ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。本日は大晦日であるから、皆実家で過ごしておるのだろう。問答無用で休めるのは正月ぐらいだ、休める時には休んでおいた方が良いぞ。まぁ職種によってはかきいれ時なんだがな。神社仏閣とか。
さて、昨日の更新をサボってしまったのだが、めんどくさかったとかそういうのではなくて物理的に不可能だったのだ。と言うのも、昨日私は友人と一緒に四人でAVP2を観に行ったのだが…今回一緒だった友人は、終電の時間まで遊ぶ事が多いもののその時間になると迅速に解散する事が多いのだ。これが私の家で遊んでたら十中八九、三名様御宿泊となるのだが、今回は映画館だから解散して帰宅だろうと思っておったのだ。
とは言え映画を見るだけではつまらん。で、午後七時に映画館を出た後適当に夕飯を食べたり横浜に移動したりしてカラオケにでも行こうかという話になったのだが、時間が時間で時期が時期故にどこもかしこも混んでたのである。一時間待ちって言われた。
で、代案としてボーリングとかゲーセンが提案されたのだが悉く人の山だったのだ。んでどうしようかと考えている内に誰かが「飲んで時間潰して、徹夜カラオケにしよう」と言い出し、んでまぁ私の喉が潰れたり潰れなかったりしつつ本日朝六時に帰宅した次第である。
いや、徹夜カラオケが嫌だった訳ではないぞ?強いて嫌だった事を言えば、私の歌唱力が著しく下がってて比較的恥ずかしかったのと、ランカーが自重しない事ぐらいだ。全国ランキングが99点がザラって、どれだけやりこんでるんだ。
正直に言って徹夜カラオケは予想外だった為、クスリを持って行かなかった。おかげで家に帰った頃には禁断症状に苛まれたりしたが、少々飲み過ぎた。昔は毎日冷酒をあおっていたのだが、最近は全く酒をやらぬのだ。クスリの効果が乱れるし、一人の酒は不味いからな。
で、久し振りの酒で日本酒を見たらどれもハズレ銘柄だった為、梅酒をロックで何杯かあおっていたら、スクリュードライバーを発見した。ここのところ飲み屋などには全くもって行っていない故に、ついつい懐かしさで注文してしまったのがいけなかった。
そもそもスクリュードライバーは女を酔わせてベッドインという酒で、飲みやすい割に強力なのだ。最近ではあまりに名前が知れてしまって男がスクリュードライバーを注文しようとしても女が拒否するぐらいである。そんな酒を懐かしさでついついスクリュードライビングしすぎた為に割とフラフラで帰宅したのだ。ただ酒飲みの意地か、二日酔いにはならなんだな。
まぁそんな訳でAVP2即ちエイリアンズvsプレデターを見てきた。で、どうだったかと言われると…まぁ、その、なんだ。
やっぱり微妙だった。
ただ、個人的にはAVPやエイリアン3及び4より高評価である。何故って、エイリアンとプレデターばっかり出てくるからである。前作のAVPはエイリアンもプレデターも一時間ぐらい経たないと出てこなかった上に大した戦闘が無かったからな。嗚呼、闘争とはかくも美しき哉。
それであらすじなのだが、AVPと直接繋がっておるからAVPのラストを確認しておく必要がある。AVP終盤、イケメンプレデターもといエリートプレデターと彼に戦士として認められた女(レックス)は、エリートプレデターの携帯端末に仕込まれた爆弾で遺跡を爆破、地上に脱出する。
しかし息つく間もなくエイリアンクィーンの追撃を受けてしまう。クィーンのその強靭な生命力はプレデター爆弾にさえ耐えきったのである。既に重火器の全てを失っていた二人だったが、こういう逆境を覆す事こそ武人の本懐。戦闘民族サイヤ人に並ぶプレデター魂が燃える。
Eプレデター「あの売女、こっちの兵装を見ただけでもう勝ったつもりか」
レックス「らしいな。では教育してやろう」
酸の液体を無視してクィーンの身体を裂くプレデター手裏剣、必殺の空中プレデターランス、レックスのエイリアン尻尾攻撃、強制落下といった猛攻を受け、ついにクィーンは敗れた。だが、同時にエリートプレデターも力尽き息も絶えてしまう。儀式を監視していたプレデター母船の族長は、レックスに勇者の証であるプレデターランスを与えそして旅立った。恐らくは勇者の骸をプレデターの星に持ち帰る為に。
ところが予期せぬ事態が発生する。あのエリートプレデター、実は一度フェイス☆羽☆賀フェイスハガーの攻撃を受けて寄生されていたのだ。
