霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

やりこみ要素

2007年09月30日 13時50分37秒 | アニメ、ゲーム、映画等
さて、先日お姉チャンバラを買った。

何を血迷ったかとか言われそうなのだが、先日、いわゆるネットサーフィンをしておったところ、お姉チャンバラシリーズは実は面白いという情報を入手したのである。

考えてみれば、THE SIMPLEシリーズは『下手な鉄砲数撃っても当たらない』シリーズな訳だが、稀有な名作もまた存在する。例えば地球防衛軍である。

この地球防衛軍はシリーズ化されており、2、更にXBox360では3(内容は1のリメイクだが)も発売されておる。内容は、なんかよくわからんが変な生物が地球を占領しにきたから後はよろしく、主人公という3Dアクションゲームである。3だと味方もいるのだがな。

基本的に熱血系の硬派アクションで、色々銃を替えてみたり、HALOとかみたいに戦車とかを乗り回してみたりしながら巨大な虫とかUFOとかを殺戮していくゲームだ。私はやった事はないのだが、相当練りこまれたアクションであるらしい。

2までは味方など一人とておらず、自分ひとりで必死に敵を殺して回らなければならなかったのだが3では味方も登場する様子である。今までEDF(Earth Defence Force=地球防衛軍)という名前だけはいくらでも出てくるのに一向に味方が出てこなった訳だが、見たところ、熱血の極みであり暑苦しい事この上ない。普通のステージですら

味方:
「目をつぶってても当たるぜ!」
味方:
「弾丸の味はどうだ!」
味方隊長:
「死ぬまで戦え!」
味方隊員:
「「「「イエッサー!!」」」」

という具合であり、下手をすると「E・D・F!E・D・F!」と連呼し始める。世界各地のEDFが壊滅し、残った戦力で最後の攻勢をかける事になる最終ステージでは

本部の中の人:
「EDFは敵に背を見せない!総員、戦闘開始せよ!」
味方:
「どうせもう帰る場所は無いんだ!この命くれてやる!」
味方:
「この戦争、楽に勝てると思うな!」
味方:
「お前らのせいでみんな死んだんだ!畜生がっ!」

という具合である。最早インデペンデンス・デイ状態であり、まぁそういうのが好きな人はゲイツ箱の購入を検討しても良かろうと思う。ラストステージの熱さが尋常ではない為、一応リンクを貼っておく。


それはさておき、お姉チャンバラである。私が買ったのは初代な訳で、勿論作りこみの甘い部分はいくらでもある。例えば、マップ移動に使用する扉に触れると自動で移動してしまう為、扉方向に吹き飛んだ敵に追撃を入れようとしたらNow Loadingになってしまう事があるし、カッコつけてジャンプで扉に飛び込むと結構高い確率でバグる。あと、病院ではベッドにハマってしまったりする事もあるらしいな。後者二つはまだであった事のない現象なんだが。

しかし、私の中での評価は

三国無双2≧デビルメイクライ3>(越えられない壁)>お姉チャンバラ>(越えられない壁)>三国無双4

である。ちなみに無双3は遥か彼方に飛んでいったクソゲーであるからこの式の中には出てこない。また、デビルメイクライ(初代な)はやった事はあるもののまったくもってやりこんでおらんから判らん。

で、無双2、デビル3、姉チャン、無双4という四つのゲームを例に等号で評価してみた訳だが、姉チャンが無双とデビルを足して2で割ったようなゲームだからこんな風になっておる。

さて。何故無双2とデビル3及びお姉チャンバラと無双4の間には超えられない壁があるのだろうか。これは簡単に言ってしまえば、「やりこみ要素」である。ここで勘違いしてはならないのは、「やりこみ要素」というのは「やりこませ要素」ではないという事である。

例えば、無双4はやりこませる要素はいくらでもある。キャラが増えておるからそいつらを全員極限まで鍛えるとなると無双2より大変だ。だから、「やりこみ要素」が多いように見える。しかし、残念ながらこれは「やりこませ要素」に過ぎないのである。

「やりこみ要素」というのは、プレイヤーが自発的にやりたくなる要素の事である。登場キャラ全員をMAX強化など、その作品に余程の愛着が無い限り面倒の極みだ。我々はそんなつまらない事の為にゲームをしておるのではない。楽しみたいからゲームをしておるのだ。


例えば、デビル3には「挑発」というものがある。セレクトボタンで出るのだが、押すとその名の通り敵を挑発してくれる。驚くほど無駄である。あのゲームは悪魔どもを斬ったり殴ったり撃ったりして蹂躙していくゲームであるから、そもそも挑発など必要ない筈だ。

だが、楽しい。無駄であるからこそ楽しい。敵をまとめて吹き飛ばし、「huh...what's wrong?」とか言ってみたり、ビビリモーション(短時間に大量の敵を殺すと悪魔どもが主人公を怖がって後退さる)してる敵に「You scared?」とか「Come on here me!」とか言ってみたり、出てきたばかりのボスに走り寄って「YOU SHALL DIE」とスタイリッシュデビルハンターっぷりを見せ付けてみたりと、楽しいのである。

一応、挑発するとDTゲージというものが溜まるから不要な技ではないのだが、本来なら流れる様なコンボを連発して悪魔どもを鏖殺していくゲームなのだから、そのコンボを止めてしまう挑発は不要な要素である様に見える。しかし、不要なものこそゲームに一番必要なものなのだ。不要であるから楽しいのである。

無双2では、いらないキャラ筆頭はビーム軍師諸葛亮先生である。彼はただでさえ三国志という歴史ものなのに何の脈絡もなくビームを撃つばかりか、そのビームが泣けてくるぐらいに弱く、しかも、それでもビームを撃たないと生きていけないというナイスガイである。

だが、これでいいのだ。そもそも諸葛亮は軍師であり、一騎当千の武将として戦場を駆け巡るキャラではない。だが三国志である以上出さない訳にはいかない。だから弱いキャラとして設計されて当然であり、ただ弱いだけではつまらないからよし、ビームだと考えたオメガフォースの中の人の慧眼には感心せざるを得ない。

何故なら、無双はゲームシステムの関係上射撃ほど弱いものはないのであり(敵の弓は怖いんだけどな)、ついでにビームならネタキャラとして笑える。これが無双3以降みたいにビームが超絶強化されてビームで敵軍を薙ぎ払う諸葛亮先生になってしまうと、途端につまらなくなるのである。


やりこみ要素は不要なものにこそ宿る。不要であるからこそ、敵が目の前にいるのに挑発したくなる。不要であるからこそ、諸葛亮ビームでクリアを目指したくなる。無論、前提としてそのゲームが面白いというのは必要だが、不要なものを上手く織り交ぜているかどうかでやりこみ要素というのは大きく変わる。

これが無双4になると、鬼難易度だった難易度最強がぬるぬる難易度になり、その上どの武将も均等な性能になるように調整された結果どいつもこいつも強くなってしまっている。これでやりこめというのは、開発者がプレイヤーにお使いをさせているに過ぎないのである。

士気MAXの味方が士気0の敵に敗走させられたりするしな。4。


こういう事を考えるにつけ、カプコンは神会社だと思う訳である。私は別に信者ではないが、デビルメイクライとかに限らず、あの会社のゲームはほぼ必ずと言っていいほどやりこみ要素がある。「やりこませ要素」ではなく「やりこみ要素」があるのだ。元がストリートファイターの会社であるから、歴史ゲーばっか出してたKOEIとは雲泥の差がある訳だ。

んで、お姉チャンバラだが、やりこみ要素はどうかと言われると、ある。開発期間の短さかそれとも予算によるものか、デビル3や無双2などには及ばないものの、無双4など遥か彼方に置き去ってしまうぐらいにある。ただ、何せ多量のバグや不案内なマップ、適当の極みにあるボス戦など、どうしても荒削りな部分が多いから、その分無双2やデビル3との間にはやっぱり越えられない壁ができてしまうのだ。

そんな訳で、今はやりこみ要素が素敵なお姉チャンバラを楽しんでおる次第。しかし、シンプルシリーズなのに無双4より爽快感があるってのはどうなんだ。KOEI。

5がクソゲーでない事を願うばかりだが、多分クソゲーなんだろうな。

社会平和の為に、諸君、自粛せよ

2007年09月29日 19時21分52秒 | 社会、ニュース
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私はお姉チャンバラをやってたりしている。ずっとネタゲーだと思ってたのだが、先日、シンプルシリーズの中では、実は地球防衛軍シリーズに次ぐ良ゲーと聞いてゲーム屋でみかけたから買ってきたのだな。

