霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

ちょいと更新停止

2007年03月16日 00時05分41秒 | これら以外の何か
まぁ題名の通りなのだが。

電撃の賞に出す(予定)の小説を書くのが忙しすぎて、ブログを書く暇が無い。いや、暇はあるんだが、小説を書くのに疲れ果ててしまってまともな文章が書けない。最近の記事に勢いがなかったのはそのせいだ。

毎日更新しても乙な記事しか書かないんでは意味が無いし、暫く更新を停止したいと思う。締め切りが4月10日だから、それの直前ぐらいには多分復活すると思う。


それでは諸君、それまで息災でな。

略号

2007年03月12日 21時19分46秒 | 日記

飲食店で居合わせた女性客を「デブ」「ドラム缶みていだな」などとけなし、侮辱罪で拘留29日の刑に服した山梨県大月市の小俣武市議(56)=無所属、1期=が12日、定例市議会で一般質問しようとしたところ、他の市議らの反対で封じられた。小俣市議は昨年9月に辞職勧告決議を受けたが「事件は冤罪(えんざい)」と受け入れなかった。「議会で発言できないのはおかしい。憤りを感じる」と反発している。

 この日は小俣市議を含め6人が一般質問を行う予定だった。井上正己議長によると、一部の議員から「小俣市議が発言するなら(本会議を)退席する」との通告があり、急きょ全員協議会を開催。発言を認めるかどうかについて議長と欠席した1人を除く18市議で採決した。その結果、認めないことへの賛成が15、反対が3だったため、井上議長が市議会規則に基づき、小俣市議の発言を拒否した。井上議長は「辞職勧告をした議員に一般質問をさせるのはいかがなものかという多数の意見を尊重した」と説明している。

 総務省行政課によると、議会での発言を認めるかどうかは各自治体の議会規則による。大月市議会は規則で「発言はすべて議長の許可を得た後で行わなければならない」と定めている。

 小俣市議は04年9月、同市内の飲食店で、女性客を侮辱したとして侮辱罪に問われた。06年9月に最高裁が上告を棄却する決定を出し、同罪の法定刑としては最も重い拘留29日が確定した。【藤野基文】



別にデブくらい、いいじゃねぇか(挨拶)

ここ何日か全然真面目に記事を書いておらぬから少し真面目に書くとする。ここのところ全っ然睡眠薬が効きやがらないから飲んでおらなんだのだが、昨日飲んでみたら激しく寝れて大分スッキリした。どうやら身体が疲れ果てておってよく効いたらしいな。

さて、↑の記事を見て「やれやれ、デブぐらいで訴えられるとは物騒な世の中になったな」とか思っておったのだが、とは言っても現場の状況を知らんから何とも言えん。

「うるせーこのハゲ!」「んだとこのデブ!」「うるせーっつってんだバーコード!」「もう一片言ってみろ人間ドラム缶!」

みたいなやりとりだったらはっきり言ってどっちもどっちであり、侮辱罪は適当ではないと思う訳である。例え市議会の議員であっても、別にいいだろうと思うのだ。どうせ酒入ってんだしな。両方。

一方的にこの市議会の人がデブだのドラム缶だの言いまくって侮辱罪認定食らったなら判らんではない訳だが、この調子でちょっとした悪口も侮辱とか名誉毀損認定していくと迂闊にものが言えない社会になってしまう。つまりアメリカ。

もうちょっと、公共の福祉以外に言論の自由も重視した方がいいと思う。これが、ちゃんと国の規制が隅々にまで行き届いておって、ちょっとした不正でも例外なく取り締まれる国家体制ならいいんだが、そうじゃないんだし。日本は。まぁつまりロシア的社会主義国家なんだがな。そういう国って。

そういう方向に走るなら、昔のエジプトみたいに密告もガンガン奨励しまくって、少しでもボロを出したらすぐに逮捕という方針でやってもらいたい。アジア的ならぬアフリカ的優しさである。いわゆるパブリック・アイシステムという奴だな。その場合は熱心に密告した人は表彰し奨励金を出すぐらいの勢いで臨んでもらいたい。

逆にそれぐらい徹底できんなら、あんまり深入りするなっつー話である。正当防衛と過剰防衛の線引きがよく判らんのと似ておるな。攻撃される側としては逃げるにしろ反撃するにしろ成功の可能性が一番高い方法を執るのが自己を守るのに適切な訳だが、防衛的先制攻撃(攻撃されそうになった場合、先手を取って攻撃する事によってこちらを守る)は基本的に過剰防衛に相当する訳である。どうしろっちゅうねん。仕事しろよ警察。

っつってもまぁやりすぎると特別高等警察になってしまう訳で、自由を標榜する我が国的には微妙な訳で、なかなか判断が難しいところな訳だが。


んで、何でこんな話をしたかというと、最近ちょっとわからぬものが出てきたのである。差別語と言うと大変頭の悪い日本知識人イメージしか浮かんでこぬからここでは悪口と呼ぶが、よく考えたら、『なんで悪口になるんだろう』という言葉がいくつかある事に気付いたのである。

例えばジャップ。これはほぼ間違いなく、Japaneseの最初の三文字を取ったJAPだろうと思う。しかし、それだけなら単なる略称である。現在の日本の略号であるJPNと全然変わらん。略称=悪口なら、EUだって悪口認定されていいはずである。UAEとか日本ですらUAEで済まされておる。アレはアラブ首長国連邦って国名なんだしな、本当は。

と言う事は、最初の三文字を取っただけの略号は悪口になるとか、そういう決まりが英語にはあるのだろうか。私は英語に疎いからそういうところは判らん訳で、謎である。

例えば、『鬼畜米英』は間違いなく悪口である。単純に米英って言えばいいところにわざわざ鬼畜を付けているんだしな。しかしジャップにそういう要らんもんはついておらぬ訳で、わからん。

他にも、昔『ナチ』は当人達からしてみれば悪口だという話を聞いた事がある。アレの正式名称は『ドイツ国家社会主義労働者党』な訳だが、どうもナチとかナチスは駄目らしい。それだもんで、NDSAPと略す事が増えているらしい。

うーむ。


短い略号ってやっぱり駄目なんかな。



と、少々短めだがこの辺で終わる。あー、しかし、他に応募するって言ってた二人どうしてんだろう。多分書いてないんだろうなぁ。mixiの方でも反応なかったしそもそも忘れてるのかもしれんな。

正直、別に書かないなら書かないでいい訳だが(人それぞれ事情はある)、一応やると決めた以上はせめて反応ぐらいはしてほしいもんである。

とまぁ、こんな事ばかりやっておるから友人が減る訳である。

疲れたから勘弁

2007年03月11日 19時20分54秒 | 日記
アライアンスって、ヤバイんじゃないだろうか。

何の話って、そりゃ当然ラストレイヴンのアライアンスである。前に述べた通りアーマードコアの世界ではACが一番重要な戦力であり、ACの前ではMTとか戦車とかは鉄屑同然という訳だ。つまり、保有ACがそのまま戦力に結びつく。

で、アライアンスのAC、つまりアライアンス所属レイヴンなんだが。


アライアンス本部
モリ・カドル

アライアンス戦術部隊
エヴァンジェ
トロット・S・スパー
プリンシバル
ゴールディ・ゴートン
ジャウザー


と、数はそれなりに揃っておる。のだが、18時(ゲームスタートは8時)を過ぎるとだな。


アライアンス本部
モリ・カドル→大概生きてる

アライアンス戦術部隊
エヴァンジェ→離反
トロット・S・スパー→離反+粛清完了済
プリンシバル→確定で戦死
ゴールディ・ゴートン→確定で戦死
ジャウザー→大概生きてる


と、開戦十時間で壊滅状態である。特にプリンシバルはどのルートを通っても12時には死んでいる。何せ、主人公が最初の四時間でどのレイヴンにも手を下さなかった場合の初戦死者である。きのこ先生が早く死ぬ事もあるがな。

んで、残るこの二人、モリさんとジャウザーだが、モリさんは既に述べた通りこの上ないヘタレであり、どうしようもない筈である。しかし、ルートにもよるが、ことによるとこやつは最後まで生きておる。もしかしたら、単に評価が低かっただけで戦術部隊の他の連中よりはマシな腕前だったのかもしれん。

