ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は明日、ようやく島流しの地から解放される予定である。ま、解放されるといっても横浜に戻れるのではなく滋賀県のど田舎から京都に戻れるってだけだがな。
ところで、私は現在ゲームをやる暇があんまり無い。無いのだが、重度のゲーム中毒患者の私がまったくゲームをやっておらん訳が無いのであって、一応ちょこちょことやってはおる。一日三十分ぐらいだがな。
じゃあ今何をやってるのかと言うと、グランツーリスモである。つまりレースゲー。今まで一度も手を出した事の無いジャンル(強いて言えばマリオカートとF-ZEROならやった事がある)に何でいきなり手を出したかと言うと、イニシャルDを見て峠を爆走したかったというただそれだけの理由である。
自分で言うのも何だが、発想が小学生だ。
んで、イニDを見て走りたくなったんなら当然の帰結としてゲーム版イニDを買うのが普通なのだが、生憎とイニDのゲームが置いていなかったと言うかグランツーリスモしか無かったからグランツーリスモを買ってきたのだ。
しかし、その、なんだ。この歳になると実車の運転経験もあると言うか、免許証を取ったのだから当然何度も車は運転しておるのだが、私は車を運転するのは嫌いである。とても嫌いだ。
さしあたり、我が家には20年以上前のジムニー(パワステ無し、ターボ無し、ハンドルでドア開閉、速度計は90kmまで)とパジェロ(当然素晴らしくデカい)しか無い訳で、この時点で運転が嫌になるのだが、そういう要素が無かったとしても出来れば車を運転したくない。
だって、車だとまず車体が大変大きい。狭い通りに不用意に踏み込めば、電柱とかにぶつかる。下手をすれば、他人の家の玄関に突入する事になる。徒歩とか自転車であればこういう心配はあんまり無い。ま、十万ぐらいするスポーツ自転車なら話は別だが、私が運転するのなぞママチャリが関の山だから問題ない。徒歩はどうやってぶつかるのかという話だ。
それに車は、ただでさえ大きく重いのに結構視界が狭い。諸君も教習所で習ったろうが、車は全ミラー全窓を使ってもそれでもまだ死角が結構ある。んで、幼稚園とかの子供は好き好んでそういう場所に潜む傾向があるから危険だ。子供はそういうのを好むとか何とかを抜きにしても、ある程度の速度がある状態で人間にぶつかってしまう、つまり車へんに楽しい行為(轢は車に楽しいと書くからな)をしてしまうと、高確率で死んだり骨が折れたりするのである。
明らかに歩行者が悪い状態(急に路上へ飛び出す、とか)であっても、大抵裁判では車側が負けるしな。
それに、道路は自分の車だけが走っているのではない。他の車も普通に走っておる。となると、狭い道路だとギリギリまで寄せないと衝突したりしてしまうし、こっちが前を走ってる状態でいきなり減速したりすると、後ろの車にドカーンとやられてしまう。
かように、車の運転というのは大変面倒である為私は嫌いである。嫌いなのだが、となると、これだけ嫌いな運転をするゲームを何故わざわざ買うのか、という話になる。
で、色々と考えてみた結果、レースと普通の運転は全然違うという結論に辿り着いた。確かに、カーブはアウト→イン→アウトと走るのが一番速いし走り易いから、レースをしていようと普通に運転していようとだんだんそういう走り方になっていく。
が、レースと運転は根本的に違う。さらにこのレースがゲームだともう一つ違う。一昔前のレースゲーなら知らぬが、現在のゲームはコースアウトしたり壁に激突したりすると著しく遅くなる。だから両方厳禁なのだが、逆に言えば所詮ゲームである。
時速200kmで障害物にぶつかったり、崖近くのガードレールを突っついたり、他の車に激突しても大丈夫だ。今挙げた例が現実に発生したら、私は作用反作用の法則でお煎餅になったり、崖から落っこちて何が死因なんだかわからん有様になったり、最低二台以上の車ともみくちゃになった挙句ミンチになり卵を加えて焼けば人肉ハンバーグみたいな事になったりする訳である。