よく考えたら、初代、ちゃんぽん、2、ちゃんぷるー、Xと五作も出ているということは、つまり、五作出しても売上が見込めるという考えの下作っておるという事だから、良ゲーでなければ何であるのか、という話だな。基本的に完全版商法の気配だし。


で、今日はレビューでも書こうかと思ったのだが、鉞の乙女の時、妙にアニメが自粛してたのを思い出した(と言うかスクールデイズ最終話見て思い出した)からその事でも書こうと思う。

そもそも、私にはあの自粛の意味が判らん。ああいう事件が起こった時、アニメなりドラマなりの番組が自粛する理由は色々あろうが、基本的には

1:関係のあった人(同級生とか)が偶然見てしまったりした時の配慮
2:同じようなシーンを流す事によって煽る結果を生み、模倣犯が出る事への配慮

この二点である。

今掲げたこの二つは、視聴者がその番組を見ない事には当然発生しない。ところで、今回自粛したのはスクールデイズとひぐらしな訳だが、アレは深夜アニメである。言うまでもない事だが、深夜アニメは見ようという努力がなければ見れない。

これがゴールデンタイムだとかなら、関係者が偶然見てしまう可能性もある訳だが、深夜アニメの場合は限りなくゼロに近い。あんな時間帯にテレビをつけておるのは、そういうテレビを意識的に見るような連中である。

むしろ、私は自粛すべきではなかったと思うのである。何故なら、放送を自粛するという事は、毎週その番組を欠かさず見ていた視聴者に対する裏切りであり背信行為である。これによりテレビ局は視聴者からの信頼を失う。

大体、スクールデイズの最終回を見てみたが、ただでさえ血の色が真っ黒な上に首が飛翔しないと言うかそもそも斧じゃなくて鉈じゃねーかという状態である。

ただのグロやん。

まぁ一応首も無いではなかったが、斧女的な飛び方ではない。狂気シーンではあるが暴力シーンではない。つうか私はあのシーンが好きなんだが。で、一方のひぐらしだが、一応暴力シーンのある回ではあったそうである。回想だけど。


まぁ、ともかく、今のは私の個人的な意見だ。例えそれが深夜アニメで偶然見かける確率は低いにせよ、公共の電波で流れるのだから、誰かが偶然見てしまう可能性はある。だから、暴力事件があった後に暴力シーンのある番組を流さない事にする。これは一応筋が通っている。

しかし、それでも私にはテレビ局の考える事は理解不能である。そりゃ番組を作ってる会社は番組ごとに違うだろうが、実際に放送するのは、例えば私の家で受信できる範囲で言うとNHK、NHK教育、日本TBSフジ朝日東京の七ツだけだ。たったの七ツである。このたった七つの放送局が自粛するかしないかしておる訳だ。

スクールデイズやひぐらしは自粛された。しかし模倣犯は出た。モノマネ芸人でも模倣犯でもそれはこの際どちらでも良い。問題は似た様な事をしでかすアホが出たという事である。

何の為の自粛だったのだろうか。これでは自粛の意味が無い。そりゃ模倣犯が出た理由は色々あろうが、自粛が足りなかったというのは間違いない理由の一つであろう。


大体、スクールデイズにせよひぐらしにせよ深夜アニメである。深夜アニメなんぞを見ようとしたら、見ようという努力が必要である。その上アニメ絵なんだしグロパワーにも欠ける。『そもそもあんまり見られてない』ものでありその上パンチ力にも欠けるものを自粛したところで、してないのと同じ様な結果にしかならぬのは自明である。

では、一体何を自粛すべきであったか。聡明な読者諸君であればもう釈迦に説法だろうが、ニュース番組及びワイドショーである。この二つに尽きる。

これらはゴールデンタイムであったりしてお茶の間で見る機会が多く、多数の視聴者の目に触れる。その番組が、どの局番を回してももう飽きたと言いたくなるぐらい鉞の乙女の報道をしておる訳である。ただでさえ多くの人が見るから影響力の強い番組であるというのに、ただ事実の報道のみならず付近の住民に話を聞いてみたり、精神学の専門家に話を聞いてみたりしてパンチ力まで備える始末である。

これが自粛されぬのであるから、そりゃ模倣犯が出たってしょうがないと言うか、当たり前と言うか、出ない方がおかしいのである。しかも深夜アニメを自粛してニュース番組を自粛しないというアホな決定をしたのは誰だって言うと、そりゃテレビ局である。

自粛する順番が逆だ馬鹿者。



我が霧島家ではこの様な体たらくの腐ったテレビ局に公式に勧告を発するものであるが、多分何の意味も無いし、テレビ局も大人の都合とかあろうし、それで番組を作ってもらえなくなると色々困るであろうから、いい案を考えた。

そもそも、どんな番組も、望むものは大きな視点で見れば『世界平和』であり、逆に小さく見れば『社会平和』である。これはあらゆるニュース番組やワイドショーにも通じるものであろう。そこで、そんなに平和が大好きなテレビ番組にとてもいい方法を提案する。これが完璧に実行されれば、少なくとも模倣犯という形での犯罪は撲滅可能であると言って良い。

まず、ニュース番組やワイドショーは新聞など他の報道機関と連携し、殺人事件等の報道を一切禁止する。何故なら、例え「今日●●で殺人事件がありました」というただそれだけの報道であったとしても、多数の市民の目に触れるものである以上模倣犯が出る可能性は避けられない。今回の様に斧で首を斬ったとか、幼女を監禁しただとかいった特殊な事件では事実だけの通り一遍の報道であったとしても波紋を呼びかねないのだ。よって全面的に禁止する。

これにより、ニュース番組等の報道する内容は海外ののどかな風景であるとか、渋滞情報であるとか、天気予報であるとかそういうものに限定する。これにより、市民は自分の目で見てしまった場合を除けば殺人事件などを知る機会がなくなり、模倣犯も出なくなるであろう。

無論、検閲を禁止した憲法に明らかに違反しておるが、社会平和の為である。それに、色々報道を見ておる限りだと、憲法護持を皆唱和してはいるものの、実際のところは九条以外どうでもいいっぽいから、この際憲法を含めて法律の大改正を行い、国会や政府の協力も得て全面的な法的規制を行う。無論インターネットなど存在すら許されぬ。


色々と弊害はあろう。だがマスゴミ諸君が大好きな平和の為である。テレビ局がアホでニュース番組を自粛しないのであれば、ニュース番組を制作する側が率先してそういう取り組みを行わねばならない。何せ平和の為である。

口では平和は作られない。平和は行動で作られる。マスゴミ諸君はいい機会だから、是非とも社会平和に貢献するように。

ダイエット中

2007年09月28日 18時56分01秒 | 日記




ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は↑を見てのとおり、刀を新調した。ちなみに一枚目の横に置いてあるのは大きさ比較用のはさみである。明倫産業の剣道形用真剣という奴だ。前持っていた奴も明倫であり、今回の奴も大変ハイクオリティである。

無論、居合刀である以上刃引きはしてあるがな。とは言え前の刀で証明された様に人間を斬るぐらいなら訳は無い。それと、とても気になるのだが、これ材質何なんだろう。銃刀法で鋼鉄は真剣のみに規制されており、だから居合刀というのはジュラルミンとか亜鉛合金とかで出来ておるのだが…まぁ材質が何にせよ、どう見ても鎬造りになっており、真剣にかなり近い強度がある事は間違いないようだ。



ところで。

最近私はダイエットに励んでおる。と言うのも、八月後半の私は文字通り缶詰で小説を書いてた訳で、太る以外の選択肢など無かったのである。で、九月初めに風邪を引いたりした時以外は運動を続けておる。ここ一週間は食事も制限を設け、一日1000キロカロリー前後に抑える様にしている。

ただ、私は元々どれだけ食べても太らない体質だった。ゆえに、カロリー計算など初めての行為であり、しかも栄養バランスをある程度取ってやらないと脂肪のみならず筋肉も燃焼してしまう。が、カロリーのみならずビタミンとかも計算するとなるととてつもなくめんどくさい。そんな訳で、私の最近の食事は

朝食:カロリーメイト一箱
昼食:軽食(主にウィダーやぐーぴたっ
夕食:カロリーメイト一箱

という、大変破滅的なメニューになっておる。カロリーメイトは一箱で一日に必要な栄養の半分が入っておるらしい(カロリーは入ってないが)からな、箱によると。

と思っておって昨日箱をよく見たら、『ビタミンは1日に必要な量の約半分が含まれています』と書いてあり、ネットで栄養素等表示基準値とやらを調べてみると、ビタミン以外まるで足りておらず、蛋白質に至っては必要量75gに対して僅か8.4gである。