一方、ジャウザーは設定の方からして強キャラという事になっておる。ルートにもよるが、大抵最後の方まで生きてる。んで、エヴァンジェ隊長は一度離反したらジャック討伐ENDでしかアライアンスに復帰せず、大抵行方不明になるか死ぬ。

つまり、アライアンスの明日はモリさんとジャウザーの双肩にかかっておるのである。


ガンバレモリさん。
ガンバレジャウザー。

世界の明日はかかってないけどアライアンスの明日は君達にかかっている。



とまぁ体調不良で寝込みながらそんなどうでもいいことを考えている訳である。小説なんぞ本気で書き始めると体調はすぐ崩れるのだ。ウボァー。やばー。これ締め切りまでに本当に終わるのか…

最後のレイヴン達

2007年03月10日 05時31分24秒 | アニメ、ゲーム、映画等
先日の記事は自分でもつまらないと思うぐらいにはつまらなかった故、今日はネタフルにラストレイヴンをお送りしよう。



・主人公

レイヴン。ドミナント候補その1。筆頭候補だったのか、バーテックスの実力派レイヴンのライウンを倒した際、ジャックをして「結果は見えていたが…なるほどな」と言わしめた。

ただ、中の人によってスペックが大きく異なる。

AC界の通例の一つとして『主人公は新米レイヴン』があったが、今回はストーリーがストーリー(何せ24時間で終わる)なだけにアーク時代からのレイヴンとして扱われる。


・エド・ワイズ

主人公と契約しているフリーランスのリサーチャー。偽情報を沢山教えてくれる。こいつのお陰で10回ぐらいは死ぬ。

特に敵レイヴンに対する評価は酷く、こいつが弱いと評価した奴ほど強く、強いと評価した奴は大した事ないという傾向がある。アーク時代に上位ランカーだったプリンシバルを雑魚扱いしてるあたりでどうかという話だが。

また、彼の報告は常に高圧的でウザい。最初の方で「この24時間、情報が重要になるぞ。俺の報告書はちゃんと読んでおけよ」みたいな事を言うが、彼から得られる情報はほぼ無い。ストーリー中、オペレーターが「エドが何か掴んでるかもしれない、とにかく帰還して」みたいな感じでエドが活躍しそうな台詞を何度か言うが、見事なまでに何も掴んでいない。

無能な上に金の事しか頭に無いオペレーターを含め、主人公は人を見る目が無いか、もしくは対人関係の運が無いと思われる。


ジャック・O

主人公その2。壮大なネタAC『フォックスアイ』を駆るバーテックスの若きカリスマ。先日の記事の通り、味方を裏切りまくる。ドミナント探しに必死。

ジャック討伐エンドだけでも「遅かったじゃないか…」「目的は既に果たしたよ。彼女がな。全ては私のシナリオ通り。後は嫌われ者の幕引きだ…」「そうだ、私はレイヴンだ。それ以上でも以下でもない」等々渋い発言の数々を残す。

が、2chでは完全にやらないかキャラが定着しており、最終的にはバーテックス所属全レイヴンに「やらないか」を言わせる事に成功している。音声MAD「ジナゲド弱」では3のゲドと共演。「♪ふ・た・り・で♪やらないか♪」抜群のコンビネーションを発揮した。


エヴァンジェ

主人公その3。以上。


ジナイーダ

主人公その4。ドミナント候補筆頭の女レイヴン。アライアンスにもバーテックスにも属さず武装勢力を率いているが特に目的はなく、ただ強さだけをひたすらに求めて行動している。

ニューゲーム選択時に出るムービーの主役。顔こそ確認出来ないが、パイロットスーツが拝める珍しいレイヴン。が、そのムービーで胸にふくらみが欠片も確認されなかった為、鉄の胸とか貧乳とか呼ばれる。あと、ツンデレイヴンとしても高名。ずっとツンだが。


モリ・カドル

アライアンス本部所属のレイヴン。戦術部隊ではなく本部所属なのは、エド曰く「エヴァンジェからの評価が最低で戦術部隊に居場所が無かった」から。

スーパーヘタレイヴンで、体力を減らしてあげると驚くべきヘタレヴォイスで「くそ、遊びはもう終わりだ!」「管制室!すぐに援護しろ!」と言い出したり、死にかけになると「管制室ちゃんと援護しろよぅ」と言ったりする極度の管制室依存症。

つうか、『遊びは終わり』なら本気出せよ。管制室はまた違うだろうお前。

ただ、実はAIの出来が良く、本作でも中堅どころの実力はあったりする。少なくとも戦術部隊司令官補佐よか強い。何と言うか、ヘタレならヘタレで弱ければ良かったんじゃないだろうか。彼のグレネードで粉砕された初心者数知れず。ちなみにエドの評価はやっぱり酷い。

通称モリさん。MADやネタではよくバーテックスの人達にやらないかされている。ちなみに搭乗するACの名前は『ピンチベック』。名前からして既にピンチ。


ライウン

バーテックスの実力派レイヴン。こいつはエドの言う通りなかなか手強い。特に、強い癖にファーストミッションに登場する為、管理強行偵察で彼の肩キャノンに粉砕されたレイヴン数知れず。

最初のミッションでスルーし、バーッテクス寄りで進んだ場合『ライウン抹殺』にて登場。ジャックに「ライウンが裏切った。排除を頼む」と言われて行ってみるとライウンに「まさか貴様が裏切るとはな」と言われる。ジャックに裏切られるライウンカワイソス。

最初のミッションは『管理局強行偵察』『産業区侵入者排除』『前線基地強襲』から選ぶのだが、アライアンスの依頼が管理局強行偵察だけなのと、一番報酬が高いという事で選んでしまう初心者レイヴン続出。

しかも「全部エネルギー兵器なら対エネルギー装甲を完璧にしてやるぜ」とACを組んでも、彼の主砲の前ではボロ雑巾に等しい。その上ミサイル迎撃まで積んでおり、本作の「困った敵にはマイクロミサ+連動ミサ」が通用しない。ついでに火力が非常に高く、ネクサスシリーズの「困った時にはガチタン」も通用しない鬼レイヴン。

登場レイヴンもっと選べなかったのか、フロム。一応旋回性能は悪い為上手く回り込めば一週目でも勝てるが…


ゴールディ・ゴードン

アライアンス戦術部隊所属のレイヴン。エド曰く、「金の為にアライアンスに与すると公言する清々しい俗物」。また、エドの報告書には「過大評価」されており、過去の戦績を見ても「実力による勝利でないもの」が多い、とある。

で、実際に戦ってみると、なるほどこいつ自体は強くない。つうかお供のMTの方が強い。このお供MT、戦場に激しくECMを展開しており、レーダーが砂嵐になるだけでなくロックオンすらできなくなる事多々。

そしてゴードンの乗機レイジングトレントⅣは火力だけは一丁前にある為、レイジングトレントを無視してMTを撃破しようとすると後ろから集中砲火で大損害、しかし先にレイジングトレントを相手にするとECMのお陰でやっぱり大損害。

またレイジングトレント戦のステージが極端に狭く、領域離脱ゲームオーバーになったり、領域の外に逃げるMTを追いかけて領域離脱したレイヴンも数多い。


Ω

バーテックス所属レイヴン。エド曰く「純粋に殺しを楽しむ享楽主義者」で「かなりの実力者でもある」らしい。のだが、台詞は「ここを簡単に明け渡す訳にはいかん」等しかなく至ってマトモであり、その上大して強くない。

主人公は一刻も早くエドを解任した方がいいと思う。


トロット・S・スパー

アライアンス戦術部隊司令官補佐にあたる。隊長大好き。一応アライアンスNO2という事にはなっているが、明らかにモリさんより弱い。まだゴールディ・ゴートンの方が強いんじゃ…

エヴァンジェがバーテックスに寝返った(一応内偵調査だが)際、エヴァンジェの寝返りが内偵と知っていながら「ヤダヤダ隊長と一緒じゃなきゃヤダヤダ」と駄々をこねて隊長を追跡。そして確実にアライアンス本部に始末される。