しかも悪い事に、エイリアンには『宿主の特性を受け継ぐ』という特徴がある。だから、人間から生まれたエイリアンでも頭の良い人間から生まれたら利口なエイリアンになるし、逆に脳筋の人間から生まれたならば脳筋になる。エイリアン3では牛とか犬に寄生して牛リアンとか犬リアンが誕生していたな。
戦闘民族であるプレデターからしてみれば軟弱貧弱を窮める人間から生まれたエイリアンですらあれだけ強いのだ。初代プレデターを見て判る通り、異星人の不法滞在を断固として認めないシュワルツェネッガー知事の攻撃すらまるで効かなかった。と言う事は、プレデターから生まれたエイリアンは滅茶苦茶に危ない生命体という事になる。しかも宿主は肉弾戦でクィーンをも打倒した猛者である。こうして、最凶のエイリアン、プレデリアンが誕生するのだ。
ちなみにこのプレデリアンだが、実は件のカプコン版エイリアンvsプレデターにも出てくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/78/bbacd1651185133a3f712e91edd9357a.jpg)
残影で移動するプレデリアンさん(住所不定無職)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/85/01bef249a2f1e9e48dad6333f6594bdf.jpg)
検死するプレデター・ウォリアーさんとプレデター・ハンターさん(プレデター星在住、国家認定一級狩猟者)
まぁ、画面にはマッド・プレデターとある様に本来なら違う名前になっていたのだが、版権だかの関係上正式には『プレデリアン』という事になっている。ララァ専用モビルアーマーと同じ理屈である。
このプレデリアンはエイリアン成体ではなく寄生された状態で暴走していたのだが、今作のプレデリアンはチェストバスターから脱皮を経た立派なエイリアンだ。顔のあたりがプレデターに似ており普通のエイリアンより一回り大きいのが特徴である。ただ、似てるのは似てるでもプレデターの顔じゃなくてプレデターマスクに似てるのだがどんな風に遺伝子融合を果たしたのだろうな。
さて、プレデリアンが誕生してしまったプレデター母船は地球に落下。アメリカのコロラドに不時着と墜落を足して二で割った感じで着陸する。機体はバラバラになったがプレデターもエイリアンも生きていたからな。攻勢迷彩といったところか、アクティブステルス機能が生きたまま落ちたらしく米軍やらNASAの警戒線を尽く無視して落下したのだな。
マズい事になった。そもそもプレデターにとって地球人は狩猟の対象とかエイリアンを生み出す為の宿主である。だからエイリアンが下手に繁殖して人類が絶滅したり、プレデターの存在が知られたりするのは避けたいのだ。
母船落下を知ったプレデター星から、ザ・クリーナーと呼ばれるプロの狩人が出動する。彼に課せられた任務は二つ。逃げ出したエイリアンの絶滅及びプレデター母船や宿主にされた人間といったあらゆる証拠の隠滅である。実際、彼の活躍によりプレデター母船は跡形もなく破壊され、初期に寄生された宿主の遺体はも消滅する。ポーションで。
んでこのザ・クリーナーなのだが、どう見ててもアレに見えるのである。確かに動きはもっさりしておる。民族も異なる。バンダナも巻いていない。声も大塚じゃない。しかし、単独での潜入任務だし、武器も装備も現地調達だし、ステルス迷彩持ってるし、ソリトンレーダーみたいなの持ってるし、潜入方法がスネークイーター作戦と同じだし、その、何だ。
奴はネイキッド、ソリッド、リキッド、ソリダスに続く五人目、クリーナー・スネークなのである。
潜入方法はスネークイーター作戦と全く同じ。違うところは高度ぐらいだ。母機から切り離したドローンで大気圏に突入、低高度まで加速し続けその後逆噴射、そして要員を射出、着地する。この辺の時点ではまだ私の脳内ワールドもまともだったのだが、プレデター母船の残骸まで来て装備を回収したり母船の端末に携帯端末を繋げて情報を集めたりしだすともう駄目だった。
脳内ゼロ少佐「今回は君の武装にエネルギーガンを追加している」
脳内スネーク「武器も装備も現地調達がFOXじゃないのか?」
脳内ゼロ少佐「この作戦では、ある程度君がいた証拠が必要なんだ」
脳内偽物大佐「ライd…スネーク、そこにノードがあるだろう」
脳内スネーク「この端末のことか」
