霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

デモンズソウル レビューとか

2011年10月24日 20時52分07秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。最近更新をサボりっぱなしの霧島である。この三ヶ月ほど、仲間内のマンブル(PCを使った多人数電話)に全然出席しておらなんだので、ここんところ精力的に出席しておった。ただ、何せ私は脳障害者であるから誰かと一緒に遊んだりするだけでも脳が大変疲れるという残念な状態になっており、マンブルに出席した次の日は大抵頭痛い頭痛いと言いながら寝込む。

なので最近出席してなかった訳だが、あまりにも出席しないのもマズイと思い、ここのところほぼ毎日出席しておったのである。まぁ、当然の帰結として更新なんかとてもではないができなかった訳だがな。

しかし出席しておったとは言え、ずっと話ばかりしている訳ではない。大体みんな、何かしら自分の好きな事をやりながら話をしておる。まぁ部室みたいなもんである。私も同様であり、大体ゲームをしながら話をしておる。じゃあ何をしてたかというと、悪魔の魂だ。



要するにデモンズソウルである。諸君も名前ぐらいは聞いた事があるだろう。他人と違う事やる俺カッコイイな2chねらーに大人気のゲームであり、難易度の高い心折設計の死に覚えマゾゲーでありながら、プレイヤーを引き込む名作として知られておる。先日、続編のダークソウルも発売され、フロムソフトウェア第二の看板ソフトとして成長していくかどうかも注目されるシリーズと言える。


さて。私がフロムのゲームを矢鱈と褒めちぎっているという事は裏があるのは確定的に明らかなのであり、要するに別にそこまですごいゲームでもないんじゃねぇ?という評価を下しておるという事である。確かにここんところずっとやっておるが、実際のところ何でやってるかってトロフィーコンプリートの為であり、そうでなかったら、一周やって終わりである。

まぁ何が駄目かはおいおい語るとしてだな、取り敢えず難易度だが、ぶっちゃけそこまで難しくない。このゲーム、アクションではなくあくまでアクションRPGであり、装備とレベルをちゃんと整えれば、ゴリ押しで進める場面は多い。っちゅうか、このゲーム、アクション性はかなり低い。ぶっちゃけモンハン未満である。アマゾンのレビューに

アクションRPGと銘打つからには肝心のアクション部分が肝になるが、
デモンズソウルは間違いなく最高レベルの 完成度を誇っているといっていいだろう。
強敵と対峙した時の、ジリジリと間合いを読み合う焼け付くような緊張感は、
今までのゲームでは経験したことがないほどのもの。


とか書いてあるが、まぁぶっちゃけこいつがゲームあんまりやった事ないだけである。武器は豊富にある(剣だけでも短剣、直剣、大剣、特大剣、曲剣、刀、刺突剣と色々)が、攻撃の種類が僅か二種類という時点で何をかを言わんやである。弱攻撃と強攻撃の二種類な。

まぁ両手持ちか片手持ちかで変わったり、ダッシュ攻撃とかもあったりするが基本は二種類だ。と言うのも、実用性に乏しいモーションとかがとても多いのだな。たとえば私の愛用する竿状武器は、両手持ち弱攻撃以外ほとんど使いどころがない。精々、敵の懐にローリングで潜り込んだ時ローリング攻撃を出して機先を制するのと、雑魚に囲まれた時両手持ち強攻撃で薙ぎ払うだけだ。

しかも、前者は元々ハルバード自体が射程の長さを生かす武器なので飛び込むという選択肢がほぼありえず、後者は雑魚に囲まれた時点で死亡フラグビンビンというゲームバランスなので、結局、ひたすら両手持ち弱攻撃を当てる作業である。

もっと言えば、大概どんな敵でも対処手段が一緒である。敵が来たら、まずはロックオンボタン押してロックオン。で、左スティックをぐるぐる回す感じで操作して(左スティックで移動)近づいたり離れたりを繰り返す。すると、それに釣られた敵が攻撃を出してくるので、攻撃モーションが見えたら左スティックを後ろに倒して後退。後は空振りしたのを確認して反撃を入れれば終了。