しかし、EN消費がドでかい四脚にエネルギーキャノン武器腕って、初心者レイヴンでもそうそうやらんぞ。その構成。


烏大老

ウーターロンと読むらしい。バーテックス主要幹部にして前線部隊指揮官。相当な古参レイヴンで実力派らしい。乗機はエイミングホーク。エドの評価が高い。つまり大した事はない。

が、『エイミングホーク撃破』では難儀する。このミッション最大の敵はエイミングホークそのものではなく特攻兵器。一応エイミングホークにも突っ込んでいるらしいのだが、明らかにこっちに向かってくる数が多い上、時間経過でどんどん数が増える。まさにカオス。

古参の実力派レイヴンは特攻兵器をもビビらせるらしいな。


グリーン・ホーン

「お前じゃこの先生き残れないぜ」が「お前じゃこの先きのこれないぜ」に聞こえた為、きのこ先生の愛称で親しまれる事になったネタレイヴン。

乗機は重量級の癖に火力が微妙、その上装甲が微妙で機動性は絶望的という悪い見本みたいなAC。これではきのこれない。




取り敢えず、主人公は早くエド・ワイズとの契約を解除した方がいいと思う。エクストラガレージ4だといい味出してるんだけどな、エド。本編では本当に役に立たない。

留年

2007年03月09日 17時14分57秒 | アニメ、ゲーム、映画等


薫「む、原級と無感動に書いてあるぞ」
清「つまり留年って事か姉者」
薫「見事に語学3つも落としてるから多分そうだな」
清「流石だな姉者」

清「マテ姉者」
薫「どうした」
清「よく見るんだ、日本史の単位が一つもきてないぞ
薫「…ほんとだ、全部Dかお星様じゃないか」

薫「ってよく見たら史料購読まで落としてるぞ」
清「出席じゃないのか、姉者」
薫「担当教授名が唯一私と仲の悪い教授になってる辺りに作為を感じるな」
清「落ち着け姉者」

薫「教育も酷いな、Dと☆とAしかない
清「A一つだけだけどな」
薫「おかしいな、二つは取ったつもりだったんだが…」
清「それは確かレポート提出日に出し損ねたんじゃなかったか?」
薫「言われて見ればその通りだ」
清「流石だな姉者」

薫「しかし東洋史と西洋史は出来がいいな」
清「BBCか、まずまずだな姉者」
薫「ああ、Cの奴は後期ほぼフル欠席+試験遅刻+試験問題2つの内片方の問題文を勘違いしたから私にとってはAみたいなものだ」
清「むお、なかなかやるな姉者」
薫「任せておけ」



まぁこんな感じで、留年した訳である。しかし史料購読を来年も取らないといけないと思うと大変にダルいな…

ドミナント

2007年03月08日 23時57分10秒 | アニメ、ゲーム、映画等
(今回はアーマード・コア ラストレイヴンのネタバレ話であるから注意されたい)




何か昨日の記事を見ようと思ったら、載っておらぬ。確かに投稿したつもりだったのだが。…ふむ。久しぶりに投稿に失敗したらしいな。ここのところ一回も失敗しておらなんだから確認してなかった。そんな訳で今日はガンダム無双のレビューはスルーである。昨日書いたからな。消えたけど。

さて、ここのところガンダム無双はやっておらん。先日ジャックの話をしたのと、2chACwikiのMAD保管庫の『RAVEN PHANTOM』なる動画を見てしまったせいで旧ACがやりたくなり、ラストレイヴンをやっておる。

これもPS3のお陰だ。ラストレイヴンはローディング周りの性能が絶望的に酷いACシリーズ(と言うかフロムソフトウェア製ゲーム)の中でも1、2を争う絶望的なローディング性能であり、PS3の処理速度が無かったら既に5回はPS2を殴っておるところである。

何せミッション失敗(ゲームオーバー)からリトライ画面に行くまでにミッション開始時ぐらいのロードがあるからな。大体のロードの流れとしては、

ゲーム開始(ロードゲーム)→ロード→ガレージ画面→ミッション選択→ロード→ミッション実行→ロード→ガレージorリトライ画面(リトライ選択時→ロード→ガレージ)

という感じで、全てのロードが等しく気の遠くなる長さな為、PS2でやった当時は全ミッションをやり遂げる事など思いもよらなかった。つうか、PS2メモカからデータ消えてた。余程キレたらしいな。


んで実際やってみて、取り敢えず、最終侵攻☆レビヤたんルートとジャック討伐ルートをクリアし、現在エヴァンジェ隊長と殴り合い宇宙中である。隊長強いよ隊長。

ところで今回やるにあたって、どういうストーリーなのかネットで調べてみた。以前やった際はどういう話かさっぱりだったからな。やった当時わかった事と言えば、

・ネクサスの続編(半年後)
・ネクサスラストの『旧世界の遺産』特攻兵器で世界が壊滅
・ゲーム開始時点で生き残ったレイヴンは22人のみ
・ネクサス時に世界を支配していた3大企業が合同して『アライアンス』を設立
・ジャックが突如「レイヴンによる世界秩序の創出」を掲げる
・ジャックはその為『バーテックス』を立ち上げ、24時間後の総攻撃を布告

というゲームの説明書にも載ってる事と、

・中盤以降パルヴァライザーという謎の兵器が出てくる
・パルヴァライザーは特攻兵器と同じ旧世界の遺産らしい
・両者共に『インターネサイン』という場所で生産されてるらしい

と、これだけでは何が何だか全く判らない断片的情報だけだった。エヴァンジェ隊長がしつこく言ってくる『ドミナント』とやらに至っては一体何なのかてんで判らぬ次第である。


んで、調べてみたら判った。まず何も知らぬ人の為に言っておくと、ネクサス時代(割合平和だった時代)はそれ以前に一回『大破壊』と呼ばれる何かによって世界中が荒廃している。その大破壊が何かは明らかにされておらぬが、3みたいな惑星規模の災害か、特攻兵器の襲来か何かであろう。

で、ネクサス時代には国家が既に消滅しており、企業が世界を支配しておる。主にクレスト、ミラージュ、そしてキサラギである。更にネクサス時代になってナービスという企業も台頭してきている。んで企業が世界を管理しておるから、自分がクレストに所属しておればクレスト人、お隣さんでもミラージュに勤めておればミラージュ人、といった具合である。

それでネクサスよりも前から戦争の主役になっておったのがACとレイヴンである。取り敢えずACは『地上最強のロボット兵器』という設定であり、ACの前では同じロボットのMTだろうが戦車だろうが戦闘機だろうがことごとく鉄屑もしくは鉄の棺桶という具合であり、これを駆る者がレイヴンである。

レイヴンは基本的にレイヴンズアークと呼ばれる独立企業に所属しており、企業に所属したり、企業と専属契約を結んだりはしない。と言うか、レイヴンズアークがこれを禁じておる。何でって、企業が直接レイヴンが使ったらすぐ戦争になるのは明白だからである。よってアークがレイヴンを管理し、レイヴンによる小規模な代理戦争が行われる程度、といった具合だ。

ところが、実際は企業と専属契約しているレイヴンがいたり、アーク上層部が権力を求めて企業と癒着したりしてネクサス時代には崩壊してしまう。この崩壊に拍車をかけたのが特攻兵器の襲来である。


特攻兵器というのは旧世界の遺産で、簡単に言うと完全自動のミサイルである。一度放ってしまえば、後は自己の判断で行動し、敵を発見したら突撃、という、生産工場から放てばいいだけという大変便利なミサイルだ。

で、ナービスという企業がこれを発掘するのだが、起動した生産工場が世界中の企業やらレイヴンやらを全て敵と認識した為、特攻兵器祭になって世界中があぼーんしてしまう訳だ。起動が不完全だったのか特攻兵器の襲来はある程度時が経てば止むが、大企業連中ですらマトモな力を残しておらず、ナービスに至っては組織そのものが消滅していた。この為、三大企業は合同して統治機構『アライアンス』を設立する。


それで、例のジャックは偶然、旧ナービス領サークシティの地下にて偶然にも特攻兵器生産工場『インターネサイン』を発見する。しかも今は何故か休眠状態にあるものの、いつまた起動してもおかしくないという大変ヤバい状態だった。

これは何があっても破壊せねばならん。という訳でジャックはインターネサイン破壊に乗り出すのだが、どうにもこうにも不可能だったらしい。まぁルートにもよるが、インターネサインの中は特攻兵器から防衛兵器パルヴァライザー(無人ACみたいなもん)からレーザーから大量の防衛機能が装備されており、ジャック単独では無理だったのだろう。

