったのだろうか。まぁ色々な想像が出来る訳だが、私は敢えて国家側軍隊ヘタレ説を提唱したい。簡単に言えば、国家の軍隊が米軍を前にした北朝鮮軍ぐらい駄目な感じであり、真面目に戦争する前にやられてしまったという説である。

大体にしてだな。国家解体戦争は全国家が解体されたのではなくアメリカとかドイツみたいな列強だけ死んだだけで小国は結構残ったらしいのだが、シーモック編を読んでおるとノーマルを3、4機持ってるだけの弱小国家の軍隊が、国家解体戦争が終わってから半年ぐらい経ってからようやくネクストのコジマバリアの弱点がレーザー兵器だと見抜くのである。

ノーマル3、4機って、本当に弱小だぞ。北朝鮮とは言わんが、サウジアラビアとかあの辺よりは弱いと考えていい筈だ。しかも設定によれば化石資源頼りの国家である。そんな弱小国家に見抜けた事が、アメリカとかに見抜けぬ理由が無い。

じゃあ何故見抜けなかったか、そして対策が取れなかったかと言えば、国家の軍隊にやる気が無かったからだと提唱したい。


ほら、あれだ。




世の中には空を飛ぶ機体を持ってない空軍とか、60年前の戦車が現役とかそんな軍隊が山ほどあるのだから、多分国家解体戦争時の国家の軍隊もそんな空気だったんじゃないかと想像する次第である。

食事の重要性

2007年06月22日 20時57分18秒 | 日記
さて、ここのところ書いておらなんだり書いても大変つまらない事ばかり書いておるのだが、当然の事ながら私に余裕が無かったからだ。どういう風に余裕が無かったかというと、慢性的な眩暈や頭痛に悩まされてただでさえ副作用で体調がよろしくない為完全に死んでおったのである。

取り敢えず、食事をちゃんと摂るのは健康上必要不可欠である事を認識した。朝昼夕の三食をちゃんと食べる様になったら大分楽になった。

私は小さい頃からあまり病気をやらない性質だったのだが、大学に入ってからというもの死にかけて救急車を呼んだり、薬を飲まないと駄目な具合になってしまう事になったり、最近に至っては毎日眩暈と頭痛でクラクラでやたら病弱になったなぁ、とか思っておった。

んが、この一週間はマジで症状が深刻化し、どうしようかと家の中でフラフラしておったら、最近全然食べてない事に気付いた。


私は元々、食事は嫌いである。出来る事ならしないで生きていきたい。いやまぁ、二人以上で一緒に食べるのは嫌いではない。話しながら食べるのは楽しいからな。が、一人での食事というのは実につまらん。

だって、準備(カップめんでも買ってきたりお湯を入れたりせねばならん)しなきゃならんし、食事中はほぼ食べる以外の行為に及べないから脳味噌が大変暇であり、その上カップめんとかじゃない場合は皿洗いまでせねばならん。

面倒である。大変面倒だ。私は面倒が嫌いなのだ。

よって、一人の時は出来る限り食事はしたくないのである。当然、私は一人暮らしであり大学の友人も殆どいないからほぼ常時食事したくないという事になる。それに、食事するにもやっぱり金は必要不可欠だ。

食事なんぞに金使うぐらいなら三国志大戦代に充てたい

よってここのところは朝昼晩全部白米一膳+海苔&醤油で済ませたり、酷い時には全部ココアビスケット(無印のアレ)で済ませたりしておったのである。一食抜くぐらい普通どころかほぼ毎日であり、酷い時には一日中何も食べない日もあったぐらいだ。

ただでさえ抗精神薬だけでも毎日七錠も飲んでおる身である。こんな事しておったら早晩身体が駄目になるのは自明な訳だな。少しでも考えればすぐわかるだろうと思うかもしれんが、なにぶん食べる事が嫌いであるから脳が考えるのを放棄していたのだろうと思われる。

食べる事は大事だと気付いてから、規則正しい生活も身体に良いだろうという事にも気付いた。睡眠とかのリズムも大事である。




んで、まぁ、こんな事を気にするようになったとは私も齢を食ったなぁと思ってる訳である。人間いつまでも若くないな。

まぁ、まずは痩せたい。まだDE☆BU☆YAではないからいいんだが。

AC4のデザイン

2007年06月19日 20時09分16秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は本日かなり重度の鬱コモリに悩まされており、明日の必修に出られるかどうかが大変心配である。と言うか、正直マジで二年連続留年しそうだ。ヤバい。


さて、私が留年する話なんぞしててもつまらんから又AC4の話でもする。ちなみに私はAC4のオンラインは非公式戦オンリーである。公式戦はE防ガチの引きライフルみたいな中の人に「誇りは無いのか!」と言いたくなる仁義無き殺戮の荒野だからな。ゲームの仕様の関係上、腕でカバーできんしな。その点三国志大戦は動きで結構何とかなるから好きだ。


で。

ACと言えば、頭、胴体、腕、脚、それからジェネレータにブースタ、更に武器に至るまで自分の好きなパーツを選んで愛機を組み上げるゲームである事は周知の事と思う。判り易く言えばアクション版フロントミッションだ。

誰しも高性能を追求するものだが、やはり自分の分身であるからにはやはり見た目もある程度考慮に入れたいと思うのが人情であろう。

が、しかし。

シリーズ第一作からデザインを務めてきた河森に逃げられたのかそれとも首にしたのかは判らぬが、AC4は全パーツを一新したにも関わらず河森がデザインを担当しておらん。メカデザインが誰かは知らぬが、ともかく、ひとつだけ確かな事がある。

デザインセンスの欠片すら見当たらぬ。

例えば、パッケージに描かれOPムービーで暴れまわったNo1のリンクス、ベルリオーズの機体(シュープリス)は頭胴体脚腕といった外装をレイレナードのアーリヤシリーズで固め、ライフル等で武装している。

当然、OPに出ててパッケージにも出てるからには渾身の作であって良い筈だ。と言うか、そうじゃないと困る。





が、現実は非情だった。なんだこの何とも言えない失敗作は。だが、こんなもんはほんの序曲でしか無いのである。むしろこんな形でもマトモな方に入るのだからな。

例えば、『断頭台への行進』で出てくるミド・アウリエルの機体、「ナル」。ミドはオーメル社に所属するリンクスで、同社及び系列企業のローゼンタール社のパーツを装備している。





何だこのヤラレメカは。側面がキモいのみならず正面からが大変キモい。色んな意味で修正が必要である。

んで、今度は歯茎に見えると名高いインテリオルのパーツを装備すると





↑こうなる。特に太腿のあたりが実にキモい脚に始まり、歯茎に見える腕、更に胴体自体の形は悪くなくても顔が埋まってしまっておる。

これで前見えるのか。大丈夫なのかインテリオル。



まぁこんな具合であるから、外見もそれなりのレベルを維持しようとすると大変難しい。例えばGAの頭はダンボール箱でありしかも無駄に大きいから外見上のバランスが著しく崩れる。これが有澤頭になると最早東京タワーであり、どんな機体に載せてもキモい。

同じGA社の胴体は、何と言うか、こう、戦車の車体部分みたいな形をしており、余程考え込まないとこの胴体が全てをぶち壊しにしてくれる。胴体で言うと先程画像で紹介したインテリオルも、形そのものは決して悪くないのだが何故か首に当たる部分がへっこんでおり、余程巨大な頭を装備しないと首が埋まる。つうか、小さい頭を装備すると顔が見えなくなる。

他にも、軽量二脚の脚は悉く骨の様な形をしているのみならず、全てかなりのガニ股である為、脚が細いのとあいまって余程頑張らないと見るに耐えないものになる。

軽量級の機体を組む場合、何せ軽量パーツのメーカーは殆どがイクバール、オーメル、アクアビットだ。イクバールにアクアビットと言えば変態度において作中1、2位を争う企業であり、もうかなりの勢いで絶望的なのだな。