ううむ。どうしよう。

炊事が出来るなら問題は無いのだが、私は家事の中で唯一炊事だけが苦手である。いや、掃除はともかく洗濯は腕など関係ないだろうと思うかもしれんが、和服の手洗いとかは割合得意である為それなりの腕だと自負しておる。

が、炊事は駄目だ。基本的に私は面倒が嫌いである。慣れてしまえば、手元にある食材から何を作り出すか考えるのは楽しくて楽しくて仕方が無いのだろうが、私は一人暮らしの学生であり、んな事にかまけてられぬのである。これが実家暮らしならまた話は別なんだが。


さて、ダイエットと言うと勿論運動もせねばならん。ただ、私は元々運動が嫌いである。何で嫌いかって、何せ私はなんだかんだと言っても都会育ちである。公園が無いではなかったが見事なまでに閑散としておったし、どこもかしこも家かそうでなければアスファルトの固い地面だった。つまり、とてもではないが外で遊べる様な環境ではなかったのだ。

よって、運動をするとなると、水泳教室に行くだとかそういう方法を用いて意識的にやらざるを得なかったのである。ただまぁ何せ小学生の時分の話だし、当時は本体しかいなかったから特に問題は無かった。しかし、手酷いいじめを受けたのもこの時期の話であり、陰湿ないじめ体質はこの時点で大嫌いになった。

これが中学生ぐらいになると、メイン人格が名無し(旧七矢)に切り替わる訳である。奴は「やれ」と言われたらやりたくなくて、「やるな」と言われたら俄然やりたくなる藤原とうふ店の息子みたいな性格であり、仮に私が藤原とうふ店の子だったりした日にはガソリンスタンドのおっちゃんにコロっと騙され中里のGT-R32と藤原とうふ店(自家用)でバトルしておる訳である。

んで、中学生になったはいいが、何せ小学生の時分にいじめを受けておるから体育会など入るどころか見るのも不愉快であり、高校の頃などは通学経路上で走り込みをやっておる体育会の連中を悉くロードローラーだッ!とやりたくなったぐらいだ。

いや、まぁ、お前それは憎しみ過ぎだと思う人もおろうが、疑う余地無く誰が見ても確実に歩行の邪魔だったのである。つい最近、その場所に「運動部によるランニング等禁止」の看板が立って私は目を細めたものだ。まぁ、大学になってからは運動部の練習時間と通学時間がかち合う事はほぼなくなった為、対岸の火事だったのだがな。

で、話を戻すと。名無しの奴めは命令されるのが嫌いであり、ついでに体育会が嫌いなあまり運動という行為すら嫌がる始末であった。それでもまぁ親には運動しろとかうるさく言われる訳である。それでテニスクラブに入らされたりと色々あったが、やりたくないものだから続かない訳である。


が、今回ばかりは誰に言われずともやらねばならん。無論。元々が太る体質の人はある程度太っていてもしょうがない。が、私の場合は元々痩せ気味だったのであり、太るという事はイコール怠惰という事である。

んで、お茶の先生のご主人に「速歩きなら走るのとあんまり変わらないらしい(ダイエット効果的な意味で)」って教えてもらった為、短いと四十分、最長で二時間の散歩を毎日やっておったのだ。

なお、二時間というのは、特に散歩コースを考えず適当に歩いた結果迷って帰り道が判らなくなった時の事である。二回ほど迷ったのだが、最初は見渡す限りの田んぼだったから何とかすぐ道を見つけられた。が、二回目は、帰り道の途上にある日吉の丘に向かっておったつもりが別の丘を登っており、登っていくと鳥居があったり、甚だしい場合は行き止まりだったりして、正直きつかった。

んで、一向にダイエットの結果が体重に現れない為、先日ジョギング+室内運動に切り替えた。室内運動とは言っても私は素人であるから、腕立て伏せ、腹筋、スクワットぐらいしか知らない訳で、他には木刀での素振りが加わるぐらいである。

で。

一向に腹がへこまぬ。一応、昨日や今日になって、「やや太い」程度には落ち着いたのだが、相変わらず脂肪は多い。が、ふと姿見に映った自分をよく見ると、上半身の胸から上、簡単に言うと肩とか腕が太いのである。脂肪じゃなくて筋肉で。なんかちょっと肩とか微妙に盛り上がってて、右腕なんかも上腕はつまむのが難しい状態である。

ううむ。おかしい。背中も贅肉が減ったらしくつまむのが難しくなってるから、腕、肩、及び胸や背からは脂肪が落ちて代わりにちょっと筋肉がついたらしい。という事は、腕立て伏せや素振りの効果はしっかり出ておるという事である。

だが、自分で言うのも何だが、腹は大変気にしており、腹筋は素振りや腕立て以上にこなしておるのだ。腹筋の効果だけ、何故こんなに現れにくいのだろう、と思っておったら、先日知り合いが来ておったのだが、そやつに「腹筋してる時、腹筋より背筋のが緊張してるっぽいぞ」と言われた。



……

………

(´・ω・)?




背筋で腹筋って出来るものなのか?


目下、霧島家公安委員会では捜査が進められている。

体育会は嫌いです

2007年09月27日 20時59分33秒 | 日記
ごきげんよう諸君。私は予想通りと言うべきか、見事に寝過ごした訳だが、いかがお過ごしかな。



ところで。何かよく知らんのだが、相撲の偉い人が立件されるらしい。まぁ諸君はもうとっくの昔に知っているだろうが、要は兄弟子や親方に激しく虐められて若い力士が死んだという話である。で、愛知県警は立件と。


素晴らしい。


この際だから、是非とも全員牢屋に送り込んでもらいたいものである。私にとって警察は最も嫌いなものの一つだが(おまわりさんとか駐在さんはむしろ好きだけどな)、今回ばかりはよくやったと言いたい。


そもそも、私は体育会というものが大嫌いである。この世からなくなればいいと思っておる。無論、嫌いな理由は色々あって一つではない。例えば、私は命令されるのが大嫌いである。もう少し正確に言うと、馬鹿とか偉そうな無能に命令されるのが嫌いだ。馬鹿や無能に限って偉そうな顔してふんぞり返っておるから困る。

「お前も他人の事言えねーじゃねーか」と思う向きもあろうが、実生活でもこれだと社会生活上不利であり、つうかそもそも私はあくまで明朗快活で通っておるのだから、この調子のままリアルでも過ごしている訳ではないのだ。何でブログではこの調子かって、この方が読んでて面白いというただそれだけの理由である。

んで、体育会だと勿論偉そうにしてる上級生や顧問に命令される訳だ。これが、例えば野球部なら野球に関する事、それこそ走りこみとかなら私も文句は無い。だが、例えば、上級生の服の洗濯だとか、買出しだとかそういうのも数多い訳である。

一年生が球に触れないとかそういうのは、ある程度理解できる。そもそも一年生は基礎体力作りこそ急務だ。運動を家に例えれば、体力は土台みたいなものであって、グラグラの土台に家を作ろうとすると早晩潰れる訳である。だから一年の内はひたすら体力作りというのは一応筋が通っている。だが。

自分の服ぐらい自分で洗濯しろよ。

と、まぁ性根が卑しいと言うか、みみっちい訳であり、嫌なのだ。下級生を虐めるならもっとやる事あるだろう。その程度の陰湿な嫌がらせはスポーツ選手の精神に著しく反する。いじめなら、ほら、林檎を頭にのせて射的にするとかそういう方向で臨んで貰いたい。無論ミスれば世間にフルボッコにされるが、だから楽しいのである。

まぁ、その、なんだ。似た様な事をゴルフでやって部員を殺した顧問が先日いたのだがな。つまり、その、やめとけって事である。


まぁさておき、体育会は基本的に皆スポーツ選手である。スポーツ選手であるからには、そのスポーツに情熱を傾け、公平で正々堂々としていなけりゃならん訳だ。が、そんな体育会は数えるぐらいしか無いか、もしくは廃部の危機に瀕しているのが普通である。

何故か。そもそも、陰湿ないじめ体制が作り上げられる社会というものは、閉鎖的なものである事が条件だ。学校や部活といった空間は非常に閉鎖的である。大学生なら毎日学校に行くわけではないが、高校までは最低でも週五日、朝から夕方まで皆学校で過ごす。部活に入っておれば、夕方が夜になる訳で、閉鎖的な組織以外に接触する場が殆どない。