一応、槍持ちや、飛び込み攻撃ばっかりやってくる奴(剣奴隷兵士とか)、やたら判定のデカい横薙ぎ使ってくる奴(大腐敗人とか)といったのには一工夫必要になる。例えばローリングで避けたりな。が、あくまで基本はスティックをぐるぐる回して確反取るだけの簡単なお仕事であり、人型の場合ボスですらこれで勝てる。ガル様とか完全に作業だ。

実際のところ、アクション性はモンハン未満である。ローリングの無敵時間だって異様に長いしな。と言うか、難易度自体ソロオンリーのモンハンより簡単だ。まぁ私はMHP3しかちゃんとやった事ないが、少なくともMHP3は上級クエストに一人で挑むと結構難しいからな。私自身、クエスト失敗こそ数は少ないが、なかなか歯応えがある。

無論あのゲームもオートガードガンランスとか使えばかなり難易度は下がるが、それでも防御力低い装備だと一度転がされたが最後死ぬまで起き攻めされたり50分奮闘した結果ボスの体力を削りきれずタイムアップになって心が折れたりするからな。

私の中で、難易度は「デビルメイクライ3=忍者外伝Σ2>(超えられない壁)>ソロオンリーモンハン=デビルメイクライ4>デモンズソウル」といった感じである。難易度を選べる奴は、基本的に最高難易度準拠だ。以前は悪魔は泣くかもしれない4とデモンズソウルは同じぐらいかと思っていたが、先日ちょろっとやったら、思ったより難しかったので格上げした。私が4をやったのは3をガチでやってた時期だったし、実際よりもかなり簡単に感じたらしい。

まぁそんな訳で、デモンズソウルで心が折れてしまうプレイヤーは根本的にアクションに向いてないか、それともちゃんと情報を仕入れてないかのどちらかである。このゲームは「アクションRPG」であって「アクション」ではない。よって、RPG的な要素、例えばこいつには魔法攻撃が効くとか、こいつは物理防御が異様に高いとか、そういう情報をちゃんと知っているか知っていないかで話がまったく変わってくる。

こういう事を言うと、自分でそういうのを発見するのが面白い云々言って来るお馬鹿が涌いてくる事が予想される。実際、デモンズソウルwikiの腐れ谷2の「有志作成のマップ」とやらには、説明に

「宝のちず」的なもので、意図的に”内容が完全にわからない”ように作ってある。
ゲームの楽しみは自分で悩む部分にもあると思うので、あくまで参考程度に。


とか書いてあるからな。じゃあ攻略wikiなんか作るんじゃねーよノータリン。

大体、これを作ったのはフロムソフトウェアである。SCEと組んでるが、基本的にはフロムだ。フロムと言えば、説明書に驚くほど何も書いておらず攻略wikiを読まないとマトモに操作する事すらできないゲームを作るという残念な企業である。そんな企業のゲーム、ある程度情報を入れないでプレイする事自体が間違っておると言わざるを得ない。

まぁデモンズを私に勧めた友人は「是非攻略見ないで最後までプレイしてほしい」と言っていたが、取り敢えずトロフィーコンプした私の感想としてはむしろ攻略見ないと見事にクソゲーであった。この辺の線引きは人によるが、取り敢えずシステム面の説明だけは説明書じゃまるで足りないので、攻略見ない事を信条にしている人でもシステムまわりの解説だけはネットとかで情報を集めるべきである。なに、本来あるべき姿の説明書を読むのだと思えばいい。


さて、話の脱線具合がひどくなり過ぎたので方向を修正する。このゲーム、そこまで言うほど難易度高いゲームではない、というはさっき言ったな。しかしながら、私はこのゲームで何度も死んでおる。心が折れる要素は皆無だったが、普通に何度も何度も死んでいる。

と言うのも、このゲーム、以前私は「ディアブロ風モンハン」と言ったが、これは間違いであった。「シャドウゲイト風モンハン」というのが正しい。シャドウゲイトと言えばアレである。これである。是非ともリンク先のレビューを読んで頂きたいが、読むのめんでぇという多くの読者諸兄の為に要約すると