かと言ってじゃあ重量級はどうかと言われれば、流石にガニ股ではないものの今ひとつ没個性なパーツばかりで、どう組み替えても普通の機体、つまり普通のキモい機体になってしまう。



かようにAC4のデザインはまことに残念であるによって、次作では是非とも河森の復活を期待するものである。

AC4の企業とバランス

2007年06月18日 18時49分19秒 | アニメ、ゲーム、映画等
さて、更新にかなり大きな穴をあけた訳だが、いつも通りそれだけ中の人に余裕が無かったという事である。先週は色々あってな、疲れ果ててなかなか更新するに更新できなかったのだ。

じゃあ何か大事件があったのかと言えばそういう訳ではないのだがな。強いて言えば、いつぞや私が「お前の事は嫌いだ。よろしく頼む」と言った相手がまたぞろ私にキレたぐらいだが、発生から十日と経っていない預かりもの(結構大量のお金)放置紛失未遂事件を指摘されたぐらいでキレるのはカルシウムが足りないと思う次第である。

まぁ、現代人はストレスの塊だから、精神安定剤を処方して貰うのが早道かもしれんな。ただ薬には必ず副作用がある道理であり、と言うか事実私は今に至るも少しでも早歩きしようものなら心臓が痙攣する上、異常な発汗も起きている訳で、カルシウムで解決するに越した事はないのだがな。



さて、鈍った腕を回復すべく一日一回三国志大戦を目標にしている私だが、今月はちょっと予定外の出費がかさんで著しく金欠になってしまった。お陰で食費を相当削らないとヤバいのだが、体調とかが大分思わしくなく、結局三国志大戦代を削らざるを得ない。

が、残念ながら私は重度のゲーム依存症であり、ゲームが出来ないと早晩発狂する訳だ。三国志ができない為、家でAOCとAC4をちょこちょことやっておる。昨日仲間内でFEZをやろうという話になったからそっちに流れるだろうがな。

散々ネタにしておいてまだAC4やってるのかと言われるかもしれんが、いつぞや言った様にアーマード・アヌビスだと割り切ってしまえばそれなりに楽しめる。それにネット対戦が標準装備なのも嬉しい。XBOX360は有料だが、PS3は無料でネット対戦し放題だ。自分の好きな機体を組み上げてオン対戦に出撃するのは何とも言えぬ快感がある。

しかし、あのゲームを一周した直後はクソゲーだと信じて疑わなかった。そして正直、今でも出た当時のままだったらクソゲーだったと思う。


と言うのもだな、あのゲーム、レギュレーションっつうのがある。これはネットで公式から配布されており、ダウンロードして適用するとパーツの性能が変わる。要はバランス調整だな。強すぎた武器や部品を弱くしたり、弱すぎたパーツの性能を上げたりする訳である。

逆に言うと、発売当時のバランスは大変アレな訳である。

何せ、発売元(フロムソフトウェア)の中の人がパーツバランスを調整するにしても、発売と同時に買ってネットに出撃した勇者達の戦いを見て、全然使われてない産廃パーツを探したり、強すぎる武器を見極めねばならん。

まぁ、本来なら発売前にバランスを練り込まねばならんのだが、何せフロムであり、しかも総監督マシーンこと鍋島が監督な訳で、発売当時のレギュレーション(ver1.00)だと動けないのだ。

動けないとは言っても、別に飛ぶとENゲージがすぐなくなってしまうとかそういう意味ではない。問題はライフルだ、ライフル。ライフルを両手に持った敵が撃ち込んでくると、命中→よろけ(硬直)→よろけ中に次弾命中→よろけ→命ty(ryとなるのである。

先日ver1.00で対戦した際、両手にライフルを装備した機体を使ってみたのだが、いや凄い。本当に凄い。何せ初弾が当たってからというもの、弾切れするか死ぬまで敵が動かないのである。無論、要はよろけさせられ続けて動けないのだ。


これではクソゲーではないと言える要素が無い。


その上、何が起きているのか判らないまま終わるストーリーであるから、オンライン対戦がクソゲーでオフライン一人プレイもクソゲーとなるともう救う要素が無いのである。

一応、国家が崩壊して企業が世界を支配している時代で、大企業間の戦争が起きてしまうというお話ではある。のだが、ストーリーで言及される企業だけでもGAアメリカ、GAヨーロッパ、オーメル、レイレナード、アクアビット、アルドラ、BFF、イクバール。これがストーリー中に登場しない企業も含めると有澤重工、クーガー、テクノクラート、MSACインターナショナル、ローゼンタール、インテリオル・ユニオンのレオーネメカニカ、メリエスといった具合である。

まぁ、その、なんだ。

何がなにやらさっぱりだ。

しかも作中で企業に関する説明が一切無いと言うか、むしろあらゆる用語に説明が無い。例えばさっき挙げたアルドラという企業だが、あれはインテリオル・ユニオンという財閥の一翼を担う企業だ。

なのだが、作中だと「水上施設を制圧しているアルドラのネクスト、クリティークを排除します」という台詞で言及されたが最初にして最後、以降も以前も一切出てこない。

実は、インテリオルというグループ名そのものはその前のミッションから何度も言及されておるのだが、説明が一切無く、ただ黙々とオペレーターが「インテリオルの正規部隊を排除します」「フェルミはインテリオルの最新兵器です」と言うといった具合であるから、大抵のプレーヤーはインテリオルという名前の会社があると思ったままゲームクリアしてしまう。

んで、前半やたらとインテリオルって会社が出てきた割にはインテリオル社製パーツって売ってないなとかクリア後に部品を物色しながら思う訳である。

正直、AC4を結構長くやってる私も、AC4に登場する全企業名を挙げよと言われると2、3社ぐらい名前が出てこない。クーガー製パーツとかテクノクラート製パーツなんぞ見る事自体が稀だからな。しかもクーガーは産廃ばっか作ってるし。

しかもそれぞれの企業が独立して存在している訳ではなく、それぞれ系列企業というものがあってその上で敵対関係や同盟関係がある。例えばGAグループはGAアメリカが本社、系列企業はGAヨーロッパ、クーガー、MSAC、有澤重工、といった具合だ。


んでしかもver1.00の糞バランスである。まかり間違って初期機体にGA製なんか選択してしまうと、熟練者でもクリアすら困難という事態が発生する。

現在はver1.40、流石に四回もバランスを変えただけあって大分安定してきた。どの武器や部品もそれなりに使える時代になっている。まぁ、相変わらず産廃は多いが、ver1.00時代のマシンガンみたいにカテゴリごと産廃という事は無いから、まぁそれなりと言えばそれなりだろう。




ちなみに私は相変わらず変態機である。GA頭、ホリゲコア、ヒルベルト腕、ホリゲ脚、ジェネMAXWELL、両手にアルタイル、背中は分裂ミサ。何も考えずに作ったのがバレバレだな。

ベトナム戦争雑学

2007年06月12日 23時47分32秒 | 社会、歴史
既に日付が変わってから四時間ぐらいになるが、取り敢えず明日の発表の準備を適当にやっておったからそれを貼って終わりにする。





・傀儡とか侵略とかそういう用語は歴史を見る面で無意味なんだぜ?
・「ベトナム共和国だとかベトナム民主共和国とかどっちが北でどっちが南だ!」
 (´・ω・`)つ|「ベトナム民主共和国=北」「ベトナム国、ベトナム共和国=南」|
 民主がついてりゃ北、それ以外は南だとでも思いねぇ


ベトナム戦争関連概略年表


近代以前
 ベトナムには色んな王国が作られては他民族の侵入によって滅びてきた。実は中華王朝の支配下にあった期間が長く、結構最近まで(フランス支配まで)漢字文化を使っており、清王朝末期でも清皇帝のお墨付きは結構な権威を得ていたぐらい。


19世紀終盤
 フランスがインドシナ半島(今で言うラオス、カンボジア、ベトナム)を植民地化する。これがいわゆる仏領印度支那。印度~支那の半島の仏領植民地だから『仏領』『印度』『支那』。
 フランス文化が浸透し、公用語がフランス語になる時代にもなってくるとベトナム人有産階級がフランスに留学したりする事も出てくる。北ベトナムの親玉ホーチミンもフランスに留学し、(ロシア式)共産主義にかぶれる。と言うか、染まる。