いや、ジャック単独どころか大量のレイヴンを所有するバーテックスですらこのインターネサイン破壊を完遂できそうな人材はいなかったらしい。とは言え、アライアンスに話を持ち込んでも駄目だ。旧企業は旧世界の遺産(=インターネサイン)を自分のものにしようとネクサスで争いを繰り返し、挙句特攻兵器起動であぼーんした訳で、インターネサインを破壊せず接収しようとするのは明らかである。

じゃあどうするかとという事で、ジャックがすがったのがドミナント仮説である。ドミナントというのは先天的な何らかの因子によって生み出される非常に強力なレイヴン、まぁ身も蓋もなく言えば超強いレイヴンだ。

生き残った22人のレイヴンの内誰がドミナントに相応しいか。誰かがドミナントの筈だが、休眠状態でまだドミナントとして覚醒していない可能性もある。そこでジャックは悩んだ末、バーテックスを設立する。表向きはアライアンスに対抗する勢力だが、その実際はドミナントを選び出す為の組織である。無論その事を知っておるのはジャックだけであり、他の連中は全員ジャックの唱える『レイヴンによる新たな世界秩序の創出』を信じておる訳で、大変に哀れである。


で、実際はどうやってドミナントを選出するかって言うと、簡単である。ジャックを除く生き残った全レイヴン、つまり21人のレイヴンを2人か1人ぐらいになるまで殺し合わせるのだ。レイヴンの中にはアライアンス所属もいればバーテックス所属もおり、ジナイーダやムームの様に独立勢力を率いておる奴もいる。これを全員殺し合わせる訳である。

中盤、明らかに裏切った気配の無いバーテックス所属レイヴンをジャックが抹殺する様依頼してくるのはこれが理由だ。ライウン抹殺に至っては、「まさか貴様が裏切るとはな」とか言われてライウンは裏切ってないよアピールと言うか、むしろこっちが裏切り者?みたいな空気なのはこういう訳だ。

ジャックにとっては、バーテックス所属レイヴンすら『ドミナント』を選別する為の試金石に過ぎぬ訳である。いやまぁバーテックス所属レイヴンからドミナントが出現すればそれはそれで別なのだろうが、結局、ドミナントとして覚醒するのは主人公とジナイーダのみ(エヴァンジェ隊長はエヴァンジェルートでのみ半覚する)な訳で、バーテックス所属レイヴンからはついに一人も出なかった。結局全員ジャックに裏切られる訳で、可哀想だ。


ちなみに、主人公、ジャック、エヴァンジェ、ジナイーダといった主役クラスの中で一番キャラが変わるのがエヴァンジェである。ルートによって、空気同然の脇役、噛ませ犬、ヘタレラスボス、戦友ところころ変わる。ちなみに中の人はラリー・フォルクゆえ、F-15かモルガンに乗ればドミナントだったかもしれん。

んでこのエヴァンジェ隊長、アライアンス実働部隊のアライアンス戦術部隊を率いておるのだが、序盤で離反、バーテックスに寝返る。ただこれは純粋に内偵調査で、ジャックの所在を突き止める為の行動だった。

ところが、寝返った際にジャックからインターネサインとドミナントの話を聞いたエヴァンジェ隊長は「俺こそドミナントだぜ!」とよくわからない確信を抱くのだ。ジャック討伐ルート以外。

で、確信を抱いたはいいがそのまま行方不明になったり(多分インターネサインに突入して死んだ)、「俺がドミナントだぜ! 格の違いを見せてやる!」とばかりにいろんなレイヴンに挑んだはいいが、ジナイーダに負け、主人公に負け、挙句ジャックに見捨てられ(最後は仕方ないが)、ウワァァンジャックにも見捨てられたよーという事でインターネサインに突入し、「ついに私はこいつと一体になった」とばかりに何故かパルヴァライザーと融合したりする訳である。

後者は2脚パルエンドという奴で、例のジャックの「見ろ…策を弄した者の哀れな末路だ…」はここで聞ける。どうやらこのルートのジャックはエヴァンジェの暴走を止められなかったらしい。腐ってもドミナント候補だからな、エヴァンジェ。設定で既に『レイヴンとしては最早一線級ではない』と言われておるジャックよか強い訳だ。

んでエヴァンジェを止められずエヴァンジェがインターネサインと融合した結果、特攻兵器は再起動するわパルヴァライザーは超強化されるわといった具合でどうしようもなくなったところに何とか主人公が間に合い、ジャック最後の頼みを聞きとげた主人公がエヴァンジェパルヴァライザーをブッ壊してインターネサインを停止させるのだな。


ちなみに、今私が詰まってるエヴァンジェルートだとエヴァンジェ隊長はまだ主人公にもジナイーダにも負けておらず、ドミナント候補のままである。ジャックもちゃんとメールで「全ては君と彼という二人を選び出す為だった」とか言ってくる。

んでインターネサインに行ってみると、エヴァンジェ隊長が「何をしに現れた? ここはただのレイヴンが来るべき場所ではない! 私が、ドミナントである私がやり遂げねばならん事なのだ」となんかかっこいい事を言ってきた後、では本当のドミナントはどちらなのか、実力勝負で決めようじゃないかという訳で戦う訳だ。

主人公が勝った場合、「笑わせる…偽者は私の方だったか」とか言い出すのだが、よりによってそこにパルちゃん襲来。負けたエヴァンジェのACは当然爆発寸前でプスプス言っており、主人公のACだって無傷ではない。で、テラヤバスとなっておるとエヴァンジェ隊長がパルヴァライザーに攻撃。

「お前ならばやり遂げるかもしれん」「後は頼んだぞ、レイヴン!」と言ってパルヴァライザーに挑みかかり、散ってしまうのである(散るのは主人公のインターネサイン最奥部突入後だが)。まさに戦友。戦後生きておったら、ビデオの前で「よう相棒、まだ生きてるか?」とか言ってくれるに違いない。


で、隊長のそのカッコいいシーンをまた見たくてエヴァンジェ隊長に挑んでおるのだが、長い間やっておらなんだせいでむしろこっちが偽者であり、毎回毎回「やはりお前では役不足だ」「後は私に任せておけ」という具合で、勝てぬ訳である。

エヴァンジェ隊長強いよドミナントだよ…(´・ω・`)

まぁ、この調子だとジナイーダルートのラストジナイーダとか絶対勝てないのだが。マスターオブアリーナのナインボール・セラフに迫る強さだからな。ピーピーボボボボボカーンで終了である。

遅かったじゃないか…

2007年03月06日 19時15分11秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。私はちょっと昨日から今日の朝に至るまで体調を崩しておったが、今は比較的元気だ。諸君も体調には気を付けてくれたまえ。

さて、今日は一般人向けガンダム無双レビューでも書こうと思ったのだが、何せキャラゲーであり、ガンダムを知らない人が置いてけぼりになりそうな為、二日連続で非万人向け話題は避けようと思う。


そんな訳で、今日はガンダム無双に出てくるジ・Oというモビルスーツの話をする。この機体、見て判る通り比較的残念な形をしておる。一応、『木星の超重力に負けない為のハイパワー重量級機』という設定なのだが、残念ながらガンダム無双ではただの若乃花である。簡単に言うと巨大チュッパチャップス。

んで、この機体のガンダム無双における3Dモデルなのだが、アーマードコアネクサス及びラストレイヴンに出てくるジャック・Oの愛機『フォックスアイ』にそっくりである。いや、細部は全然違うのだが、何と言うか、全体的なイメージがそっくりなのだ。

それで悪い事に、フォックスアイ及び中の人のジャックが死ぬほど濃いのだ。しかもネクサスはともかく、ラストレイヴンでは完全な黒幕であり、他の主役クラスが霞むぐらい濃い。どれぐらい濃いかと言うと、ロンドン大爆発!ぶっちぎりバトルヴァンパイアーズ(powered by 少佐と愉快な武装親衛隊+ヴェアヴォルフ)ぐらい濃い。まぁヘルシングを読んでおらぬと判らんだろうが、戦国時代にタイムスリップした自衛隊以上に濃い。