・すぐ死ぬ、攻略本無いと無理、無駄に長いの三要素を欲しいままにするキングオブクソゲ
・未クリアで売っても惜しくないとまで言われた伝説のクソゲ
・最初の扉を開ける→本が置いてある読む→ゲームオーバー
・もちもの→つるぎ→つかう→セルフ→私は剣の刃を左胸に突いた→ゲームオーバー
・梯子を降りる→はっ、はしごが無い!!→思わず足を踏み外してしまった→ゲー(ry
・松明がなくなる→真っ暗だ!→足を滑らせて頭をぶつけて死ぬ

という、大変素晴らしいゲームである。

ディアブロは、確かにひたすらダンジョンに潜って装備を集めてニヤニヤするだけのゲームであったし、デモンズソウルもぶっちゃけてしまえばそういう事をするだけのゲームである。何せストーリーは皆無に等しいし、キャラも薄い奴ばっかりだし、音楽は殆ど鳴らないし、対人戦の仕様が、対人が好きという奴の存在を信じる事が困難なほど糞、という感じで、武器防具を集めるぐらいしかやる事がない。

しかし、よく考えてみれば、モンハンもひたすらモンスターを狩って装備を集めるだけのゲームと言えばそうである。そういう本質的な部分ではモンハンもディアブロも一緒であり、むしろ、様々な死に様を楽しむゲーム、という観点、もしくは理不尽ゲーという観点からシャドウゲイト風モンハンと評すべきであるという結論に達した。

特に、この理不尽ゲーという要素が重要である。一般に、このゲームは「死に覚えゲー」であるとされる。何度も何度も死にながら、いかにすれば死なない様になるかというのを考え、覚えてクリアするゲーム、という事だ。しかしながら、同じ死に覚えゲーにも二種類ある。

たとえば悪魔は泣くかもしれないことデビルメイクライ。まごう事無き死に覚えゲーである。特に最高難易度は何度も何度も死ぬ。特に最高難易度初体験プレイヤーにとってはミッション2が鬼門で、死にまくりながら覚える事になる。しかしながら、ここで覚えるのは、敵の配置(敵の出てくる順序)だけでなく、それぞれの敵の攻撃モーションとかわし方、有効な攻撃方法、敵に囲まれない様に立ち回る方法、といったもの達である。

一方、デモンズソウルで覚えるのは、ぶっちゃけ道順と敵の配置だけと言っても過言ではない。デビルメイクライは、たとえ敵の配置を覚えていても、回避をミスれば死ぬし敵に囲まれたら死ぬ。もっと言えば、敵の実力にねじ伏せられて死ぬ事がある。

しかしデモンズの死因は、その多くが墜落死と、扉を抜ける→影に隠れてた敵に殴られて死ぬ、という方向性の事故死であり、敵の実力にねじ伏せられる事はほぼ皆無である。梯子を降りたら、降りた先に敵が溜まっててボコられて死んだとか、足元が悪い場所で転落するとか、本当にそんなんぐらいしか死因が無いゲームなのだ。ボスのわからん殺しは置いておいてな。

そう。デビルメイクライは、敵の攻撃パターンとかを覚えていても実力負けしていればボコられる。しかし、デモンズソウルは敵の配置以外の難易度は低いので、実力差でボコられてゲームオーバーになる事はほぼ無いのだ。仮にプレイヤーのゲームセンスが壊滅的だったとしても、ちゃんとした対策装備と十分な数の回復剤を積んでいけば大概何とかなる。

例えば、梯子を降りた先でボコられるなら、前もって火炎瓶を投げたり、梯子を降りる前に完全な防護(被ダメージ70%カット魔法)を使えばいい。それでも重傷を負ってしまったら、回復アイテムで体力を満タンに戻す。転落死しやすい場所は覚えておいて慎重に歩けばいい。それだけだ。まぁ、何度も死んでると段々投げやりになってきて余計死ぬという事もあるが、それはまた別の話である。

まぁ、ともあれ、デビルメイクライの様なゲームにおける死に覚えとデモンズソウルにおける死に覚えは、字面が一緒でも本質はまったく異なるものである。デビルメイクライは単純に「難易度が高い」と言えるが、ぶっちゃけてしまえば、デモンズのそれは理不尽なだけであり、「梯子を降りたら大量の敵がいてボコられた」というのは、「梯子を降りたらはっ、はしごが(ryと似た様なものだ。