んでレースにまだ慣れておらん段階では、どうしたってアクセルを踏みっぱなしにしてとにかく速度を稼ごうとしてしまう。慣れておれば、低速ギアに切り替えてエンジンブレーキをかけつつブレーキを踏んでしっかり速度を落としてから曲がる訳だが、逆に言えば、慣れておらん段階では速度を出しすぎてしまって曲がりきれない。
ま、ゲームだから速度が落ちるぐらいで済むのだが、これが現実の世界だったらミンチである。レースゲーだから、誰だってアクセルを踏もう踏もうとしてしまう訳だな。これが現実だと、時速200kmとかゲームの時点で相当な迫力があるのであり、普通の人間だったらビビってアクセルを緩めたりブレーキ踏んでしまったりするのだ。
つまり、実際の運転では誰だって速度を緩めがちになったりしてしまうのだが、レースゲーだとそうとは限らんという事だな。では、何故人間は皆レースゲーだとガンガン速度を出そうとしてしまうのだろうか。
1:脳内麻薬説
人間は本質的に、空を飛ぶだとか超高速で走るだとかいった行為を好む為、恐怖心の無いゲームではガンガンやろうとしてしまい、それで興奮してアドレナリンが出て、更に速度を出して興奮すると考える。
2:ハンドル握ると人が変わる説
普段は「馬鹿野郎!」とかいった具合に他人を罵倒する事など考えられない人が、ハンドルを握ると途端に人が変わる、という症状が多数報告されている。人間は車の様な力を得ると、本能的に滅びに向かって突き進む、と考える。
3:陰謀説
レースゲーにはオウムとかが使っておったサブリミナルのアレが導入されている。新興宗教、つまり公明党のバックのアレとかの陰謀と考えられる。もしくはユダヤ人の陰謀。
4:ミレニアム説
南米に逃げ延びたナチの残党が電波を送ってる。
5:折衷型
ナチの残党が日本の支配をもくろむ
↓
ナチの残党、創価か何か(仮にSOKA)に接近
↓
脳内麻薬の出やすいモータースポーツに目をつける
↓
SOKA、持ち前の頓知力を発揮し、何故かレースゲーにサブリミナルする
↓
微妙なことに
ところで、私は現在ゲームをやる暇があんまり無い。無いのだが、重度のゲーム中毒患者の私がまったくゲームをやっておらん訳が無いのであって、一応ちょこちょことやってはおる。一日三十分ぐらいだがな。
じゃあ今何をやってるのかと言うと、グランツーリスモである。つまりレースゲー。今まで一度も手を出した事の無いジャンル(強いて言えばマリオカートとF-ZEROならやった事がある)に何でいきなり手を出したかと言うと、イニシャルDを見て峠を爆走したかったというただそれだけの理由である。
自分で言うのも何だが、発想が小学生だ。
んで、イニDを見て走りたくなったんなら当然の帰結としてゲーム版イニDを買うのが普通なのだが、生憎とイニDのゲームが置いていなかったと言うかグランツーリスモしか無かったからグランツーリスモを買ってきたのだ。
しかし、その、なんだ。この歳になると実車の運転経験もあると言うか、免許証を取ったのだから当然何度も車は運転しておるのだが、私は車を運転するのは嫌いである。とても嫌いだ。
さしあたり、我が家には20年以上前のジムニー(パワステ無し、ターボ無し、ハンドルでドア開閉、速度計は90kmまで)とパジェロ(当然素晴らしくデカい)しか無い訳で、この時点で運転が嫌になるのだが、そういう要素が無かったとしても出来れば車を運転したくない。
だって、車だとまず車体が大変大きい。狭い通りに不用意に踏み込めば、電柱とかにぶつかる。下手をすれば、他人の家の玄関に突入する事になる。徒歩とか自転車であればこういう心配はあんまり無い。ま、十万ぐらいするスポーツ自転車なら話は別だが、私が運転するのなぞママチャリが関の山だから問題ない。徒歩はどうやってぶつかるのかという話だ。
それに車は、ただでさえ大きく重いのに結構視界が狭い。諸君も教習所で習ったろうが、車は全ミラー全窓を使ってもそれでもまだ死角が結構ある。んで、幼稚園とかの子供は好き好んでそういう場所に潜む傾向があるから危険だ。子供はそういうのを好むとか何とかを抜きにしても、ある程度の速度がある状態で人間にぶつかってしまう、つまり車へんに楽しい行為(轢は車に楽しいと書くからな)をしてしまうと、高確率で死んだり骨が折れたりするのである。