このジャックという奴は、ラストレイヴンでは対立する二つの勢力、アライアンス(政府)とバーテックス(巨大武装組織)の内後者の親玉なのだが、まぁ濃い。アライアンス戦術部隊隊長のエヴァンジェが霞むぐらい濃い。

ラストレイヴンはマルチエンディングな為色々な出方をする訳だが、例えばジャック討伐エンドだと、一番最後のミッションとして『ジャック・O討伐』というのが出てくる。依頼元はアライアンス(ちなみに主人公は独立の傭兵)。ついにバーテックスの本拠を突き止めたからそれを叩くのに協力してくれ、という訳である。

んで既にアライアンスのほぼ唯一と言ってよい有力な戦力である戦術部隊が先行しており、主人公はこれを追う形でバーテックスの本拠サークシティに侵入する。するとそこには激戦の痕と中破したフォックスアイの姿が。どうやらバーテックスとアライアンス戦術部隊はほぼ共倒れになり、唯一ジャックだけが生き残った様子である。

この時点で、レイヴン(ACと呼ばれる最強の兵器を扱える人間)は主人公及びジャックだけ。ゲーム開始時点で22人いたレイヴンは実に主人公とジャックだけであり、まさにラストレイヴンとなる二人という訳である。

で、開口一番、「遅かったじゃないか…」万感を込めた声で言われるのである。んで、更に「最後に、私の生きた証を残させてくれ」と、かつてレイヴンズアーク(傭兵会社)を乗っ取り仕切ったジャックでもなく、バーテックスを立ち上げアライアンスに叛旗を翻したジャックでもなく、一人の傭兵、レイヴンとしての最期を望むのである。

元々中破しておるから苦労はせずに撃破できるのだが、撃破したらしたで「礼を言う…」と、またしても万感の思いを込めて感謝されるのである。

他のルートだと、サークシティ地下部に侵入してみるとそこには既に何者かに攻撃され、爆発しかかっているフォックスアイが居たりする。んで、「この姿を見ろ…策を弄した者の哀れな末路だ……」とか言い出し、旧世界の恐るべき遺産とやらについて語った後、「お前に、後始末を頼む事になる…すまない、レイヴン……」とか言って爆発してしまうのである。


んで、まぁこれだけならただ濃いだけのラスボスだ。ところが、ジャック自身のみならず、愛機フォックスアイもなかなかキている。何せ、性能とかどうとかそんな事は知った事は無いとばかりに、完全に見た目のみしか考えずに組み上げられている。

自分でフォックスアイを組んでみると判るのだが、ガレージで組み上げた時点で『重量過多』『腕部重量過多』と警告され、すごく嫌な気分になるのだが、自分で使ってみるとかなりヤバイ事がわかる。まず、雑魚についていくのも一苦労という絶望的な機動性(特に旋回)。あまりに機動性が悪すぎて、敵レイヴンの攻撃を回避するどころか敵機を視界に入れるので精一杯である。

その上、照準も死んでる。お陰で攻撃が当たらん。装甲はそれなりにあるが、熱周りの性能、つまりラジエーター関連の性能が完全に死んでおる。ジャックは強化人間であり、強化人間パワーで機体の冷却性能もかなり上がっておる筈なのだが、頻繁に熱暴走を起こしておる。

じゃあ武器はどうかと言うと、やっぱり死んでる。何せ右手武器がカラサワだ。カラサワと言えば、かつては初心者救済武器であり、大会ではほぼ確実に禁止武器に指定されていたものの、ネクサス以降産業廃棄物に化けた武器である。んでさっき言ったとおり、ジャックはネクサスから登場したレイヴンだ。乙としか言えない。一応ラストレイヴンでは多少マシになっているのだが、性能に比して重すぎであり、まぁほぼ使えぬ。

左手のグレネードライフルは割と見掛け倒し風味だが、まぁ補助武器として使えない事はない。問題は肩武器だ。フォックスアイはラストレイヴンでは両肩デュアルミサイルという割合マトモ風味な武器を装備しておるが、ネクサスでは両肩ともに核ミサ。核ミサイルと言っても実際は大型ミサイルなのだが、まぁ、その、ネタ武器である。ネクサスのジャックと対戦すると、戦闘開始と同時に核ミサを投棄したりする訳で、お前本当に見た目の為に装備してたのかという感じである。


ジャック・Oとフォックスアイはこれだけ濃いのである。私の環境ではズレてしまう為画像は貼れないが、やらないかのAAまで作られてしまうほどの男であり、大変濃い。

で、一方、ジ・Oとその中の人シロッコはと言うと、割と地味である。一応Zガンダムのラスボスではあるのだが、何せ周りの連中が連中だ。「お前の様な奴はクズだ!生きていてはいけない人間なんだ!とか言ってみたり、「お前は戦いを生む源だ!」とか「お前の様な奴がいるから戦いが終わらないんだ!」とか言って全部他人のせいにしてみたりと好き勝手絶頂やりたい放題し放題のガンダム史上最凶のDQN主人公たるカミーユとかである。

他にも、老若男女、一般人からオタに至るまであらゆる人間に強制的に様をつけさせるプレッシャーを持つハマーン様とか、カミーユが普通の人間に見えてくるという恐るべきスーパーDQNのカツとか色々居る訳で、この変人カーニバル状態のZの中では残念ながらシロッコはよくわからん事ばっかり言ってる変な人程度に落ち着いてしまう訳である。その上ジ・O自体もこれといった見せ場がある訳でもなく、圧倒的な性能差でクワトロの百式をレイープしたぐらいしか活躍しておらぬ。


こういう訳で、私がシロッコ編をやると、シロッコの音声を捉えた聴覚神経がその声を脳に届けた時点で強制的にカットし、代わりに相当しそうなジャックの台詞が脳内に流れる訳である。

具体的に言うと、シロッコが高笑い(攻撃時に笑う)したりすると「最後のレイヴンに相応しいかどうか、確かめさせてくれ」と言ったり、因縁のある敵が出てきてシロッコが変な事言い始めたら全て強制的に「遅かったじゃないか…」とか「最後に、私の生きた証を残させてくれ」に変換されたりする訳である。



まぁ、たまにエヴァンジェ隊長が混じって、「お前ならやり遂げるかもしれん」「後は頼んだぞ、レイヴン!」とか言いながら味方機4機ぐらいが敵ボス1機をボコっているのを眺めたりするのだがな。

ガンダム無双 経験者向けレビュー

2007年03月05日 16時33分26秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ガンダム無双を買った。

現状、難易度がイージー、ノーマル、ハードしか存在しない事、及びどうせ光栄だから猛将伝が出る事を考えると、私みたいに2最強五丈原諸葛亮クリアとかやってたヘビーユーザーはこれを今すぐ買うのはやめた方がいいかもしれんな。

又、爽快感は3未満故に爽快感を求める人はオススメできない。逆に、最強合肥新城全員生還プレイとかみたいな詰め将棋的プレイを求める人にはオススメできる。


基本は4だが、主な変更点は

・ダッシュの追加
・ダッシュ攻撃の追加(三連+C1まで出せる)
・通常攻撃は4段まで
・C1が射撃
・C2は打ち上げ
・無双乱舞が三段強化に変化
キュピーンシステム復活
・敵武将異常に強化

目玉はダッシュとダッシュ攻撃の追加。今までは通常攻撃で攻撃がメインだったが、今回は×ボタンで任意にダッシュが発動でき、ダッシュ中に攻撃する事でダッシュ攻撃三連が出せる。機体によって有効具合は異なるが、ダッシュ攻撃を使いこなさないと勝機はほぼ無い。

その分か、通常攻撃とチャージが4に減っている。無双乱舞は最初一段しか出せないが、育てていくと二段目、三段目を覚える。使い分けは不可(使い分けさせろたわけが)。一応、無双ゲージを溜めていくと一段目が出せるようになり、更に溜めていくと二段目が…というシステムの為、一段目までしか無双ゲージが溜まってなかったら一段だけ、という使い分けは可能。つまり、無双ゲージを溜めすぎると上位技を出すしかなくなる。ビーム軍師にあたるW0はこれが大変困る。