そして、このゲーム、そういう理不尽な死に方を要求してくる場所が大量に存在する。と言うか、そういうマップしか無いと言っても過言ではない。故に、私はこのゲームを「シャドウゲイト風モンハン」と評するのである。

じゃあ面白かったんかどうなんか、と問われるとまぁ面白かったが、何せシャドウゲイトなので、一般に薦められるゲームでは決してない。普通に階段を登っていたら謎の鉄球が転がってきて轢かれ、普通に長城を歩いてたら突如龍が現れてブレスで焼き殺され、普通に順路通り進んでたらその先が毒の沼で強制的に毒にされたりする。

逆に、そういうのに無駄にワクワクできる人にはオススメできるゲームと言える。ただ、そういう人であってもコントローラ投げかねない要素がいくつかあるので、要点を挙げて注意しておく。


・起き攻め

対人があるゲームとして致命的であり、オフでも結構アレなのが起き攻めである。このゲーム、アクションRPGである以上敵の攻撃でダウンする事は往々にしてある。んで、普通、ダウンしてから起き上がるまでは大概無敵である。当然だな、この間プレイヤーは操作できん訳だから、ダウン中も食らい判定が存在したままだった場合、いったん転ばせたら後は打ち下ろし技を出し続ける作業である。

ところが、だ。ちゃんと解析した訳ではないから断言はできぬのだが、起き上がって無敵がなくなってから操作が可能になるまでタイムラグがある様である。更に、このゲームにおける回避動作であるローリングには無敵時間が付加されているのだが、どうも出がかりに無敵が無い(ローリングを開始してしばらくしてから無敵になる)様子である。

又、ローリング以外の防御手段として、盾(剣でもできたりするが)で防御する、というのがある。しかし、敵の攻撃には「盾崩し能力」が設定されており、これが高い攻撃を防御すると、よっぽどの盾を持っていない限りガードが割れてダメージを受ける。

この三つが合わさるとどうなるか。

そう。

転ばされる→起き上がりに、ローリングで回避不能なタイミングで、かつガード崩し能力の高い攻撃を合わせられる→成す術なく食らう→再びダウン→起き上がりに同じ攻撃を重ねられる→食らう→ダウン→終わりが無いのが終わり。それがゴールドエk(ry

という風な事態になってしまう場合があるのである。これは、特に腐れ谷の大腐敗人(棍棒持ったデカい奴)と、腐れ谷3のボス、公式でイカ頭と呼ばれる騎士ガル・ヴィンランドがよくやってくる。特に二周目以降になると、敵の攻撃力が一周目の約二倍になってしまう為、大型の敵やボスの攻撃は二発三発食らっただけでも大概死ぬ。よって、より凶悪となる。

こういった起き攻めでハマって死ぬ可能性のある敵と戦う場合は、必ず魔法「完全な防護」をかけておこう。奇跡「一度きりの復活」は、2、3秒寿命が延びただけになる事が稀によくあるのであまりオススメしない。一周目なら一度きりの復活の方が有効だったりするけど。本当は起き攻めで食らい確定の攻撃などなく、最適のタイミングで回避行動を取れば全部かわせるのかもしれんが、非常にシビアなのは間違いない。マンイーターの突進起き攻めとか。


・メリケンに媚びたゲーム作り

本作は、フロムソフトウェアが初期に作っていたRPG、キングスフィールドシリーズの最新作という方向で製作された。デモンズの開発が始まった契機自体が、SCEの人に「キングスの新作ってもう作らないんすか?」って言われたフロムの人が「じゃあ一緒に作りましょう」と言ったからであるとされておるからな。で、キングス自体、メリケン向けのゲームであった。

故に、本作がメリケン向けのゲームであるのは当然である。しかしながら、これどう見てもメリケンに媚びてんだろと言わざるを得ないところが結構多い。例えばPS3にデモンズソウルのディスクを突っ込んで、NEWGAMEを選択する。するとキャラメイク画面に行く訳だが、ここでいきなりフォールアウト3とかでよく見る顔が出てくる。