第一次世界大戦(1914~1918)
 インド等他の植民地と同じく、欧州での戦争に多くの人民が狩り出される。終戦後、世界での民族自決や国民国家の気運(まー要は「俺達を植民地支配から解放させろ」「独立させろ」つー事)が高まったが、ベトナムも同じく。
 が、白人様がイエローモンキーにんな事許す訳がないのであって、華麗にスルーされる。


仏印進駐/ベトナム独立同盟成立(1940/1941)

 ドイツの攻撃でフランス崩壊、親独のヴィシー政権が立てられる。当時支那事変でいわゆる援蒋ルート(英米の中国共産党、中国国民党への支援ルート)に著しく悩まされてた日本はこれの遮断の為ヴィシー政権の承認を得て仏領印度支那へ進駐。翌年、ヴィシー政権との交渉の末南部仏印進駐、ベトナム全体に広がっていく事になる。ちなみにこの仏印進駐が日米決裂の決定打の一つ(要はこれだけが理由じゃないって事)になる。

 1941年、つまり南部仏印進駐の年にホー・チ・ミンが音頭を取ってベトミン(ベトナム独立同盟)が成立。抗仏闘争を開始。また、当時の日本は資本主義と全体主義と民主主義を足して三で割った様な状況だから、共産主義者のホー・チ・ミンは当然これを認めず、抗日闘争も開始する。この戦争での日本占領地では珍しく大規模な反日闘争が繰り広げられる。

※世間はヴィシー政権をヒトラーの傀儡だ傀儡だて五月蝿いけど、結構ヒトラーと渡り合ってたり、微妙に地下抵抗運動を助けたりもしてる。まぁ頑張った割に国民に認めてもらえず首相だったペタンさんは戦後獄死するんだが。悲惨
※当時の日本を単純に軍国主義と断じるのは間違い。北進だ南進だ三国同盟だ三国同盟破棄だ日ソ中立だ中立破棄だ英米不可分だ可分だ日米非戦だ日米必戦だとゴタゴタゴタゴタゴタゴタゴタゴタし続けていった結果気付いたら戦争になってた、というのが正しい


一瞬で終わった独立(1945)

 3月、ヴィシー政権消滅に伴い、『日本がフランスの許可を得て仏印を借りる』という形が消滅する。ベトナムは日本の後ろ盾を得てベトナム帝国として独立を宣言する。が、当然の成り行きとして日本の敗北とともにベトナム帝国は崩壊する。ちなみに他の地域もこの時期に結構独立してたりする。

 ベトナム帝国は日本の旗色が悪かった時期に独立した為、連合軍の空襲を受ける上にこの年は飢饉。後ろ盾の日本がどうしようもないんじゃベトナム帝国は更にどうしようもなく、食料移動も滞って餓死者続出、ベトナム帝国は求心力を失う。ベトナム帝国は特に何か悪い事をした訳ではないが、何か嫌な事があれば政府に反発するのが民衆の常。


八月革命(1945)

 八月十三日、ベトナム独立同盟のホー・チ・ミンは全国一斉蜂起を指令。各地で民衆が蜂起し、十五日には頼みの日本軍も降伏で戦闘停止。求心力を既に失っていたベトナム帝国は日本の後ろ盾すらも失い、半月で瓦解する。八月二十六日ホー・チ・ミンがハノイに入り、九月二日、ベトナム民主共和国の独立を宣言した。

 日本が降伏し、フランスがまだ復帰していない空白の時間をついてベトナム革命は成功した形になる。(共産主義者が頭張ってるのになんで民主共和国なのかとか思ったそこの君。北朝鮮だって名前は朝鮮民主主義人民共和国なんだぜ?)


冷戦とその代理戦争の幕開け 第一次インドシナ戦争(1946~1954)

 第二次世界大戦終結は戦争の終わりであると同時に冷戦の幕開けでもある。ベトナム民主共和国成立当初こそこれの存在を黙認する形を取ったフランスだが、自由主義陣営に属するフランスが共産主義国家を承認し誕生させる訳が無い。ベトナムを独立させるにしても、最低限自由主義陣営に属してもらう必要がある。

 1946年12月、本格的な戦闘が始まる。翌年一杯、平野部での戦闘はフランスの圧勝に終わるが、ベトナム民主共和国軍は山岳地へ撤退、非正規戦(ゲリラ戦)を展開、フランスは苦しむ。同時にフランスはコーチシナ共和国やベトナム国の樹立、ラオス及びカンボジアの独立などでベトナム人民の支持を得ようとするが、当然の如く悉くそっぽを向かれる。

 1949年10月、支那では国共内戦が終わり中華人民共和国が誕生。同じ共産主義国家という事でベトナム民主共和国への援助が始まる。これに対抗しアメリカがベトナム国、及びラオス、カンボジア(一応親自由主義陣営)に援助を開始。ベトナム人自体は単純に独立戦争を戦ってるつもりでも、世界的には冷戦の代理戦争と化していく。が、1950年に朝鮮戦争が始まり、自由主義陣営も共産主義陣営もそっちに戦力を集中した為フランスは一人でベトナム、ひいてはインドシナ全体をどうにかせざるを得なくなる。

 1954年、フランスは何を血迷ったかこの御時勢に軍事要塞でベトナム民主共和国に対抗。5月にディエンビエンフー要塞は陥落する。つまりボロ負け。フランス人よ、ドイツに要塞戦挑んで一ヶ月ぐらいで国家崩壊までいったのにちょっとは懲りないのか。

 注目すべきは、フランスが非正規戦ではなく正面からの戦いで負けた事。ベトコンはゲリラ戦がお家芸とは言え、実際には真正面からの戦争にもそれなりに強い。米軍や仏軍は第二次大戦みたいな平野での戦争に最適な軍隊を構築した為、ベトナムみたいな熱帯雨林みたいな地域での戦争は不得意なのだ。これが後のベトナム戦争で響いてくる。

 ディビエンフーで惨敗した後、フランスは和平交渉を開始し、1954年、ベトナム民主共和国の成立が正式に承認される。が、ベトナム民主共和国がベトナム全土を治める事で共産主義がラオスやカンボジアに伝播する事を恐れ、北緯十七度線から南をベトナム国を自由主義側として残し、北緯十七度線から北がベトナム民主共和国の領土になる。
 尚、この後フランスはアフリカの植民地で色々と面倒な事になり、アメリカにベトナム国の管理を委託する。1955年、ベトナム共和国が成立する。

整理:
・ベトナム民主共和国=ベトナム人が作ったベトナム人の為の国家。但し共産主義
・ベトナム共和国=米仏の支援を受けた自由主義陣営の為の国家

要は、ベトナム民主共和国が共産主義ってのがネック。そうじゃなければここまで面倒な事にならなかったんだろうけどねぇ…


ベトナム共和国紆余曲折(1954~1965)

 1954年、ゴ・ディン・ジエムはベトナム国の首相に就任する。更に翌年、国家元首バオ・ダイを国民投票で辞任に追い込み、ベトナム共和国を誕生させ、選挙で選ばれ初代大統領に就任する。が、この選挙、ジエムの得票数が有権者の数を越えている。つまりどうみても不正選挙。ちなみにこの選挙ではCIAの協力を得ていた様だが、本人自身は同じ『反共』仲間のアメリカの後ろ盾を得ているといった感じだったらしく、アメリカの言いなりではなかったらしい。ただ、ジエムは政治の才能が無かったらしい。数々の失政、恐怖政治に加えて、仏教徒僧侶が抗議の焼身自殺を遂げた際、夫人の「僧侶のバーベキュー」という大変ブラックユーモアに溢れた言葉が世間に流れるのを止めもしない有様。「流石にこれはねーよなぁ」とばかりにアメリカにも見捨てられ、presented
byケネディ大統領&CIAのクーデターで抹殺される。これが1963年。