又、今回のC2の打ち上げが非常に低い上に受身を簡単に取られる為、以前の様にC5でハメ殺すのは無理。又、ダウン起き上がりに無敵時間が追加され、起き上がる敵武将の背後に回りこんで攻撃しても無敵時間中にダッシュで逃げられる。

更に敵武将が大幅強化。強化するなたわけが。ノーマルでもガードできる方向からならほぼ確実にガードする上、今回は雑魚の居ない場所に叩き出すのはほぼ不可で、ガードから誘うかダッシュで隙を見せて攻撃を空振りさせて横や後ろから襲うしかない。

以上がアクション面の大きな変更点。うむ、無双じゃなくてBASARAだな。


・領域システムの実装、拠点システム廃止
・士気廃止

領域は前の拠点みたいなものである。戦場がいくつかの領域に分けられており、自軍領域なら自軍雑魚兵が、敵軍領域なら敵軍雑魚兵がそこから補充される。敵軍領域で一定以上の敵を倒す、又は一定以上の敵を倒した上で出てくる拠点兵長を倒すと制圧。自軍領域に摩り替わり、戦況が有利になる。

当たり前だが逆に自軍領域で敵の武将が大暴れしたりすると陥落して制圧される。また、隣接する領域を制圧すると、その中に居る自軍武将が体力を回復できるようになり、又敵に攻め込まれてもかなり粘ってくれる様になる。

又、敵領域に囲まれた領域内の敵武将はキュピーンする。逆に言えば、領域を剥がしてしまえばキュピーンしない。4と同じく溜めモーション中にチャージを当てればキャンセルできる(通常攻撃だとキャンセルできない)。無双乱舞も同様に溜め中にチャージを当てればキャンセル可。キュピーンした後の効果は2と同じ(体力回復or攻撃力2倍or防御力2倍)。

尚、敵領域に囲まれた敵武将の体力を減らしても、一回離脱してしまうとキュピーンして体力全快。この事から2や4以上に拠点(領域)を制圧するのが重要になった。又、今回から士気はなし。何せ武将になれるキャラが少ないもので、士気という概念を導入できなかった模様。その分兵力勝負になる為、領域争奪がより重要となる。

この辺は流石に無双といったところ。


簡単に総括すると、アクションが劣化してBASARAになった代わりに戦術面で機能強化、少しエンパイア風味に。又、PS3だけあって敵が途切れずにワラワラワラワラ湧いてくる。更に広場があまり無い為、雑魚のいない場所はほぼ無い。

あと、旧無双モードはオフィシャルモード(原作に沿った奴)とオリジナルモード(その名の通りオリジナルストーリー)に分かれるが、オフィシャルはこれでもかってぐらい手抜き。あの幼稚園のお遊戯会こと三国3を彷彿とさせる。その代わりオリジナルモードがいい感じに仕上がっている為、物好きでなければオフィシャルモードはイージーあたりでとっととクリアしたほうが精神衛生上及び時間効率上良い。

ただいい感じに仕上がってると言ってもBASARA方面にいい感じな為、注意する様に。いやまぁ、無双のストーリーが微妙と言えば微妙と言うか、BASARAからストーリー取ったら何も残らないからな…



現状、出来は無印4とどんぐりの背比べ。猛将伝と2でどれだけ化けるか、というところかな。PS3持ってるなら買っても損は無い。AC4よか遊べる。あと、キャラゲーとしては優秀。

正義の戦争

2007年03月04日 15時39分26秒 | 社会、歴史











まぁそんな訳で昨日夜無駄に萌えて魏への移住を検討しておった訳である。ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。

ところでこのヨーコならぬ羊祜だが、三国志末期、つまり魏晋南北朝末期の名将である。最初は魏の将軍だったのだが、魏が司馬氏のクーデターで潰された時は特に何もせず、その後魏の後に誕生した晋の将軍になっておる。元々魏には愛想が尽きておったのかもしれん。

んで、魏の時代にはこいつは中央におった。つまり、カード裏のテキストに書いてあるのは晋の時代になってからの話である。彼は唯一生き残った呉(当時三国の一角を成した蜀は既にあぼーんしておる)との国境に赴任し、ここで陸杭との交流があったという話だ。


で、この逸話とか見ておると、結構歴史的には互いの軍人同士は「事情があって敵同士だけど同じ仕事してる同僚」という意識が強かったというのが判る。無論略奪も多かったが、それは近代も現代も同じ話である。

この同僚意識はスポーツ選手に似ておるかもしれんな。例えば、野球のタイガースとジャイアンツの選手は当然敵同士な訳だが、同時に野球選手な訳で、そういう意味では同僚である。長島のところには他の球団の選手が指導を受けに来たりもしておったそうだ。とは言え、そこはプロとプロ。試合となれば容赦はしない。


第一次世界大戦も結構そういう空気は強かったらしい。当然双方戦争してる時はガチでやっておる。のだが、開戦初年の西部戦線のクリスマスは、何せ両方ともキリスト教徒な訳で全軍戦争する気まるでゼロであり、しかも誰が言い出したのかはわからないが、両軍協力企画で敵同士の兵士同士がサッカー大会を開催という蛮勇に出ておる。流石に初年だけしかやらなかったらしいが、敵同士でサッカーである。

同じく第一次世界大戦で有名なのは飛行機だな。特に開戦当初の飛行機は著しく貧弱で、偵察ぐらいにしか使えぬ代物だった。その上当時はまだまだ低速で、下の歩兵が「あれうぜーな」とばかりにパンパン歩兵銃を撃つと、問答無用で撃墜されるというものであり、とてもではないが初期は偵察にしかつかえなかったのだ。

んで、当然武器なんぞ積める筈も無い訳で、非武装である。んで当然毎日毎日戦争っつー訳で偵察をやっておると、当然敵の偵察機に出会う。すると、乗っている奴は敵の偵察機に乗ってる奴に「よう同僚、調子はどうだい」などと言い始め、向こうも向こうで「上々さ。お前も元気でな」という感じでにこやかに過ぎ去っていっておった訳である。

まぁ、戦争が続いてくると相手の偵察は邪魔した方がいいんじゃねーのかという当たり前の事に気付いて攻撃しあう様になる訳だが。それは流石にもっと早く気付けという感じではあるが。


結局その時代の常識にもよる訳だが(例えば中世の西洋では都市等に対する略奪は合法である。条件付だけど)、アホな兵隊はともかく、マトモな軍人は結構同僚意識が強いのだ。現代などは兵士も軍人と言えるレベルに達している場合が多い訳だが、流石に実際のところどうなのかは知らぬ。

ちなみに、軍人さんでも駄目な具合になるのは正義の軍隊を名乗っておる時である。自分が正義の軍隊であるからには相手の軍隊は悪な訳で、正義だから何をしてもいいぜヒャッハー!となるのだ。具体的に言うと、十字軍とか。

いやまぁ、十字軍の場合は当時の西洋本土の方でも「騎士とかいう調子に乗った馬鹿でアホで山賊と大して変わらん連中が神の敵と戦って死んでくれるから全く一石二鳥だぜ」という感じだった訳で、当然の帰結と言えばそうなのだがな。


他に例を挙げると、クロムウェルである。クロムウェルといえばイギリスピューリタン革命の立役者であり、それまでの山賊と大して変わらんDQNどもじゃ戦争には勝てんという訳で、忠誠心に溢れる、いわゆる聖者の軍隊を創設し、革命を成功させる訳である。

ところでイギリスはプロテスタントであり、当然クロムウェルも聖者の軍隊の連中もプロテスタントである。だから、イギリス国内でピューリタン革命戦争をやっておった時はどこに行っても聖者であり、決して略奪などしなかった訳である。

が、その分アイルランド征伐はヤバい。アイルランドは歴史的にカトリックである。カトリックっつってもドルイド信仰まざっておるが、まぁカトリックだ。んで、傍から見てる限りじゃカトリックだろうがプロテスタントだろうが同じキリスト教徒だ。が、プロテスタントにしてみればカトリックは悪魔と手を結び聖書を汚しイエスを貶めるサタンの手先である。

何で、と思うかもしれんが、西洋っつーのはそういう場所だ。世界は常に統一された一つの世界じゃないといけないという意識が異常に強く、異端どもは全員Go to HELLだぜヒャッハー!という感じである。一応カトリックはプロテスタントに比べて寛容な性格が多いのだが、まぁ所詮本質は同じであり、リアルに第十三課イスカリオテがあっても特に疑問は抱かぬ。