明らかに歩行者が悪い状態(急に路上へ飛び出す、とか)であっても、大抵裁判では車側が負けるしな。
それに、道路は自分の車だけが走っているのではない。他の車も普通に走っておる。となると、狭い道路だとギリギリまで寄せないと衝突したりしてしまうし、こっちが前を走ってる状態でいきなり減速したりすると、後ろの車にドカーンとやられてしまう。
かように、車の運転というのは大変面倒である為私は嫌いである。嫌いなのだが、となると、これだけ嫌いな運転をするゲームを何故わざわざ買うのか、という話になる。
で、色々と考えてみた結果、レースと普通の運転は全然違うという結論に辿り着いた。確かに、カーブはアウト→イン→アウトと走るのが一番速いし走り易いから、レースをしていようと普通に運転していようとだんだんそういう走り方になっていく。
が、レースと運転は根本的に違う。さらにこのレースがゲームだともう一つ違う。一昔前のレースゲーなら知らぬが、現在のゲームはコースアウトしたり壁に激突したりすると著しく遅くなる。だから両方厳禁なのだが、逆に言えば所詮ゲームである。
時速200kmで障害物にぶつかったり、崖近くのガードレールを突っついたり、他の車に激突しても大丈夫だ。今挙げた例が現実に発生したら、私は作用反作用の法則でお煎餅になったり、崖から落っこちて何が死因なんだかわからん有様になったり、最低二台以上の車ともみくちゃになった挙句ミンチになり卵を加えて焼けば人肉ハンバーグみたいな事になったりする訳である。
んでレースにまだ慣れておらん段階では、どうしたってアクセルを踏みっぱなしにしてとにかく速度を稼ごうとしてしまう。慣れておれば、低速ギアに切り替えてエンジンブレーキをかけつつブレーキを踏んでしっかり速度を落としてから曲がる訳だが、逆に言えば、慣れておらん段階では速度を出しすぎてしまって曲がりきれない。
ま、ゲームだから速度が落ちるぐらいで済むのだが、これが現実の世界だったらミンチである。レースゲーだから、誰だってアクセルを踏もう踏もうとしてしまう訳だな。これが現実だと、時速200kmとかゲームの時点で相当な迫力があるのであり、普通の人間だったらビビってアクセルを緩めたりブレーキ踏んでしまったりするのだ。
つまり、実際の運転では誰だって速度を緩めがちになったりしてしまうのだが、レースゲーだとそうとは限らんという事だな。では、何故人間は皆レースゲーだとガンガン速度を出そうとしてしまうのだろうか。
1:脳内麻薬説
人間は本質的に、空を飛ぶだとか超高速で走るだとかいった行為を好む為、恐怖心の無いゲームではガンガンやろうとしてしまい、それで興奮してアドレナリンが出て、更に速度を出して興奮すると考える。
2:ハンドル握ると人が変わる説
普段は「馬鹿野郎!」とかいった具合に他人を罵倒する事など考えられない人が、ハンドルを握ると途端に人が変わる、という症状が多数報告されている。人間は車の様な力を得ると、本能的に滅びに向かって突き進む、と考える。
3:陰謀説
レースゲーにはオウムとかが使っておったサブリミナルのアレが導入されている。新興宗教、つまり公明党のバックのアレとかの陰謀と考えられる。もしくはユダヤ人の陰謀。
4:ミレニアム説
南米に逃げ延びたナチの残党が電波を送ってる。
5:折衷型
ナチの残党が日本の支配をもくろむ
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ナチの残党、創価か何か(仮にSOKA)に接近
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脳内麻薬の出やすいモータースポーツに目をつける
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SOKA、持ち前の頓知力を発揮し、何故かレースゲーにサブリミナルする
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微妙なことに