 さて、クーデターで政権を握ったズオン・バン・ミーさんは失政を犯し、1946年1月には亡命。その後1965年にグエン・カオ・キが首相に、グエン・バン・チューが国家元首に就任し実権を握るまでの約2年間の間に13回もクーデターが繰り返される何とも言えないアレな経過を辿る。これのせいで、ベトナム共和国軍はヘタレで弱くてどうしようもなくなる。

 と、言うのも。政府高官が、たとえ戦争をやっていても軍事クーデターによる地位獲得競争とその阻止に力を注ぎ、またクーデター阻止もしくは実行の為、首都サイゴンに自軍の精鋭部隊の多くを駐留させた。この為、アメリカがいくら軍事援助をしてもベトナム共和国軍の戦闘力が強化されず、また士気も上がらない。この駄目で駄目で駄目で駄目な状況はベトナム戦争中どころか、アメリカ撤退後、そしてベトナム共和国崩壊の日まで続く。

 ところで。ベトナム共和国は普通に、今の日本の様に存在していた訳ではない。1960年、つまりジエム生前、南ベトナム解放民族戦線(NFL、ベトコンともいう)が結成され、南北統一に向けての闘争を開始する。これはベトナム民主共和国の指揮下にある組織。つまり共産主義者主導。しかし、ベトナムを政治の道具にしてる西側東側諸国が許せず、ベトナムの真の独立を願った自由主義者といった連中も結構多く参加していた。よって一概に共産主義者とも言えないが、立ち回りは共産主義者そのもの。NFLは南ベトナム各所で非正規戦を展開。又、ベトナム民主共和国との小競り合いも続き、事実上の内戦状態にあった。

 さて。1955年、ベトナム共和国誕生時のアメリカ大統領はアイゼンハワー。軍事物資の支給やアメリカ軍の「軍事顧問」のベトナム共和国軍への派遣がメイン。武力介入はしていない(あくまで両ベトナム軍の戦闘は『ベトナムの内戦』的な扱いを受けているから口実が無いとできない)。
 1961年ケネディが大統領になるが、同じ方針をとる。しかしあまりにベトナム共和国軍がヘタレで弱くてどうしようもない為、軍事顧問団を大幅に増強する。しかしケネディは途中で諦めた気配で、軍事顧問団の引き上げ計画を秘密裏に発動。これと平行して例のジエムを抹殺するが、直後に自分も暗殺された上、引き上げ計画自体も秘密計画だった為軍事顧問団引き上げは頓挫する。


整理:
1955年 ジエムによりベトナム共和国成立。成立以後も北との小競り合いは続く
1960年 南ベトナム解放民族戦線結成。ベトナム共和国内での戦闘も本格化する
1961年 ベトナム共和国軍が余りにヘタレで見るに見かねたケネディが本格介入決定
1963年 ジエム、天に召される。直後にケネディも天に召される
  以後、国内では政権争いが激化、クーデターが繰り返される
1965年 ベトナム共和国内でのクーデターの頻発がさしあたり収まる


ベトナム戦争(1964~

 アメリカではケネディ暗殺後リンドン・ジョンソンが大統領に就任する。ジョンソンは武力介入も辞さずにベトナムに介入する政策を進める。1964年例のトンキン湾事件を仕組み、口実を設けて武力介入を開始する。ベトナム戦争の本格的な開始。




ベトナム戦争TIPS


・非正規戦

 いわゆるゲリラ戦。本来、と言うか、近現代の戦争では民間人は撃っちゃいけない事になっている。民間人と戦闘員(つまり軍人)の見分けは服。普通の服なら民間人、軍服や迷彩服を着ていたら戦闘員。逆に言うと、民間人の格好で戦闘を行うと民間人と戦闘員の見分けがつかなくなる。この為、民間人の格好で戦闘する行為はその場で死刑と国際法でも定められている。見分けがつかないと普通の民間人がとばっちりを受けるしな。

 これを逆用するのが非正規戦のキモの一つ。民間人の格好で戦闘を仕掛けたり、無害な民間人を装って接近して奇襲したり。これをやられると、非正規兵(ゲリラ兵、便衣兵)が例え1人であろうとも、100人の普通の民間人の群れに潜んでしまえば、普通の軍隊にとって大きな負担になる。見分けがつかないからどいつが非正規兵でどいつが普通の民間人なのかいちいちチェックしなきゃならないから。


・自分の国の村を襲う

 前述の非正規戦を更に大規模にする為に行う、共産主義国家の基本戦法。やり方は簡単。どちら側にもついていない村(ベトナムの場合は北軍にも南軍にも協力していない村)に武装して押しかけ、協力を要請(強要)する。拒否されたら皆殺し。で、皆殺しは嫌だから村人は協力する訳だが、戦争で軍服着てなきゃいけない事なんてそこらの村人は知らないから非正規兵として戦闘する。こうして非正規戦は無限に拡大していく。当然、米軍も村焼き討ち等をやらない事には戦争が進まないという状況になってしまう。

 ちなみに北ベトナムは南併合後大粛清とかもやっている。ニクいほどに共産主義国家の立ち回りの基本に忠実。是非とも真似する国家がこれ以上増えない事を願うばかりである。


・ベトコンの虐殺行為と米軍の虐殺行為

 ベトコンの虐殺行為はニュースにならないが米軍の虐殺行為はニュースになる。よって米軍の虐殺行為ばかりがクローズアップされ、そのせいで罪のないベトナム帰還兵は白い目で見られ、就職もできず、社会の底辺層として生きていく事を余儀なくされる。悲惨。


・情報戦

 戦争じゃ勝てないなら情報戦で勝つ。政治で勝つ。

 ベトナム国内からアメリカ、更には西側諸国では『ベトナム人の事はベトナム人自身で解決するべきである』という事でアメリカの介入を批判する反戦運動が大々的に行われた。これも当然と言えば当然ながら共産主義国家の基本戦法な訳で、ソ連やベトナム民主共和国が後ろで糸を引いていた。アメリカは国内の反発を相手にしながら戦争してた訳で、これでは勝てるものも勝てない。

 結局、アメリカは苦戦しながらも軍事的には悉く勝ち続ける。が、軍事的には南ベトナム解放戦線の大敗北に終わったテト攻勢も、南ベトナム解放戦線がサイゴンのアメリカ大使館を一時占拠し、その一部始終をアメリカ全土へ生中継してアメリカ国民に大ショックを与えたり、常に政治的には負け続けた。

 最終的に国内の反戦運動を捌ききれなくなったアメリカはベトナム民主共和国と講和、撤退する。この時の話を『傭兵部隊』でインタビューを受けた元空軍のデーナ・ドレンコスキーは「私の幻滅が決定的になったのは、あのクリスマス爆撃がキッカケだった」「敵の衰弱は手に取るように明らかだった。最早F-4がB-52Dを護衛する必要すらなくなっていた。あと一撃加えればとどめとなるのは確実だった」と語った上で、「それまでパリでの和平会談継続を拒否していた北ベトナムが再開を希望してきたため、ワシントンから急遽爆撃中止の命令が出された」「北が会談再開を希望した事自体、それまでの北爆がいかに効果的だったかを物語っているではないか。敵は瀕死の重傷だったのだ。あと一撃、あと一撃くらわせば、敵は完全にアウトだった。そのチャンスをワシントンは政治的配慮とやらのためにみすみす逃してしまった」「政府は勝つつもりのない戦争を我々に押し付けていたわけだ。それをアメリカ軍は忠実に実行していた」と語っている。

うちの図書館と事務

2007年06月11日 21時02分45秒 | 日記
昨日の記事を読み返しておると、眠気眼で書いたせいか物凄い勢いの書き方になっておるな。ま、教養は必要だが無駄、という話を始めるとそのまま一冊本が書けてしまうからしないが。それよりも高校生活になかったものを今更思いついた。

