霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

サイレントヒル4は何故クソゲーか

2007年08月19日 21時27分24秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私はあんまり元気が無いが、どうにか小説が締め切りに間に合う余地が出てきて少し安心したところでもある。今日の雷でデータが飛んだりしたら飛び降り自殺するところだったよ。ま、爆熱PCと一緒に一度吹き飛んだのだがな。

ちなみに最近あんまり更新しておらぬが、更新しておらぬ日も基本的には記事を書いておる。ただ、その記事を読み直して見てあまりにもつまらなかった場合はアップロードせずに削除している。これも日誌のクオリティ維持の為と思って勘弁してくれ。

それでも最近の記事つまらんがな。



さて、ネタも無いからサイレントヒル4の話の続きである。ちなみにこのゲーム、ここんところやっておらぬと言うか、やってるのは相変わらずデビル3である。最高難易度のマゾ難度ぶりがやばくて楽しい。いつものノリでプレイすると10秒で死ぬからな。

で、サイレントヒル4である。あのゲーム、一般的な評価はクソゲーであり、私もクソゲーだと思う。しかし、では何故クソゲーなのだろうか。いくつか理由を考えてみた。


1:激しく酔う

このゲーム、3Dゲームである。であれば、3D酔いする人が居ても不思議ではないと言うか、必ず居るに決まっておる。が、ここまで酷いと困る。ちなみに私は無双だったら永遠に酔わないし、比較的酔いやすいゲームと言われるSIRENやバイオ4も一日プレイすれば慣れる。

なのだが、このゲームの場合一時間もやれば酔う。それはもう驚くほど酔う。これはカメラワークと操作性の問題だ。3D酔いというのは車酔いと同じ原理で、自分がこの後こう動くだろう、という予測と違う動きをされると、そのギャップによって酔う訳だ。

まぁつまり、キャラが思う通りに動かんのだ。その上物凄い勢いでカメラが切り替わるから、余計に酔いやすくなってしまうのだ。


2:武器がおかしい

主に銃<鉄パイプ。何せ打撃武器は発動時に無敵判定が発生する為一方的に殴れる。また、銃の弾は10発ずつ手に入り、アイテムが8個だかぐらいしか持っていけないのだが、弾が10発ずつ1個のアイテムとして扱われる。

つまり、弾を30発持っていくと、それだけで銃を含めアイテム欄が半分埋まる。ただでさえ無敵判定のせいで打撃武器に差をつけられておるのに、これでは銃を使う理由が無い。実際、このゲームで打撃武器が有効ではない敵はウォルター・サリバンさんのみ(彼は猟銃を持っている為、流石に近付く前に死ぬ)である。

ちなみに、打撃武器も使いすぎれば壊れるようになっておるのだが、全ての敵を殴ってもまだ余るぐらい手に入る為、何の問題もない。特に『錆びた斧』は威力、範囲、無敵時間、耐久力全てにおいて最高レベルであり、これ一本でクリアできると言っても過言ではない。更に、敵を倒して進んだ方が安全なゲームバランスだ。もっと言えば、敵を殴って倒れさせたがまだ死んでいない時、倒れた敵の近くで攻撃すると首の骨を踏み折ってトドメをさせる。

つまり普通にプレイすると、突然怪異に巻き込まれ、異世界で化物を悉く虐殺する一般人ヘンリーさんが誕生してしまう訳だ。

これでは怖くない。


3:アイリーン、邪魔

このゲーム、後半に入るとヒロインのアイリーンを連れ回す事になる。なるのだが、このアイリーンのAIが驚くほど腐っており、ヘンリーさんが敵から逃げていると言うのにバッグを武器に敵陣へ突っ込むとかよくある話である。

敵がいない状態でもヘンリーさんについてこない事があり、ドアを開ける時に一定以上近くにいないとその部屋に置き去り扱いにされ、当然大きなマップ移動はアイリーンを連れて行かねばならんから、大変面倒な事になる訳だ。

バイオ4のアシュリーは誤射一発で死ぬとは言え、レオンが銃を構えれば彼の背中に回りこむか伏せたし、ちゃんとついてきたし、隠れろと言えばちゃんと隠れるし出て来いと言えばちゃんと出てきたのだが、アイリーンはそういう部分が全くなっておらんという事だな。斧の攻撃範囲に走り込んでくるし。


他にもゴーストうざいとかストーリー意味不明とか色々あるのだが、しかし、決定的な理由というのが見当たらない。確かに今まであげた内容だけで十分クソゲーっぽいのだが、万人がクソゲーと呼ぶほどの要素ではない筈である。超絶ヌルゲーマーレビューサイトのps2mk2を見ても、皆『怖い』とは書いておるのだ。ホラーゲーは怖い事が第一だから、世間の流れに逆らって評価する人も居ていい筈だ。

で、色々考えてみた。そして一つの仮説に結論に辿り着いた。

このゲーム、話が進んでも嬉しい事が一つも無いのである。例えばバイオハザードは、最初洋館に逃げ込んだ後怖いイベント盛りだくさんでウワァーとなるのだが、中盤ぐらいからどうもこの洋館は某製薬会社の研究所で、この事件もそのせいではないかという事が徐々に判って来て、更に「我々の中に裏切り者がいる…」とか言い残して射殺されてしまう奴まで出てきて、話が進展していく。

一方、このゲーム、確かに世界をめぐっていく内に、部屋の穴が大きくなっていったり、手紙が落ちる様になったり、超常現象が起きる様になったりする訳だが、話はと言うと全く進展せぬ。

基本的には「新しい世界へ到達→いかにも死にそうな奴が出てくる→謎ときして先へ進む→やっぱり死ぬ」を4、5回繰り返すだけであり、後半は異世界をもう一度最初から冒険しなおすのだが死にそうな奴が出てこないだけで後は一緒であり、やってて嬉しい事が一つもない訳だな。

また、エンディングが4つあるのだが、どんなに頑張っても結果は大して変わらんと言おうか、EDの台詞が1個2個変わるだけであり、頑張ってグッドエンドフラグを立ててクリアしても萎えるだけな訳だ。



つまり、サイレントヒル4はおつかいゲーだったという事だな。プレーヤーは延々と開発者にパシリをさせられるだけで、それ以上のモノは何も無いという話だ。これはクソゲーではない訳がない。



そんな訳で、クソゲーだからくれぐれも苦情を持ってこないように。