脳内偽物大佐「ノードにアクセスすると、その区域のマップがロードされソリトンレーダーが使用可能になる。ノードにアクセスする場合は、ノードの前でアクションボタンを押すんだ」
こんな感じである。証拠隠滅中に警官に発見された時は脳内フィルタで警官の頭に『!』マークが点灯し、何も喋っておらぬのに「誰だ!」という声と効果音と音楽が流れ始め、画面上部にALERT 99.99と表示される始末だ。
まぁ、その、何だ。結局は人間が要らないという結論に行きつくのだがな。エイリアンが地球の土着生物だったとかそういう設定ならばいい。喜んでプレデターは狩りに来るだろうし、地球人とエイリアンが戦争しているだろう。人間が出てくる余地がある。
しかし、エイリアンはそもそもプレデター以外の異星人の生物兵器であり、それを見つけたプレデターが狩猟の対象にしているのだ。確かに地球かそれに類する惑星の様な舞台は必要だろう。闘争のステージはな。
が、地球人は必要ないのだ。
また、プレデターと人間が協力すると熱狂的ダッチ・シェイファー原理主義者(プレデターの狩人としての矜持を認めない初代プレデターの勘違いお馬鹿さん)がお怒りになられる。彼らには、カプコン版AVPの「死ニタクナケレバ ツイテコイ」とか「マタ アオウ」(今度は敵として)といったプレデターの戦闘民俗的な魂は伝わらないのである。とは言え観客はエイリアンファンとプレデターファンであるから、無碍にはできぬ。
結果的に、エイリアンズとプレデターの闘争というカオスから脱出しようとするパニックホラー的な方面に行かざるを得なかった。この方向性自体は正しい。ただ、いくつかの致命的な欠陥があってな。
・プレデリアンがプレデターに似すぎててプレデリアンなのかプレデターなのか判らない事が多々ある。と言うか宿主の特徴を受け継ぐ筈なのに何故プレデターマスクに顔が似てるんだ。口とかは素の顔に似てたけど。
・人間がほぼ全員mob
・エイリアンの大繁殖が遅すぎる為、脱出という本題に入るのが終盤になってからになってしまっている。スネークがスネーキングしてた時期はファンとしては面白かったが、人間の脱出が大変つまらない。
・スネーク、エネルギーガンに頼り過ぎ。
・スネーク、エネルギーガン以外の武器を使うのが遅過ぎ。残り三十だか二十分ぐらいになってからようやくプレデター手裏剣とか新武器のプレデターウィップを使い始める。
あと、最後に一言。
ま た 爆 発 E N D か
さて、昨日の更新をサボってしまったのだが、めんどくさかったとかそういうのではなくて物理的に不可能だったのだ。と言うのも、昨日私は友人と一緒に四人でAVP2を観に行ったのだが…今回一緒だった友人は、終電の時間まで遊ぶ事が多いもののその時間になると迅速に解散する事が多いのだ。これが私の家で遊んでたら十中八九、三名様御宿泊となるのだが、今回は映画館だから解散して帰宅だろうと思っておったのだ。
とは言え映画を見るだけではつまらん。で、午後七時に映画館を出た後適当に夕飯を食べたり横浜に移動したりしてカラオケにでも行こうかという話になったのだが、時間が時間で時期が時期故にどこもかしこも混んでたのである。一時間待ちって言われた。
で、代案としてボーリングとかゲーセンが提案されたのだが悉く人の山だったのだ。んでどうしようかと考えている内に誰かが「飲んで時間潰して、徹夜カラオケにしよう」と言い出し、んでまぁ私の喉が潰れたり潰れなかったりしつつ本日朝六時に帰宅した次第である。
いや、徹夜カラオケが嫌だった訳ではないぞ?強いて嫌だった事を言えば、私の歌唱力が著しく下がってて比較的恥ずかしかったのと、ランカーが自重しない事ぐらいだ。全国ランキングが99点がザラって、どれだけやりこんでるんだ。
正直に言って徹夜カラオケは予想外だった為、クスリを持って行かなかった。おかげで家に帰った頃には禁断症状に苛まれたりしたが、少々飲み過ぎた。昔は毎日冷酒をあおっていたのだが、最近は全く酒をやらぬのだ。クスリの効果が乱れるし、一人の酒は不味いからな。
で、久し振りの酒で日本酒を見たらどれもハズレ銘柄だった為、梅酒をロックで何杯かあおっていたら、スクリュードライバーを発見した。ここのところ飲み屋などには全くもって行っていない故に、ついつい懐かしさで注文してしまったのがいけなかった。