蔵書が色々おかしい図書館と一応仕事はする事務だ。

我が大学の図書館、いいと言えばいいのだが悪いと言えば最悪である。三田は毎日の様に潜っている私ですら頻繁に迷うぐらい書物の位置が変わる。それはもう物凄い勢いで変わる。正直アレは図書館の人も把握できてないんじゃなかろうか。

それから本があるようで無い。今の三田の図書館は旧図書館が古くなったのと微妙な大きさだったのと二つの理由で新しく作り直した新図書館なのだが、大きさはまたしても微妙であり、保管できる本の量が非常に微妙なのである。よって、保管しきれない図書は白楽図書館(という名の借り倉庫)に送るのだが…

この白楽に送る本、どうもあんまり借りられていない奴を片っ端から送っているらしい。お陰で、蔵書が微妙に酷い。大学は一応研究機関であるからには専門書の類を置いておかねばならん訳だが、三田図書館は初心者向けの本が充実していてマトモな研究資料が白楽に島流しされている場合がある。

支部にあたる日吉図書館のが明らかに品揃えいいからな。ブラム・ストーカーのドラキュラすらないぞ、三田。何考えて本選んでんだ。

ま、日吉は日吉で日曜休館という舐めた仕様な訳だが。従業員(?)の態度悪いし。


ちなみに事務だが、既に何度も何度も言及している通り我が大学の事務はこの上なく役に立たぬのだが、高校の事務は糞の役にすら立たぬ。過去の記事で言ったろうが、私の友人がものを盗まれたから届けを出そうと昼休みに事務へ行ったら「昼休みは業務時間外です」と突っぱねられたぐらいだからな。







おまけ なつかしのオンドゥルネタ


学部説明会

2007年06月10日 22時27分42秒 | 日記
本日は特に何もせず家で静養しておった故、先日学部説明会に行った時の話でもする。


先日、我が母校(高校)で学部説明会とやらをやる事になった。うちはエレベーター式なのだが、流石に高校→大学の際どの学部がどうというのを説明しないのはマズイという事で、生徒会主催で毎年説明会をやっておる。

方式は簡単だ。各学部から一人ずつ、我が母校出身でかつその学部に所属しておる奴を選抜してその学部について説明させるのである。三分で。




…無理だろう。



上限は五分らしいが、流石にちょっと厳しい。んで演説の際の指針というのがあってだな、先日FAXでそれが送られてきた。内容を写す(一部改変してるが)と、



・進級率(高校成績との関係)
・その学部の授業レベル
・高校生活になかったもの
・その学部を志望した理由、他学部との葛藤
・就職(特に内部進学者はどうなるか、どんな職業に就けるか)
・外部受験者と内部進学者の差
・サークルについて







ううむ。




これを三分でやれと?



という訳で、どんな風に演説すべきか少々困っておったのだが、まぁ成せば成る方式で適当に語ってきた。と言うか、生徒会の連中も最初から三分で終わるなんて思っておらず、五分を目安に、長くても七分ぐらいで頼むという気配であった。

んで私は文学部だから最初に話すのかと思っておったら最後だった。お陰で聞く生徒連中の空気も大体読めて話し易かったな。


それで何を話したかと言うと、まぁ、その、なんだ。半分ぐらい過ぎたところで、今年院に行くだか行かないだかっていう法学部の奴が喋ったのだが、なんだか説教めいた抹香臭い話だった故、それを全力で否定して終わった。

いや、ちゃんと指針に沿って話はしたぞ。

だってさ。嫌じゃないか? なんだかふんぞり返って偉そうに説教垂れられるのって。ほれ、教員にも居るだろう。まるで自分は完璧超人なんだみたいに偉そうにしてる奴。何様のつもり、つうか自分が生徒だった頃の事はこれっぽっちも覚えてないだろうお前、っていう奴。

まぁそんな感じで生徒からも全力で引かれていたからまぁ特別何か言う必要もなかったのだが、なんだか同列に見られるのも嫌だし(その点みちつな氏の演説は上手く捌いていたな。流石と言うべきか)、そもそも私は一応生徒会関係者とは言えOBではないから来年は役目が回ってこないかもしれん。よって好き放題言いたい事を言ってきた。

ま、最初の方こそ笑っておった生徒達だったが、終盤は「そこまで言っちゃって大丈夫なのか」的な違う方向に引いていたがな。『高校生活になかったもの』と言われても、そもそも大学が高校の劣化コピーゆえにそんなもんある訳がないのだ。

まぁ、あるとして給料泥棒の教員だな。後は酒と煙草か。


まぁ私自身昨年に開眼したところだからあんまり人の事は言えぬのだが、大学は勉強する場所なんぞではないのである。博士課程とかまでいくとまた話は違うが、学士課程の時代は遊びをサポートする施設である。

「生活がかかってないなら何をしてたって遊びに決まってる」とは我が恩師の格言だが、全くもってその通りだ。言われてみりゃ、皆大学で日本史やら文学やら経済学やら政治学やら色々専門的なものを学びちょっとした研究や論文を書いて卒業する訳だが、実際のところ卒業後にどれぐらい役立つかと言われたら残念ながら専門職につかない限り無駄だ。

私は無駄が悪いとは思っておらん。なんとなればだな、私がこうやってブログを毎日やっておるのも間違いなく無駄な訳だ。が、無駄だから楽しいのだ。つまりブログを書く事で私は遊んでおるのである。

大学でもそうだ。私は何度も大学図書館の地下書庫に引きこもって黙々と日本史や西洋史を勉強しておるによって、日本史専攻にも関わらず一部の西洋史学専攻の奴より西洋史に詳しかったりする訳だが、何でそんな勉強するかって楽しいからである。つまらないなら勉強なんかせぬ。

つまり私にしてみれば日本史とかを勉強する事は遊びに属する事になる。つまりゲームしたり漫画読んだりするのと同じ次元の話なのである。




まぁ、その、なんだ。

大学四年間で学ぶ事は会社に入って三ヶ月で習得する内容に相当するというのは割合どこでも聞かれる話だし、大学生は好きな様に『遊ぶ』と良いと思うのである。その『遊ぶ』とは何なのかさえ明白なら、大学生活は張りのあるものになると思う。




まぁ、教員に期待すると馬鹿を見る事だけは問題だがな。









今日のチラシの裏:
ICなくした。最後の2コスは甘寧で良さそう。双弓麻痺矢インフィニティタノシス。尚、昨日ICをなくす前、槍策を使ったら槍策を入手した

これは多分、『さぁ、孫策にハァハァしなさいを使いなさい。SR陸遜とかいう大都督とは名ばかりの南蛮王を使う様な連中など蹴散らし、孫策の素晴らしさを世に広めるのです』という天啓だと思う為、今verは業炎四枚でいくつもりだったがもう少し槍孫策と付き合ってみる事にする。

槍孫策についての所見 附:呉の英傑号令

2007年06月09日 18時46分59秒 | アニメ、ゲーム、映画等
最初に私信をちょこっと。たかさん、私も是非とも感想が欲しいから小説送りたいのだが手元にメアドがない。kirishimaz@hotmail.comにメールしてくれまいか。そしたら返信で送るから。



さて、改めてごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は昨日学部説明会で久しぶりに友人と会い、楽しい時間を過ごせた。ただ、誰かと会うという事を想定していなかった為、非常に汚い私の部屋を見られたがまぁ良い。


ところで。最近、槍孫策が見るも無惨である。似た様な性能の武将として周泰がいるのだが、両者の使用比率は100:1ぐらいであり、つうかここ半年見かけておらん。

無惨だ。

三国志大戦が無印の時から呉に周泰はいた。一方、槍孫策は2になった時に追加されたカードだ。登場当時は騒がれたものである。周泰の役目は終わりだとか周泰の上位互換だとか言われておったのだ。

追加された当時はな。

が、私は追加された当時から絶対周泰の方が強いと信じて疑わなかったのである。新カード周泰より先に槍孫策を入手しても旧カード周泰(ver1のカードだと『戦器』という武将の能力を上げるアイテムが装備できず、少々頼りない)を使っていたぐらいだ。