で、プロテスタントの聖者様をカトリック世界の征伐に向かわせたらどうなるかというともうそれは火を見るより明らかな訳で、結果だけ言うと、アイルランドの人口が半分に減った。

聖者はサタンの手先を許してはイカンのである。

ちなみにこの時多くのアイルランド人が大陸に亡命し、フランスに身を寄せた。フランスはカトリックだからな。とは言え仕事は無いからフランスの傭兵になったのだ。これが有名なワイルドギースであり、ヘルシングに出てくるベルナドット隊長の連中もワイルドギースでフランス人って事は間違いなくこの時の亡命者の子孫だ。

フランスで傭兵部隊といえばフランス外人部隊が有名だが、こっちはドイツ人が多い。第二次大戦後にドイツ第三帝国武装親衛隊の多くがフランス外人部隊に入ったからな。ワイルドギースそのものは独立した傭兵部隊として今も活躍中である。あんまり政府とは関係無いらしいな。


んで結局何がいいたいって正義の戦争は危ないという事である。最近は戦争自体が危険視されて正義を掲げないと戦争が出来ない訳だが、戦争よりも正義の戦争の方がよっぽどヤバイのだ。

多分Zだったと思うが、ブライト艦長が「戦争を政治の道具としか考えてない!」とか言っておった記憶がある。これをマジで言わせたとしたら、富野の頭は相当逝っておる。いや、そうでなくても逝ってるけど。

戦争は政治の道具じゃないとマズイのである。外交で話し合いをして話し合いじゃどうしても決着がつかない時にじゃあ戦争するかね、とか、「日本人を拉致してました、テヘッ」とか将軍様が言ったら「ふざけるんじゃないよ…他人様の家に土足で上がりこんで子供を連れて行ってただで済むと思ってるんじゃーないだろうね?」という感じで戦争するとか、そういう風に政治の道具じゃないと困る訳である。正義の戦争は危ないからな。



まぁそういう訳で、諸君も正義の戦争には注意してくれたまえ。

焔の扉を開け、ディン!

2007年03月03日 14時45分55秒 | 連合vsZ.A.F.T.
最近、とは言っても横浜に戻ってきてからだが、ゲーセンに通う様にしている。1ゲームぐらいしかやらんのだが、ついでに買物に行ったりとちゃんと外出できる様になる。一日一回は外に出ないとやはり息が詰まるのだが、一人でする事が無いとどうにかしてひきこもろうとしてしまうものである。

そんな訳で、最近ゲーセンに通っておる訳だが、諸君、いかがお過ごしかな。私はようやく風邪も完全に治り、春休みらしい春休みを過ごせる様になったというところだ。ま、締め切り近いし油断は禁物である。


さて、こういう話をしたからにはちょっとゲーセンの話を久しぶりにしようかと思う。本日は三国志を数回と連ザを一回やってきた。連ザの方は既に3連勝している人がいたのだが、いかんせん一人であり、空気の読めない塾高生がガンガン二人で挑んでおったのだが、ことごとく蹴散らされておった。で、流石に3勝もすると段々連勝補正もキツくなってくる訳で、援軍した訳である。

その人はインフィニットジャスティスだった故、私は指揮官用ディン。ウィンダムにしようかとも思ったのだが、下位機体の筈のダガーより貧弱な機体を使う気が起きず、ディンを選んだ。で、開戦。


いかんマシンガンが当たらねぇ。


正義の後ろから必死にマシンガンを撒くのだが、全く当たらぬ。後から考えて思ったのだが、よく考えたら着地も読まずに盲目撃ちをしておった。当たらぬ訳である。んで、インフィニットジャスティスが激しく被弾して後ろへ下がるかなー…というタイミングで損傷軽微の通信を送ったら、向こうがもう持たないと言った直後爆散。うなだれる正義の中の人。スマン、多分私のせいだ。

仕方ないから私のディンが前に出る。幸い、体力は50ぐらいしか削られておらぬ(フォビのエクツァーンを片方くらった)。当然こっち低コストでくみしやすく、相手はこれ幸いと仕掛けてくる訳だが、何で彼らはディンに蹴っ飛ばされておるのだろう。覚醒して格闘を仕掛けてきたフォビも蹴っ飛ばされておる。その内警戒して近付いてこなくなった。

…ふむ。ディンは近付かれるとどうしようもない射撃機体なのだが。仕方ないからマシンガンや散弾銃でちまちま嫌がらせ。幸い一人で3連勝しただけはあり、正義の人は私が相当粘った(多分50秒ぐらい粘った)割に、こちらが落ちても損傷なしでいてくれた。向こうは既に結構減っており、後はゴリ押しでどうとでもなる。


で、勝利。んでまた入られた訳だが、ランチャーとデュエルASだった。ああ、デュエルAS単体なら職人っぽいのに、ランチャーと一緒だと厨臭い。いやまぁ実際厨だった訳だが。ミサポとグルグルグル~→シヴァばっかりやってくる。

やってくるのはいいのだが、こちらはマシンガン機体である。BR持ちと違って、ASの微妙な隙に攻撃を入れられない。最終的にランチャーをミリまで追い詰めたのだが、残り2秒で焦ったのか正義の人が死んで敗北。まぁ、私のダメージ効率の悪さが多分敗因なんだがな。とは言え、積極的に攻勢に出ると何せ280故に簡単にボコされる。取り敢えずマシンガン練習しよう…



ちなみに三国志の方だが、例のデッキでいまだにやっておる。対戦するたびに知らないカードが出てきて困っておる。それでも勝率6割ぐらいキープできているあたり、余程レベル下がったな。14州。とは言っても統一戦にまた失敗したんだけどな。事実上6戦5勝しないといけない為、割と辛い。開幕で勝つと私が調子に乗って反撃貰って負けるしな。

そのまま落城させられたらいいんだが、なかなか開幕落城までもっていけぬ。今日も一回だった。いやまぁ、開幕落城って相当の運か腕の差が無いとできんのだがな。

劇場版マクロス

2007年03月02日 20時09分57秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は大分風邪も回復してきて、なかなかいい感じだ。気掛かりと言えば、昨日のデスティニープランはともかく、親日派の弁明はいささかわかりにくかったかなと思っているぐらいである。ま、別に冗談が通じなかったところで訴訟が起こる訳ではないのだがな。


さて、小説の方にそろそろ本腰を入れようという訳で、劇場版マクロスを見直してみた。あの映画のストーリー構成の秀逸さは特筆すべきものがあるからだ。何せ、見ていて暇とか見ていて痛いシーンがほぼ無い。最初の方にちょこっとだけあるが、無い。

名作映画でも暇なシーンというのは結構ある。ターミネーター2は暇なシーンこそ少ないが、母親の痛々しさが異常である。アレは確かに精神病院行きだ。エイリアン2も、前作から繋げる為に色々やらねばならず、更に主人公を再びエイリアンの巣に連れ込む必要がある為、最初の特に30分ぐらいは大変暇だ。ファックユーハドソンあたりになれば違うのだが。

そんな中で大変ストーリー構成が優秀な映画という訳で、見直してみたのだな。大体話の筋書きは決まっておるのだが(と言うか決まっておらねば応募する賞の締め切りに間に合わない)、どうもストーリー構成がイマイチな為にその参考という事だ。


しかし、早瀬少佐はエロいのう。特に地球でブッ壊れたあたり。別にベッドシーンがある訳でもなく(明らかに事後というシーンはあるが)、少しも脱がぬキャラなのだがどうしてこうエロいのかのう。美樹本パワーかのう。0080のクリスは別にエロくなかったんだが。とは言えマクロス7やらマクロス2の時は意味もなくエロい絵が描けておったし、得意なんだろうな。あんまり自慢にならない特技だが。

ところで、マクロスといえばVF-1バルキリーF-14トムキャットとそっくり、と言うか、VF-1の元ネタがF-14というのは割と有名な話である。見れば判るがそっくりだ。実際、元ネタは元ネタらしいのだが、実は少し違うらしい。監督とメカデザインを担当した河森によれば、確かに元々はF-14が元だったらしい。