要するに、デフォルトの顔が思いっきりメリケンポリゴンなのである。明らかにどっかで見たことのある、メリケン好みの顔だ。名前も英語のみである。こういうメリケンに媚びた作りは私は大っ嫌いだが、まぁデモンズは日本市場は捨ててメリケン市場で売ろうとしてるのが明らか(日本市場は捨てたとしてもフロム信者が一定数買うしな)だから、仕方ないと言えば仕方ないし正しいと言えば正しいのだが。

まぁ販売戦略はさておき、他にもある。キングスや近縁作のシャドウタワーはホラー風RPGでグロかった。本作もダークファンタジーと言ってる通りグロいのだが、これがまぁメリケンのゲームでよく見る感じである。確かにキングスもホラーだったしグロかったが、むしろ見事なまでに洋ゲーなのだ。物理演算にハヴォックを採用しているのが、これに拍車をかけておる。

ハヴォックというのは、海外では非常に有名かつ一般的なエンターテイメント向け物理演算エンジンだ。まぁ要するにだな、どんなゲームを作るにしても、基本的には我々の住む世界と同じ物理法則を持つ世界を構築する訳である。例えば、仮に今諸君が腹パンされて吹っ飛んだとして、その場合、身体はくの字に曲がって吹っ飛ぶ筈である。しかし3Dの世界では、ちゃんとプログラミングしてやらないと直立不動のまま吹っ飛ぶという事が往々にして起こる。

故にそういう事にならない様、ちゃんとした計算、即ちプログラミングが必要になる。そしてここからが一番の問題だが、ぶっちゃけゲーム一本作るたびに一からプログラムし直すのは面倒である。そこで、ハヴォックという会社が、自らの会社名を冠した、そういう一連の計算をやってくれる基幹プログラムを発売した。これがハヴォックである。

ハヴォックはその優秀さを買われて洋ゲーでは盛んに使用されており、デッドスペース、オブリビオン、アサシンクリード、スタークラフト、バトルフィールド、バイオショックと有名どころはほぼ使っていると言ってもいいぐらいだ。そしてそれをデモンズは使っている。故にすげぇ洋ゲーっぽい動きをするのである。特に死体の動きがモロにハヴォック。

まぁ、またしても脱線してしまったが、3Dモデリング、及び挙動がモロに洋ゲーのソレだと言いたいのである。明らかに和ゲーの系譜ではなく、又、フロムの昔からの3Dモデル&挙動の系譜でもない。正直、何も知らずに「このゲームは洋ゲーだよ」と言われて渡されたら、気付かないぐらいである。

そして、洋ゲーは大概共通した要素を持ってる。大体メリケンで売れるゲームの要素というのは決まっており、

1:銃のある世界、もしくは剣と魔法の世界が舞台
2:銃でバラバラにしたりされたりする
3:FPSorTPS操作
4:自由度(笑)
5:キャラメイク自由度(笑)もしくは非現実的ムキムキマッチョ主人公
6:敵がとにかくキモくてグロい。それをバラバラにできると尚GOOD
7:ストーリーはあっさり、もしくは皆無

大体この辺をいくつか拾っておかないと売れない。特に上四つは重要だ。例えば某稲船はメリケンに媚びてゲームを作ったが、売れなかった。現代が舞台なのに銃がメインじゃなかったからである。メリケンは、剣と魔法の世界以外が舞台のゲームでは、とにかく銃を撃つゲームでないと絶対に納得しないのだ。

逆に、剣と魔法の世界の場合、なんちゃって中世ファンタジーである必要がある。故に、プレートアーマーとかがガンガン出てきてるのに火縄銃がなくても気にしないし、草原を旅したりするのではなく、暗いじめじめしたダンジョンにひたすら潜るタイプである必要がある。更に言えばグロめの敵がいると良く、(本来なら定番の)異種族はエルフが居れば十分で、ドワーフやホビット、フェアリーあたりは必要なく、出すならばむしろ爬虫類人間とかそういうグロいのの方が望ましい。

デモンズソウルは、基本的に↑で挙げた要素をすべて拾っている。拾っていないのは3ぐらいだ。

まぁそんな訳で、メリケンのゲームは肌に合わん、という人は注意する必要がある。




いつもどおり一万字超えなので、続く様だ。