では、何故こんな事になったのだろうか。槍孫策も周泰も基本性能は同じだ。コスト2の武力7知力4、槍兵である。んで計略の方向性も似ている。周泰は『漢の意地』、即発動で武力が10上がりそして効果時間終了と同時に死ぬ。いわゆる自爆計略という奴だ。

一方、槍孫策は『雄飛の時』。計略ボタンを押してから発動されるまでに1、2秒かかるのだが、発動すれば周泰の意地とほぼ同時間武力が10上がり、しかも効果終了時に死なない。

これだけ見ておるとなんか槍孫策の方が強そうに見えるのは確かだ。何せ、雄飛は少々発動に時間がかかるとは言っても死なないのだからな。


ver1時代から、周泰の異名は『何とかしてくれる人』だった。それは今でも変わっておらん。






このAAが何百回スレに貼られただろう。それほど周泰は偉大な孫呉の守護者だったのである。味方部隊壊滅!迫る敵騎兵!大ピンチの弓兵達!それでも周泰ならきっと何とかしてくれる。

つうか、何とかなった。

武力+10は伊達ではない。いわゆる英傑号令(範囲内の味方の武力が5上がる)をかけた連中がまとめてかかってきても、周泰の意地で蹴散らせるのだ。それほど武力+10は強い。

その上周泰は特技『柵』を持っている。この柵というのは文字通り防柵を戦場に設置できるもので、味方の通過は自由だが敵はこの防柵を乗り越える事は出来ない。敵が七回柵に体当たりすれば柵は壊れる。

呉は弓兵が多く、この国は接近戦に大変弱いのだ。そこを周泰の槍と柵でカバーするのだな。普通に呉バラを組めば柵は周泰のを含めて三枚ぐらい用意できるからかなり頑丈な守りが出来る。

また、呉は正面きっての合戦にもきわめて弱い。本当に弱い。このゲームの一般的なデッキというのは、先程言った英傑号令を持った武将とそれを補佐する武将で構成し、号令を全員にかけて戦闘するというものだ。

一応、呉にも英傑号令はある。若き王の手腕がな。確かに効果時間は他の号令に劣るものの、範囲が広めで計略を持つ孫権がデッキに入れやすい。のだが、普通の号令と当たるとまず勝てない。

と言うのは、呉の武将は全体的に武力が低いのだ。柵持ってたり計略が強かったりする分差っ引かれておる訳だ。周泰も武闘派コスト2だから本来なら武力8なのだが、7だ。柵あるしな。蜀は馬超、趙雲、張飛などなどコスト2の武力8武闘派はゴロゴロしておるし、魏はコスト2武力8こそ夏侯淵、龐徳ぐらいなものの、コストに比して武力の高い武将が全コスト帯で揃っている。

一方、呉はコスト2武力8は太史慈と甘寧の二人だけであり、しかも弓兵は柵が無ければ生きていけないというのにこやつらは柵なしであり、他の武将に柵を用意させる事になる。で、当然柵持ち武将は武力が低いからどうしたって武力負けするのだな。

だから、周泰の意地とかそういう呉特有のとんがった計略に頼らないと勝てないのだ。


ただ、周泰にも弱点はある。武力7は置いておいて、一騎討ちだ。この一騎討ち、上手い奴ほど要らないと断言するシステムなのだが、それはさておき。武将同士が乱戦になった時、一定の確率で一騎討ちというのが発生する。

これの勝敗はスロットと言おうか音ゲーと言おうか、そんな感じのもので決まる。流れてくるバーに合わせてタイミング良くボタンを押すと『無双』『激』『強』『弱』『失敗』のどれかが出る。無論無双が一番強く失敗が一番弱い。バーは五本出てくる。例を挙げると


甘寧vs張飛

甘寧:無双/激/失敗/激/無双
張飛:無双/無双/無双/失敗/失敗


この場合、甘寧側にしてみると

△/×/×/○/○


一方、張飛から見ると

△/○/○/×/×


となる訳で引き分けだ。引き分けならそのまま戦闘画面に戻る。どちらかが勝つと、負けた方は即撤退する。無論、兵力MAXでも死ぬ。



んで、この一騎討ちで流れてくるバーなのだが、武力が高い方が有利になる様に設定されている。更に特技『勇猛』を持っていると有利になる。

で。

周泰の奴めは「武力7」と高コストしては微妙に武力が低く(つまり一騎討ちでは負け易い)、しかも勇猛が無く、その癖頻繁に一騎討ちを起こすのである。酷い時には開幕直後に武力8とか9でしかも勇猛持ってる敵将と一騎討ちを起こして死亡、守りの要を失いそのまま壊滅→落城負けという事すら起こる。


そんな訳で、周泰は一騎討ちが泣き所と言うかアキレス腱というか、そういう感じだったのだな。また、計略の意地も確かに強いのだが、時間が来るとその場で死んでしまう為敵に上手く対処されると犬死する事がある。

犬死せぬとしても、やっぱりコスト2が死ぬのはデカい。コスト8まででデッキを組むゲームだからな。コスト2はデッキの全コスト中実に25パーセントを占める。だからコスト2が死ぬと結構しんどいのだ。上手く守りきってもカウンターが決まらなかったりする。

そこにきて、ver2.0で登場した槍孫策は同じコスト2武力7知力4でありながらも勇猛を持ち、しかも戦器の効果が『勇猛効果上昇』『最大兵力上昇』、その上雄飛が死なない超絶強化だった訳で、まさに周泰の悪かったところを補填した武将に見えたのだ。



が。



だが。



私は絶対に周泰の方が強いと信じて疑わなかった。




何故か。まず槍孫策は勇猛はあっても柵が無い。武力を確保しつつ柵の枚数を稼げる周泰は事故死し易いとは言えこの点で優位にある。又、戦器は孫策が『勇猛効果上昇』『最大兵力上昇』なのに対し、周泰は『攻撃力上昇』『迎撃ダメージ上昇』という、まぁ判らぬ人にはわからぬだろうが、槍兵にとっては最強の戦器と言っても過言ではないぐらいこのステータス上昇は魅力的なのだ。

更に、雄飛があんまり役に立たない。そもそも、周泰の意地すら敵の号令を単独で蹴散らすのは困難である。と言うのも、槍孫策にしろ周泰にしろ槍兵な訳だが、あのゲーム、騎兵が一番移動速度が高いのは当然としても、槍兵は弓兵より遅い。

槍兵は近距離戦最強の代償に機動力を失っておるのだな。つまり、周泰や孫策が意地したり雄飛したりした時の一番の対処法は放置である。流石に槍兵で周泰とかと隣接してたって奴は逃げ切れないが、弓兵や騎兵ならスルーは簡単だし槍兵でもある程度距離があれば充分何とかなる。

よって、即発動の意地を持つ周泰すら、号令をかけて固まっている敵のド真中に突っ込んで乱戦に持ち込んでから意地を張らないと碌な戦果を上げられぬのである。無論、邪魔な奴をピンポイントで殺す為に意地を張る事もあるし状況によって色々だが、とにかく何も考えず意地を張っても何せ相手の方が速いかもしくは歩く速度同じな訳で、スルーされて終了である。

これが雄飛となると、確かに終了時死なないのだが、その代わり溜め時間がある。周泰みたいに号令をかけた敵のど真ん中に突っ込んで雄飛をやると、発動前に死ぬ。さりとて近距離で出しても、ただでさえ槍兵は足遅いのに雄飛発動までは動けない為、敵の動きとかこちらの動きによっては雄飛のせいでむしろ不利になる事すらある訳だ。

その上、勇猛は安定性があるのだが上位クラスの戦いになると厳しくなる。っつうのも、孫策より武力が1でも高い奴と一騎討ちになった場合、勇猛があろうがなかろうが相手は全部無双が可能であり、一方孫策は一つだけ激になる。これは仕様の問題で、武力が1でも差がついていると、武力の低い側は無双の出せないバーが一本出てくるのだ。ちなみに絶望的に武力差がついてると無双を出せるバーが一本しか流れてこなかったりする。