故に、いじめが起きるのは必然な訳である。そこを第三者が、つまり顧問が止めてやらねばないのだが、顧問も基本的には教員である。諸君もよく憶えておろうが、教員の大半は社会人として失格である。

学校の先生の授業というのは、大抵判り難いものである。下手をすれば、虎の巻を延々と朗読してるだけだったりする。それで生徒が困っても、教員の地位はびくともしないし教員自身、反省どころか偉そうにしている。要は生徒がアホであり凡愚だからわからないのであって、教員が悪い訳ではないという事になっておるのだ。実際、教員の世界はそれで通る。

これが、会社だったら、上司に二、三発殴られるか、もしくは入社数年でクビである。何故か。

普通の会社に勤めておっても、学校の授業みたいな仕事をしなければいけない機会というのは必ず巡ってくる。いや、まぁ、派遣とかだと巡って来ないと思うが、そもそも派遣は普通の会社ではない。

話が逸れた。で、学校の授業みたいな仕事というのは必ずある。いい例が『プレゼン』とか呼ばれる奴だ。何せ片仮名語が苦手でよく判らんが、要は説明会とかそんなとこだ。これは当然、聞いてる奴がちゃんと判る様にやらねばならない。

ここが学校とは違う。学校は、究極的には生徒が理解できなくても問題にならないという大変特殊な空間なのだ。しかも、教員というのは大抵一般社会を経験しない。小学校→(中略)→大学→大学院→就職(教員)という流れが一般的だ。つまり、学校という閉鎖的な空間しか知らない奴が教員になるのである。

そういうからには私もちゃんと一般の社会に出てから教員になるんだろうなとか突っ込まれそうだが、まぁ確かにそうしたいのは山々だが、教員という職業は博士課程修了ぐらいでないとまともに就職できないという大変特殊な職業であり、博士課程終わるっていうと普通はそろそろ30な訳で、どうしようもないのだ。だから今の教職免許制度が問題をややこしくしている部分も多い。


ま、そんな訳で、部活に行ってる生徒も学校という閉鎖的な空間しか知らぬが、教員に至っては一生閉鎖され続けるのであって、余計に陰湿な体質になってしまう訳である。よって、余程よくできた教員でもなければいじめは止められない。

今回は相撲部屋だった訳だが、あれも全寮制で完全閉鎖社会である。そして先日の記者免許(だったか?)剥奪とかを見ても簡単に判る通り、陰湿の極みである訳だ。今回の事件も、木刀や金属バットで殴られたのみならず煙草の火を押し付けられた火傷まであったそうだからな。

だから私は体育会は嫌いなんだ。一度滅びろ。一度滅びて復興すれば、暫くの間は陰湿な体質は消える。ま、その後どうやって陰湿化しないかというのが課題になるが、今と同じ体制にしてしまったら駄目だな。修正が必要である。

まぁ私がここでグダグダ喋っておってもクダを巻いているに過ぎないから、オリンピック生みの親の台詞を引用して終わる。





「私はオリンピックを育てた。だが私が生まれ変わった時、私はオリンピックを壊す事に全力を注ぐだろう」

斧女で三日引っ張ってみるテスト

2007年09月25日 19時00分19秒 | 社会、ニュース
隣の家の車がどうもトヨタAE86じゃないかとずっと思っていたのだが、本日その横にやっぱり頭文字Dで見た覚えのある車が置いてあった。よく見るとウィングもついてる。間違いなくフラッグシップ車だと思って後ろを見たらSKYLINEと透かし彫りにされていた(長い挨拶

さて、ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は明日から学校で鬱である。まだ大学に行くほどには回復してないのだが…仕方ないか……


ところで、昨日、鉞の乙女(今命名。斧女な)の模倣犯が出たという話をしたが、どうやらその動機も鉞の乙女と同じく父親の交友関係であるらしい。

ふむ。見込み違いか。

私はただの流行に乗った阿呆と思っていたが、どうやらそうではないらしい。あの少年はモノマネ芸人だったらしいな。迂闊な発言であったから、神の如きモノマネでお茶の間に話題を提供した少年には、我が霧島家は公式に陳謝するものである。


ん?

なに?

何でモノマネ芸人なんだって?

お前な…いや、まぁ、それが普通の反応だとは思うが。


そもそも、モノマネ芸人というのは有名人のモノマネができねばやっていけない。当たり前だがな。だが、しかし、素人はモノマネを少し勘違いしている。100%フルコピーはモノマネではないのだ。

例えば双子の兄が有名人になったとしよう。すると、弟は完全なモノマネができる。一卵性双生児は遺伝子がパーフェクトに一緒だから、フルコピーができる筈だ。しかし、そんなものは面白くないし笑えない。

モノマネは、微妙に真似しきれていないから笑えるのだ。

例えばタモリのモノマネで有名なコージー富田も、確かに似ておるが、本物とはどこかが違う。アレを本人と間違える奴はいない。その『どこか違う』というのが面白いからモノマネ芸人という人々は笑いを提供できるのだ。

そもそも似てないモノマネ芸人は初心者。本人と見間違えるほどの真似ができて中級。上級者となれば、似ていないモノマネでも似すぎているモノマネでもない部分で客を笑わせる。これが高橋涼介のモノマネ最強理論である。


彼は今回、動機まで似せてモノマネした訳だ。殺人未遂というところで差をつけようとしたという事である。ただ、その、なんだ。

だからといって別に面白い訳ではないがな。



ところで、本家の鉞の乙女だが、色々と情報が出てきておる様だ。何せ降って沸いた素敵ネタであるからにはマスゴミも必死で報道する。報道しなくてもいいようなどうでもいいところまで報道してくれるによって、彼女の戦った相手がサタン様なのか、それとも普通の悪魔なのか、プレデターなのか、エイリアンなのか、ターミネーターなのか、あるいはセガールやランボーなのかの予想がつきやすくなるというものである。

個人的には魔帝ムンドゥスを希望するが。ああ、むしろ兄貴を倒してフォースエッジという名の斧を現実世界へ持ち帰った、とかもいいな。するとネロ・アンジェロ化した兄貴との第二戦がある訳で、当然続編が期待されるのだが、取り敢えずデビルメイクライを知らぬ奴にはこれっぽっちも判らん話だからこの辺でやめる。

で。期待して記事を開いたのだが。

> 府警は次女の部屋から、ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)と呼ばれる、黒を基調に中世ヨーロッパの美術様式をイメージしたファッションを描いたデザイン帳を押収した。

> こうしたことや、次女が「ギロチンにしようと思った」と供述しているしていることについて、野田正彰・関西学院大学教授(精神病理学)は、「父に対する憎しみが高まっていったのが基本にあり、ゴスロリのイメージが殺害の形態を修飾した。だが(凶器におのを選んだのは)弱い者が強い者に対抗するには包丁や首を絞めるのではだめで、決定的なものでないといけないという合理的判断だ」と分析する。


早速ダメな方向に傾いておる。まぁマスゴミは何せ生ゴミであり燃えないゴミであるから今更とやかく言うつもりはないが、それにしてもこの教授、ノリノリである。問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。

お前オタクバッシングしたいだけちゃうんかと。

その上、「合理的判断」と抜かしておるが、模倣犯改めモノマネ芸人の例を見るまでもなく、斧をもってしても人間を殺すのは大変なのだ。無論、斧で頭をぶったたけば、首を締めるとかよりは格段に殺せる確率は上がる。が、都合のいいラッキーなどそうはないのだし、尊属殺人という一世一代の大舞台で運に頼っているようではとても合理的とはいえない。

大体だな、先日も話したがそんなに簡単に人は死なぬのだ。世の中には45ACP弾(大口径の拳銃弾。ガバメントとかの弾)を十発食らって平気で生きており、血のついた服を着替えて車で帰宅したという猛者もいるぐらいである。こいつの場合は悉く急所を避けて被弾しており、内臓が一つも傷つかなかったから何の問題もなく生きていたのだな。

それに、今あげた例及び私が先日の記事であげた程度の事など、今は簡単に調べられる時代だ。google様で二十分でいける。暗夜の殺人、その名の通り暗殺の為に黒服まで用意した彼女がこの程度の事を調べていない筈がない。斧が最も適する、もしくは使い込んでいるという判断の上での事に違いないのであり、「縄とかナイフよかマシ」という様な浅はかな考えである事はありえないのである。

とかなんとか思いながらよく見たら、関西学院の教授であった。で、「関西学院じゃ、しょうがいないな」と映画版デビルマン風に呟いて記事の続きを見ておると、またDQNな発言が飛び出してきた。