そもそもスクリュードライバーは女を酔わせてベッドインという酒で、飲みやすい割に強力なのだ。最近ではあまりに名前が知れてしまって男がスクリュードライバーを注文しようとしても女が拒否するぐらいである。そんな酒を懐かしさでついついスクリュードライビングしすぎた為に割とフラフラで帰宅したのだ。ただ酒飲みの意地か、二日酔いにはならなんだな。
まぁそんな訳でAVP2即ちエイリアンズvsプレデターを見てきた。で、どうだったかと言われると…まぁ、その、なんだ。
やっぱり微妙だった。
ただ、個人的にはAVPやエイリアン3及び4より高評価である。何故って、エイリアンとプレデターばっかり出てくるからである。前作のAVPはエイリアンもプレデターも一時間ぐらい経たないと出てこなかった上に大した戦闘が無かったからな。嗚呼、闘争とはかくも美しき哉。
それであらすじなのだが、AVPと直接繋がっておるからAVPのラストを確認しておく必要がある。AVP終盤、イケメンプレデターもといエリートプレデターと彼に戦士として認められた女(レックス)は、エリートプレデターの携帯端末に仕込まれた爆弾で遺跡を爆破、地上に脱出する。
しかし息つく間もなくエイリアンクィーンの追撃を受けてしまう。クィーンのその強靭な生命力はプレデター爆弾にさえ耐えきったのである。既に重火器の全てを失っていた二人だったが、こういう逆境を覆す事こそ武人の本懐。戦闘民族サイヤ人に並ぶプレデター魂が燃える。
Eプレデター「あの売女、こっちの兵装を見ただけでもう勝ったつもりか」
レックス「らしいな。では教育してやろう」
酸の液体を無視してクィーンの身体を裂くプレデター手裏剣、必殺の空中プレデターランス、レックスのエイリアン尻尾攻撃、強制落下といった猛攻を受け、ついにクィーンは敗れた。だが、同時にエリートプレデターも力尽き息も絶えてしまう。儀式を監視していたプレデター母船の族長は、レックスに勇者の証であるプレデターランスを与えそして旅立った。恐らくは勇者の骸をプレデターの星に持ち帰る為に。
ところが予期せぬ事態が発生する。あのエリートプレデター、実は一度
しかも悪い事に、エイリアンには『宿主の特性を受け継ぐ』という特徴がある。だから、人間から生まれたエイリアンでも頭の良い人間から生まれたら利口なエイリアンになるし、逆に脳筋の人間から生まれたならば脳筋になる。エイリアン3では牛とか犬に寄生して牛リアンとか犬リアンが誕生していたな。
戦闘民族であるプレデターからしてみれば軟弱貧弱を窮める人間から生まれたエイリアンですらあれだけ強いのだ。初代プレデターを見て判る通り、異星人の不法滞在を断固として認めないシュワルツェネッガー知事の攻撃すらまるで効かなかった。と言う事は、プレデターから生まれたエイリアンは滅茶苦茶に危ない生命体という事になる。しかも宿主は肉弾戦でクィーンをも打倒した猛者である。こうして、最凶のエイリアン、プレデリアンが誕生するのだ。
ちなみにこのプレデリアンだが、実は件のカプコン版エイリアンvsプレデターにも出てくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/78/bbacd1651185133a3f712e91edd9357a.jpg)
残影で移動するプレデリアンさん(住所不定無職)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/85/01bef249a2f1e9e48dad6333f6594bdf.jpg)
検死するプレデター・ウォリアーさんとプレデター・ハンターさん(プレデター星在住、国家認定一級狩猟者)
まぁ、画面にはマッド・プレデターとある様に本来なら違う名前になっていたのだが、版権だかの関係上正式には『プレデリアン』という事になっている。ララァ専用モビルアーマーと同じ理屈である。
このプレデリアンはエイリアン成体ではなく寄生された状態で暴走していたのだが、今作のプレデリアンはチェストバスターから脱皮を経た立派なエイリアンだ。顔のあたりがプレデターに似ており普通のエイリアンより一回り大きいのが特徴である。ただ、似てるのは似てるでもプレデターの顔じゃなくてプレデターマスクに似てるのだがどんな風に遺伝子融合を果たしたのだろうな。
さて、プレデリアンが誕生してしまったプレデター母船は地球に落下。アメリカのコロラドに不時着と墜落を足して二で割った感じで着陸する。機体はバラバラになったがプレデターもエイリアンも生きていたからな。攻勢迷彩といったところか、アクティブステルス機能が生きたまま落ちたらしく米軍やらNASAの警戒線を尽く無視して落下したのだな。