まぁ、つまり勇猛があるからと言って安心はできんのだ。他の勢力の武闘派武将は武力8勇猛持ちっていうのが多いからな。


こんな感じで、槍孫策と周泰どっちが強いかと言ったらそれは周泰に決まっておるのだ。





じゃあ槍孫策は周泰の下位互換なのかと言われると、それはノーだ。つうか、私は~~と~~ならどっちが強い、とかそういう議論は嫌いである。状況によって最適なものは違うのだ。一応私が周泰のが強いと言っているのはある条件があるからそれは後述する。

で、そもそも、槍孫策と周泰はカードの方向性が違う。周泰は柵と守りにも攻めにも使える意地、更に戦器も強力な万能タイプ。槍孫策は死なない超絶強化を生かした攻め特化カードなのだ。

つうのも、あのゲーム、最終的に目指すのは『攻城』だ。敵の陣の一番奥まで行くと『攻城準備中』というゲージが出て、これが満タンになると敵の城にダメージが入る。んで最終的に城の体力が多い方が勝つ。

だから、逆に言うと、敵部隊を倒さなくても攻城出来たらそれでオッケーなのだ。だから相手が攻めてる状況で意地したり雄飛しても出来る限りスルーされる。しかし、敵の城の目の前とか、敵の城に張り付いた状況で意地したり雄飛したら流石にスルーする事はできん。

城攻撃力高いしな、槍兵。

そうなると、まぁ周泰は効果時間が終わると死ぬ為基本的に攻城は入れられて一発ぐらいなもんだ。しかし孫策は死なない為、武力+10の恩恵をフルに受け、敵の妨害を跳ね返しながら攻城したり、攻城してる味方を援護したり出来るのだ。



が。


先程言った通り、呉はマトモなぶつかり合いに大変弱い。だからこのブログで何度も言っている通り、呉はガン守りからのカウンターが基本になるのだ。そうなると、呉にとって望ましいのはどっちかと言われたら間違いなく周泰な訳だ。

が、ここまで孫策が没落していると、稼動当初こそ槍孫策マンセー周泰カワイソスみたいな空気に反発し「周泰が最強。孫策イラネ」と公言していた私は逆に孫策を使ってやりたくなるのだ。天邪鬼だからな。私は。

私が最も嫌いな事の一つはその場その場で流行に乗る事だ。



そんな訳で、現在攻めの強い呉単を研究して色々考えてデッキを組んでおる最中である。ううむ。槍孫策、新手腕孫権、程普、孫桓までは鉄板として、残る2コスにパパを入れるか甘寧を入れるか……難しいな。

三国志演義&正史

2007年06月08日 11時39分16秒 | 社会、歴史
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は本日学部説明会なるものに出席する為、授業のノートとかは友人に任せてまったりしておる。ゲーセン開店と同時に突入して四戦やってから東急百貨店で買物をして帰ってきた。

さて、いつぞやまぬまぬ氏のコメントで話した三国志演義と正史の違いの話をする。


そもそも、三国志っつうのは支那の後漢という王朝の末期のお話であり、歴史である。歴史なのだが、小説なみに色々と面白い。

例えば曹操がまだそんなに強くなかった頃、当時最強を誇っていた袁紹軍と真正面からぶつかる事になった。両軍の戦力にどれくらい差があったかというと、曹操が勝った後、曹操軍の主だった武将が袁紹軍に内通するという書簡が大量に発見され、それを見た曹操が「わしだって勝てるとは思わなんだんだから、そりゃ投降したくもなるわい」とかなんとか言って書簡を全部焼いてしまい、不問に付したぐらいである。

んでその曹操が袁紹軍を倒し、南下して中華南東にあたる江東っちゅー場所に勢力を築いていた孫権を攻撃する。曹操軍公称20万、対する孫権劉備連合軍はたったの5万。この時点で孫権に勝ち目はないのだが、諸葛亮が祈祷で季節外れの風を吹かせ(東南の風。曹操軍が風下になる)、周瑜ファイヤーで曹操軍は壊滅し、曹操自身死にかかったりする。

他にも、一応漢皇帝家の血を継いでいるとは言えその日の生活にも困るぐらい貧乏だった劉備がこの戦乱の時期に乗じて昇進を重ね、最期には皇帝になってしまったりする。

事実は小説よりも奇なり、といった具合で大変に面白い訳である。


面白いのだが、一つ問題があってだな。魏呉蜀三ヶ国が鼎立したから『三』国志な訳だが、じゃあこの戦乱の時代を生き残ったのはどの国かというと、どの国も死んだのである。

蜀は魏に滅ぼされ、魏はクーデターで滅亡して晋という国になり、呉は晋に滅ぼされる。すげぇ微妙な終わり方である。しかも覇者となった晋も50年ぐらいで滅亡してしまう。その後は五胡十六国時代と言ってまたしても長い長い戦乱の時代になってしまうのだな。

本来、中華王朝というのは歴史書に関して習慣がある。王朝が交代すると、後を継いだ王朝が滅亡した王朝の歴史書を作るのだ。が、何せ晋は三国志の後であり、しかも晋自体もすぐにあぼーんしてしまった為、ロクな歴史書が作れなかったのだ。

晋が生きている時に作られた正式な歴史書を著したの陳寿という奴なのだが、何せ情報量が少ない。後に裴松之という奴が他の文献とかから引用して注釈をつけ、いわゆる正史三国志が完成するのだが、それでも大変つまらん。

情報が無かったんだろうな。黄忠伝とか2、3ページしかない。他の有名人でも2、3ページで話が終わってしまう奴は結構多い。これじゃ、いくら曹操の書簡ファイヤーやら周瑜ファイヤーやら面白い話があっても読んでて全然つまらぬ訳である。


で。

羅貫中という奴が、後に三国志演義というのを書く。これは正史三国志と様々な民間伝承を元に小説化したものだ。正史では影の薄かったキャラにも民間伝承とか羅貫中の創作で色んなエピソードを入れ、面白くまた判り易い小説として書いたものだ。

馬岱とかは上方修正を受けたキャラの典型みたいな奴だ。正史だと伝すら立っておらず、馬超伝で馬超が死ぬ時に「私の一族は皆曹操に殺されてしまいました。馬岱が唯一の生き残りです、どうかよろしくおねがいします」と言うその台詞に出てくるのと、後は魏延を追っかけて斬った以外にはまったくもって出てこない。一方、演義だと地味ながらいい味出してる脇役になってるな。

よって演義は大変面白く、本家の支那でも大受け。日本でも非常に人気が高く、吉川だとか北方だとかいった作家が更に脚色を加えて色々な三国志ワールドが展開されておる。


ただ、演義はあくまで小説である以上、正史と照らし合わせてみると色々変えられてしまっているのが判る。例えば演義だと劉備は正義の味方で徳があり情に厚い典型的な主人公だが、正史だと悪い意味で庶民オーラが出ており、成都を制圧した時は張り切って略奪に出かけようとして趙雲に止められるなんていうワロスな話がある。

張飛も演義だと脳筋の典型であり、鬼の様に強いものの一騎駆けの武者に過ぎずとにかく頭が悪いが力は強いっていうキャラの典型だ。正史だと、確かに酒好きでアホな一面もあるのだが、戦争を経験するにつけ段々と頭が良くなっていき、蜀攻めなどでは軍団指揮者として多大な戦果をあげている。

あと、演義だと呂布とか知力0の極地である代わりに張飛ですら敵わない最強の武人だが、正史だとなかなか頭がいい。張飛よりも劉備寄りの人間だな。正史だと貂蝉が出てこないから董卓vs呂布もなんだか拍子抜けドラマだ。


で、三国志好きならこういう話を聞いていると「正史ってどんなんなんだろう」とワクワクして正史を読もうとしてしまう訳である。一応、ちくま学芸文庫から日本語訳版が出ている。