巡査部長が休みの日を狙ったようだが、実際は17日が公休、18日は日勤予定で、勤務日を勘違いしたとみられる。ある府警幹部は「1日迷惑掛けなくても、その後は迷惑がかかる。子どもだけに先がみえていない」とし、殺害計画の周到さと考えの幼稚さの交錯を見て取る。


(だめだこいつ…はやくなんとかしないと……)←私

大体だな。ローゼン麻生閣下風に言えば、『1日迷惑掛けなくても、その後は迷惑がかかる』などという事はアルツハイマー病患者でも判るのである。彼女が父親の勤務日を避けたのは、本来日勤で出てくる筈の日に殺してしまうと同僚が少々困るという事に対する細やかな配慮であり、そうでなければサタン様とかプレデターとかセガールとかその辺のヤバい存在である父親との戦闘時巻き添えで死者が出ない様にする為である。

どいつもこいつも無能ばかりだと嘆いておったのだが、よく見ると「県警」ではなく「府警」と書いてある。よく考えたら、あの事件は京都府で起きたのだ。つまり京都府警が担当しているという事になる。





こりゃ駄目だ。



まぁ駄目な分ターミネーター2風の続編が期待できるが、一般人には知る術がないのが問題である。

斧女の二番煎じ

2007年09月24日 19時10分32秒 | 日記
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。

一昨日の記事で仕事人もしくは伝説の英雄と思われる斧女の話をしたが、模倣犯が出た様である。

なっとらん。実になっておらん。

アニメやゲームの自粛はする癖に盛んに報道しまくるマスゴミどもにも責任の一端はあろうが、それよりもこの少年の手際の悪さといったらない。流石に現時点では事件の詳細は判らないが、本文を読む限り判る事は

・少年は斧で父親の頭を複数回叩いた
・母親(女性と書かれているが「息子が~」と通報しておるから母親だろう)が通報
・救急隊が到着した時も父親の意識はあり、多分今も生きている
・少年はその後一人で出頭した

というところである。

まぁこの事件を見て判る通り、人間を殺すというのは一般人が思っておるより難しい話でありその点先日の斧女はやはり仕事人か何かだったのではないかと推察される。が、彼女の素晴らしさについて語りたいのではない。

それにしてもこの少年、ヘタレである。

複数回殴っても殺せなかったのはある意味仕方ない面もあろう。何せ初心者だ。初心者にミスはつきものだ。それがいい意味か悪い意味かはともかく、な。しかし結局殺害に至らなかったのであり、しかも父親は意識があったというからそこまで手酷くやられた訳でもないらしい。

これは酷い。ヘタレだ。ヘタレすぎる。二番煎じもいいところであり、ただ流行にのっただけのDQNという謗りは免れ得ないだろう。


そもそも、何も考えず流行に乗ってうまくいく事など無いのである。

例えば、以前グロックという銃の話をしたと思うが、当初こそオモチャっぽいという理由で売れなかったグロックも、DAオートの安全性や撃つ直前までかかる安全装置、合成樹脂採用による軽量といった点が評価され、売れに売れて一時代を築いた。

基本的に、グロックというのは

・DAオート(ダブルアクションの自動拳銃な。判らん人はそういう種類の銃があると思ってくれ)
・合成樹脂採用で軽い

という銃として売れた。その後、コルトやS&Wといった大手銃器メーカーは争って軽量なDAオートを作った。が、売れなかった。要はただの二番煎じである為、全然ついていけなかったのだ。

確かにグロックは玩具っぽい。が、実際のところ設計はかなり練り込んで作られており、ある筋によれば十二万五千発連射試験をやっても何ら問題なく正常に動いたという。プラスチックだからといって脆いという事はないのだ。プラスチック製拳銃を作って売ってみるテスト、とか言ってみても売れる訳がないのだ。

S&Wに至っては「シグマ」なる複製品を発売し、当然の様に訴訟されて偉い騒ぎになった。一種の海賊版である。まぁフルコピーってのもあって他の連中よりは売れたらしいがな。


この様に、二番煎じが本家を超えるのは大変難しいのである。

ただ、世の中には二番煎じにも関わらず本家を食ってしまったものもある。一番怖いのはカミさんと専らの評判の関西在住スティーブン・セガールさんの『沈黙の戦艦』などは有名な例だな。

この映画は『ダイ・ハード』とかその辺のノリの映画と言うか、明らかにダイ・ハードを意識して作られている。しかし、合気道を修めたセガールによる流れる様な格闘シーンや、シージャックされた戦艦という舞台ならではのアクション(具体的には主砲発射とか)が盛りだくさん。

それに、敵もかなり頭を使う。主人公に無線を奪われたのを知ったボスが無線の周波数を予備のそれに切り替えたり、三、四人まとめて行動させ定時連絡を入れる様指示したりと主人公を確実に追い詰めていく。

この傑作を出されてしまったせいで、ダイ・ハード3は本家にも関わらず内容を大幅に変更せざるをえなくなったのである。まさしく本家を食ったという訳だ。


この少年はただの二番煎じであり、「流行にのってみたかった。今は反省している」というもの以上ではないのである。良くない。全く良くない。話題性に乏しいからマスゴミもネタにし難かろう。

やるならば徹底的にやる。これはあらゆるものに通じる鉄則だ。初代の斧女が黒服などかなり用意周到だったのだから、二番煎じの方はより周到に、他のアイディアも盛り込んで実行する必要がある。

例えば、甲冑に身を包み首を掲げて「敵将、討ち取ったリー!」とか、首を槍の穂先に刺して市内を練り歩いたり、戻し斬りするといったそういう野心的な挑戦が必要だ。

個人的には、チェーンソーに長柄をつけて剣にし、戦段とか言いながら技を繰り出すのを希望。しかし、ゾンビパウダーと題名を言っても、それでも元ネタが何なのか判らない奴多かろうな。

私にとってのレースゲー

2007年09月23日 23時51分54秒 | アニメ、ゲーム、映画等
本日の記事をweb上で大体書き上げ、ニコニコへのリンクを貼る為ニコニコへアクセスしたら鯖が異常に重くて(と言うか多分鯖落ちしてた)更新ボタンを押したつもりが全てのページを更新を押してしまい、自業自得で全部消えた。

もうやだ。

ほんとにもうやだ。

きょうのうらない全体運MAXとかぜったい嘘。

はぁ。


まぁそれはまた書けばいいのだが、タイムリミットが30分を切っているから頑張ってはみるが本日中にアップロードできるかどうかは微妙なところである。



以前、頭文字Dのアニメを見て無性に車でスッ飛ばしたくなってグランツーリスモを買ってきたという話をしたと思うが、すぐ飽きた。飽きたと言うか、私には合わないゲームだったのである。

そもそもグランツーリスモはリアル系レースゲームの代表みたいな存在な訳で、元々車が好きで好きで仕方ない車オタク向けに作られたゲームだ。ストーリーもなければ音楽が激しい訳でもない。車は200種類以上が登録されておるが、私みたいな初心者からしてみると、何の説明もなくさぁ、選べ!と言われても、いや、選べと言われても…という具合になりはててしまう訳である。

そして致命的な事に、私は車が好きな訳ではない。私にとって車というのは基本的に交通手段であり、趣味ではない。これがどう影響するかと言うと、コースだ。

グランツーリスモに出てくるコースは、いわゆるサーキットと呼ばれる様な奴が基本である。車好きな奴ならば、サーキットを車が走っておっても何とも思わん。思わんが、私みたいな初心者の場合、サーキットというのはF1カーが走る場所であり、公道を走る車と同じ形をしておる奴がサーキットをビュンビュン走り回っておるのを見ると違和感に耐えられなくなるのだ。

で、ぶらりとカメクラに寄ったら頭文字Dスペシャルステージが置いてあった。んで買ってきた。ああ、これだ。私がやりたかったのは。確かにコースはたったの六つしかなく、車も20だか30だかそこいらしかないのだが、初心者の私にはむしろ都合がいい。

そもそも車の種類も判らず、カプチーノだのインプレッサだのハチロクだのと言われてもメーカーすら判らぬ始末なのだ。アニメでは、中里の車は延々「32」と呼ばれ続けておった。故に、ゲームをやるまで、私はサンニーという車があると信じて疑わなかったのであり、ゲームで中里の車が「スカイラインGT-R32」と表示されてるのを見て、初めて32がアクメツに出てたアレと同じ車だと知ったという具合である。