マズい事になった。そもそもプレデターにとって地球人は狩猟の対象とかエイリアンを生み出す為の宿主である。だからエイリアンが下手に繁殖して人類が絶滅したり、プレデターの存在が知られたりするのは避けたいのだ。
母船落下を知ったプレデター星から、ザ・クリーナーと呼ばれるプロの狩人が出動する。彼に課せられた任務は二つ。逃げ出したエイリアンの絶滅及びプレデター母船や宿主にされた人間といったあらゆる証拠の隠滅である。実際、彼の活躍によりプレデター母船は跡形もなく破壊され、初期に寄生された宿主の遺体はも消滅する。ポーションで。
んでこのザ・クリーナーなのだが、どう見ててもアレに見えるのである。確かに動きはもっさりしておる。民族も異なる。バンダナも巻いていない。声も大塚じゃない。しかし、単独での潜入任務だし、武器も装備も現地調達だし、ステルス迷彩持ってるし、ソリトンレーダーみたいなの持ってるし、潜入方法がスネークイーター作戦と同じだし、その、何だ。
奴はネイキッド、ソリッド、リキッド、ソリダスに続く五人目、クリーナー・スネークなのである。
潜入方法はスネークイーター作戦と全く同じ。違うところは高度ぐらいだ。母機から切り離したドローンで大気圏に突入、低高度まで加速し続けその後逆噴射、そして要員を射出、着地する。この辺の時点ではまだ私の脳内ワールドもまともだったのだが、プレデター母船の残骸まで来て装備を回収したり母船の端末に携帯端末を繋げて情報を集めたりしだすともう駄目だった。
脳内ゼロ少佐「今回は君の武装にエネルギーガンを追加している」
脳内スネーク「武器も装備も現地調達がFOXじゃないのか?」
脳内ゼロ少佐「この作戦では、ある程度君がいた証拠が必要なんだ」
脳内偽物大佐「ライd…スネーク、そこにノードがあるだろう」
脳内スネーク「この端末のことか」
脳内偽物大佐「ノードにアクセスすると、その区域のマップがロードされソリトンレーダーが使用可能になる。ノードにアクセスする場合は、ノードの前でアクションボタンを押すんだ」
こんな感じである。証拠隠滅中に警官に発見された時は脳内フィルタで警官の頭に『!』マークが点灯し、何も喋っておらぬのに「誰だ!」という声と効果音と音楽が流れ始め、画面上部にALERT 99.99と表示される始末だ。
まぁ、その、何だ。結局は人間が要らないという結論に行きつくのだがな。エイリアンが地球の土着生物だったとかそういう設定ならばいい。喜んでプレデターは狩りに来るだろうし、地球人とエイリアンが戦争しているだろう。人間が出てくる余地がある。
しかし、エイリアンはそもそもプレデター以外の異星人の生物兵器であり、それを見つけたプレデターが狩猟の対象にしているのだ。確かに地球かそれに類する惑星の様な舞台は必要だろう。闘争のステージはな。
が、地球人は必要ないのだ。
また、プレデターと人間が協力すると熱狂的ダッチ・シェイファー原理主義者(プレデターの狩人としての矜持を認めない初代プレデターの勘違いお馬鹿さん)がお怒りになられる。彼らには、カプコン版AVPの「死ニタクナケレバ ツイテコイ」とか「マタ アオウ」(今度は敵として)といったプレデターの戦闘民俗的な魂は伝わらないのである。とは言え観客はエイリアンファンとプレデターファンであるから、無碍にはできぬ。
結果的に、エイリアンズとプレデターの闘争というカオスから脱出しようとするパニックホラー的な方面に行かざるを得なかった。この方向性自体は正しい。ただ、いくつかの致命的な欠陥があってな。
・プレデリアンがプレデターに似すぎててプレデリアンなのかプレデターなのか判らない事が多々ある。と言うか宿主の特徴を受け継ぐ筈なのに何故プレデターマスクに顔が似てるんだ。口とかは素の顔に似てたけど。
・人間がほぼ全員mob
・エイリアンの大繁殖が遅すぎる為、脱出という本題に入るのが終盤になってからになってしまっている。スネークがスネーキングしてた時期はファンとしては面白かったが、人間の脱出が大変つまらない。
・スネーク、エネルギーガンに頼り過ぎ。
・スネーク、エネルギーガン以外の武器を使うのが遅過ぎ。残り三十だか二十分ぐらいになってからようやくプレデター手裏剣とか新武器のプレデターウィップを使い始める。
あと、最後に一言。
ま た 爆 発 E N D か