が、前述した通り正史は大変つまらないのである。



そんな訳で、正史そのものを読むのはお勧めできないが、正史の内容を解説してるサイトなんかは結構ある為、読んでみると面白いかもしれんな。

あと、三国志新聞は一見するとネタ本だが、実は割と正史基準で書いてありなかなか面白い為興味があるならお勧めできるな。







今日のチラシの裏:
悪鬼飛翔遮断デッキと今日当たった。勝率七割超えの狩りだった。一戦目、開幕で周泰が一騎討ち事故起こしてそのまま敗北。試合終了直前に董白が遮断空撃ちを五回ぐらいやってきてムカついた。連コしたらまたそいつと当たった。今度は敵の馬岱が開幕一騎討ち事故で死んだからそのまま落城寸前まで削って勝たせてもらった。相手はさぞや悔しがり台蹴りした事であろう。

まぁ、デッキ相性的にはこっちが有利だったしそれ以前に相手が丘覇王ぐらいの腕前だったから自慢にはならんのだがな。いくら馬岱は計略で回復できるからって、二戦目とか四回も刺さるのはいかがなものかと。

昨日の病状

2007年06月07日 19時54分34秒 | 日記
さて、気を取り直して今日の記事である。昨日は相当酷い状況だった為その話でもする。

昨日、二週間以上ぶりに大学に行った訳だが、到着して早々怪しい気配だった。眩暈がしてクラクラするのだな。まぁ取り敢えず教室へ。

授業中、冷房がしっかりかかっているにも関わらず物凄い勢いで汗をかいた。正直なところ明らかに異常な量だった。それから、いつになく手が震えた。パキシルっつー薬を二倍にしてからこの方二日に一回は手が震えるのだが、昨日はペンが握れずメモも取れないという異常な状況であった。

この時点で凄く帰りたかったのだが、四限に語学が入っており、帰ると留年するんで何とか踏み止まる。昼はミリアム氏と食事をとり、昼休みの間に別れたのだがこの後急速に状態が悪化する。

まず動悸といえばいいのか判らんが、心臓が痙攣する感覚を覚え、それに伴い脈が乱れ激しく息切れする。更に眩暈が悪化したと言うか、羽根が生えたが如くフワフワした感覚に陥った。まぁ、どちらかと言うと麻薬を打ってラリったという方が近いかもしれんな。麻薬使った事無いから判らんが。

こりゃいかんという訳で保健管理センターに駆け込んだ訳である。そのまま休憩室で横になったのだが、一時間ぐらい心臓が痙攣し続けた為、正直もう死ぬかと思った。

一応一時間半も経てば何とか動けるぐらいには回復し、英語の授業に出席。ああ、帰りてぇ。とかなんとか思いつつも一時間半耐え切る。仲の良い教員なら事情を話せば帰れたんだろうが、生憎あまりよろしくなく、たまに心臓が痙攣しつつもどうにか耐えざるを得なかった。


んで帰宅。どうも薬っつうかさっき言ったパキシルの副作用が出たんじゃないか考え(手が震えるとかの副作用がたまに出るんだ、あの薬)、飲まずに睡眠薬(サイレースな)を飲んで床に入る。が、寝れぬ。一向に寝れる気配が無い。更にマイスリーを飲んでも寝れぬ。更にもう一錠飲んでも寝れぬ。

んで、なんだ、帰宅した時点で充分脳内あぼーんだったのだが、睡眠薬のせいで完全に自我が崩壊したらしく、確かに記憶はあるのだが何を考えて行動してたんだと言われるとてんでわからぬ。昨日の記事を書いたのはこの時期だ。

で、今日朝目覚めてすぐに幻覚に襲われ、もうだめぽとなっておったのだが、その後意外と動けた。病院を予約しておったから三田に行き、一旦日吉に戻って仮眠を取ってもう一度三田に行った。語学があったものでな。んで七時過ぎに帰ってきたという次第である。

医者が言うにはパキシルの副作用、及び昨日パキシルを飲まなかった為断薬作用なるものが発生してこんな事態になったらしい。仲も良くないし医者を変えた方が良い気もしないではないが、内科とか外科ではなく精神科だから新しい病院を探すのが著しく面倒であるによって取り敢えずこの医者にかかる方針である。


割合ホイホイ薬出してくれるしな。



薬の知識があるならある程度藪でもその方が断然楽である。精神の病気は、最終的には自分で解決するしかないのだからな。医者に下手な横槍を入れられたら治るものも治らん。この点、外科とかだと患者が知識を持っていようがいまいが死亡率が急上昇するから大変である。

まぁ、そんな訳で、しばらくはきのこれそうである。









今日のチラシの裏:
麻痺号令呂蒙、遠弓号令丁奉、天啓パパ、韓当、虞翻というデッキと今日当たった。こちらは業炎四枚。残り30カウントになるまで敵は自陣に一歩も入らず、しょうがないから前に出たら、敵さんは孫策と周泰を焼く以外の行為に出なかった。

寒すぎだ。腹を切って死ぬが良い。むしろ介錯してやるからちょっと腹を切りに来るが良い。

あと、HE劉備使ってる明らかに初心者というか多分三国志初体験の人(大学生ぐらいの普通の兄ちゃんだった)が、ICカードが出てこない仕様に大変困ってらっしゃったゆえ、横を叩く方法を教えたのだが…背も高く、ファッションセンスもなかなかある気配でいつもは肩で風を切って歩いておるのだろう男が台の前でまごまごしてる光景に不覚にも萌えた。



そろそろ本気で駄目だな。私。

さしあたり

2007年06月07日 08時17分39秒 | これら以外の何か
昨日の日記酷いなこれ。どうにか今は割合正常な頭を取り戻したが、昨日はマジでヤバかった。自我が崩壊しておった。まぁ昨日の日記を読めば相当すげぇ大分ヤバイ頭だったのがわかろうというものだが。

とはいっても、今日もさっきまで幻覚を見ておったりした為、かなりヤバめである。とてもではないがこんな状態で三田まで行く気はしないによってさしあたり今日は家で静養するつもりだが、しかしどうしよう。マジで。

たいへんだーたいへんだーてーへんだ~

2007年06月06日 21時14分12秒 | 日記
  :
だから私は! あの新潟旅行後の医者で薬が倍増した時、麻疹休講中だから静養もすれば良い、だが問題は休講が終わった後、大学の授業に出られるか出られないかだと! そう言ったろう!

  :
現在、解析が……こ………これは

  :
『はじまった』のか?

  :
いや判らん。『観測されなければ存在しない』そう言ったのは博士の方でしょう

  :
無軌道に精神世界が広がっています。それぞれに裏路地や行き止まりを作りつつ、精神世界が形成され拡散していきます。既に形成され拡散させられたものも再び同様の過程を経て次の時空に向かっています


  :
これが何であるにせよ。これだけのものになればどしようにもあるまい。いまだ我々の両手は欠けた部品を補填できておらんし、物質界でも精神界でも似たようなものだ。かくなる上は、待つしかないだろうな。『観測される』時まで。観測機界も重要だね











という訳で薬害なのか何なのか判らないがちょっと割合まぁまぁ結構大分相当かなりもしかしたら本格的にヤバい情勢である。私の精神世界とかそのへんが。

字を絵として利用すると  変 → 嶽 → 川 → 巛 → 躱 →  
                         ↓
                         阡
                         

こんな具合で我が精神世界はその御者を失い、Tv、ゲーム、スピーカー、画面そしてPC本体にまでその触手をのばし、留まる所を知らないその願いは何なのか。何が目的なのか。それは謎ではあるが、いみじくもこの精神世界の主人公の一人である君に問えば判るだろう。



霧島薫!



全く、まさかここまでの大返事をやらかそうという好きものが、私の精神世界の中に居ようとは、夢にもわなんだ。現在、諸君からは全く見えぬが、このブログは偉い事になっておる。視覚神経を直接動かしているのか、雪になっている。『ブログの文字の横が雪になっている』。そういう意味不明な世界が今ここでは大変な事が起こっている


だがそれについては語られるべきものではない。


問題は。



医者の診断が











身障





その結果がいづれかであるかというのが問題だ



全ては、午前十時半に明らかになるだろう…多分、明日。