故に、車種が少ないのは逆にありがたい。その上、当然頭文字Dのゲームであるからにはストーリーがありキャラクターがある。走る漫画(アニメ)が原作な訳だから主要な登場人物はそれぞれ車を持っておる。んで、車を選べと言われた時、R32なら『中里毅搭乗車』、RX-7FDなら『高橋啓介搭乗車』といった具合に表示されるのだ。

これのお陰で、好きなキャラの車だからとかそういう基準で車が選べるのだな。やりこんでいく内に段々それぞれのメーカーとかによって性能が違う(例えばGT-Rはパワーが凄い代わりにあんまり曲がらず、FDはその逆)のが判ってくるのだが、そういうのが判らないゲームスタート時から選択基準があるのはありがたい。

その上、いかに6コースしかないとは言え走るのは公道である。そして登場する車はF1カーではなく普通の車と同じ形。これならば違和感は全くない。しかも曲はアップテンポなユーロビートが多数登録されており、好きな曲をかけて脳汁だだ漏れ状態でガードレールにぶつかるカミカゼ走行が楽しめるという訳だ。


まぁ、そんな訳で頭文字Dのゲームシリーズは私にとっての最高のレースゲーであるという事である。他のゲームが悪いとは言わん。ただ単に私と合わぬだけの話だ。

伝説の少女・斧

2007年09月21日 22時50分47秒 | 日記
今月は霧島家ダイエット月間である(挨拶

ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私はダイエットしておるにも関わらず何故か体重が減らずへこんでおる。まぁ体重計で見るだけならいいのだが、姿見に映った自分を見ると泣きたくなるから頑張ろうと思う。運動メニューに腹筋を追加してみるかな。

ところで先日、ようやく覇者になれた。三国志大戦である。順調に勝率は上がっているのに統一戦になると何故かメタが出てきて死亡し続けておったのだが、どうにか統一に成功した。乙覇者の誕生である。取り敢えず、乙覇王を目指して頑張りたいと思う。



ところで、斧で父親の首を飛ばしたナイスガイならぬナイスレディがいた様である。ニュースを見ておると、父親の非番の日に向けて斧を購入し、夜父親の寝室に忍び込み寝込みを襲ったらしい。しかも、気付かれない為に黒い服を着て電気もつけずに殺しをやってのけたのだという。


素晴らしい。


香田とかいうイラクで首のなくなった自分を発見した男を拉致殺害したあのアホどもは彼女を見習うべきである。と言うか爪の垢を煎じて飲むべきだ。連中は香田さんに麻薬か何かを打って酩酊状態にし、その上で鋸を使い頑張って首を切っていた。汗をかきながら顔真っ赤にして必死にな。

一方、彼女は寝込みを襲った(=相手は動かない)とは言え、部屋の電気もつけずに一撃で命を絶ったのだ。初撃で首を切断できたかどうかは定かではないが、ニュースの内容を聞いている限り父親が反撃に出た様子はなく、一撃で仕留めたのは間違いない様である。

香田を拉致った連中以外にも、三馬鹿を拉致しておきながら何もせずに人質解放し、あまつさえ室内ビデオなのに何故かRPGが映ってた素人テロリストどもはこの精神を学ばねばならぬだろう。


しかし、こうなると逆に疑問も出てくる。少々手馴れすぎてはいまいか。確かに斧の様な重破砕武器で人間を殺すのは容易いが、電気がついていない部屋の中、つまり真暗闇の中でしかも初撃で仕留めるとなれば、これは容易ではない。

何せ、腕や脚が切られたところで人は死なぬ訳であり、ついでに腹を攻撃しても死なぬ場合が多い。腹を切ったはいいが介錯してくれる人がおらず、一日二日経ってからようやく死んだという武士の話はかなり多く存在する。

と言うか、だな。彼女の場合、明らかに一撃で父親を仕留めている。何せ抵抗しておらぬ訳だからな。つまり急所を正確に狙って当てたという事だ。実は、これはかなり難しい。例えば頭だが、普通に考えると頭に攻撃を食らうと確実に一撃死である。

ところが、頭に当てても死なぬ場合がある。頭は丸い為、下手な奴だと当てても刃がツルッと滑るのだ。首なども当てさえすれば一撃だと皆思っておるだろうが、武士の切腹の際介錯がヘタクソで死ねず悶絶という事は結構発生しているのだ。心臓も、何度もやって慣れておかねばそうそう当てられるものではない。心臓は我々が思っているよりは右よりにあり、個人差もある。

この様に、一撃で人間を殺すのは結構難しいのである。これは銃を使っても同じ事だ。銃口を頭に押し付けて撃てばともかく、そんな場面はそうそう無い訳で、しかも慣れておらぬと全然当たらぬ。特に水平に動き回る標的にはな。まぁ、銃口を押し付ける場面に恵まれても押し付けると撃てない銃も世の中にはある訳だが。

で、彼女は一撃で仕留めている訳である。斧で。暗闇の中で。これは一体どういう事なのだろうか。



1:斧は愛用品説

少女は薪割りなどを頻繁にしており、普段から斧を使用していた。この為、暗闇であろうと正確な一撃を繰り出せた為、正確に急所を痛打できたと考える。問題としては、確かに暗闇でも手元は狂わないだろうが、どこが急所なのか正確に把握していたのは何故だろうか、という疑問がでてきてしまうところだな。


2:夜目が利く説

逆に、夜目が利くタイプで急所を正確に見るという点については問題なかったと考える。当然、この場合は仕損じなかった理由が説明できない。


3:仕事人説

少女は必殺仕事人だった。


4:伝説の英雄説

世界には、様々な伝説の英雄が存在する。K・C・ライバックとか、ダッチ・シェーファーとか、ジョン・ランボーとか、ターミネーターT800型とかその辺である。そして日本にもそういう連中は存在する。具体的には、中村主水とか遠山景元とか松平残九郎とか、暴れん坊徳川吉宗とか、仮面の忍者赤影とかである。

父親はサタン様か何かに憑依され、少女は異世界での激戦の末世界の危機を救ったのではなかろうか。じゃあ何で大人しく逮捕されてんだとか思うかも知れぬが、ほれ。ターミネーターのおかんも1の最後で覚醒したと思ったら2開始の時点で精神病院暦一年だったじゃないか。

多分続編が作られるであろう。

模様替え

2007年09月20日 21時27分27秒 | 日記
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は今日一日家の片付け兼模様替えに費やしておった。と言うか、ここ二、三日それ以外の自律行動をあんましてない訳で、本日ようやく全て終わってほっとしているところである。私は基本的に一人暮らしだが、暮らす部屋は3Kというおよそ似つかわしくない広さで、模様替えまでやると骨が折れるのだ。

なら模様替えまでやらなければいいじゃないかと思うかもしれん。まぁ実際その通りだとは思うのだが、我が霧島家は半一人暮らし(半年は祖母と二人、半年は一人暮らし)という特殊な条件に最適化されている為、一人の時は凄く暮らし難いのだ。それでこの度一人暮らし仕様に変更したという訳である。




居間兼寝室の和室。この写真の反対側には桐箪笥からクローゼット(だと思う。私は服飾の事はさっぱりだ)が置いてあり、私の服を溜める部屋でもある。夜は布団を敷いてここで寝る。

PS3がXデス化しておるが仕様である。PS2の完全上位互換機があるのにPS2も出しておるかと言うと、そこはゲーマーの事情である。PS3でやると難易度下がるからな、無双とか。逆に式神の城はPS3だとクリア不可能になるらしいが。何でも、最後の方の激しい弾幕の時PS2なら処理落ちが起こって何とか見切れるらしいのだが、PS3だと処理落ちしないから高性能があだになってあぼーん、という事らしい。

テレビがブラウン管のままなのもゲーマーの事情である。液晶でゲームやった後にブラウン管でやるとその美しさと滑らかさに感動する。テレビの上に鎮座した犬は薬局の事情で座っておる。実はアレ、石鹸らしい。まだ私が薬局の上に住んでおった頃に大家さんから貰ったお正月アイテムだ。取り敢えず正月気分で飾って、いらなくなったら風呂で使用というプリウスもびっくりなエコ仕様犬である。





台所。なのだが居間との扉を外してしまい、この区画はパソコンの席となっている。背中にはおよそ台所と言って思いつくだろうものがズラっと並んでおる。

一番手前、何故か鞘だけが載っている下にはプリンタスキャナ等複合機だ。机の上や下に置くには少々デカく、その上重かった為にこういう処置となった。

調度品という名のフィギュアはイザークと宮野小路瑞穂さん。おとボクの主人公である。二人とも一年の間に渡り日の当たる場所に飾っていた(とは言ってもカーテンは締め切ってたが)為に相当焼けてしまっているのが残念。まぁ、イザークは三個買いしたから良いとして、瑞穂…スペアを用意するかな……どうしよう。