最初、変形するロボットを考えていて、ふと当時主力戦闘機だったF-14を見ていたら「ここをこうしてここをこうして…あ、ロボットになるじゃん」というところに着想があるらしい。で、航空機形態がF-14とは全く異なるブレストファイターなる機体をデザインしたらしい。

ところが、このブレストファイター、理由は知らないがデザインした河森本人がダサいと言って破棄し、河森はリアルな航空機形態を持つ機体をデザインしなおしたらしい。んで、ここをこうしてあそこをああしてというのを何ヶ月も繰り返した結果、気付いたらF-14に戻っていたというのが真相らしいのだ。

ちなみに、TV版のストーリーが相当乙なのはここに原因があるらしい。マクロスは河森の初監督作品なのだが、河森がデザインに忙しくてストーリーに手をかける余裕が無かったらしい。監督なんだから仕事しようよ、河森。お陰で絵が酷いのは今更何とも言わぬが、ストーリーが大変残念な感じになってしまったらしい。ただ、TV版事実上の最終話にあたる『愛は流れる』は最早マクロススタッフの意地であり、漢の意地状態で他の話を大きく引き離してハイレベルだ。絵も含めて。

んで、幸いにもTVで人気が出た為劇場版を作る事になり、劇場版ではストーリーを練りこむ時間もたっぷり取れた為いい作品に仕上がったという具合の様だ。劇場版の解説本にある河森のインタビューを信じれば、だが。


ちなみにこの河森はアーマードコアシリーズのメカデザインも担当しておる。マクロスシリーズのメカとアーマードコアシリーズのメカが「なんか似てる」のはここに原因がある。ただ、多分4は担当してないと思う。河森メカの形をしておらん。なんか鍋(アーマードコアネクサス以降のプロデューサー、つまり諸悪の根源)と喧嘩しておった様だし、降りたのかもしれんな。

ただ、河森の最近の作品(マクロスゼロとか地球少女とか)を見ておると、河森自身も才能が枯渇したのではないかと疑いたくなる。面白かったんだけどなぁ、河森シリーズ。マクロスプラス劇場版とか特に。今度アーマードコアがアニメ化(OVA)するらしいが、監督はどうなるのかのう…以前なら河森祭だったのだが。

又、更に余談になるが、マクロスの監督河森も、キャラデザ件原画の美樹本も実は慶應出身である。もっと言うと、塾高出身。どうやら昔からあの学校はそういうクオリティを持っていたらしいな。


とりあえず、劇場版マクロス(超時空要塞マクロス-愛・おぼえていますか-)は人を選ばずオススメできる万人向け映画ゆえに諸君にもオススメしておく。ただ、流石にパッケージ裏ぐらい見ておかないと内容が判り難いという難点はあるが、河森ゆえに仕方ない。

AC4の話の続き

2007年03月01日 22時40分18秒 | 社会、ニュース
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は、風邪に一番いいのは「引き籠もる」「適当にヌルヌル過ごす」の2点を実行する事だと開眼し、当然の帰結として引き籠もっておった。今日一日ぐったり過ごしたし、明日からは少しまともに動こうかなと思っておる。


ところで、昨日運命を受け入れるアクションアーマードコア4の話をした訳だが、何故か時雨氏が萎えておったな。が、何がショックなのか私にはわからぬ。アーマードコアに何を期待しておったのだろうか。

アーマードコアといえば、2AAのカラサワmk2にあらねば武器にあらずと言わんばかりのカラサワゲーとか、プロジェクトファンタズマのバランスブレイキングウェポンの嵐(特に指マシ)とか、特にネクソス以降増えた産業廃棄物の山とかいった具合にゲームバランスは常にカオスである。

確かにあのゲームでバランスをとるのが難しいのは判る。あのゲームはどのパーツも非常に多くの数値を持っており、バランスを取るのは大変だ。4の腕パーツだけを取り上げてみても、一つのパーツに重量、消費EN、AP、実弾防御、EN防御、PA整波性能、PA減衰抵抗、運動性能、腕部射撃安定性、照準精度、EN武器適性、と実に多岐に渡る数値が設定されている。

これではバランスを取るのは難しくて当たり前だ。ただ、それにしたってこれはねーだろフロムよと言いたくなるやっつけ仕事的産業廃棄物パーツや、逆にゲームバランスを崩壊させるパーツが多数存在するのも事実である。今回も「ハイレーザー」という奴がかなり高性能だ。霧島家ではミリアム氏に従いゆとり武器と呼称しておる。

まぁ、バランス調整で弱体化したから大分マシにはなっておる様だが、それでもまだまだバランスは悪い様である。昨日は触れなかったが、今作ではインターネットでパーツバランス調整パッチを配布しておる。とは言え、あっちを立てればこっちが立たず、がバランス調整の常である。三国志大戦とか、いろんなネトゲを見ておればそれは判るだろう。いやまぁ、三国志大戦はセガお前何も考えずにこいつ強化しただろっていう調整がよく入るがな。ま、何にせよ随時バランス調整というのは初の試みという事もあり、なかなか上手くバランスが取れぬのが現状の様だ。GAが作るパーツは産廃の嵐だしな。


操作性が悪いのだっていつもの事だ。大体にして、初代アーマード・コア(PS)からして□△×○は言うに及ばず、R1R2L1L2に至るまで全てのボタンを使用するという素敵仕様であり、常人には簡単に手の出ない代物だった。これがPS2時代になると、早速R3L3を使用するようになる。ちなみに今も知らん人がおるがR3L3というのはスティック押し込みだ。

その上、上下の視点移動をR2L2で行うという最早暴挙としか言い様が無い操作性であった。無論、アーマードコアが出たのがPS時代ゆえにそれぐらいしか方法が無かったから仕方がないと言えば仕方がないのだがな。とは言え、今回の、キー配置変更をさせてやろうという配慮が1ナノメートルも感じられない仕様は流石に初めてだが。キー配置ほとんど変更できんではないか、あれでは。初代から続くいわゆる旧操作は完全に排除されておる。

音楽だっていつもDQNだし、アセンブル画面の扱いにくさもいつも通りである。まぁ、アセンブル画面には追加要素として段々気が狂いそうになってくるDQNな音楽があるが、慣れれてしまえば雑音にしか聞こえなくなるから問題無い。


ストーリーに関しては…確かに今回は最初から最後まで酷いが、酷さの具合で言えばそこまで大した事は無い。ずっと協力してくれてた人が最後の最後になっていきなり何の脈絡も無くラスボスとして現れて「言葉は不要か」とか言いながら襲い掛かり、いや、言葉はいらんから説明しろという具合な訳だが、いいではないか。

思い出せ。ネクサスを思い出せ。「その意思が全てを変える」。マルチエンディング採用、そういう宣伝だったのに、やってみたらどうあがいても最後は虫エンディングという素晴らしい出来だったではないか。しかもプレイヤーの行動でストーリーが変化とか言ってたのに、中の人が途中で力尽きたのが良く判る変化のしなさ具合。あれほどがっかりだったのはAC史上1ではなかろうか。それに、私は3や3SL、2のシナリオは好きだが、最後はやっぱりアレである。正直、唐突以前の問題だ。アレは。


かように、AC4の駄目さ具合はACシリーズが元から内包している駄目さなのだ。ただやっていて面白い具合には仕上がっておるゆえに問題無いというところである。まぁ結局何が言いたいって、フロムの仕事なんだから仕方ないじゃないかという事である。むしろ今回はブレード両手斬りとかボタン押し込みによるブレード誘導やミサイルマルチロック等、細かい芸が各所に散りばめられておって好感が持てる。

その芸を作る労力をもっとマトモな方面に回せという話だがな。

ネクサスのCMにだけ保志(わかりやすく言えばキラの中の人)を起用したり、4のオペレーターに坂本真綾(種でいうルナマリア、ヘミソフィアの歌手)を起用してみたりと、金の使い方の間違えっぷりもフロムの特徴なんだしな。使い方を間違えておるのは何も労力だけではないのだ。フロムの場合。


で、つまりプレイヤーはどうすればいいのかと言うと、CMの人が言っていた通りに運命を受け入れろ!という方針で行けばよいのである。デスティニープランという奴だな。



ちなみに私は一周目が終わり、アリーナも制覇した。さて、隠しパーツの回収にかかるとするか…