パソコンは相変わらずアレだ。ただ前回と比べてひとつだけ違うところがある。よく見ると、HDDが1個増えておる筈だ。海門SATA500GBを増設したのだ。これでしばらく容量不足に困る事は無くなった。





ここからは我が書斎である。二次元から三次元へ次元跳躍した物体を沢山並べておいて何を言うか、と思うかも知れぬが、実際のところちびきゃらSEEDとかねんどろいどとかそういう癒し系のフィギュアしか並べておらん。奥にあるのはDELLで買った新ノートPC。カタログスペックに出ない部分が安い造りになっており、まぁ一通りの事はできる性能である。





書斎のサブ本棚とかその辺。大正年間版の字源からデカいドイツ語辞書、上を見れば近現代ヨーロッパの思想とか日本の社会史とか、人文系の学士を取った奴でもない限り見たくもないだろう物体が並んでおるな。

ここの調度品と言う名のフィギュアはやり場に困ったものが集結しておる。乳神は知人に貰ったはいいが誰かにあげるものでもないし、さりとて大きくて場所取るし、という事で箱から出して飾ってみた訳だ。んでこれがデカい。滅茶苦茶デカい。どれぐらいでかいかって、なのは二個分はある。むしろなのはが尻で小突かれそうな様相であり、乳神の配置場所についてはまだ考える余地がありそうだ。





メイン本棚。横に山積された段ボールの中にも、無論、本がぎっちり入っておる。

ノベライズ『みさお my love』

2007年09月19日 23時59分59秒 | これら以外の何か
 彼と会うのは高校を出て以来初だった。そうは言っても月に何回は携帯とかネットでやりとりがあったりしていたから、全く接触が無かった訳ではない。が、実際に会うのは初だった。日差しも柔らかくなり、涼しい風が頬を叩く。まだ紅葉は始まっていないが、さりとて残暑が人々を苛む事もない過ごしやすい季節になって、連絡があった。

 ――入院した。

 彼の携帯から送られてきたメールにはたったそれだけ。本当にそれだけ、ただ四文字の言葉が並んでいるだけだった。二、三分経って、入院しているらしい病院の名前だけが書かれたメールが届く。次の日、俺は大学を休みその病院へ向かった。

 彼の病室に着いてからまず俺を出迎えたのは、女の子だった。小学校の三、四年生といったところに見える。俗に言えばロリータだ。幼女。可愛らしく人懐こい笑顔を浮かべ、艶のある長髪を軽く揺らしながら彼女は名乗った。「みさお」と。そしてその後ろから初老の紳士が出てきた。俺の名と用向きを伝えると、紳士はみさおの父と名乗り、俺を病院の外へと連れ出した。本人は話せる状態になく、あのメールもこの紳士が手取り足取り教えて貰いながらどうにかこうにか打ったものだという。

 「私の勝手で手間を取らせて申し訳ない」

 喫茶店に入り紅茶を頼んでからまず、紳士は頭を下げた。

 「彼の代役を務められるのは君しかいないと、彼自身の口から言われたから連絡させて
もらった。迷惑だろうが話を聞いて貰いたい」

 俺は答えなかった。無論、肯定の意味だ。



 「君の話は彼から聞いた。君の事を嬉しそうに誉めていたよ。『俺は変態だ。世界一の一人だと言えるほどだ。だがあいつだけは駄目だ。あいつには敵わない。俺もあいつも、同じロリコンだ。俺にできる事なんてせいぜい保育園の隣に引っ越すぐらいだが、あいつは社会に出てからも幼女と触れ合いたいとただそれだけの理由で医学部に行った。訴えられやすい小児科の医者にわざわざなろうと決意して行ったんだ。あいつは生粋の、生え抜きのロリコンだよ』…とね」

 何の冗談かと思いながら話を聞いていた。それは確かに、彼とは高校時代趣味を共有した仲だ。だが入院したというのにいきなりロリコンだ何だと、一体何を言いたいのか判らなかった。紅茶と、紳士のコーヒーが運ばれてくる。コーヒーを一口してから、紳士は再び口を開いた。

 「君の困惑はもっともだ。だが最後まで聞いてほしい。私の娘、みさおの事なのだが、みさおは精神を患っている。極度の妄想癖とでも言うと判り易いかな。薬が効いている内はいいが、薬効が切れると錯乱する。私自身、正義の魔法少女と自称するみさおに金属バットで殴られた事がある」

 紳士はそこで一旦話を切った。こちらを射抜いてくる鋭い視線は確認を求めている。俺は軽く頷いた。

 「だがこの薬が問題でね。私も専門家ではないから詳しくは判らないが、極度の性的興奮を起こしてしまう副作用がある。媚薬みたいなものだ。その性欲を解放する方法は一つしかないし、それをしなかったら早晩娘は発狂するか、さもなければ学校で社会的に死んでしまうだろう」

 紳士の瞳が細まった。爬虫類を思わせる形であり、同時に氷の如き冷徹さを得ている。仮に視線が実体化するならば、人間など易々と串刺しにしてしまうであろう鋭利な眼。何かの為にならば、それ以外の全てを破壊しても構わないという不退転の決意が、そこには彩られていた。何かが背中をぞくりと這いずり上がっていく感覚をおぼえ、目眩が意識を襲った。

 「最初は私が対処していたが、見ての通り歳でね。そこで彼に話を持っていった。彼に代理を頼んだのだ」

 紳士はそこまで言うと、口をつぐみ瞑目した。話が全て繋がり、その内容の重大さ、異常さに翻弄された。

 望んでいる事が実現した時ほど、人間はその結果に恐れを抱く。宝くじで何億円の財産を一瞬で手にした人間の恐れ。憧れていた相手に告白し承諾された人間が抱く、喜びの後にやってくる恐れ。普通の人間はその恐怖に耐えられない。その『望み』が俺達変態のものであれば余計だ。

 ある日突然小学生の女の子を連れてこられ、その親に「この子を抱いてくれ」と言われたら、大抵は尻込みする。恐怖する。恐れを抱く。確かに自分の欲望は満足されるだろう。だがそれ以外は? 彼女の精神を形作る時期にその子に与える自らの影響。その事実が露見した時の社会的地位の失墜。挙げればきりが無い。彼が言っていた事の意味が理解できた。

 ――生え抜きの、生粋のロリコン。

 本当の、本物でなければそんな事はできない。自らの行為すら受け止められる器を持った者。彼は自ら幼女に手を出したのではない。そこらの少女を誘拐監禁したのでもなければ、援助交際に手を出したのでもない。彼は犯罪者ではないのだ。俺は法律に詳しくないからもしかしたら彼の行為は犯罪になるのかもしれないが、彼は本当の意味での犯罪者ではない。

 薬を飲まなければ発狂し、さりとて副作用を取り除いてやらねばやはり発狂するしかない少女。喜劇的なまでに悲愴なその彼女、そして彼女の為ならば何も省みないだろう親。彼らに請われたのだ。誰かがやらねば、みさおという少女は社会の中で生きていけない。自我を崩壊させられ社会的に死に、病院の中で虚しい一生を過ごすしかない。仮にそうならなかったとしても、社会の爪弾き者にしかなれないだろう。売春婦にでもなるしかないだろう。

 「っ!」

 俺は机を叩いていた。握り拳で、全力で殴打を繰り出していた。放っておいても止まる程度だが、その拳からは赤い血が流れている。だが痛みは無かった。間違いなく痛覚が脳に届いている筈だったが、蚊に刺された程度にも感じない。店員が何事かと駆け寄ってきたが、俺は顔を上げる事もままならなかった。紳士がどうにか追い返してくれたのが判る。それでも、俺は机から上へ視線を移せない。

 「…俺はもう、ロリコンじゃない」

 ただそれだけの台詞を言っただけだというのに、喉がひどく痛んだ。声を絞り出すとはこういうものなのかと、奇妙な冷静さで感じている自分がいる。何をした訳でもないのに息切れがした。呼吸が苦しい。

 「俺は、自分がロリコンだと思い込もうとしてた。あいつに少しでも近付きたかった。誰にに何と言われようと、自分の道を進むあいつに。何があっても節を曲げないあいつに。そうやってカッコつけてただけだ」

 全身がわなないていた。自分が情けなかった。もし俺が今一人で部屋にいたら、確実に首を吊っている。恥という名の感覚が、いや、痛覚が俺を襲った。俺の許容量に達するまで一秒とかからない。五感、いや六感に至る全てが痛みを訴える。限界を越えた精神的活性が俺を翻弄していた。あまりの精神的活性に脳が耐えられなくなったのか、やがて意識が朦朧としてきた。

 それでも、言わねばならない事はあった。痛みに埋め尽くされた意識の片隅で微かに息づいていたそれが俺を動かす。俺に顔を上げさせるには及ばなかったが、口を開かせる事には成功した。自らの存在を消滅させる程の力を放出し、細いがしかししっかりとした何かが意識に繋がれた。

 「ロリコンは、生まれ持った才能なんだよ…」

 それっきり、俺は口を開く事すらできなくなった。









さて、ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。ここのところ久しくまともな記事を書いておらぬと言うか、昨日書いたが吹っ飛んだ訳だが、ともあれ掲載されておる記事にまともなのが無い為今日はちゃんと更新しようと思った。

思ったのだが、気合を入れて書いてたら24時を30分ぐらい回った為あぼーんである。悲しいな。



ん?

いきなり何で小説ブログなんぞ書いたのかって?

いやな、私の趣味であるエロ漫画雑誌購読を啓蒙しようとしたのだよ。だが紹介するにしてもそのまま画像を上げる訳にもいかぬし、私の唯一の特技を使いノベライズしてみたのだ。本日の原作はメガストアで連載されておる『みさお my love』という奴である。

まぁ、取り敢えず、何だ。

今日の記事は特にいいオチがある訳ではないからこの辺で終わる。

面白動画その2

2007年09月18日 22時52分24秒 | 日記
久しぶりに、本当に久しぶりにgoooooooooooooooooooooooooooo様に記事を消された。


流石に二度同じ記事を書く気力は沸いてこない為、面白動画を貼って終わる。

ハートマン軍曹のオタ訓練学校
http://www.nicovideo.jp/watch/1181579454
※これが面白いと思ったら真性のヲタクである。

NHKMADニュース
http://www.nicovideo.jp/watch/1187536326
http://www.nicovideo.jp/watch/sm324483

自作改造マリオを友人にプレイさせる
http://www.nicovideo.jp/watch/1181341680
※第二作の鬼畜難易度は一見の価値がある

デスティニーブレイズ
http://www.nicovideo.jp/watch/1173129900
※種運命MAD。素直に名作だと思う。

人工少女3体験版

2007年09月15日 21時44分22秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。そろそろ夏休みも終わりであり、大学が始まる気配が近づいてきておる。軽く鬱である。私の現状を分析するに後期は毒全開で過ごす気配だが、退学になったら骨ぐらい拾ってくれ。

ところで、今日もやっぱりあんまり時間が無いから記事は短い。明日もあんまり時間はなさそうだから期待はしないでくれ。



さて、最近あまりエロゲをやっておらん。私達はちょうどKanonAir直撃世代であり、あの当時は色々やったものだ。大悪司とか、好みによるところはあるが信長の野望よりよくできておったからな。月姫とかの世代でもある。

んが、ここのところはあんまりやっておらぬのである。しかしそれでも、一社だけ欠かさず注目しているエロゲ会社がある。illusionだ。3Dエロゲ界のトップを走る会社なのだが、ただの会社ではない。あの会社は恐ろしい会社である。

何せおっぱいに一年かけた。

まぁつまり乳揺れなのだが、3Dキャラの乳揺れをよりリアルによりエロく表現するというただそれだけを一年間やってたという変態企業である。こんな変態であるから安定して良作を作る事などまず無いのだが、逆に言うとたまにとてもいいゲームを作るという事だ。

現在、名作人工少女2の続編人工少女3を作っておるらしいのだが、これが凄い。



どう凄いかは、体験版をダウンロードしてやってみるのが一番わかりやすい。

この際、エロなどどうでも良い。

そう思えるエロゲである。

ニコ動面白動画

2007年09月14日 22時03分58秒 | 日記
ああ、その、なんだ。

今日は書きたい事もあったし更新するつもり満々だったのだが、ちょっと忙しくて書く暇がないからニコニコのおもしろ動画のURLをいくつか貼るからそれで勘弁してくれ。



どらえもん のび太の バイオハザード
http://www.nicovideo.jp/watch/sm223753

おまえら全員逮捕。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm97699

鬼無双
http://www.nicovideo.jp/watch/sm501192

ずっと温州みかんのターン!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm746140

懐かしの山村放送協会
http://www.nicovideo.jp/watch/sm877060

無能な勤勉者

2007年09月13日 23時59分57秒 | 日記
かがみは脚本によって凄い良い人の時と殴り殺したいぐらいうざい時がある(挨拶


ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。昨日更新せなんだが、あべちゃんが総理大臣をやめてしまったからそのネタに乗り、














という感じの絵ネタを作っておったのだが、途中でデータが吹き飛び萎えてやめたのである。まぁ次の首相はどうせローゼン麻生閣下か福田さんだろうから別の話でもする。森さん再登板とかの可能性があるなら面白いんだがな。総裁選。




さて。私が嫌いなものは色々あるが、嫌いな人種というものがある。人種と言っても日本人とか朝鮮人とかアメリカ人とかそういうのではなく、いわゆる無能な勤勉者という奴である。

以前このブログでも紹介したが、ドイツの偉い人のゼークトさんが言った言葉に「人間は四種類に分けられる。有能な怠け者、有能な勤勉者、無能な怠け者、無能な勤勉者だ」みたいな感じのものがある。一見すると無能な怠け者が一番駄目に見えるが、ゼークトさんによれば「無能な勤勉者は即刻銃殺にするべきである」という事だ。

ここでいう勤勉というのは、真面目というのとはちょっと違う。逆説的だが、怠け者ほど真面目なものだ。怠け者はとにかく怠けたい。めんどくさい事はできる限りしたくない。じゃあどういう風にするのが一番怠けられるかと言うと、真面目に仕事すると怠けられる。

何故か。ちゃんと仕事をしておるからこそちゃんと給料が出て、適度に有給取って昼からワイドショーに管を巻いても大丈夫なのだ。これがめんどくさいからって仕事をしておらぬと早晩肩を叩かれ、もしくは自営業とかだったりした日には店は潰れ、家族は路頭に迷い、電車に飛び込んだりするしかなかなくなる訳だ。これでは怠けるどころではない。

だから、怠け者ほど意外に真面目に仕事をするものなのだ。学校でもそうだろう。普段の授業中寝たりゲームしてたりする奴ほど試験直前になればノートを集めたりしてどうにか進級しようとする。留年すると怠けようにも怠けられんからな。

同じ怠け者であれば、この傾向は変わらない。有能か無能かというのは、仕事する能力の差でしかない訳だからな。有能であれば沢山仕事ができるし、仕事の出来もいい。ただそれだけであって、怠け者なら仕事するというのは同じな訳だ。


これが勤勉となるとちょっと話が変わる。勤勉だから真面目に仕事するとは限らん。何故か。仕事というのは、やりはじめただけでは意味が無い。やりかけで終わったらやらんのと同じだ。ちょっとぐらい試験前に勉強したからと言って、留年すれば同じ事である。

戦争とかでも同じだな。やってみたけど駄目でしたが一番困るのである。勝てる見込みがないなら、軍の偉い人が大統領とかに「勝てないから戦争は無理。政治で何とかしれ」とはっきり言うのが軍人の義務だ。これをちゃんと言っておかないと、なんとなく戦争をはじめて、気付いたらKAMIKAZEしてた国みたいになる訳である。いくら兵隊が強くても大将の頭が弱かったらどうにもならんしな。

まぁ、勤勉でも有能なら良い。能力のある人なら、「言われたからやる事はやるけど、どうなるか責任は持てんよ?」というノリでも有能だから何とかしてしまうのだ。じゃあ逆に無能ならどうなるかと言うと、何とかならない訳だ。

まぁ、成績が足らなくて勝手に留年していくとかなら私に迷惑はかからん。が、これが共同で仕事するとかになると困る。無能であれば、能力が足りぬという事だから彼にこなせる仕事量というのは当然少ない。が、勤勉ゆえにできもしない仕事まで引き受けるのだ。これが怠け者だと、自分にできない仕事はめんどくさがってやりたがらないのだが、勤勉者は勤勉だからイエスと言ってしまう。

まぁ会社で仕事とかしてない人にはピンと来ないかもしれないが、サークルとか部活とか入った事のある人ならば想像してみればある程度思い当たるところがあるのではなかろか。いるだろう、自分で「やる」と言った仕事が全然できない奴。


死んだ方が世の為である。